楽天モバイルで「AQUOS R3」は使える?

ドコモ・au・ソフトバンク版をそれぞれ解説

「AQUOS R3(アクオス アールスリー)」を持っていて楽天モバイルの契約を考えているけど、楽天モバイルで使えるかわからないということはありませんか。

本記事では、販売元がドコモ・au・ソフトバンク版の「AQUOS R3」が楽天モバイルに対応しているか解説。楽天モバイル契約前に知っておきたい準備やAQUOS R3がどんな機種なのかについても紹介しています。

AQUOS R3は楽天モバイルに対応している?

まず、AQUOS R3が楽天モバイルの各種機能に対応しているか一覧表にまとめました。自分が所有している(または購入予定の)AQUOS R3の各キャリアモデルが、楽天モバイルの回線や通話に対応しているかチェックしてみてください。

AQUOS R3の楽天モバイル対応表
販売元 4Gデータ通信 5Gデータ通信 通話 SMS(楽天回線) SMS(パートナー回線) APN自動設定 ETWS 110/119などでの高精度な位置情報測位 eSIM対応
ドコモ × × × × × × × ×
au × × × × ×
ソフトバンク × × × × ×

ETWS:緊急地震速報や津波警報などの受信

※すべてSIMロック解除済みであることが前提

なお、APN自動設定に非対応の機種の場合、回線開通時に自身でAPN設定をおこなわないとインターネットに接続できないので注意が必要です。

ドコモ版「AQUOS R3 SH-04L」の場合

【楽天モバイル】AQUOS R3(ドコモ)

ドコモ版「AQUOS R3 SH-04L」で楽天モバイルはほぼ非対応

ドコモ版AQUOS R3 SH-04Lの場合、利用できる機能は楽天モバイルのSMSのみ。4Gデータ通信や通話などには対応していないため、ほぼ非対応ということになります。

【楽天モバイル】AQUOS R3(ドコモ)

理論上は楽天モバイル回線に接続できるが、実際には動作未確認であるため使えない可能性は高い

なお、NTTドコモが公表しているAQUOS R3 SH-04Lの対応周波数詳細を見てみると、楽天モバイルが使用している「バンド3」に対応していることが確認できます(パートナー回線であるau回線のバンド18/26は非対応)。

そのため、理論上はドコモ版AQUOS R3 SH-04Lを楽天モバイルでも利用できる可能性があります。ただ、仮に楽天モバイルの回線に接続できたとしても、エリア外に出てしまえばパートナー回線には接続できません。楽天モバイルによる動作確認もできておらず、楽天モバイルを契約しても思うように使えないリスクが高いと考えられます。

ドコモから楽天モバイルに乗り換えるメリット・デメリットは?

ドコモから楽天モバイルに乗り換える際は、事前にメリット・デメリットをチェックしておきましょう。

メリット
  1. スマホの利用料金を安く抑えられる
  2. 楽天モバイル回線エリア内なら無制限で高速データ通信可能
  3. 楽天リンクアプリを使えば国内通話とSMSが無制限で使い放題
  4. 契約期間の縛りや各種手数料が発生しない
デメリット
  1. ドコモに比べて回線対応エリアが未成熟
  2. 手持ちの端末が楽天モバイルに対応しない可能性がある
  3. ショップ数が少ないので地域によっては対面での相談が難しい
  4. ドコモメールなどが利用できなくなる

ドコモから楽天モバイルへの乗り換え手順とメリット・デメリットまとめ

au版「AQUOS R3 SHV44」の場合

【楽天モバイル】AQUOS R3(au)

au版「AQUOS R3 SHV44」の場合、一部の機能には対応していないが、問題なく利用できる

au版AQUOS R3 SHV44の場合、4Gデータ通信、通話、SMS(楽天回線およびパートナー回線)を利用できます。APN自動設定などには非対応ですが、普段使いするぶんには問題なく利用できるでしょう。

自身でAPN設定をおこなうことや、ETWS(緊急速報受信などの機能)の代わりを「Yahoo!防災」アプリなどで済ませることに抵抗がなければ、さほど神経質にならなくてもよいと考えられます。

auから楽天モバイルに乗り換えるメリット・デメリットは?

