通信や電話をどれだけ使っても3278円(税込)という破格のプランを擁する「楽天モバイル」。ドコモからの乗り換えを考えている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、NTTドコモから楽天モバイルへの乗り換え手順をスクショ付きでわかりやすく解説。手順には乗り換えキャンペーンや買い替えプログラムの適用方法も含まれています。また、ドコモから楽天モバイルに乗り換えるか悩んでいる人向けに、料金や通信速度などの点におけるメリット・デメリットを整理しています。
ドコモから楽天モバイルに乗り換えるタイミングはいつがおすすめ?
いざドコモから楽天モバイルに乗り換えようと決心したときに、まず気になるのは乗り換えのタイミングではないでしょうか。ここで確認しておきたいのは、ドコモの「料金の締め日」と「解約月に料金が日割りされるか否か」です。

日割りなし・月末締めの場合は23日〜26日の間に乗り換え手続きをするのがおすすめ
ドコモは、毎月1日〜末日までの利用料金を翌月に請求しています。また解約月の日割り請求はなく、1カ月分を満額で支払わなければなりません。この点を踏まえると、ドコモから楽天モバイルに乗り換える最適なタイミングは月の下旬だと判断できます。
さらに、乗り換えと同時にSIMカードや新しい端末を購入した場合、製品の配達には申し込み日から最短で2日、長くて1週間ほどかかるため、具体的には23日〜26日(遅くとも28日)の間で乗り換え手続きをおこなっておくと安心です。
乗り換えた直後の料金も気になるところ。楽天モバイルは、月末までに利用したデータ量次第で料金が決まる仕様となっています。たとえば楽天モバイルのRakuten最強プランに乗り換えた場合、乗り換えた月のデータ使用量を3GB以下にすれば、最低料金の968円(税込)に抑えられます。
ドコモから楽天モバイルに乗り換える手順
ドコモから楽天モバイルに乗り換えるための手順を紹介します。楽天モバイルを契約するには、「楽天アカウント」が必要です。まだ持っていない人は、無料で作成できるので発行しておきましょう。
楽天アカウントに乗り換える際の手順は以下の通りです。2025年2月現在、楽天モバイルの乗り換えキャンペーンのなかで最も多くの楽天ポイント(1万4000ポイント)を獲得できる「三木谷キャンペーン」と、最新のiPhoneを最大半額オフで購入できる「買い替え超トクプログラム」を使った手順を載せています。
「三木谷キャンペーン」と「買い替え超トクプログラム」の詳細は、本記事内の「楽天モバイルに乗り換えるときにおすすめのキャンペーンやプログラム」で解説しています。
- 乗り換えるスマホのSIMロック解除が完了しているか?(2021年10月1日以降に購入した端末なら解除不要)
- 乗り換え後に使うスマホは楽天モバイルの対象端末か?
- 乗り換え後に使うスマホのOSバージョンがアップデートされているか?(iPhone 12以下はiOS 14.4以上、iPhone 13シリーズはiOS 15以上。AndroidスマホはAndroid 10以上)
楽天モバイルのサイトからキャンペーンの申し込みボタンを押す

三木谷キャンペーンのページを開いたら、画面を下にスクロール

[お申し込みはこちら]をタップ
三木谷キャンペーンの特設ページにアクセスしたら、画面を下にスクロールして[お申し込みはこちら]ボタンをタップします。特設ページを経由していない場合は、楽天ポイントは付与されません。必ず特設ページを経由して申し込んでください。
楽天アカウントでログインする

楽天会員の情報を入力してログイン
楽天会員のログイン画面が開かれるため、ユーザーIDまたはメールアドレスを入力して[次へ]をタップします。次の画面でパスワードを入力しましょう。

画面を下にスクロール

[新規/乗り換え(MNP)お申し込み]を選択
「楽天従業員から紹介された方限定 Rakuten最強プラン紹介キャンペーン」のページが表示されるので、画面を下にスクロールして[新規/乗り換え(MNP)お申し込み]を選択しましょう。
なお、「三木谷社長からの紹介」という形でキャンペーンが適用されるため、実際に楽天従業員から紹介を受ける必要はありません。
プラン・オプションを選択する

