Androidスマホの空き容量不足を解消する基本テク──キャッシュ消去、アプリ・写真・動画・音楽の移動・削除、SDカード追加などで内部ストレージを空ける方法

Googleフォトなどクラウドストレージの活用をおすすめします
2019-01-10 21:29
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Androidスマホの空き容量不足を解消する基本テク──キャッシュ消去、アプリ・写真・動画・音楽の移動・削除、SDカード追加などで内部ストレージを空ける方法

Androidスマートフォンを使っていてストレージ容量がいっぱいになってしまった経験はないでしょうか? 容量が不足すると新しくデータを保存できなかったり、スマホの動作が不安定になったりすることがあります。

そこで本記事では、Androidスマホの空き容量不足を解消する方法を徹底解説します。

本記事では、ほとんどカスタマイズされていないAndroid 9.0のデバイスを前提に解説します。Android OSのバージョンや端末によってUIに違いがありますが、基本的な仕組みや方法論は大差ありません。

まず空き容量を確認、何がストレージを圧迫しているのか?

まずストレージの空き容量を増やす大前提として、Androidスマホ・タブレットのストレージにどれくらいの空きがあるのかを確認しましょう。

「設定」アプリ→[ストレージ]に移動すると、「写真と動画」「音楽と音声」「ゲーム」などの項目ごとに消費・占有しているストレージ容量が目安として表示されます。

Android 9.0 ストレージ

Android 9.0搭載スマホの内部ストレージ。まだ空き容量がたくさん残っている

AndroidではiOSと異なり、PCのように内部のデータをファイラーで覗けますが、この画面で表示されているのは内部構造ではなく、データの種類ごとに大まかに分類されたものにすぎません。したがって、あくまでもユーザーに理解しやすいように表現し直した”見かけ上の仕分け”である、という程度に理解しておいてください。

機種によっては、「ダウンロード」という項目があったり、外部ストレージ(microSDカード)関連の項目があったりしますが、この画面でストレージ全般を把握できることに変わりありません。

空き容量不足を解消する4つの方法とは

Androidスマートフォンの空き容量不足を解消するための方法は、大雑把に分類すれば以下の4つに分けられます。

空き容量不足の解消法 考え方
方法1 スマホに保存してあるアプリやデータ、ファイルを削除する 保存データを減らす
方法2 microSDカードにデータを保存する スマホ内に保存場所を増やす
方法3 PCにデータを移動させる スマホ外に保存場所を変える
方法4 クラウドサービスを活用する

方法1「スマホに保存してあるアプリやデータ、ファイルを削除する」は、不要なモノを削除することで元々あったストレージ容量を有効活用するという解決策。この"無駄を省く"という考え方は、スマホを使っていく上で是非とも身に付けておきたいところです。

アプリの空き容量確保をAndroid OSが推薦 アプリの空き容量確保をAndroid OSが推薦(Filesアプリ)

左:Android 9.0は空き容量の削除をレコメンドする右:Google純正アプリのFilesでは、削除しても構わないジャンクファイルの削除やGoogleフォトを使ったバックアップ、使用していないアプリのアンインストールなどを勧めてくる

方法2「microSDカードにデータを保存する」は逆に、容量が足りないなら前提となる容量自体を増やしてしまえばよいという解決策です。iPhoneだとmicroSDカードを利用できないため、AndroidスマホとiPhoneとを差別化する1つのポイントになっています。

方法3「PCにデータを移動させる」は、内部ストレージ以外の場所にデータを移動・保存するという点では2と同様ですが、データをPCに移動させた後にスマホ内部から削除してしまうという点では1と同じ発想に基づく手段です。

方法4「クラウドサービスを活用する」は1~3までの方法と大きく異なり、データを端末内に保存する代わりにクラウドサービスに保存することで、端末内のストレージを確保します(スマホ以外の場所にデータを保存するという意味では3と同じ)。Googleは数年前から一貫してこのスタイルをユーザーに推奨しつづけています。

1~3までの方法はある種、スマホ以前のPC時代から代わり映えのしない手法。保存先が内部ストレージだろうが外部ストレージだろうが、いずれにしても本体やSDカードというローカル環境を保存先に選んでいるからです。筆者としてはクラウドを活用して容量不足を解消する方法4を推したいのですが、一方で空き容量を増やす基本テクニックとして方法1~3を知っておくことも十分役立ちます。

