LYPプレミアムを解約する方法　適切なタイミングや解約できないときの対処法も解説

LINEヤフーが提供するサブスク「LYPプレミアム」。LINEやヤフー、PayPayまわりのさまざまな特典を利用できるサービスですが、メリットを感じられない場合、解約を検討しなければなりません。

LYPプレミアムを解約すると各種特典が使えなくなり、それらを利用して保存したデータが消去されてしまうこともあるため、解約でどのような影響が及ぶのか把握しておくと安心です。

本記事では、実際にLYPプレミアムを解約する手順はもちろん、ベストな解約タイミングや注意点、うまく解約できないときに考えられる原因と対処法を解説します。

LYPプレミアムを解約する手順は登録の経路によって異なります。自分の登録パターンに合わせて手順を参照してください。

• ウェブサイト（ブラウザ）から登録していた場合
• LINEアプリから登録していた場合
• ソフトバンク・ワイモバイル・PayPayカードゴールドユーザーの場合

LYPプレミアムのウェブサイト（ブラウザ）から登録していた場合、解約もウェブサイトからおこないます。

まずはLYPプレミアムのマイページにアクセスします。画面の最下部までスクロールし、メニューから［解約する］をタップします。

特典内容や注意事項などを確認したら、［解約を進める］をタップしてください。この時点ではまだ解約は完了していません。

最後に請求や再登録などに関する注意事項を読み、画面下部の［解約する］をタップします。これで解約手続きは完了です。

解約が完了した時点でLYPプレミアムの特典はすべて使えなくなります（月額料金の日割りなし）。

「LYPプレミアムお知らせ」の公式アカウントから解約完了の通知も届きます。

LINEアプリからLYPプレミアムに登録していた場合、解約手続きはApple ID決済またはGoogle Play決済を通じておこないます。

LINEアプリを開き、「ホーム」タブの設定ボタン​​→［LYPプレミアム］→［登録情報］と進みます。

利用できなくなる特典を確認のうえ［解約する］をタップします。

再び注意事項が表示されたら画面を下にスクロールして［解約を進める］を選択してください。この時点ではまだ解約は完了していません。

iPhoneならApple ID決済の画面、AndroidスマホならGoogle Play決済の画面が立ち上がります（上の画面はiPhoneの場合）。

iPhoneなら、サブスクリプションの一覧から［LYPプレミアム］を選択し［無料トライアルをキャンセルする］をタップすれば解約の手続きは完了です。AndroidスマホでGoogle Play決済の画面からサブスクを解約する手順は下記の記事で解説しています。

なお、LINEアプリを介さずとも、iPhoneなら「設定」アプリ、Androidスマホなら「Google Playストア」アプリからサブスクリプションを停止し、解約することも可能です。

ソフトバンク・ワイモバイル回線を契約しているユーザー、およびPayPayカードゴールドを所有しているユーザーは、LYPプレミアムの利用料金が無料となります。

LYPプレミアムを解約しても回線の料金（PayPayカードゴールドであれば年会費）が安くなるわけではないため、余程の理由がない限り解約する必要はないでしょう。

とはいえどうしても解約したい場合は、以下の方法を参照してください。なお、ウェブ版のLYPプレミアムを利用していて、かつソフトバンク・ワイモバイル、PayPayカードゴールドの特約を適用していた場合は、解約（特約を解除）した月の翌月からLYPプレミアム会員費の請求が再開する点に注意してください。

サブスクを解約するときに気になるのは、ベストな解約タイミングです。

現在開催中の入会キャンペーンでもらえる5000円相当の特典のうち、1000円相当のPayPayポイントは無料期間の終了後に付与されるため、ポイントをもらいたい場合は無料期間終了後もしばらくサービスを継続しなければなりません。また、会員特典が使えなくなるタイミングを把握しておくと、損せずに解約できます。

