本記事では、楽天モバイルの申し込み手順からサブ回線の設定方法、運用方法までを具体的に解説します。
また、楽天モバイルをサブ回線として使うメリット・デメリットや、実際にどのような場面で役立ったかを筆者の体験を交えて紹介します。これから楽天モバイルをサブ回線として契約しようと考えている人は参考にしてください。
申し込み前にやっておくべき準備
サブ回線を申し込む前に、スムーズな運用をするための準備を以下にまとめました。事前に確認しておくことで、後々のトラブルを回避しやすくなります。
準備1:手持ちの端末が「デュアルSIM」に対応しているか確認
まず、手持ちのスマホがSIMを2枚使える仕様(デュアルSIM)になっているか確認しなければなりません。具体的に、以下のいずれかのパターンに当てはまっている端末なら、デュアルSIM仕様だと判断してよいでしょう。
自身のスマホが上記いずれのタイプにも対応していない場合は、1台のスマホで2つの回線を使い分けることはできません。楽天モバイル回線の契約に進む前に、メーカーやキャリアの公式サイトで仕様を確認しておきましょう。
パターン1:SIMカードスロットが2つ搭載されている端末

OPPOやXiaomi、Xperiaなど、一部のAndroid端末で採用されているタイプです。iPhoneの場合、SIMカードスロットが2つ搭載されているモデルは日本では販売されていません。
このタイプの端末を持っている人は、楽天モバイルを申し込む際に必ず「SIMカード」を選択してください。
Xperia 5 II/OPPO A54 5G/Xiaomi 11T Pro/Xperia 1 IIIなど
パターン2:SIMカードスロット搭載かつeSIM対応の端末

1つのSIMカードスロットに加え、eSIM(端末に内蔵されたデジタルSIM)を利用できるタイプです。Android端末やiPhoneの多くの機種で採用されており、最もポピュラーなデュアルSIM運用方法だといえます。
このタイプの端末を持っている人で現在メイン回線を「SIMカード(物理SIM)」で運用している場合、楽天モバイルを申し込む際に必ずeSIMを選択してください。eSIMは発行手続きがオンラインで完結するため、SIMカードの郵送を待つ必要がなく、迅速に利用を開始できるというメリットもあります。
iPhone 16 Pro Max/iPhone 16 Pro/iPhone 16 Plus/iPhone 16/iPhone 15 Pro Max/iPhone 15 Pro/iPhone 15 Plus/iPhone 15/iPhone 14 Pro Max/iPhone 14 Pro/iPhone 14 Plus/iPhone 14/iPhone 13 Pro Max/iPhone 13 Pro/iPhone 13/iPhone 13 mini/iPhone 12 Pro Max/iPhone 12 Pro/iPhone 12/iPhone 12 mini/iPhone 11 Pro Max/iPhone 11 Pro/iPhone 11/iPhone XS Max/iPhone XS/iPhone XR/iPhone SE(第3世代・2022)/iPhone SE(第2世代・2020)
Google Pixelは、「Pixel 4」シリーズ以降のすべての機種でeSIMの利用ができます。
Galaxyは、2022年秋冬モデル(Z Fold4、Z Flip4、A23)以降、またはS23シリーズ以降のモデルがeSIMに対応しています。一方、ソニーのXperiaは、IVシリーズ以降のモデルでeSIMが利用可能です。詳しくは、メーカーやキャリアの公式サイトで確認しておきましょう。
パターン3:2つ以上のeSIMを同時に利用できる端末

