「AQUOS sense2(アクオス センスツー)」を持っていて楽天モバイルの契約を考えているけど、楽天モバイルで使えるかわからないということはありませんか。
本記事では、販売元がドコモ・au・UQモバイル・楽天モバイル・SIMフリー版の「AQUOS sense2」が楽天モバイルの「最強プラン」に対応しているか解説。楽天モバイル契約前に知っておきたい準備や、AQUOS sense2がどんな機種なのかについても紹介しています。
AQUOS sense2は楽天モバイルに対応している?
まず、AQUOS sense2が楽天モバイルの各種機能に対応しているか一覧表にまとめました。自分が所有している(または購入予定の)AQUOS sense2の各キャリアモデル/SIMフリーモデルが、楽天モバイルの回線や通話に対応しているかチェックしてみてください。
なお、APN自動設定に非対応の機種の場合、回線開通時に自身でAPN設定をおこなわないとインターネットに接続できないので注意が必要です。
2023年6月に「Rakuten UN-LIMIT VII」から「最強プラン」に刷新されたことで、楽天回線エリア外に接続されるパートナー回線(au回線を使用)もデータ通信無制限となりました。
ドコモ版「AQUOS sense2 SH-01L」の場合

事実上、ドコモ版「AQUOS sense2 SH-01L」で楽天モバイルは使えない
ドコモ版AQUOS sense2 SH-01Lの場合、楽天回線のSMSのみに対応します。4Gデータ通信、通話、SMS(パートナー回線)といった機能も利用できないため、ほとんど非対応ということになります。

理論上は楽天モバイル回線に接続できるが、動作確認がとれていないので使える保証はない
なお、ドコモが公表しているAQUOS sense2 SH-01Lの対応周波数を見てみると、楽天モバイル回線のバンド3に対応していることが確認できます(パートナー回線であるau回線のバンド18/26には非対応)。
そのため、理論上はドコモ版AQUOS sense2 SH-01Lを楽天モバイルで利用できる可能性がありますが、仮に楽天モバイル回線に接続できたとしても楽天モバイル回線のエリア外では使えません。
そもそも楽天モバイルによる動作確認ができていないため、楽天モバイルを契約しても思うように使えないリスクが高いと考えられます。
ドコモから楽天モバイルに乗り換えるメリット・デメリットは?
ドコモから楽天モバイルに乗り換える際は、事前にメリット・デメリットをチェックしておきましょう。
- スマホの利用料金を安く抑えられる
- 無制限で高速データ通信可能
- 楽天リンクアプリを使えば国内通話とSMSが無制限で使い放題
- 契約期間の縛りや各種手数料が発生しない
- ドコモに比べて回線対応エリアが未成熟
- 手持ちの端末が楽天モバイルに対応しない可能性がある
- ドコモメールなどが利用できなくなる
au版「AQUOS sense2 SHV43」の場合

au版「AQUOS sense2 SHV43」の場合、一部機能には対応していないが、問題なく利用できる
au版AQUOS sense2 SHV43の場合、4Gデータ通信、通話、SMS(楽天回線およびパートナー回線)に対応しています。APN自動設定など一部の機能には非対応ですが、普段使いするぶんには問題なく利用できるでしょう。
APN設定を自身でおこなうことを念頭におき、ETWS(緊急速報受信などの機能)の代わりに「Yahoo!防災」といったアプリの利用を検討してください。
auから楽天モバイルに乗り換えるメリット・デメリットは?
auから楽天モバイルに乗り換える際は、事前にメリット・デメリットをチェックしておきましょう。
- スマホの利用料金を安く抑えられる
- 高速データ通信が無制限で利用可能
- 国内通話とSMSが無制限で使い放題
- 契約期間の縛りや各種手数料が発生しない
- auに比べて回線対応エリアが未成熟
- 手持ちの端末が楽天モバイルに対応しない可能性がある
- auメールやキャリア決済が利用できなくなる
UQモバイル版「AQUOS sense2 SHV43」の場合

