LINE Keepが終了、代替策やバックアップ方法まとめ

LINEのオンラインストレージ「LINE Keep（ラインキープ）」は2024年8月28日にサービス終了します。サービス終了後、LINE Keep内のデータは閲覧・保存できなくなります。そのためデータは早めにバックアップ（ダウンロード）しておき、別の保存先を確保するなど代替策を講じる必要があります。

本記事では、LINE Keepに保存されているデータのバックアップ方法や、サービス終了に備えたおすすめの代替案について解説します。

LINEは「LINE Keep」の提供を終了すると発表しました。LINE Keepは、写真・動画・リンク・テキスト・PDFなどをそれぞれ最大1GBまで保存できるLINEのオンラインストレージ機能。データはLINEのサーバーに保存され、LINEのトークなどでやりとりしたデータを格納しておくのに便利でした。

終了の理由は明らかにされていませんが、サービス終了にあたって気になる点について一問一答形式でまとめました。

LINE Keepにデータを保存している人は、8月28日のサービス終了に備えて保存先の代替案を考えておかなくてはなりません。極力データを散逸させず、LINE内に残しておきたいのが本音です。

ここでは「写真」「動画」「テキスト・リンク」「ファイル」の4つの項目にわけて、LINE Keep終了後のおすすめの代替案を紹介します。

LINE Keepに保存していた写真は、LINEのアルバムに保存し直すといいでしょう。アルバムなら、無期限で保存できて端末のストレージ容量を消費することもありません（動画の保存については後述）。

1つのトークルームで100個までのアルバムを作成でき、1つのアルバムには最大1000枚の写真を保存可能です。つまり、1つのトークルームで最大10万枚の写真を格納しておけます。

写真をアルバムに保存するなら、自分専用グループを作成するのがおすすめです。

トークルームの作成画面で友だちを誰も追加しなければ、自分だけのグループトークを作れます。自分専用グループのアルバムに保存した写真は、他人に見られてしまうことはありません。

LINE Keepに動画をたくさん保存している人におすすめの代替案は、「LYPプレミアム」に加入することです。

LYPプレミアム（月額508円）はLINEヤフーが提供するサブスクサービスで、LINEやヤフーに関するさまざまな特典を利用できます。LYPプレミアムに加入すれば、特典としてLINEアルバムに動画を保存できるようになります。

通常、LINEのアルバムには画像しか保存できませんが、LYPプレミアムに加入すれば動画も保存できるようになります。LINE Keepに保存していた動画をLINEアルバムに保存すれば、端末のストレージ容量の節約にもつながります。

動画の保存期間は写真と同じく無期限で、LYPプレミアムを解約しない限り半永久的に保存し続けられます。1つのトークルームで最大100個のアルバムを作成でき、1つのアルバムには最大100本の動画を保存可能。つまり、1つのトークルームで最大1万本もの動画を保存できるというわけです。

前述のように自分専用グループを作成しておけば、他人に見られることなくアルバムに動画を保存しておけます。

LINE Keepに保存していたリンクやテキストは端末に保存できないので、他のトークルームにシェア（転送）するのが便利です。

​ボタン​​​→[シェア]と進み、送信先を選択します。転送先はKeepメモまたは自分専用のグループトークがおすすめです。これらなら他人に見られることはありません。

LINE Keep終了後、LINEアプリ内にPDFなどのドキュメントファイルを保存しておく方法はありません。これらのファイルは端末に格納しておくのが現実的です。

大量のファイルデータがあるなら、外部のストレージサービスを利用するのもひとつの手段です。代表的なストレージサービスには、「iCloud+」や「Google One」が挙げられます。

iCloud+とGoogle Oneはどちらも一定容量までは無料で利用できますが、それ以上は容量に応じた料金が発生します。

ファイルデータを保存する際は、「ファイル」タブを開いて右上の​ボタン​​​をタップ。[端末に保存]を選択すれば保存完了です。保存したデータはファイルアプリに保存されます。