最近は、2つのeSIMを同時に利用できる「デュアルeSIM」仕様の端末も増えています。たとえば、iPhoneではiPhone 13シリーズ以降のモデルが、PixelではPixel 7シリーズ以降のモデルがこの機能に対応しています。
楽天モバイルに申し込む場合、特にこだわりがなければ「eSIM」を選ぶとよいでしょう。eSIMは発行手続きがオンラインで完結するため、SIMカードの郵送を待つ必要がなく、迅速に利用を開始できるというメリットもあります。
とはいえ、このタイプの端末はほとんどがSIMカードスロットも備えており、物理SIMカードも使えないことはありません。
iPhone 16 Pro Max/iPhone 16 Pro/iPhone 16 Plus/iPhone 16/iPhone 15 Pro Max/iPhone 15 Pro/iPhone 15 Plus/iPhone 15/iPhone 14 Pro Max/iPhone 14 Pro/iPhone 14 Plus/iPhone 14/iPhone 13 Pro Max/iPhone 13 Pro/iPhone 13/iPhone 13 mini
Google Pixelは、「Pixel 7」シリーズ以降のすべてのモデルでデュアルeSIMの利用が可能です。また、Galaxyでは2024年4月に発売された「Galaxy S24」および「Galaxy S24 Ultra」もデュアルeSIMに対応しています。
準備2:手持ちの端末が「楽天モバイル回線」に対応しているか確認

楽天回線に対応している端末
続いて、手持ちの端末が楽天モバイルで使えるかどうかを確認しましょう。動作確認ができていない端末だと、楽天モバイルでは使えない可能性があります。
手持ちの端末が楽天モバイルに対応しているかどうか判断するには、楽天モバイル公式サイトの「動作確認済のスマホ」ページでチェックするのが手っ取り早いです。質問に沿って端末の特徴を入力していけば、利用できるか否かの診断結果が表示されます。
「この製品は楽天回線対応製品です」と表示された場合

楽天回線に対応している端末
上図と同じように「楽天回線対応製品です」と表示されていれば、その端末は問題なく楽天モバイル回線で使えます。
iPhoneであれば「iPhone 6s」以降の機種はすべて楽天モバイルに対応しているので、あまり心配する必要はありません。対してAndroidスマホは、楽天モバイルに対応していない機種もあるので注意が必要です。同じ機種でも販売元のキャリアによって対応可否が異なる場合もあります。
「この製品は一部の機能がご利用いただけます」と表示された場合

一部の機能のみ対応している端末
「一部の機能がご利用いただける端末です」と表示された場合は、画面をスクロールして対応している機能の詳細をチェックしてください。
「4Gデータ通信」「通話」「SMS」に対応していれば、十分普段使いできます。この3点に対応しているかで利用の可否を判断するとよいでしょう。
「この製品はご利用いただけません」と表示された場合

楽天モバイル回線に非対応の端末
「この製品はご利用いただけません」と表示された場合、その端末は楽天モバイル回線に適用していないことを意味します。楽天モバイル回線を利用するには、回線契約とセットで新しい端末に買い替えるほかありません。
楽天モバイルでは、端末購入時に利用できるお得なキャンペーンが複数開催されているので、ぜひチェックしてみてください。
準備3:サブ回線の申し込みで一番お得なキャンペーンを確認