UQモバイル版「AQUOS sense2 SHV43」は楽天モバイルによる動作確認が完了していない機種
UQモバイル版のAQUOS sense2の型番は、取扱説明書(※PDF)などで「SHV43」と記載されており、au版の「AQUOS sense2 SHV43」と同じものとみられます。
しかし、対応周波数などの記載がなく、楽天モバイルでの動作確認もできていない端末です。楽天モバイルを契約しても、au版のように利用できるという保証はありません。
UQモバイルから楽天モバイルに乗り換えるメリット・デメリットは?
UQモバイルから楽天モバイルに乗り換える際は、事前にメリット・デメリットをチェックしておきましょう。
- 料金プランは楽天モバイルのほうが割安
- 高速データ通信が無制限
- 専用アプリ「Rakuten Link」で無料通話かけ放題
- データ消費量がゼロになる「節約モード」が使えなくなる
- 楽天モバイルで手持ちの端末が使えない可能性
- データ容量の繰り越しができなくなる
楽天モバイル版「AQUOS sense2 SH-M08」の場合

楽天モバイル版「AQUOS sense2 SH-M08」はすべての機能に対応している
楽天モバイル版AQUOS sense2 SH-M08であれば、すべての機能を利用できます。APN自動設定なども含め、すべての動作確認がとれているため、問題なく楽天モバイル回線を利用可能です。
なお、販売元が楽天モバイルのAQUOS sense2 SH-M08は、SIMフリー製品となるためSIMロック解除の必要はありません。
SIMフリー版「AQUOS sense2 SH-M08」の場合

SIMフリー版「AQUOS sense2 SH-M08」はすべての機能に対応している
SIMフリー版のAQUOS sense2 SH-M08であれば、すべての機能を利用できます。APN自動設定なども含め、すべての動作確認がとれているため、問題なく楽天モバイル回線を利用可能です。
AQUOS sense2で楽天モバイルを契約する準備と手順

AQUOS sense2
楽天モバイルの回線を契約するには、契約後に利用する端末がSIMロック解除されていることが前提となります。契約前に手持ちのAQUOS sense2がSIMロック解除されているかどうかを必ず確認しましょう。
また、楽天モバイルの契約には本人確認のための身分証明書(運転免許証やマイナンバーカードなど)やMNP予約番号の発行(MNPワンストップ提供のキャリア・MVNOからの乗り換えの場合は不要)などが必要です。こちらも契約前に忘れずに準備しておきましょう。
その他、楽天モバイルのキャンペーンや新規申し込み方法、乗り換えの手順(下記)なども必要に応じてチェックしてください。
AQUOS sense2はどんな機種?

- 質感も良好なオーソドックスなデザイン
- ディスプレイは見やすいIGZOを採用
- 指紋センサーと顔認証、おサイフケータイを搭載
- 年配ユーザー向きのホーム画面も採用
AQUOS sense2は、手頃な価格が魅力的なシャープの人気モデルです。本体サイズは148×71×8.1ミリと程々の大きさで、丸みを帯びたオーソドックスなデザインとなっています。本体には丈夫で剛性が高いアルミを採用しているので、外観の質感も良好です。
ディスプレイのサイズは5.5インチ。シャープ製のIGZOを採用し、美しい色合いとバックライトの消費電力を抑えていることが特徴です。また、解像度も1080×2160と十分に繊密です。
生体認証は顔認証と指紋センサーを採用しており、マスクをしているときには指紋、手袋をしているときには顔認証と使い分けができます。おサイフケータイや防水にも対応しており、手頃な価格ながら定番機能が充実していることも嬉しいポイントです。ただしエントリー向けの性能となっているため、ゲームなどをあまりしない、穏やかな使い方をする人向けの機種であるといえます。
通常のホーム画面以外に「AQUOSかんたんホーム」を搭載していることも特徴です。アイコンサイズが大きく、年配向けのシンプルなホーム画面となっています。慣れるまではAQUOSかんたんホームを利用して、慣れてきたら通常のホーム画面に戻すといった使い分けも可能です。