「Xperia 5(エクスペリア ファイブ)」を持っていて楽天モバイルの契約を考えているけど、楽天モバイルで使えるかわからないということはありませんか。
本記事では、ドコモ・au・ソフトバンク・SIMフリー版の「Xperia 5」が楽天モバイルに対応しているか解説。楽天モバイル契約前に知っておきたい準備やXperia 5がどんな機種なのかについても紹介しています。
Xperia 5は楽天モバイルに対応している?
まず、Xperia 5が楽天モバイルの各種機能に対応しているか一覧表にまとめました。自分が所有している(または購入予定の)Xperia 5の各キャリアモデル/SIMフリーモデルが、楽天モバイルの回線や通話に対応しているかチェックしてみてください。
なお、APN自動設定に非対応の機種の場合、回線開通時に自身でAPN設定をおこなわないとインターネットに接続できないので注意が必要です。
ドコモ版「Xperia 5 SO-01M」の場合

ドコモ版「Xperia 5 SO-01M」は楽天モバイルにほぼ非対応
ドコモ版Xperia 5 SO-01Mの場合、楽天回線のSMSのみに対応します。4Gデータ通信、通話といった機能も利用できないため、実用上ほとんど使えないということになります。

理論上は楽天モバイル回線に接続できるが、実際には動作未確認であるため使えない可能性は高い
なお、NTTドコモの製品ページ内にあるXperia 5 SO-01Mの対応周波数を見てみると、楽天モバイル回線の「バンド3」に対応していることが確認できます(パートナー回線であるau回線のバンド18/26には非対応)。
それゆえ、理論上はドコモ版Xperia 5 SO-01Mでも楽天モバイルを利用できる可能性はあります。ただし、仮に楽天モバイル回線に接続できたとしても、楽天モバイルのエリア外に出てしまうとパートナー回線に接続できません。
そもそも楽天モバイルによる動作確認ができていない以上、楽天モバイルを契約しても思うように使えないリスクがある点は注意しましょう。
ドコモから楽天モバイルに乗り換えるメリット・デメリットは?
ドコモから楽天モバイルに乗り換える際は、事前にメリット・デメリットをチェックしておきましょう。
- スマホの利用料金を安く抑えられる
- 楽天モバイル回線エリア内なら無制限で高速データ通信可能
- 楽天リンクアプリを使えば国内通話とSMSが無制限で使い放題
- 契約期間の縛りや各種手数料が発生しない
- ドコモに比べて回線対応エリアが未成熟
- 手持ちの端末が楽天モバイルに対応しない可能性がある
- ショップ数が少ないので地域によっては対面での相談が難しい
- ドコモメールなどが利用できなくなる
au版「Xperia 5 SOV41」の場合

au版「Xperia 5 SOV41」の場合、一部機能には対応していないが、問題なく利用できる
au版Xperia 5 SOV41の場合、4Gデータ通信、通話、SMS(楽天回線およびパートナー回線)に対応しています。APN自動設定など一部の機能には非対応ですが、普段使いするぶんには問題なく利用できるでしょう。
APN設定を自身でおこなうことを念頭におき、ETWS(緊急速報受信などの機能)の代わりに「Yahoo!防災」といったアプリの利用を検討してください。
auから楽天モバイルに乗り換えるメリット・デメリットは?
auから楽天モバイルに乗り換える際は、事前にメリット・デメリットをチェックしておきましょう。
- スマホの利用料金を安く抑えられる
- 楽天モバイル回線エリア内なら高速データ通信が無制限で利用可能
- 国内通話とSMSが無制限で使い放題
- 契約期間の縛りや各種手数料が発生しない
- auに比べて回線対応エリアが未成熟
- 手持ちの端末が楽天モバイルに対応しない可能性がある
- ショップ数が少ないので地域によっては対面での相談が難しい
- auメールやキャリア決済が利用できなくなる
ソフトバンク版「Xperia 5 901SO」の場合