楽天モバイルでは、新規で契約すると楽天ポイントをもらえるキャンペーンを多数実施しています。せっかく楽天モバイルをサブ回線に選ぶなら、キャンペーンを活用して契約するのがよいでしょう。
そこで、2025年2月時点でサブ回線の契約時に利用できるキャンペーンをお得順にまとめました。キャンペーン同士の併用パターンも含めて紹介しています(端末購入系のキャンペーンは割愛)。
順位 | キャンペーン名とキャンペーンコード(略称) | 獲得できる楽天ポイント |
---|---|---|
【1位】単独利用 | 学生応援キャンペーン(2676) | 1万4000ポイント |
【2位】併用可能 | 新規契約・プラン変更キャンペーン(2142) | 7000ポイント |
初めての申し込みで3000ポイントプレゼントキャンペーン(1173) | 3000ポイント | |
【2位】併用可能 | 新規契約・プラン変更キャンペーン(2142) | 7000ポイント |
楽天カード会員限定キャンペーン(1234) | 3000ポイント | |
【2位】併用可能 | 新規契約・プラン変更キャンペーン(2142) | 7000ポイント |
楽天銀行会員限定キャンペーン(2660) | 3000ポイント | |
【2位】単独利用 | 新生活応援キャンペーン(2677) | 1万ポイント |
【6位】単独利用 | 三木谷キャンペーン(2162)※ | 7000ポイント |
【7位】単独利用 | 楽天モバイル紹介キャンペーン(1784) | 6000ポイント |
※正式名称は「楽天従業員から紹介された方限定 Rakuten最強プラン紹介キャンペーン」
5歳〜18歳のユーザーなら「学生応援キャンペーン」を利用するのが一番お得です。楽天モバイルの新規契約で1万4000ポイントが付与されます。
ただ、本キャンペーンは「楽天カード」を持っている(もしくはこれから発行する)ことが必須条件です。また、年齢制限(5歳〜18歳まで)がある点にも注意が必要。対象者が限られているため、申し込む前に条件をよく確認しましょう。
5歳〜18歳に該当しない人は「新規契約・プラン変更キャンペーン(2142)」と「初めての申し込みで3000ポイントプレゼントキャンペーン(1173)」を併用するのが一番お得です。両方を利用すると、合計1万ポイントを獲得できます。
2025年2月14日(金)9時から2025年4月14日(月)8時59分までの期間限定で、「新規契約・プラン変更キャンペーン(2142)」の特典として付与される楽天ポイントが通常の2000ポイントから7000ポイントに増額中。このお得な期間を逃さず利用しましょう。
【実録】楽天モバイルに申し込み〜サブ回線設定までの手順
ここからは、実際にサブ回線として楽天モバイルに申し込んでサブ回線の設定するまでの流れを解説します。
特設ページでエントリーする
まずは、前述したランキングを参考にして利用するキャンペーンを選びましょう。ここでは、「新規契約・プラン変更キャンペーン(2142)」と「初めての申し込みで3000ポイントプレゼントキャンペーン(1173)」を併用する方法を解説します。
![[エントリーはこちら]をタップ](/sites/default/files/styles/portrait_lg_1/public/2025/02/18/20250218-rakutenmobiler-3.jpg)
[エントリーはこちら]をタップ

「エントリーが完了しました」と記載されていればOK
特設ページにアクセスし、楽天会員情報でログインしましょう。[エントリーはこちら]ボタンを押します。ボタンがグレーアウトし、「エントリーが完了しました」に切り替わればOKです。
なお、楽天モバイル申し込み後のエントリーはキャンペーン適用対象外です。必ず、楽天モバイルに申し込む前にエントリーを済ませてください。
申込みページにアクセスする
![[楽天モバイルお申し込み]をタップ](/sites/default/files/styles/portrait_lg_1/public/2025/02/18/20250218-rakutenmobileer-1.jpg)
[楽天モバイルお申し込み]をタップ

クーポンコードが適用される
続いて、「初めての申し込みで3000ポイントプレゼントキャンペーン」の特設ページにアクセスします。[お申し込みはこちら]ボタンを押してください。クーポンコード「ENVREG00000003」が適用されていることを確認したら、そのまま楽天モバイル「Rakuten最強プラン」への申込みを確定させましょう。
なお、特設ページ以外から楽天モバイルに入会した場合は「特典適用対象外」と案内されています。注意してください。
Rakuten最強プランを選択する

[プランを選択する]をタップ
プランの選択画面にはデフォルトで「Rakuten最強プラン(通常タイプ)」が表示されるはずなので、[プランを選択する]ボタンをタップします。
SIMのタイプやオプションを選択する

画面をスクロールする

[この内容で申し込む]をタップ
画面を下にスクロールしつつ、必要に応じて通話や保証などのオプションを選択しましょう。オプションは申し込み後の追加・解約も可能です。最後にSIMタイプのうち「SIMカード」または「eSIM」のどちらかを選択し、[この内容で申し込む]をタップします。
前述した通り、デュアルSIM運用をする場合は自身の端末の仕様に応じてどちらを選ぶかが変わってきます。必ず事前に端末の仕様を確認しておきましょう。
本人確認を済ませる