方法1:スマホに保存してあるアプリやデータ、ファイルを削除する

キャッシュ削除

キャッシュとは、さまざまなデータを端末内に一時的に蓄積しておき、動作を高速化する仕組みのこと。キャッシュされたデータを削除すれば、スマホの空き容量を増やすことができます。あくまでも一時利用のためのデータなので重要性は低く、削除してしまってもとくに問題にはなりません。

もっとも、日常的に使うアプリのキャッシュをクリアしても、その場しのぎの対策にしかなりません。いずれ同じようなキャッシュが再生成されてしまうからです。逆に利用頻度が少ないアプリならキャッシュデータを削除するのが有効策となることもあります。

手軽な手段なので最初に取り上げましたが、それほど効果があるわけではありません。また、Android OSの進化に伴ってキャッシュの管理が効率化されており、ユーザー自身が手作業でキャッシュを削除する必要性は低下しています。空き容量を増やすテクニックとしての位置づけは、アプリ削除や動画・写真の削除などより下位になる点に留意してください。

キャッシュをアプリごとに削除する方法

キャッシュはアプリごとに削除できます。

アプリのキャッシュ削除 アプリのキャッシュ削除

左:キャシュが48.64MBある右:[キャッシュを削除]することでキャッシュが0MBに減少した

たとえば「設定」アプリ→[ストレージ]→[その他のアプリ]に移動して、キャッシュを削除したいアプリをタップし、アプリ別の「メモリ」画面で[キャッシュを削除]を選択します。これでキャッシュが削除されます。[その他のアプリ]だけでなく、その他の項目([写真と動画][音楽と音声][ゲーム][ムービー&TVアプリ])から各ジャンルのアプリにアクセスし、キャッシュを個別に削除することもできます。

そのほか「設定」アプリ→[アプリと通知]→キャッシュを消したいアプリ→[ストレージ]でもキャッシュ削除が可能です。

キャッシュの一括削除する方法

Android 4.2からキャッシュデータの一括削除が可能になりました。もっとも、この一括削除機能はAndroid 8.0で廃止されています。

Android 6.0:キャッシュ削除

Android 6.0で試したキャッシュ一括削除

「設定」アプリ→[ストレージとUSB]に移動して[キャッシュデータ]の項目をタップすると、「キャッシュデータを消去しますか?」と確認を求められるので、[OK]を選択します(Android 6.0)。これでキャッシュが一括で削除されます。

アプリを削除(アンインストール)

一般的にもっとも容量削減に効果を発揮しやすいのが、端末にインストールされているアプリの削除です。とくにゲームアプリの場合、アプリ本体(apkファイル)のサイズと初期データのサイズを合わせると1GBをゆうに超えることも多々あります。

不要になったアプリを残しておいても大したメリットはない一方で、ストレージを占領するのみならず無駄にバックグラウンドで通信するケースがあるなどデメリットが目立ちます。

よって、定期的にホーム画面やアプリドロワーをチェックし、アンインストールできるアプリがないか見直すことをオススメします。

アプリを削除する方法

アプリのアンインストール

アプリの削除は、アプリ情報画面から実行するのが基本。「設定」アプリ→[アプリと通知]から削除したいアプリを選んで、「アプリ情報」画面に移動し、[アンインストール]をタップすれば削除できます。下記記事はAndroid 6.0ベースの解説ですが、Android 9.0での操作体系は大きく変わっていないので十分参考になります。

Android 6.0/5.0で「アプリ情報」を開く4つの方法──アンインストールや権限・通知の設定変更などに便利

ホーム画面でアプリをアンインストールする

ホームアプリによっては、ホーム画面でアプリアイコンを長押しすればアンインストールのメニューが表示されるものもあります。また、アプリアイコンを長押ししてドラッグ・アンド・ドロップによるアンインストールも便利です。

なお、Google Playのアプリページからもアプリをアンインストール可能です。

アプリデータの消去

普段はあまり使わないにもかかわらず、端末から削除できないプリインストールアプリの場合、そのアプリ内のデータを消去すると容量節約につながることがあります。ただし、アプリデータの消去はアプリの初期化と同義なので、コンテンツデータのほかログイン情報や設定情報なども削除されてしまう点に注意してください。