[プランを選択する]をタップ

必要に応じてオプションを申し込む
プランの選択画面にはデフォルトで「Rakuten最強プラン」が表示されるため、[プランを選択する]をタップします。
必要に応じて、通話や保証などのオプションサービスを申し込みます。オプションは申し込み後に追加・解約することもできます。

[製品選択へ進む]または[この内容で申し込む]を選択
SIMタイプ(「SIMカード」または「eSIM」のどちらか)を選択したら、[この内容で申し込む]をタップします。プランの申し込みにあわせて端末も購入する場合は、[製品選択へ進む]をタップして購入する端末を選びましょう。
なお、本記事の手順では「eSIM」を選択し、新たに端末を購入しています。
(必要に応じて)製品を選択する

端末の種類を選ぶ

カラーや容量などを選ぶ
[製品選択へ進む]をタップすると製品カテゴリーの画面に遷移するため、購入したいカテゴリーを選びます。なお、最新の端末を最大半額オフで購入できる「買い替え超トクプログラム」の対象はiPhoneのみです。
次の画面で、端末のカラーや容量を選択しましょう。

支払い方法(分割または一括)を選択する。楽天カードを発行していれば「買い替え超トクプログラム」が自動で選択される

[この内容で申し込む]をタップ
製品の支払い方法を選択します。ログインした楽天会員のアカウントで楽天カードを発行済みであれば、「買い替え超トクプログラム」(48回払い)が自動で選択されます。「買い替え超トクプログラム」を使わないなら、「24回払い」「一括価格」のどちらかを選びましょう。支払いに楽天カードを使う場合、分割手数料はかかりません。
支払い方法を選んだら、[この内容で申し込む]をタップします。
本人確認をおこなう

「契約者情報が正しいことを確認しました」にチェックを入れたら[次へ進む]をタップ

本人確認の方法を選択
「契約者情報が正しいことを確認しました」にチェックを入れたら、[次へ進む]をタップします。次の画面で、4つの選択肢から本人確認の方法を選択します。
楽天グループに提出済の書類で確認 | 楽天証券もしくは楽天生命のユーザーのみ利用可能。すでに提出済みの本人確認書類が使用される |
---|---|
書類画像をアップロードで確認 | 本人確認書類を撮影し、アップロードする |
AIかんたん本人確認(eKYC) | 本人確認書類と自身の顔を同時に撮影。eSIM対応スマホでeSIMを申し込んだ場合、最短5分で回線の開通が可能 |
受け取り時に自宅で確認 | SIMカードの受け取り時に配達員に本人確認書類を提示する(eSIMを選択した場合、後日スタートガイドが配達された際に提示) |
本人確認方法を選択したら[次へ進む]をタップ。画面の案内に従って本人確認を完了させてください。
「他社から電話番号そのままで乗り換え(MNP)」を選択する

[他社から電話番号そのままで乗り換え(MNP)]を選択

引き継ぎたい電話番号を入力
本人確認が完了したら電話番号を設定します。
今回はドコモで利用している電話番号を楽天モバイルでも継続して利用する手順のため、「他社から電話番号そのままで乗り換え(MNP)」を選択します。次の画面で、利用する電話番号を入力してください。
なお、ドコモはMNPワンストップ対象通信会社のため、事前にMNP予約番号を発行する必要はありません。
製品の受け取り方法や支払い方法を選択する

受け取り先の住所を確認

支払い方法を確認または変更する
SIMカードや端末の配送先(自宅または店舗から選択可。ここでは自宅を選択)、支払い方法、利用する楽天ポイントなどを選択したら[申し込む]を選択。

[この内容で申し込む]をタップ
配送先や支払い方法などを設定したら、申し込み内容を確認して[この内容で申し込む]をタップします。

[同意して申し込む]をタップ

申し込み完了画面
最後に「重要事項説明・利用規約」のチェックボックスにチェックを入れたら、[同意して申し込む]をタップしてください。
「お申し込みに成功しました」というメッセージが表示されたら、申し込みは完了です。次に、電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をおこないます。
電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をおこなう

