インスタグラムで投稿する写真の色味や系統を揃えると、一気におしゃれ度がアップします。特にふんわり優しい雰囲気が好きなら、写真全体に白っぽいフィルターがかかったような「白加工」がおすすめです。
この記事では、インスタで人気のある白加工のやり方を解説します。Instagramアプリだけを使ってできる白加工はもちろん、白加工に便利なアプリも紹介しているので、自分の好きな方法を探してみてください。
インスタの投稿編集画面で白加工
Instagramアプリの投稿写真を編集する画面でおこなえる白加工を2パターン紹介します。
Lux(ルクス)の数値を「-100」にする
一番簡単な加工方法は、「Lux(ルクス)」の数値を「-100」に下げることです。
Luxとは照度を調整する機能のことで、数値を下げると写真の色味がぼやけて優しい雰囲気になり、反対に数値を上げると陰影をはっきりさせて色鮮やかな写真にしてくれます。


インスタの新規投稿画面で[次へ]をタップ、続いて画面一番上のブラシのようなマークを押してください。

「Lux」の調整ができるので、バーの数値を左に移動し「-100」にしましょう。これだけで写真全体を白っぽく加工できます。
白くなり過ぎていると感じた場合は、バーの数値を少し戻して色味を調整してください。

左:Luxを-100にした場合、中央:加工前の画像、右:Luxを+100にした場合
元の写真と「Lux-100」または「Lux100」にしたときを比べると、写真の雰囲気が変わっていることが分かります。
明るさやフェードなどを細かく調整する

もっと細かく写真の色や明るさなどを調整したいときは「編集」タブで加工します。以下の数値を上げ下げすることで白加工が作れます。
- 数値を上げる項目:明るさ、フェード、ハイライト、シャドウ、シャープ
- 数値を下げる項目:コントラスト、彩度
- 好みによって変える項目:暖かさ
「明るさ」は文字通り画像の明るさを調整するもので、「フェード」を追加すると画像が色褪せたような、くすんだ感じになります。「ハイライト」は数値を上げると画像の明るい部分だけさらに明るくでき、「シャドウ」は画像の暗い部分のみ明るくしてくれる機能です。最後に「シャープ」を足すことによって輪郭が強調され、くっきりした印象になります。
「コントラスト」と「彩度」を下げると、画像の明暗差が小さくなり、色の鮮やかさも減らせます。

暖かさを下げると画像が冷たい印象になる

暖かさの数値を上げると温かみのある画像になる
「暖かさ」は数値を上げると温かみのあるオレンジっぽい画像に、数値を下げるとクールな青みがかった画像になります。好みで数値を選んでください。
編集機能の効果を踏まえたうえで、白加工をすると下のような画像に仕上がります。

元画像

加工後の画像
右上の画像を加工したときの数値は以下の通りです。
- 明るさ +50
- コントラスト -50
- 彩度 -10
- フェード +50
- ハイライト +50
- シャドウ +50
- シャープ +50
加工する前の画像の色味や明るさ、仕上がりの好みなどによっても最適な数値は変わるので、その都度調整してみてください。
インスタのストーリー機能で白加工
インスタのストーリーで作れる白加工を3つ紹介します。
ペン(マーカー)で半透明のフィルターをかける
ストーリーのペン機能のうち、マーカーを使うと画像に半透明のフィルターをかけることができます。


ストーリー作成画面で加工をしたい画像を選択し、画面右上のメニューボタン
から[落書き]をタップします。マーカーに切り替えて、白のカラーパレットを長押ししましょう。

画像全体に白っぽいフィルターがかかります。グレーのパレットを長押しすると、くすんだ色にも仕上げることができておすすめです。
絵文字の白く透けた部分を拡大する(iPhoneのみ)
絵文字の白く透けた部分を拡大していくことで画像を白加工する方法を説明します。