アプリデータを消去する方法

アプリのデータ削除

アプリデータの消去は、アプリ削除と同様、「アプリ情報」画面から実行できます。「設定」アプリ→[アプリと通知]→データを消去したいアプリ→[ストレージ]で[ストレージを消去]や[データを消去]といったメニューをタップします。

また「設定」アプリ→[ストレージ]→[その他のアプリ]などの項目→データを消去したいアプリ→[ストレージを消去]や[データを消去]でもアプリデータを消去できます。

写真・動画・音楽・漫画を削除

使い方によってはアプリ以上に容量を食うのが、写真や動画、音楽、漫画といったコンテンツのデータです。スマホに保存しておかなくても構わないデータなら、内部ストレージから削除してしまうことで空き容量を増加させられます。後で必要になりそうなデータならば、事前にPCやmicroSDカード、クラウドサービスなどに移動・保存させておきましょう。

スマホ中上級者であれば、各種ファイルマネージャー(ファイラー)を使用するとストレスなくPC感覚でファイルを削除できるかもしれません。

写真・動画ファイルを削除する

写真・動画ファイルは、「ギャラリー」アプリや「フォト(Googleフォト)」アプリ、「アルバム」アプリなどから削除できます。ここでは「Googleフォト」アプリで写真・動画を削除してみましょう。

Googleフォト:写真を削除 Googleフォト:写真を削除

まず、削除ファイルが1個の場合、写真・動画のサムネイル画像を表示して、削除したい写真・動画をタップします。写真・動画が拡大表示されるので、メニューのゴミ箱アイコンをタップします。これで削除完了です。サムネイルの時点で長押し選択後、メニューからゴミ箱アイコンをタップしてもOKです。

Googleフォト:写真を複数選択して削除

Googleフォトで複数選択

削除ファイルが複数の場合は、複数選択でまとめて消すと手間がかかりません。「Googleフォト」アプリでは、サムネイルを長押しし、そのまま指を離さずにドラッグすれば複数枚を一度に選択できます。

音楽ファイルを削除する

Poweramp:音楽を削除

定番アプリ「Poweramp」で楽曲を選択して[削除]

音楽ファイル(音声ファイル)は、音楽プレイヤーアプリから楽曲やアルバムを選択し、メニューから削除するのが手軽です。

漫画データを削除する

Kindleのダウンロードファイルを削除する

Kindle:(1)表紙を長押しして(2)[アイテムを削除]

Kindleなどのアプリで漫画を読んでいると、キャッシュやダウンロードコンテンツが溜まっていきます。漫画データのファイルサイズは大きくなりがちなので、マンガアプリを愛用しているユーザーは適宜対処していきましょう。

YouTubeからダウンロードした動画・音楽を削除する

YouTube

YouTubeプレミアムに加入しているユーザーは、端末に動画や音楽をダウンロードしてオフライン再生を楽しめます。ダウンロードしたコンテンツが多くなりすぎると、ストレージを圧迫することになるので、あまり再生しないコンテンツがあれば削除作業を適宜おこなうとよいでしょう。

詳しくは下記記事で解説しています。

YouTubeの動画・音楽をダウンロード保存してオフライン再生する、たった1つの怪しくない方法【Android/iPhone】

ダウンロードしたファイルを削除

ネットからダウンロードしたPDFファイルやPPTファイル、書類ファイル、画像ファイルなどで不要なものを削除すれば、さらにストレージに余裕が出てきます。テキストファイルは一般的にファイルサイズが小さいので、ふつうは無視しても構いません。

ファイルアプリ:ダウンロードしたファイルを削除

「ファイル」アプリでファイルを選択後、削除ボタンをタップ

ダウンロードファイルの削除は、プリインストールされている「ファイル」アプリや「ダウンロード」アプリから実行するのが分かりやすいでしょう。

方法2:microSDカードにデータを保存する

iPhone/iPadにはないAndroidの強みが、microSDカードを使ってストレージを増強できることです。

スマホの「SDカード」活用ガイド──おすすめ選びから音楽/写真などのデータ移動、初期化の方法(フォーマット)まで

端末にmicroSDカードを追加する

当然ながら、まずはmicroSDカードを端末に挿さなければなりません。しかし家電量販店でmicroSDカードを物色してみると、それなりに値が張るものが多いことに気付かされるでしょう。microSDカード初心者には、安さと信頼性が両立しているTranscend製microSDカードを最初の一歩としてオススメしておきます(筆者も使用中)。