[電話番号の引き継ぎ(MNP)申請を行う]をタップ

楽天会員の情報を入力してログイン
楽天モバイルの申し込み完了ページで[電話番号の引き継ぎ(MNP)申請を行う]をタップすると、楽天会員情報の入力画面に遷移します。ユーザーIDやパスワードを入力して「my 楽天モバイル」にログインしましょう。
「my 楽天モバイル」に正常にログインできたら、[電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をする]が表示されるまでしばらく待ちます。筆者はボタンが表示されるまで1日ほどかかりましたが、10分程度で表示されるケースもあるようです。

[電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をする]をタップ

通信会社に[NTTドコモ/ahamo]を選択
[電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をする]が表示されたらボタンをタップします。次の画面の「通信会社」で[NTTドコモ/ahamo]を選びましょう。
画面を下にスクロールし、[MNPワンストップの申請ページへ進む]をタップします。
My docomoでMNP手続きの注意事項を確認する

My docomoのページが表示されたら画面を下にスクロール

[確認のうえ次へ進む]をタップ
My docomoのページに遷移します。遷移する前にdアカウントでのログインを求められたら、ユーザー情報を入力してログインをおこないましょう。
MNP手続きに関する注意事項(1/2)をよく読んでから、[確認のうえ次へ進む]をタップします。

MNP手続きに関する注意事項を確認

[同意した上でMNPのお手続きへ進む]をタップ
MNP手続きに関する注意事項(2/2)を確認します。問題がなければ[同意した上でMNPのお手続きへ進む]をタップします。
受付確認メールの指定やアンケートの回答をおこなう

「MNPのお手続きに進む」にチェックを入れて、受付確認メールの送信先を指定

[次へ進む]をタップ
「MNPのお手続きに進む」にチェックを入れて、受付確認メールの送信先を指定します。入力が完了したら[次へ進む]をタップしましょう。
次の画面で申し込み内容を確認し、必要であれば「ドコモメール持ち運びを契約する」(ドコモ回線を解約したあともドコモメールを使えるサービス。月額330円)にチェックを入れて[次へ進む]を押してください。

アンケートに回答する

[この内容に同意の上手続きを進める]をタップ
ドコモの解約に関するアンケートに回答します。回答が完了したら[この内容に同意の上手続きを進める]を選択しましょう。

[のりかえ先サイトへ進む]をタップ

「お申し込み回線」が「MNP転入待ち」になるまで待つ
MNPの手続きが完了したら[のりかえ先サイトへ進む]をタップ。楽天モバイルの申し込み履歴ページで「お申し込み回線」が「MNP転入待ち」になるまで待ちましょう。
後続の手続きは、SIMカードや端末が届いてからおこないます。
SIMカードや端末が届いたらMNP転入手続きをおこなう

端末やSIMカードが届いたら、同封の楽天モバイルスタートガイドに沿って手順を進める
数日後に端末やSIMカードが届きます。申し込み状況や居住地にもよりますが、申し込み完了からおおよそ2〜4日ほどで届くはずです。
端末やSIMカードと一緒にスタートガイドも同封されています。スタートガイドに記載してある手順や注意事項をよく読みながら、スマホの初期設定やMNP転入手続き・楽天回線の開通手続きをおこないましょう。
なお、三木谷キャンペーン経由でプランを申し込んだ場合、申し込み日の翌々月末日までに回線を開通(利用開始)する必要があります。期日までに手続きを済ませてください。