ここでは、入会特典をもらいたい場合と、来月分の支払いの前に解約したい場合に分けて適切な解約タイミングを解説します。

上図はウェブサイトでの入会から入会特典のPayPayポイント付与、解約までの流れを示しています。

たとえば7月10日にウェブサイト経由でLYPプレミアムに登録すると、無料期間は翌々月末の9月30日までです。入会特典であるPayPayポイントは、ウェブサイト経由だと入会日の3カ月後の中旬〜下旬ごろに付与されるため、今回の例だと10月の中旬〜下旬ごろとなります。このように、特典を獲得したいなら、無料期間が終わったあともポイントの付与日まで会員を継続する必要があります。

PayPayポイントの付与日まで待つと、無料期間終了後に1カ月分の会費が発生します。今回の例だと10月1日に会費が発生し、2回目の請求は11月1日のため、ポイントを獲得できたら10月31日までに解約できるとベストです。つまり、PayPayポイントを獲得したら、その月の月末までに解約するのがおすすめです。

iOS版のLINEアプリ、Android版のLINEアプリで登録した場合だと、次の通り無料期間やポイントの付与時期がそれぞれ異なります。自身の登録状況に合わせて確認してください。

すでに無料期間を終えており毎月の会費を支払っている場合、解約するなら次回の支払いの前に解約手続きを済ませておきたくなります。

ここで注意したいのは、LYPプレミアムの月額料金は日割り計算されず、解約月も1カ月分の料金が発生することです。さらに、解約後に会員特典を使えなくなるタイミングは登録経路によって異なります。

ウェブサイトから登録した場合、毎月1日にその月の月額料金がフルで発生しますが、解約が完了した時点で会員特典を利用できなくなってしまいます。解約するなら月末のタイミングがおすすめです。

LINEアプリから登録した人は、解約後も有効期限まではLYPプレミアムのサービスを使えるため、次回の支払いが発生する前であればどのタイミングで解約しても問題ありません。

LYPプレミアムを解約すると、すべての会員特典が利用できなくなります。

LYPプレミアムを解約する際は、解約後に起きる事象を知ったうえで解約してください。LINEアルバム内の動画やYahoo!かんたんバックアップ内のデータなど、LYPプレミアムの特典を利用して保存したデータが消失してしまう場合があります。

以下の項目では、LYPプレミアムを解約するうえで見落としがちなポイントや解約することで消失してしまうデータなど、特に注意すべき点を9つピックアップして紹介しています。

LYPプレミアムには、最大3カ月間の無料体験期間があります（1人につき1回限り）。無料期間は、登録した経路により異なります。

いずれの場合も、無料期間が終了すると有料期間に自動移行されます。無料期間中に解約手続きを完了させれば、料金は発生しません。

無料期間・有料期間どちらにおいても、LYPプレミアムをやめたい場合は自身で解約手続きをおこなう必要があります。

なお、ウェブサイトから登録した場合の無料期間は「登録日の翌々月末日まで」です。たとえば2024年3月31日にLYPプレミアムに登録した人は、2024年5月31日が無料期間の終了日となります。

月末に加入すると、「最大」3カ月の無料期間を活かしきれない点にも気をつけましょう。

現在LYPプレミアムで開催されている入会キャンペーンの特典のうち、1000円相当のPayPayポイントは無料期間が終了したあとに付与されます。そのため、「月額料金が発生する前に解約しておこう」と考えて無料期間中に解約すると、PayPayポイントを獲得できません。

さらに、入会経路によってPayPayポイントの付与時期は変わります。ポイント付与時期の詳細やそれを踏まえたベストな解約タイミングについては「損しない解約タイミングはいつ？」で解説しています。

LYPプレミアムを解約しても日割り計算は適用されません。期間途中で解約しても月額料金を満額請求されることになります。特典が使えなくなるタイミングは、登録の経路によって異なります。

ウェブサイトから登録した人は解約手続きが完了した時点ですべての特典を使えなくなるので、月末に解約するのがベストタイミングです。忘れずに解約するためには、「リマインくん」などのリマインドツールを利用するといいでしょう。

LYPプレミアム会員はLINEアルバムに5分以内の動画をアップロードできますが、LYPプレミアムを解約すると30日後にはアルバム内の動画が自動的に削除されてしまいます。