契約者情報の一致にチェックを入れる

本人確認方法を選択
「契約者情報と本人確認書類の情報が一致していることを確認しました」にチェックを入れたら、本人確認をおこないます。以下4つの方法から本人確認の方法を選んでチェックを入れてください。
- 楽天グループに提出済の書類で確認する:楽天証券もしくは楽天生命のユーザーのみ利用可能。すでに提出済みの本人確認書類が使用される
- 書類画像をアップロードで確認:本人確認書類を撮影し、アップロードする
- AIかんたん本人確認(eKYC):本人確認書類と自身の顔を同時に撮影。eSIM対応スマホでeSIMを申し込んだ場合、最短5分で回線の開通が可能
- 受け取り時に自宅で確認:SIMカードの受け取り時に配達員に本人確認書類を提示する(eSIMを選択した場合、後日スタートガイドが配達された際に提示)
本人確認方法を選択したら[次へ進む]をタップ。画面の案内に従って本人確認を完了させましょう。ここでは本人確認の手順は割愛します。
電話番号の新規取得を選択する

電話番号の選択画面が表示されます。楽天モバイルをサブ回線として使うなら、「新規電話番号を取得」を選択してください。
支払い方法を選択

受け取り方法を確認して画面をスクロール
SIMカードの配送先を自宅または店舗から選択します。ここでは自宅を選択しました。そのまま画面を下にスクロールしましょう。

「プランのお支払い」項目をタップ

任意の支払い方法を選択する
「プランのお支払い」項目に楽天会員情報に登録中の支払い方法が反映されます。変更したい場合は、タップして任意の方法を選択しましょう。楽天モバイルで利用できる支払い方法は以下の通り。
月額料金の支払い | 端末代金の支払い | |
---|---|---|
クレジットカード | ◯ | ◯(※1) |
デビットカード | ◯ | ◯(※2) |
口座振替(※3) | ◯ | ✕ |
代金引換(※4) | ✕ | ◯ |
楽天ポイント/楽天キャッシュ利用(※5) | ◯ | ◯ |
- ※1:「買い替え超トクプログラム」に申し込む場合は、本人名義の「楽天カード」しか利用できない
- ※2:支払いの登録ができても、請求時に何らかの理由で手続きが出来ない場合がある
- ※3:毎月の引き落とし時に手数料110円が発生する
- ※4:以下の場合には代金引換は利用できない
- 本人確認方法で「受け取り時に自宅で確認」を選択した場合
- 楽天モバイルショップ(店舗)で製品を購入した場合
- 送料含む商品合計額(税込)が3万1円以上の場合
- ※5:期間限定ポイント→通常ポイント→楽天キャッシュの順に利用される
どの支払い方法でも、楽天モバイルのRakuten最強プランは同じ料金体系です。ただし、口座振替の場合は毎月の引き落とし時に手数料110円が発生します。なるべくお得に楽天モバイルを利用したいなら、クレジットカード、もしくはデビットカードでの支払いを選択するのがおすすめです。
なお、楽天モバイルの支払いに楽天カードを利用すると「端末を購入する際の分割手数料(24回払い)が無料になる」「買い替え超トクプログラムを利用できる」といった特典があります。
申し込みを確定させる

[申し込む]をタップ

[この内容で申し込む]をタップ
楽天ポイント使用の有無を選択したら、[申し込む]をタップします。続く画面でプラン内容やオプション、MNP転入電話番号などを確認し、[この内容で申し込む]を押してください。

[この内容で申し込む]をタップ

[同意して申し込む]をタップ
あらためて申し込み内容や電話番号を確認し、[この内容で申し込む]をタップ。「重要事項説明・利用規約」を確認してチェックを入れたうえで、[同意して申し込む]ボタンを押してください。

