【楽天モバイル】店舗とWeb申し込み、どちらがおすすめ? メリット・デメリットも解説

おすすめはWeb申し込みだが、不安な人は店舗だと安心

月額料金が安価で最近人気を集めている「楽天モバイル」。申し込み方法は店舗とWebの2通りがありますが、どちらが良いのか、どっちで契約したほうがお得なのか悩む人も多いでしょう。

店舗ではスタッフに相談ができたり、面倒な手続きを代行してくれるので安心です。しかし、Web申し込みのほうがお得なキャンペーン特典を受けられたり、手続きの待ち時間なく契約できるなどのメリットもあるので、注意が必要です。

そこで本記事では、楽天モバイルを店舗で申し込む際のメリットやデメリット、Web申し込みとの違いを紹介します。

楽天モバイルの店舗でできること

【楽天モバイル】店舗マップ

楽天モバイルはWebだけでなく店舗からの申し込みも可能です。全国に1000以上の店舗があり(2022年3月時点)、大手キャリアショップのようなサポートを受けられます。

店舗でできる主な手続きは、下記の3つです。

基本的に、これらの手続きはWeb上でもできます。また、手数料もWebと店頭は共通です。契約事務手数料やSIMカードの再発行・交換、eSIM再設定、MNP転出、契約解除料、名義変更(改姓)などは基本無料ですが、名義変更の家族間・第三者譲渡や承継などは手数料が必要です。

新規回線の契約や他社回線からの乗り換え(MNP)、機種変更の手続き

楽天モバイルの店舗では、現在使用している電話番号とは別に新しい回線で電話番号を契約する「新規回線契約」が可能です。必要に応じて、店舗での回線契約と同時に端末を購入することもできます。

その他にも、今利用している他社回線の契約を解除し、携帯電話番号を引き継いで楽天モバイルの回線を利用する「乗り換え(MNP)」の手続きや、契約した楽天モバイルの回線はそのままに、使用するスマホを変更する「機種変更」も可能です。

楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)からのプラン変更

【楽天モバイル】プラン

現在楽天モバイルが提供している「Rakuten UN-LIMIT VI」

楽天モバイルが提供するプランは、2021年1月29日に旧式の「楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)」から新しい「Rakuten UN-LIMIT VI」へと変わりました。この新旧プランの移行手続きも、店舗でおこなえます。

SIMカードの交換と再発行

【楽天モバイル】SIMカード

楽天モバイルのSIMカード

「契約したSIMカードが使えない」「なくしてしまった」というときは、楽天モバイルの店舗で交換や再発行をしてもらえます。ただし、対応している店舗は限られるので、事前に確認しておきましょう。

上記サイトにアクセス後、[サービスで絞り込む]から「SIMサイズ変更」を選択すると、SIMカードの手続きが可能な店舗を絞り込んで検索できます。

店舗で申し込むメリット

では、店舗とWebではどのような違いがあるのでしょうか。ここでは店舗で申し込みする際のメリットをまとめてみました(デメリットは後述)。

対面での質問や相談が可能

【楽天モバイル】店舗

店舗で申し込みする際の最大の特徴と言えるのが、ショップのスタッフに質問や相談ができることです。

「プランの内容が分からない」「そもそも自分が楽天モバイルに合っているか分からない」「住んでいる地域は楽天モバイル対応なのか」など、自分が不安に思っていることや疑問をスタッフに伝えることで解消できるでしょう。

楽天モバイルの公式サイトにはAIチャットやFAQページ、電話窓口などもありますが、ネットが苦手な人やスマホ・格安SIM初心者の人は、スタッフに対面で相談しながら安心して申し込みできます。

また、契約前に使い方の相談ができるのもうれしいポイント。楽天モバイルが提供する「Rakuten UN-LIMIT VI」は、使用したデータ通信量に応じて料金が変動するプランです。「どのくらい使うと料金はいくらになるのか」「ネットはあまり使わないから少しでも料金を安くしたい」といった要望を伝えれば、それにあわせた提案をしてくれるはずです。

購入前にスマホの実機に触れられる

【楽天モバイル】端末

Webではスマホの実際の大きさや持った時の重さ、操作性などを確認できません。スマホは自分の相棒として長く持ち続けるものですし、安い買い物ではないため失敗したくないという人も多いでしょう。

店頭には楽天モバイルで取り扱っているスマホのサンプル機が置かれていることがあります。回線の契約と同時にスマホの購入も検討しているなら、実機に触れたほうが安心です。