楽天モバイル回線の開通が完了
MNP転入手続き・楽天回線の開通手続きが完了すると、my楽天モバイルの「申し込み履歴」で回線のステータスが「回線開通完了」と表示されます。これでドコモから楽天モバイルへの乗り換え作業はすべて完了です。
なお、一部のAndroidスマホでは自身でAPN設定をおこなわなければインターネットに接続されない場合があります。詳細は以下の記事を参照してください。
ドコモから楽天モバイルに乗り換えるのはアリ? 両サービスを一覧表で比較
ドコモと楽天モバイルの、プラン料金や通話料金などを以下の表にまとめてみました。
本記事に記載している金額は特に断りがない限り、すべて税込み価格で表記しています。
楽天モバイル | ドコモ | |
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プラン料金 |
|
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通話料金 |
|
22円/30秒 |
通信制限 |
制限なし |
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回線の人口カバー率(4G) | 99.9%(2024年10月時点) | 99.6%(2018年時点) |
ショップ数 | 約350(2024年3月時点)(※2) |
約2000(2024年3月時点) |
※1:ドコモの5Gギガライト・5Gギガホ プレミアは2023年6月30日をもって新規申し込み受付を終了
※2:引用元:MM総研「スマートフォン販売店舗数の実態調査(2024年3月時点)」
楽天モバイルの最大の魅力は、なんといっても利用料金の安さです。上表を見て分かる通り、楽天モバイルは最大でも月額3278円とドコモよりも格安で提供しています。楽天回線に接続されていれば、無制限で使い放題となります。
利用したデータ通信量に応じて料金が変動する仕組みで、3GBまでなら月額1078円。基本的に自宅などのWi-Fi環境下でデータ通信をおこなう人は、利用料金を抑えられます。
また「Rakuten Link」を使えば、国内通話も無料で使い放題です。「思ったより通話時間が長くなった」「インターネットを使いすぎた」という月でも、高額料金を請求される心配は無用です。Rakuten Linkについては「メリット3:国内通話が無制限で使い放題」で解説しています。

楽天モバイルは2024年6月から、大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)が有していた「プラチナバンド」(700〜900MHzの周波数帯の俗称)を使用したサービスの提供を開始。プラチナバンドは、ビル群や地下でも電波が届きやすくなる性質を持っていると言われていますが、サービス提供開始後も依然として都心のビル内で繋がりづらいときがある、といった声もあがっています。楽天モバイルの通信に不安があるなら、今使っているドコモ回線はそのままに、楽天モバイルをお試し用として契約してみるのもひとつの手です。
楽天モバイルには契約期間の縛りがなく、事務手数料や解約金が発生しないので、いつでも気軽に解約できます(ただし、申し込み後1年以内に解約し、かつサービスの利用実態がない場合は契約解除料として月額最低利用金額の1カ月分が発生)。
楽天モバイルは、物理型のSIMカードを挿さずに回線接続できる「eSIM」を取り扱っています。eSIM対応スマホを持っているなら、1台で「ドコモの物理SIM」と「楽天モバイルのeSIM」を使い分けられます。

デュアルSIMの活用例
上の画像のように、SIMを差し替えなくてもスマホ上で簡単にデータ通信回線や電話番号の切り替えをおこなえます。eSIM対応スマホが手元にある人は、より楽天モバイルを試しやすいでしょう。
ドコモから楽天モバイルに乗り換えるメリット・デメリット
ドコモから楽天モバイルに乗り換える際に考えられるメリット・デメリットを紹介します。それぞれの特徴と自分の状況・優先事項を照らし合わせて、乗り換えるべきかの判断材料にしてください。
メリット1:スマホの利用料金を安く抑えられる
ドコモから楽天モバイルに乗り換える最大のメリットは、なんといっても月額利用料金を抑えられることです。
楽天モバイル(Rakuten最強プラン) | ドコモ(5Gギガライト) |
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楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」の最低利用料金は1078円。3GB超過後は段階的に金額が上がり、20GBを超えた分はどれだけデータ量を消費しても3278円です。
ドコモの「5Gギガライト」と比較しても、料金の差は一目瞭然。 楽天モバイルなら、5Gギガライトの最低利用料金3465円(1GBまで)よりも安い、3279円で無制限データ通信ができます(ドコモの割引・特典によって割安になる金額は変わります)。
楽天モバイル(Rakuten最強プラン) | ドコモ(5Gギガホ プレミア) |
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ドコモの大容量プラン「5Gギガホ プレミア」と比較しても、楽天モバイルのほうが4000円近く割安です(ドコモの割引・特典によって割安になる金額は変わります)。
5Gギガホ プレミアはデータ無制限で7315円。一方、楽天モバイルなら、20GB超過後はどれだけデータ容量を消費しても最大3278円に収まります。また、5Gギガホ プレミアは3GBでも5665円かかってしまいますが、Rakuten最強プランで3GBまでしか使わなければ1078円と、ドコモより4500円ほど安い料金で済みます。