最後に、「お申し込みを受け付けました」と表示されていれば完了です。楽天モバイルの審査が完了するまで、待ちましょう。
基本的にユーザーはキャンペーンが適用されたかどうか確認することはできません。申し込み完了画面にも、キャンペーン適用に関する記載は一切ありませんでした。
この件について楽天モバイルに問い合わせてみたところ、やはりキャンペーン適用の可否や条件達成の状況を確認する方法はないとのこと。ユーザーは楽天ポイントが付与された時点で、初めてキャンペーン適用の可否を知ることができます。
「my 楽天モバイル」アプリをインストール

eSIMプロファイルダウンロードのメールが届く
審査が完了し次第、楽天モバイルから「eSIMプロファイルダウンロードのお願い」といった内容のメールが届きます。メールが届いたら、スマホに「my 楽天モバイル」アプリをダウンロードして楽天IDでログインを済ませておきましょう。
なお、「SIMカード(物理SIM)」を選択した場合は、手元に届くまでしばらく待ってから開通作業(SIMカードの挿入)をします。SIMカードの開通手順はここでは割愛するので、同梱されている案内や公式サイトなどを参考にしてください。
楽天モバイル回線を開通(デュアルSIM設定)をする

メニューボタンをタップ
![[申込み履歴]をタップ](/sites/default/files/styles/portrait_lg_1/public/2025/01/27/20250127-rakutenmobilerr-3.jpg)
[申し込み履歴]をタップ
「my 楽天モバイル」アプリを起動したら右上のメニューボタン
をタップ。[申し込み履歴]に進みます。
「申込番号」部分をタップ
![[開通手続きへ進む]をタップ](/sites/default/files/styles/portrait_lg_1/public/2025/01/27/20250127-rakutenmobilerr-5.jpg)
[開通手続きへ進む]をタップ
申込み履歴の一番上にある「eSIMプロファイルダウンロード準備完了」と記載されている項目をタップ。[開通手続きへ進む]ボタンを押しましょう。
![[許可]をタップ](/sites/default/files/styles/portrait_lg_1/public/2025/01/27/20250127-rakutenmobilerr-6.jpg)
[許可]をタップ
![[続ける]をタップ](/sites/default/files/styles/portrait_lg_1/public/2025/01/27/20250127-rakutenmobilerr-7.jpg)
[続ける]をタップ
iPhoneの場合、新規eSIMアクティベートの許可が求められるので、問題なければ[許可]を押します。「eSIMをアクティベート」といった画面に切り替わるので、[続ける]をタップしましょう。
Androidスマホの場合は、回線の優先利用などに関する質問が表示されるので、案内にしたがって答えていくと開通ができます。