スマホ選びに失敗したくない人は、実際に手で持って操作をしてみてから購入を検討したほうが良いかもしれません。

来店当日にSIMや端末を受け取れる

店頭で申し込みをすれば、契約完了後にSIMカードやスマホを即日持って帰ってすぐ利用できます。しかし、Web申し込みの場合は、SIMカードやスマホは郵送で届くため、発送されて自宅に届くまでに時間がかかります。

スマホ本体とSIMが一体化している「eSIM(イーシム)」なら、SIMカードを挿し替える必要がなく、オンラインで開通手続きができるので最短5分で回線を利用できるようになりますが、対応のスマホを所持していなければ利用できません。非対応機種で即日利用したいという人は、店舗での契約がおすすめです。

店舗で申し込むデメリット

店舗での申し込みはメリットばかりではありません。店舗で申し込むデメリットやWebで申し込むメリットもあるので、どちらが自分に合っているのかを判断しましょう。

Web専用のキャンペーンが適用されない

楽天モバイルといえば、豊富なキャンペーンも魅了のひとつ。Webと店頭の共通キャンペーンもありますが、時折Web限定の申し込みでお得な特典を受けられるキャンペーンが開催されていることもあります。

【楽天モバイル】キャンペーン

Web限定で実施されているクーポン配布キャンペーン

たとえば、Webで楽天モバイルの申し込みと同時にiPhoneを購入すると、2万円オフクーポンをもらえるキャンペーンが実施されています(2022年3月時点。終了日未定)。

店舗での申し込みは対象外となっており、Web上で回線の申し込みおよびiPhoneの購入手続きをおこなわなればなりません。

楽天モバイルを申し込む際は、狙っているキャンペーンが店舗での申し込みも対象なのかどうかを事前にチェックしておくといいでしょう。

長い待ち時間が発生したり、契約に時間がかかったりすることも

【楽天モバイル】来店予約
【楽天モバイル】来店予約

どこの大手キャリアショップでも同じですが、ショップで各種申し込みや手続きをする際、長時間待たされることは珍しくありません。また、申し込みにまでにはかなりの時間がかかります。

店舗で手続きする際はWebで事前の来店予約も可能ですが、希望する日時が空いていなかったり、事前予約していたにもかかわらず時間通りに案内されないというケースも多々あります。

一方、Webでは好きな場所から24時間いつでも申し込めます。慣れている人であれば10〜20分程度で申し込みできるでしょう。とはいえ、店舗に行く際は事前予約することをおすすめします。以下のページより最寄りの店舗を検索して来店予約できます。

店舗の在庫状況によって端末の品ぞろえが異なる

店舗での申し込みの嬉しい点は契約当日に購入した端末を持ち帰れることですが、在庫がなければ当然購入できない点には注意が必要です。また、店舗によって品ぞろえや在庫状況が異なるため、「在庫切れです」と言われてほしい端末で契約ができなかった、ということも十分あり得ます。

しかし、Web申し込みであればあらかじめ在庫の確認ができる上に、様々な端末が種類豊富に用意されているので、不安を減らすことができます。

まとめ:店舗とWeb、どっちがおすすめ?

では、結局Web申し込みと店頭申し込み、どちらが良いのでしょうか。トータルで考えると、ズバリWeb申し込みのほうがおすすめです。

eSIMを利用すれば数分で即日開通できる上に、すき間時間でいつでもどこでも24時間年中無休で申し込みができるのはかなり嬉しいポイントです。また、Web申し込み限定のキャンペーンを利用すれば、楽天市場でのお買い物が非常にお得になります。

Webの説明をしっかり読んで手順通りに進めれば、それほど不安や負担なく契約を進められるはずです。ただし、楽天モバイル対応の端末が手元にあってもSIMカードが届くまで回線を開通できなかったり、eSIMを申し込む場合は対応端末を所持していなければならなかったりするなど、いくつかの注意点もあります。

店舗とWebを比較
  店舗 Web
受付時間 営業時間内 24時間年中無休
待ち時間 数十分〜数時間 なし
手続き時間 2〜3時間 10分程度
受け取り 当日

最短2日
(eSIMの場合は最短5分)

キャンペーン あり Web限定のものあり
端末の試用 不可
スタッフへの相談 不可

待ち時間と手続き時間はあくまでも目安です。混雑状況や申し込み内容によっては所要時間が前後する場合があります。

それでも、Webでの申し込みに不安があるという人もいるはず。事前予約をして店舗に赴き、スタッフと一緒に契約を進めるため、ある程度の時間の確保は必要です。しかしその分スタッフに相談したり、アドバイスをもらうことで安心して契約できるでしょう。

初心者やスマホの契約に慣れていない人や、契約当日にすぐ回線を利用したい人は店舗での申し込みがおすすめです。

構成・文
吉成 早紀
編集
アプリオ編集部
EDITED BY
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