アルバム内の動画が削除されると、トークの相手（個人・グループトーク）も閲覧・保存できなくなってしまいます。解約する際は、あらかじめアルバム内の動画を端末にダウンロードするよう相手に伝えておくのがおすすめです。

解約から30日以内に再加入すればアルバム内の動画は削除されず維持されます。

LYPプレミアムに加入していると、LINEアルバムにオリジナル画質の画像を保存できます。LYPプレミアムを解約した30日後には、アルバムに保存していたオリジナル画質の画像は一般画質に変換されます。

保存済みのオリジナル画質の画像がアルバムから削除されることはありませんが、画質は落ちてしまいます。

LYPプレミアムに加入していると、1500万種類以上のLINEスタンプが使い放題となります。LYPプレミアムを解約すると、使い放題でダウンロードしていたスタンプは使えなくなります。

LYPプレミアム会員ならダウンロードしていないスタンプも予測変換（サジェスト）から送信可能ですが、解約すると本機能も使えません。

LYPプレミアム会員は、LINE MUSICで配信されている1億曲の中から好きな楽曲をLINEアプリの着信音・呼出音に設定できます。LYPプレミアムを解約すると、着信音・呼出音の設定が解除され、初期設定に戻ってしまいます。

以前まではLINE MUSICの無料会員でも月に1回までという制限付きで好きな楽曲を着信音・呼出音に設定できましたが、現在は無料会員のユーザーは着信音・呼出音に楽曲を設定できなくなりました。

LINEアプリの着信音・呼出音に好きな楽曲を設定するには、LYPプレミアムまたはLINE MUSICの有料会員に登録する必要があります。

「Yahoo!かんたんバックアップ」は、無料会員でも5GBの保存容量を利用できるストレージサービス。LYPプレミアムに加入していると、保存容量が無制限となります。

LYPプレミアムを解約すると、Yahoo!かんたんバックアップの保存容量が無制限から5GBにダウングレード。解約から90日が経過した時点で保存容量が5GB以上だと、保存容量5GB分も含めてすべてのデータが削除されます。

保存容量が5GBを超えている状態でLYPプレミアムを解約する場合は、超過分のデータをYahoo!かんたんバックアップから削除するか別のストレージサービスなどに移行させてください。

無料会員でも最大10GBの保存容量を利用できるメールサービス「Yahoo!メール」。LYPプレミアム会員なら、保存容量が無制限になります。

保存容量が10GBを超えた状態でLYPプレミアムを解約しても、保存されているメールが自動的に削除されることはありません。しかし、解約前の段階で保存されているメールの容量によっては、解約後にメールを新規で送信・受信できなくなる場合があります。

LYPプレミアムを解約する際は、不要なメールや画像データなどが添付されたメールを削除しておくと安心です。

LYPプレミアムを解約しようと思っても解約できないケースがあります。ここではLYPプレミアムを解約できない主な原因と対処法について解説しています。

前述したように、LYPプレミアムへの登録方法によって解約方法も異なります。ウェブサイトから登録した人はウェブサイトから、LINEアプリから登録した人はLINEアプリから解約しましょう。

たとえばウェブサイトから登録した人がLINEアプリから解約しようとすると、エラーメッセージが表示されてしまい解約手続きできません。

ウェブサイトからLYPプレミアムに登録している場合、Yahoo! JAPANアプリでは解約できません。Yahoo! JAPANアプリから解約ページにアクセスしようとすると、エラーメッセージが表示されてしまいます。

解約する際は、SafariやChromeなどのブラウザアプリを利用してください。

LYPプレミアムには「LINEに関する特典」と「ヤフーに関する特典」があり、LINEアカウントとヤフーアカウント（Yahoo! JAPAN ID）を連携させることで双方の特典が利用可能となる仕組みです。

LINEアカウントとヤフーアカウントの連携を解除しても、LYPプレミアムを解約したことにはなりません。万が一アカウントの連携を解除すると、LYPプレミアムの特典の一部が利用できなくなってしまうので注意してください。