「成功」と記載されていればOK
「my 楽天モバイル」アプリの画面に戻り、「開通手続きが完了しました」というポップアップが表示されていれば開通完了です。

iPhoneの場合は「コントロールセンター」、Androidスマホの場合は「クイック設定パネル」を呼び出すと、楽天モバイル回線が開通していることが確認できます。
楽天モバイル回線開通後に利用できるキャンペーンをチェックする
楽天モバイルは、回線開通後に利用できるキャンペーンや特典も豊富です。ぜひ活用してください。
キャンペーン・特典名 | 特典内容 |
---|---|
初めての3GB超過利用キャンペーン | 楽天ポイント1000pt付与 |
初めての20GB超過利用キャンペーン | 楽天ポイント1500pt付与 |
テザリング利用キャンペーン | 楽天ポイント100pt付与 |
楽天モバイルキャリア決済利用キャンペーン | 支払い金額の2%分の楽天ポイントを還元 |
YouTubeプレミアム 3カ月無料体験キャンペーン | YouTubeプレミアム 3カ月無料 |
楽天ミュージックを追加料金無しで利用できる | 楽天ミュージックをひと月あたり30日間で5時間まで無料で利用できる |
NBA Rakutenを追加料金無しで利用できる | 楽天モバイル契約者はNBAの試合が見放題 |
楽天ドライブを追加料金無しで利用できる | スマートフォン向けのクラウドストレージを50GBまで無料で利用できる |
楽天モバイル回線をメイン/サブで切り替えて使う方法
メイン回線とサブ回線の切替方法は、端末が対応している待ち受け方式(DSDS、DSDA、DSDVなど)によって異なります。以下に主要な待ち受け方式ごとの特徴と切替方法についてざっくり説明します。
待ち受け | 普及状況(※) | 電話の発着信・SMSの送受信の切替 | データ通信の切替 |
---|---|---|---|
DSSS(Dual SIM Single Standby) | △ | 事前に指定した回線(電話番号)宛ての電話のみ着信する |
利用するSIM(回線)をあらかじめ手動で設定しておく |
DSDS(Dual SIM Dual Standby) | ◎ | 手動で切り替えることなく、どちらの回線(電話番号)宛ての電話・SMSも受信できる |
利用するSIM(回線)をあらかじめ手動で設定しておく |
DSDV(Dual SIM Dual VoLTE) | ◎ | 手動で切り替えることなく、どちらの回線(電話番号)宛ての電話・SMSも受信できる |
利用するSIM(回線)をあらかじめ手動で設定しておく |
DSDA(Dual SIM Dual Active) | △ | 手動で切り替えることなく、どちらの回線(電話番号)宛ての電話・SMSも受信できる |
回線を切り替える必要はない(両方のSIMで同時にデータ通信が可能) |
(※)2025年時点
現在販売されているデュアルSIM対応スマホは、iPhone・Androidスマホを問わず「DSDS(Dual SIM Dual Standby)」または「DSDV(Dual SIM Dual VoLTE)」に対応しているのが一般的です。
以下、これらの「DSDS」および「DSDV」方式のスマホでのデュアルSIM運用方法について解説します。
データ通信に使うSIM(回線)を切り替える
![[モバイル通信]をタップ](/sites/default/files/styles/portrait_lg_1/public/2025/01/27/20250125-rakutenmobiler-9.jpg)
[モバイル通信]をタップ
![[モバイルデータ通信]をタップ](/sites/default/files/styles/portrait_lg_1/public/2025/01/27/20250125-rakutenmobiler-10.jpg)
[モバイルデータ通信]をタップ

優先的に利用する回線を選択する
iPhoneの「設定」アプリから[モバイル通信]→[モバイルデータ通信]の順にタップすると、データ通信に優先的に利用するSIM(回線)を選択できます。Androidスマホの場合、デュアルSIMの設定方法は機種によって異なりますが、多くの場合は「ネットワークとインターネット」→「SIM」から操作できます。
優先的に利用するSIM(メイン回線・サブ回線)は、状況に応じて柔軟に切り替えるのがおすすめ。通信の安定性を高めたり、コストを抑えたりと、デュアルSIMを最大限に活かすことができます(詳しくは後述)。
電話の発着信に使うSIM(回線)を切り替える
電話の発着信に使うSIM(回線)も柔軟に切り替えられます。
電話の発信に使うSIM(回線)を切り替える手順

「キーパッド」タブの左上にあるボタンをタップ

電話の発信に利用する回線を選択する
電話を発信する際は、その都度使用する回線を「メイン回線(主回線)」と「サブ回線(副回線)」から選択できます。
電話アプリの「キーパッド」タブに表示されている左上のアイコンが、電話を発信する際に使用される回線を示しています。このアイコンをタップすると、発信時に利用する回線が簡単に切り替えられる仕組みです。なお、設定次第で発信に使用する回線をどちらか一方に固定しておくことも可能です。
電話の着信に使うSIM(回線)を切り替える手順

副回線の番号宛てに電話が掛かってきた状態

主回線の番号宛てに電話が掛かってきた状態
前述したDSDS/DSDV/DSDAのいずれかに対応しているスマホであれば、SIMの同時待ち受けが可能です。つまり、手動でSIMを切り替えることなく、どちらの電話番号に掛かってきた電話でも着信できるというわけです。iPhone・Androidスマホともに、特に設定は必要ありません。
たとえば筆者のiPhone Xでは、メイン回線(au)の番号宛の電話も、サブ回線(楽天モバイル)の番号宛の電話も、両方同じ電話アプリで着信できます。上の画像のように、どちらの番号宛に電話がかかっているのかもひと目で分かる仕様です。

着信履歴にどちらの回線宛ての電話なのか記載される
なお、着信履歴にもどちらの回線にかかってきた電話なのかが明記されます。
SMSの送受信に使うSIM(回線)を切り替える
SMSの送受信に使うSIM(回線)も柔軟に切り替えることが可能です。
SMSの送信に使うSIM(回線)を切り替える手順