auから楽天モバイルに乗り換える際は、事前にメリット・デメリットをチェックしておきましょう。

メリット
  1. スマホの利用料金を安く抑えられる
  2. 楽天モバイル回線エリア内なら高速データ通信が無制限で利用可能
  3. 国内通話とSMSが無制限で使い放題
  4. 契約期間の縛りや各種手数料が発生しない
デメリット
  1. auに比べて回線対応エリアが未成熟
  2. 手持ちの端末が楽天モバイルに対応しない可能性がある
  3. ショップ数が少ないので地域によっては対面での相談が難しい
  4. auメールやキャリア決済が利用できなくなる

auから楽天モバイルへの乗り換え前に確認、メリット・デメリットまとめ

ソフトバンク版「AQUOS R3 808SH」の場合

【楽天モバイル】AQUOS R3(ソフトバンク)

ソフトバンク版「AQUOS R3 808SH」の場合、一部の機能には対応していないが、問題なく利用できる

ソフトバンク版AQUOS R3 808SHの場合、4Gデータ通信、通話、SMS(楽天回線およびパートナー回線)を利用できます。APN自動設定などには非対応ですが、普段使いするぶんには問題なく利用できるでしょう。

自身でAPN設定をおこなうことを念頭におき、ETWS(緊急速報受信などの機能)の代わりに「Yahoo!防災」アプリなどの導入を検討しましょう。

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えるメリット・デメリットは?

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換える際は、事前にメリット・デメリットをチェックしておきましょう。

メリット
  1. スマホの利用料金を安く抑えられる
  2. 楽天モバイル回線エリア内なら高速データ通信が無制限で利用可能
  3. 国内通話とSMSが無制限で使い放題
  4. 契約期間の縛りや各種手数料が発生しない
デメリット
  1. ソフトバンクに比べて回線対応エリアが未成熟
  2. 手持ちの端末が楽天モバイルに対応しない可能性がある
  3. ショップ数が少ないので地域によっては対面での相談が難しい
  4. ソフトバンクメールやキャリア決済が利用できなくなる

ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換える手順とメリット・デメリットまとめ

AQUOS R3で楽天モバイルを契約する前の準備

AQUOS R3

AQUOS R3

楽天モバイルの回線を契約するには、契約後に利用する端末がSIMロック解除されていることが前提となります。契約前に手持ちのAQUOS R3がSIMロック解除されているかどうかを必ず確認しましょう。

また、楽天モバイルの契約には本人確認のための身分証明書(運転免許証やマイナンバーカードなど)やMNP予約番号の発行(他社からの乗り換えの場合)などが必要です。こちらも契約前に忘れずに準備しておきましょう。

AQUOS R3はどんな機種?

AQUOS R3
AQUOS R3の特徴
  • 質感の良いガラスボディで美しいデザインのスマホ
  • 高性能でワイヤレス充電にも対応
  • Pro IGZOディスプレイは明るく美しい
  • 動画撮影にこだわった専用カメラを搭載

シャープの「AQUOS R3」は、AQUOSシリーズのハイエンドモデルです。質感の良いガラスボディ、本体側面のフレームはアルミ製で、ハイエンドモデルらしい美しいデザインに仕上がっています。ディスプレイの縁(フチ)が大きく残っており、上部のカメラと下部の指紋センサーによる切り欠きは好みが分かれそうです。

CPUはSnapdragon 855を採用し、メモリ6GBを搭載。ベンチマークのスコアも上々なCPUなので、ハイエンドモデルとしては十分な性能といえます。内蔵ストレージは128GBと大容量で、さらにmicroSDカードによる増設も可能です。充電は最大11Wのワイヤレス充電(Qi準拠)に対応し、USBコネクターはUSB Type-Cを採用しています。

ディスプレイは6.2インチの大画面、3120×1440という高解像度です。シャープが独自に開発する「Pro IGZO」という液晶を採用し、屋外でも見やすい明るさが特徴的です。また、Pro IGZOは120Hzの倍速駆動に対応しているので、動きの速い映像などの残像が少なくなっています。

カメラは、標準1220万画素と動画専用2010万画素のデュアルです。特徴的な動画専用カメラはワイド撮影が可能で、AIが動画のシーンを解析してショートムービーを作成するユニークな機能を備えています。また、被写体ブレ補正も搭載しており、AIが動きのある被写体を認識して自動で補正することも特徴です。

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