TS32GUSD300S

写真・動画の保存先をmicroSDカードに設定しておく

カメラで撮影した写真・動画などの保存先は初期設定だと内部ストレージになっています。容量が大きくなりがちな写真・動画の保存先をmicroSDカードに設定しておけば、内部ストレージをいっぱいにせずに済みます。

たとえばXperiaでは、カメラアプリの設定メニューから保存先を変更できます。

Xperiaのカメラで撮った動画や写真の保存先をSDカードに変更する方法

Xperiaで音楽をダウンロードしたときの保存先をSDカードに変更する方法【Google Play Music/Apple Music】

写真・動画をmicroSDカードに移動させる

Android版Googleフォトで写真・動画をSDカードにコピー/移動

SDカードにコピー/移動

撮りためた写真・動画をmicroSDカードに移せば、空き容量を増やせます。移動には「ギャラリー」アプリや「Googleフォト」アプリなどを利用するとよいでしょう。

アプリをmicroSDカードに移動させる(非推奨)

Android OSのバージョンと端末、アプリによっては、アプリ本体をmicroSDカードに移動させられます(アプリ情報画面で[SDカードに移動]を選択)。

この手法は、端末の内部ストレージが少ない機種が多かった時代には容量不足解消の有効な解決策でした。しかし、最近の端末は内部ストレージの容量が増えており、アプリ移動の必要性は低下しています。アプリを外部ストレージに移す弊害(動作が遅くなりがちなことや、ウィジェットを使えないアプリが多い)などを考慮すると、初心者向けの方法としては非推奨としたいところです。

方法3:PCにデータを移動させる

念のため、PCのストレージにデータを移動させる方法も簡単に紹介しておきます。

Windows PCの場合

Android:Windowsエクスプローラー

Windows PCの場合、スマホとPCをUSBケーブルで接続することで、PCのエクスプローラーに端末名が表示されます。ここでいつもどおり、端末内のファイルをPC内に転送できるようになります。容量不足の原因になりがちな写真・動画は、ふつうDCIM(Digital Camera IMages)フォルダに格納されています。

AndroidスマホとWindows PCを接続する方法 AndroidスマホとWindows PCを接続する方法

SH-M07(Android 8.0.0)で検証

PC側がスマホを認識してくれないときは、スマホの通知をチェックしてみてください。「この端末をUSBで充電」というようにUSB関連の通知が表示されていたらタップしましょう。あとはUSB接続の用途に関する選択肢で[ファイルを転送する]を選択するだけです。

スマホの機種によって簡単に認識してくれる場合となかなか認識してくれない場合があります。うまく認識してくれないときは、各機種のヘルプページなどを参考にしましょう。

Macの場合

Android:MacのAndroid File Transfer

Macの場合、ファイル転送にはAndroid File TransferをMacにダウンロードし、インストールする必要があります。あとはスマホとMacをUSBケーブルで接続し、Android File Transferを使ってWindows PCと同じようにデータを移動させられます。

方法4:クラウドサービスを活用する

写真は「Googleフォト」に保存する

Googleフォト

最近のAndroidスマホにプリインストールされているGoogle純正の写真・動画向けクラウドサービス「Googleフォト」。このGoogleフォトにバックアップした写真・動画を端末内から削除すれば、端末のストレージを大幅に節約することができます。

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「Googleフォト」がスマホユーザーにとって最強である4つの理由 ── 写真を容量無制限で保存できる無料クラウドサービス

音楽は「Dropbox」などに保存する

Dropbox

もしスマホの中に音楽ファイルが大量に保存されているのなら、いったんDropboxやGoogleドライブ、OneDriveのようなクラウドストレージに保存場所を変更してみることを検討しましょう。端末内に保存しておくのは、ヘビロテする楽曲や聴きたくなる頻度が高い楽曲だけで十分です。

CloudPlayer CloudPlayer CloudPlayer

CloudPlayerでクラウドストレージからストリーミング再生

クラウドサービスに音楽ファイルを保管し、好きなときにストリーミング再生で楽しめるアプリとして「CloudPlayer」を一例として挙げておきます。有料版にアップグレードしないと全機能を利用できませんが、無料試用期間も用意されているので機能的に満足できるかどうかを確かめることができます。

アプリ「CloudPlayer」をダウンロード
CloudPlayer