「差出人」をタップする

「主回線」か「副回線」を選択する
SMSを発信する際は、その都度使用する回線を「メイン回線」「サブ回線」か選択できます。設定次第で、発信に使用する回線をどちらか一方に固定しておくことも可能です。
SMSの受信に使うSIM(回線)を切り替える手順

メッセージアプリを起動する

主回線・副回線が記載される
前述したDSDS/DSDV/DSDAのいずれかに対応しているスマホであれば、SIMの同時待ち受けが可能です。つまり、手動でSIMを切り替えることなく、どちらの電話番号宛てのSMSでも受信できるというわけです。iPhone・Androidスマホともに、特に設定は必要ありません。
たとえば筆者のiPhone Xでは、メイン回線(au)の番号宛のSMSも、サブ回線(楽天モバイル)の番号宛のSMSも、両方同じ電話アプリで着信できます。上の画像のように、どちらの番号宛に受信したSMSなのかもひと目で分かる仕様です。
楽天モバイルをサブ回線として使って感じたメリット・デメリットをレビュー
ここからは、実際に筆者が楽天モバイルをサブ回線として利用して感じたメリットとデメリット、便利な活用方法などを紹介します。
「Rakuten Link」アプリのコストパフォーマンスが最強
Rakuten Linkは、楽天モバイルの回線を利用して、固定電話や携帯電話番号(090、080などで始まる番号)に直接発着信することができるサービスです。
通話相手が楽天モバイルのユーザーでなくても、何回でも何時間でも完全無料で通話ができます。

電話番号を入力して発信

Rakuten Linkの通話画面
「Rakuten Link」は「VoIP(Voice over Internet Protocol)」と呼ばれるインターネット経由で音声を伝送する技術を利用した通話アプリケーションですが、筆者個人的には電話回線を利用した通話との差は感じません。
通話履歴やメッセージ機能も見やすく整理されており、通常の電話アプリとほぼ変わらない感覚で使用できています。なにより、無料でかけ放題・SMSも送受信し放題になるのは楽天モバイルをサブ回線として使う非常に大きなメリット。メイン回線の通話コストを大幅に抑えられます。
ただ、Rakuten Linkアプリでの通話は通信環境に依存するため、楽天モバイルの電波が弱いエリアでは通話の品質に若干の影響が出る場合もあります。特に地下や建物の奥まった場所では接続が不安定になることがありますが、これは他のVoIPアプリでも同様の問題が起こるので、仕方ない部分ではあります。
サブ回線として普段あまり使わない場合でもコスト負担が軽い

楽天モバイル「Rakuten最強プラン」は、使用したデータ量に応じて料金が決まる従量制です。データ通信量が少ない場合は月額料金も低く抑えられます。
たとえば月間のデータ通信量が3GB未満の場合、月額料金は1078円(税込)です。サブ回線として普段あまり使わない場合でも、コスト負担を軽く抑えることができます。また前述した通り、「Rakuten Link」によって国内通話が無料で提供されているため、通話専用回線として使うのもおすすめです。
メイン回線で通信トラブルが発生した際の備えとして有用
楽天モバイルに限らず、メイン回線で予期せぬ通信トラブルが発生した際にサブ回線は非常に頼りになります。ここでは、実際に筆者が楽天モバイルをサブ回線として使っていて役立ったケースを紹介します。
役立ちケース1:災害発生時

地震や台風などの大規模災害が発生すると、多くの人が一斉に通信網を利用するため、特定のキャリアの通信が混雑して通話やデータ通信が困難になることがあります。こうした緊急時にサブ回線を持っていれば、別のキャリアの通信網を利用でき、連絡手段や情報収集が途切れるリスクを大幅に軽減できます。
実際、過去に東京で地震による停電が発生したとき、筆者の使っているメイン回線がダウンしてしまいましたが、楽天モバイルの回線に切り替えることで迅速に通信を再開できました。
役立ちケース2:メイン回線で通信障害が発生した時