テキストボタンをタップ

「しお」と入力して絵文字を選択
まずはストーリー作成画面で加工する画像を選択したら、右上のテキストボタン[Aa]をタップします。加工に使う絵文字を入力して表示してください。
今回は例として「塩」の絵文字を使います。「しお」と入力すると絵文字が候補に出てくるので、選択して画面右上の[完了]を押します。
塩の絵文字の白く透けている部分を拡大していく
塩の絵文字の白く透けている部分を、指でピンチアウトしてどんどん拡大していきましょう。すると、写真に白いフィルターがかかったような仕上がりになります。
バスタブの絵文字を拡大
塩の他にも、お風呂(バスタブ)の絵文字の泡部分を拡大する方法もあります。
ラーメンの湯気の部分を拡大
また、白飛びし過ぎるのが苦手な人は、絵文字のラーメンの湯気部分を拡大する加工もおすすめです。画像の白さが程よく抑えられます。
湯気を使うのであれば、「なべ」や「コーヒー」の絵文字でもOKです。
絵文字によって色味の濃さが変わる
絵文字によって色味の濃さが変わります。
上の画像は、白加工するのにおすすめの絵文字9つで比較してみたものです。好みや気分によっても使い分けできるので、いろいろな絵文字を試してみてください。
スタンプの天気マークを拡大する
インスタのストーリーで使える「天気マーク」を応用して、白加工を施すことも可能です。この方法はiOS版アプリ・Android版アプリともに利用できます。

気温スタンプを選択

気温スタンプをさらにタップすると天気マークに切り替わる
ストーリー作成画面で、画面を上方向へスワイプするか、右上のスマイルマークからスタンプメニューを表示し、気温スタンプを選択してください。
気温スタンプをさらにタップすると、半透明の天気マークに切り替わります。

天気マークの透けている部分を拡大

写真に白加工を施せる
天気マークの白く透けている部分を指でピンチアウトして拡大していくと、写真に白加工を施せます。
白加工するのに便利な無料アプリ4選
加工アプリを使えば、毎回数値を細かく調整することなく簡単に写真の色味を変更できます。今回はおすすめの無料加工アプリ4つを紹介します。
ステッカーの白フィルターが優秀「PicsArt」

「PicsArt」には、白いフィルターをかけられるステッカーが用意されており、柔らかい雰囲気の写真に仕上げるのにぴったりです。


アプリで写真の編集画面を開いたら、[ステッカー]を選びます。画面上の検索窓に「白 フィルター」を入力して検索すると、ステッカーの一覧が表示されます。
画像では見えづらいですが、一番左上のステッカーをタップしましょう。


写真の真ん中に四角い白フィルターが出てくるので、それを写真のサイズまで指で広げましょう。写真のサイズをオーバーしても大丈夫。右上の[適用]をタップすれば写真の幅できれいに収まります。

さらに白の色味を濃くしたい人は、先ほどと同じ手順で白いフィルターを上から追加してもOKです。
使いやすさ抜群の「SNOW」

加工アプリの定番「SNOW」には、白加工専用のフィルターが用意されているので、加工がとても楽におこなえます。


[編集]ボタンをタップし、加工する画像を端末のアルバムから選びます。次に画面下の[エフェクト]をタップしてください。


[フィルター]をタップしたら、下の方にある「white」のフィルターを選びましょう。名前の通り、一発で画像を白く加工できる便利なフィルターです。
画面中央のスライドバーを左右に動かして、フィルターの濃さを調整すれば完成です。
ナチュラルに仕上がる「Foodie」

ナチュラルな加工が好きなら「Foodie」もおすすめ。食べ物の撮影・加工に特化したアプリではありますが、風景や人物もきれいに仕上げられる万能なアプリです。


Foodieのアプリを開いたら、画面右下の[編集]ボタンをタップし、加工する画像を端末のアルバムから選び、[編集]ボタンを押します。


白加工におすすめのフィルターは、「SI」(シンプル)または「PL」(プレーン)のシリーズです。フィルターの濃さは、スライドバーの数値を左右に移動させることで調整できます。
ガーリーな加工にぴったり「わたあめカメラ」

ふんわりしたガーリーな雰囲気に加工するなら「わたあめカメラ」がぴったりです。


アプリを起動したら[写真]をタップし、加工する画像を端末のアルバムから選んでください。任意で画像サイズをトリミングできるので、必要であれば画面下から変更し、[新しく編集]を押して次に進みます。


画面下のメニューから「ふわふわ」を選択し、好きなフィルターをタップしてみましょう。最初はピンクのフィルターがかかるので、カラーパレットで白に切り替えると透明感のあるふんわり白加工が作れます。
最後にフィルターの量と色味をスライドバーで調整すれば完成です。