事実上、ソフトバンク版「Xperia 5 901SO」は楽天モバイルに非対応
ソフトバンク版Xperia 5 901SOは、楽天回線のSMSのみに対応します。4Gデータ通信、通話といった機能も利用できないため、実用上ほとんど使えないということになります。

理論上は楽天モバイル回線に接続できるが、実際には動作未確認であるため使えない可能性は高い
なお、ソフトバンクが公表しているXperia 5搭載周波数帯一覧(※PDF)を見てみると、楽天モバイル回線の「バンド3」に対応していることが確認できます(パートナー回線であるau回線のバンド18/26には非対応)。
そのため、理論上はソフトバンク版Xperia 5 901SOでも楽天モバイルを利用できる可能性はあります。ただし、仮に楽天モバイル回線に接続できたとしても、楽天モバイルのエリア外に出てしまうとパートナー回線に接続できません。
そもそも楽天モバイルによる動作確認ができていないので、楽天モバイルを契約しても使えないリスクがある点は注意しましょう。
ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えるメリット・デメリットは?
ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換える際は、事前にメリット・デメリットをチェックしておきましょう。
- スマホの利用料金を安く抑えられる
- 楽天モバイル回線エリア内なら高速データ通信が無制限で利用可能
- 国内通話とSMSが無制限で使い放題
- 契約期間の縛りや各種手数料が発生しない
- ソフトバンクに比べて回線対応エリアが未成熟
- 手持ちの端末が楽天モバイルに対応しない可能性がある
- ショップ数が少ないので地域によっては対面での相談が難しい
- ソフトバンクメールやキャリア決済が利用できなくなる
SIMフリー版「Xperia 5」の場合

SIMフリー版「Xperia 5」の場合、一部の機能には対応していないが、問題なく利用できる
SIMフリー版Xperia 5の場合、4Gデータ通信、通話、SMS(楽天回線およびパートナー)、ETWSに対応します。APN自動設定や緊急通報時の位置情報測位には対応しませんが、普段使いするぶんには問題なく利用できるでしょう。
自身でAPN設定をおこなわなければなりませんが、SIMフリー版ならほとんどの機能が利用可能です。これからXperia 5を購入して楽天モバイルを契約する人は、SIMフリー版を購入するといいでしょう。
Xperia 5で楽天モバイルを契約する前の準備

Xperia 5
楽天モバイルの回線を契約するには、契約後に利用する端末がSIMロック解除されていることが前提となります。契約前に手持ちのXperia 5がSIMロック解除されているかどうかを必ず確認しましょう。
また、楽天モバイルの契約には本人確認のための身分証明書(運転免許証やマイナンバーカードなど)やMNP予約番号の発行(他社からの乗り換えの場合)などが必要です。こちらも契約前に忘れずに準備しておきましょう。
Xperia 5はどんな機種?

- 横幅が狭くて持ちやすい細長いボディ
- ハイエンドとして申し分ないスペック
- シリーズおなじみのおサイフケータイ、防水に対応
- カメラはトリプルで超広角撮影に対応
ソニーのXperia 5は、158×68×8.2ミリの細長いボディが特徴のAndroidスマホ。6.1インチの有機ELを採用した超ワイドディスプレイは、サイズの割には横幅が狭くて持ちやすくなっています。背面はガラスなので、高級モデルらしい高い質感の仕上げとなっています。
CPUはSnapdragon 855を採用し、メモリは8GB搭載。ハイエンドモデルとしては申し分ないスペックです。ただし、microSDカードによるストレージの増設は対応するものの、内蔵ストレージは64GBと物足りなさを感じます。
Xperiaシリーズでおなじみ、おサイフケータイと防水に対応しています。充電コネクタはUSB Type-Cを採用し、イヤホンジャックを搭載しないタイプなので、有線イヤホンを使う場合は本体に付属する変換ケーブルが必要です。
カメラは2倍望遠、標準、超広角のトリプルで、有効画素数はすべて1220万画素。超広角のレンズは、スナップ写真や景色を撮影する際に重宝するでしょう。標準と2倍望遠のレンズも自然な色合いを再現できるので、カメラにこだわりたい人も満足できるはずです。