毎月のデータ量が20GB〜30GBであればahamoがお得だが、20GB以下または30GBを超える場合はRakuten最強プランがお得
ドコモが2021年に提供を開始した料金プラン「ahamo」は30GBまでで2970円となっており、普段使うデータ量が20〜30GBの間であれば、Rakuten最強プラン(20GB超過で3278円)を契約するよりも300円ほどお得です。
反対に、いつも20GBまでしか使わない、または30GBを超える場合は、ahamoよりRakuten最強プランを契約したほうが料金を抑えられます。毎月のデータ量が変動する人にも、使用量に応じて料金が変わるRakuten最強プランはおすすめです。
メリット2:高速データ通信を無制限で利用できる
高速で利用できるデータ通信量に制限がないことも楽天モバイル独自の魅力。毎月末、データ通信量を気にしている人は、ぜひチェックしてもらいたいポイントです。

ドコモの場合、5Gギガライトプランでは月間7GBまで、ahamoでは月間30GBまでの制限があり、規定のデータ容量を超えるとギガライトは最大128kbpsに、ahamoは最大1Mbpsに速度が低下します。
一方、楽天モバイルでは自社回線エリア・国内のパートナー回線エリアともに、データ通信量に制限が設けられていません。20GBを超えても、楽天モバイルの高速データ無制限エリア内なら追加料金なしで高速通信を利用できます。毎月末、データ通信量を気にする必要はありません。
メリット3:楽天リンクアプリを使えば国内通話が無制限で使い放題
最近は、LINEを使って無料でチャットや通話をするのが当たり前になっています。しかし、電話番号による音声通話を利用する場面も少なくありません。そこで気になるのが通話料金です。

楽天モバイルの「Rakuten Link」アプリを用いた国内通話では、通話料が一切発生しない仕組みになっています。「Rakuten Link」アプリはRCS(Rich Communication Services)という規格を採用しており、電話番号を使った通話・チャット、ファイルの送受信などに対応しています。
もちろん楽天モバイル同士だけでなく、他キャリアのケータイや固定電話との通話も無料でおこなえます(0570など、料金が発生する番号も一部あり)。
楽天モバイル | ドコモ(5Gギガライト/5Gギガホ プレミア) | |
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通話料金 |
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22円/30秒 |
SMS |
|
文字数に応じて3〜33円/回 |
※:iPhoneユーザーがRakuten Linkを使っていない相手にSMSを送る場合は、Rakuten LinkアプリからのSMS送信はできない
ドコモの5Gギガライト・5Gギガホ プレミアの場合、家族外への通話は30秒あたり22円発生します。国内通話かけ放題のオプションもありますが、1980円と安くない金額です。
この点、楽天モバイルならRakuten Linkを使えば音声通話もビデオ通話もSMSもすべて0円に抑えられます。Rakuten Linkを利用できるのは、楽天モバイルを契約するうえでの大きなメリットといえます。
なお、iPhoneユーザーは楽天リンクを利用していない相手にRakuten LinkでSMSを送ることはできません。iOS標準のメッセージアプリでの送信となり、70文字ごとに3円の料金が発生する点には注意してください(受信は無料)。
メリット4:契約期間の縛りや各種手数料が発生しない
スマホ利用にかかるお金は、月額利用料や端末代だけではありません。契約・解約時にかかる手数料も、すべて合わせると意外と高額になってしまうものです。