外出時にメイン回線が通信障害を起こすと、業務や生活に大きな影響が出ます。しかし、異なるキャリアのサブ回線を用意しておけば、メイン回線が復旧するまで通常どおりインターネット接続や通話を継続できます。
最近は、全国規模の通信障害が発生することも珍しくありません。万が一の際の備えとしてサブ回線を持っていると、日常の安心感が大きく向上します。特に家族との連絡を絶やしたくない人や、ビジネスで緊急の連絡が必要な人にとって、サブ回線はコスト以上の価値をもたらしてくれるでしょう。
役立ちケース3:山間部や離島などの電波が不安定なエリア

通信キャリアごとに電波のカバー範囲は異なるため、山間部や離島などでメイン回線が圏外になった場合でも、サブ回線がつながる可能性があります。特にキャンプや釣りなどアウトドアを楽しむ際には、サブ回線がバックアップとして非常に有効です。
役立ちケース4:メイン回線の速度制限

メイン回線のデータ通信量が上限を超えると、いわゆる「速度制限」がかかり、データ通信が著しく遅くなってしまうことがあります。そんな時にサブ回線を利用すれば、快適な通信速度を維持できます。特にビジネスなどで急ぎの要件がある場合には重宝するでしょう。
楽天市場や楽天ふるさと納税で効率よくポイントが貯まる

予想外に嬉しかったのは、楽天モバイル(Rakuten最強プラン)を契約してから、楽天市場や楽天ふるさと納税でのポイント付与率が大幅にアップしたことです。具体的には、楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)が適用され、通常より+4倍の楽天ポイントを獲得できるようになりました。
筆者は普段から楽天市場をよく利用しており、もともと楽天カードや楽天銀行を活用してSPUのポイントアップを受けていました。しかし、楽天モバイルを契約してからさらに4倍のポイントが加算されるようになり、楽天ポイントの貯まるスピードが格段に上がったと実感しています。

楽天モバイル特典として、楽天市場で買い物をするたびに+4倍のポイントが付与される
「+4倍」というのは、楽天市場で税抜き100円ごとに+4ポイントの楽天ポイントが付与されるという意味です。
たとえば、1カ月間に楽天市場で2万円(税抜)ほど買い物をした場合、楽天モバイル契約者は合計1000ポイント(通常200ポイント+SPU特典800ポイント)を獲得できます。一方、未契約者は通常の1倍(200ポイント)のみなので、その差は800ポイントにもなります。これが毎月積み重なれば、年間で約9600ポイント(=9600円相当)もの差が生じるのです。

さらに、楽天モバイルの月額利用料金は楽天ポイントを1ポイント=1円として充当できるシステムです。楽天市場で毎月2万円〜3万円の買い物をする人で、かつ月間データ通信量を3GB以下に抑えられる人なら、SPU特典によって楽天モバイルの維持費をほぼゼロにすることも可能です。
実際に筆者は、楽天市場・楽天ふるさと納税・楽天Koboのヘビーユーザーで、毎月獲得する楽天ポイントのほとんどを楽天モバイルの支払いに充てています。その結果、ここ数年は楽天モバイルの月額利用料金のほとんどをポイントだけで賄っている状態です。
両方の回線をスタンバイ状態にするとバッテリー消耗が早くなる
これは楽天モバイルに限らず、デュアルSIM運用全般にいえることですが、シングルSIM運用に比べてバッテリー消耗が早くなった印象を受けます。デュアルSIMでは、メイン回線とサブ回線が常に電波を探すので、どうしても電力の消費量が多くなってしまうのです。
とはいえ、最近のスマホはデュアルSIMの消費電力を抑える技術が向上しているため、以前に比べてバッテリー消耗の影響は少なくなっています。それでも、両方の回線をアクティブに保つと、一定のバッテリー消費を引き起こしてしまうのを理解しておくことが重要です。特に長時間の外出や、バッテリー残量を気にするシーンでは、バッテリー節約機能を活用したり一時的にサブ回線をオフに切り替えるなどの工夫をしましょう。