その点、楽天モバイルの場合、契約・解約時にかかる手数料は0円。そもそも契約期間の縛りや解約金自体が存在しないので、「長い間契約するか分からない」「必要な間だけ契約していたい」という人には、楽天モバイルは特におすすめです。ただし、申し込み後1年以内に解約し、かつサービスの利用実態がない場合は契約解除料として月額最低利用金額の1カ月分が発生します。
なお、ドコモも2021年4月1日にドコモから他社へのMNP手数料を廃止、10月1日には全プランの解約金と解約金留保を廃止しており、解約のハードルがかなり下がっています。
デメリット1:ドコモに比べて回線が未成熟
ドコモから楽天モバイルへ乗り換える際に最も懸念されるのが、楽天モバイルの回線対応エリアと割り当てられている周波数帯なのではないでしょうか。いわゆる、繋がりやすさです。

主要都市部から順次プラチナバンドを展開
楽天モバイルは、2024年6月から「プラチナバンド」と呼ばれる帯域においてサービスを開始しました。プラチナバンドとは、障害物を回り込みやすい電波が届きやすいとされる700〜900MHzの周波数帯を指しており、楽天モバイルがサービス提供を開始するまでは大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のみが有していました。
プラチナバンドのサービスが提供開始され、今まで楽天モバイルの電波が届きにくかったビル群や地下などでも繋がりやすくなることが期待されていましたが、2025年2月現在で楽天モバイルが設置しているプラチナバンド(700MHz帯)の無線基地局は東京都のみ、4箇所にとどまっているのが現状です。
また、総務省が2023年度末時点の5Gインフラ整備状況をまとめた調査結果(PDF)によれば、主要4キャリアの中で楽天モバイルはミリ波の基地局数が1万5234局でトップになっているものの、5Gの基地局数(4万6294局)や5G人口カバー率(50.6%)で最下位です。とはいえ、5G人口カバー率は前年度比で+20%(4キャリアでトップ)の上昇を示しており、2024年度に5G整備が進んでいることは期待できます。
デメリット2:手持ちの端末が楽天モバイルに対応しない可能性がある

楽天モバイルに乗り換える方法は、(1)楽天モバイルが販売している端末とセットで回線契約する、(2)スマホ本体は手持ちのものを使い、SIM(eSIMまたはSIMカード)のみを契約するの2パターンに大別されます。
このうち(1)の端末とセットで契約するパターンは特に難しいことはありません。新しい端末にSIMカードを挿入して初期設定をすれば、すぐに使うことができます。

注意したいのは、(2)の手持ちのスマホを楽天モバイルで使いたいパターン。手持ちのスマホを使う場合は、その端末が楽天モバイルで使えるかどうかを確認しなければなりません。動作確認ができていない機種だと、楽天モバイルでは使えない可能性があります。
楽天モバイルの公式サイトには、動作確認済みのスマホが掲載されているので必ずチェックしましょう。
デメリット3:ショップ数が少ないので地域によっては対面での相談が難しい
スマホの取り扱いに慣れていない人にとって、契約内容や操作、機種変更などについての相談ができる環境があるかどうかは大きなポイントでしょう。

この点、ドコモショップは全国に約2000店舗を展開している一方で、楽天モバイルはその20%ほどの約350店舗しかありません。首都圏や地方の主要都市では店舗数も増えていますが、それ以外の地域ではまだまだ少ないのが実情です。
近場に店舗がない場合、契約手続きから初期設定、データ移行までユーザー自身でおこなうことになります。分からないことがあっても、ある程度は自力で解決しなければなりません。
デメリット4:ドコモのキャリア決済や割引が使えなくなる
ドコモはd払いを含むキャリア決済(電話料金合算払い)を提供していますが、楽天モバイルに乗り換えるとドコモのキャリア決済は使えなくなってしまいます。ディズニープラスやNetflixなどのサブスクをキャリア決済で支払っていた人は、乗り換え時に継続利用の手続き(dアカウントに紐づいた支払い方法に変更)をおこなわないと解約となるケースもあるため注意してください。また、ドコモ回線を解約すると、「爆上げセレクション」によるサブスクの割引は適用されなくなります。

楽天モバイルのキャリア決済イメージ
楽天モバイルでもキャリア決済は利用できますが、iPhoneでは使えず、Androidスマホのみの対応となっています。さらに、キャリア決済が使えるサービスは、Google Playストアでダウンロードしたアプリ内での課金やYouTube Premiumの料金支払いなどに限定されています。
楽天モバイルに乗り換えるときにおすすめのキャンペーンやプログラム
楽天モバイルは、他社からの乗り換え(MNP)時に使えるキャンペーンを多数開催しています。ここでは、2025年2月現在、最もお得に乗り換えができる「三木谷キャンペーン」と、最新の機種が最大半額オフになる「買い替え超トクプログラム」を紹介します。
三木谷キャンペーンで1万4000ポイント付与

楽天モバイルでは、「三木谷キャンペーン」(正式名称:「楽天従業員から紹介された方限定 Rakuten最強プラン紹介キャンペーン」)が開催中です。本キャンペーンのエントリーボタンからRakuten最強プランを申し込むと、他社から乗り換えた人を対象に1万4000ポイントが付与されます(新規申し込みなら7000ポイントを付与)。
キャンペーン名には、「楽天従業員から紹介された方限定」とありますが、実際に楽天の従業員に紹介してもらう必要はありません。キャンペーンページから楽天モバイルに申し込めば、エントリーしたとみなされます。
ただし、キャンペーン申し込み日の翌々月末日までに回線を開通(利用開始)する必要があったり、併用できるキャンペーンが限定的だったりと注意点もいくつかあります。キャンペーンの適用方法や注意点は下記の記事を参照してください。
キャンペーン名(略称) | 三木谷キャンペーン(正式名称:「楽天従業員から紹介された方限定 Rakuten最強プラン紹介キャンペーン」) |
---|---|
キャンペーンコード | 2162 |
開催期間 |
終了日未定で開催中 |
特典の内容 |
他社からMNPで乗り換えの場合は楽天ポイント1万4000pt(6カ月間の期間限定ポイント)※ |
特典の付与時期 | 楽天モバイルの回線開通&利用開始から4カ月後の末日(以降12カ月に渡って付与) |
適用条件 |
|
※乗り換え以外のケースでは7000ポイント
「買い替え超トクプログラム」で最新iPhoneの代金が最大半額オフになる

楽天モバイルでは、対象のiPhoneを48回払いで購入し25カ月目以降に楽天モバイルに返却すると、残りの支払いが不要になる「買い替え超トクプログラム」を提供しています(Androidスマホは対象外)。たとえば、iPhone 16(128GB)を本プログラム経由で購入して25カ月目に返却すれば、24カ月分の7万848円の支払いで済みます(本来の機種代は14万1700円)。乗り換えと同時に端末の機種も変えたいという人にはおすすめのプログラムです。
支払い時に分割手数料は発生しません。また、必ず25カ月目に返却しなければならないという決まりはなく、25カ月目以降であればいつでも端末を返却できます。
なお、本プログラムの支払い方法は楽天カードのみです。端末の返却時には事務手数料として3300円が発生します。
製品価格 ※ | 25カ月目に機種変更した場合の価格 ※ | |
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iPhone 16 Pro Max | 22万4800円〜 | 11万2392円〜 |
iPhone 16 Pro | 18万1800円〜 | 9万888円〜 |
iPhone 16 Plus | 15万8800円〜 | 7万9392円〜 |
iPhone 16 | 14万1700円〜 | 7万848円〜 |
iPhone 15 Pro Max | 21万800円〜 | 10万5384円〜 |
iPhone 15 Pro | 17万4700円〜 | 8万7336円〜 |
iPhone 15 Plus | 14万6800円〜 | 7万3392円〜 |
iPhone 15 | 13万1800円〜 | 6万5880円〜 |
※:2025年2月時点の価格