「Xperia 1(エクスペリア ワン)」を持っていて楽天モバイルの契約を考えているけど、楽天モバイルで使えるかわからないということはありませんか。
本記事では、販売元がドコモ・ソフトバンク・SIMフリー版の「Xperia 1」が楽天モバイルに対応しているか解説。楽天モバイル契約前に知っておきたい準備や、Xperia 1がどんな機種なのかについても紹介しています。
Xperia 1は楽天モバイルに対応している?
まず、Xperia 1が楽天モバイルの各種機能に対応しているか一覧表にまとめました。自分が所有している(または購入予定の)Xperia 1の各キャリアモデル/SIMフリーモデルが、楽天モバイルの回線や通話に対応しているかチェックしてみてください。
なお、APN自動設定に非対応の機種の場合、回線開通時に自身でAPN設定をおこなわないとインターネットに接続できないので注意が必要です。
ドコモ版「Xperia 1 SO-03L」の場合

事実上、ドコモ版「Xperia 1 SO-03L」で楽天モバイルは利用できない
ドコモ版Xperia 1 SO-03Lの場合、利用できる機能は楽天回線のSMSのみ。4Gデータ通信や通話には対応していないため、実用に耐えないということになります。

理論上は楽天モバイル回線に接続できるが、実際には動作未確認であるため使えない可能性もある
なお、NTTドコモの製品ページ内にあるXperia 1 SO-03Lの対応周波数を見てみると、楽天モバイル回線の「バンド3」に対応していることを確認できます(パートナー回線であるau回線のバンド18/26には非対応)。
そのため、理論上はXperia 1 SO-03Lを楽天モバイルでも利用できる可能性がありますが、仮に楽天モバイル回線に接続できたとしても、楽天モバイル回線のエリア外に出てしまうとパートナー回線には接続できません。
そもそも楽天モバイルによる動作確認ができておらず、楽天モバイルを契約しても思うように使えないリスクが高いと考えられます。
ドコモから楽天モバイルに乗り換えるメリット・デメリットは?
ドコモから楽天モバイルに乗り換える際は、事前にメリット・デメリットをチェックしておきましょう。
- スマホの利用料金を安く抑えられる
- 楽天モバイル回線エリア内なら無制限で高速データ通信可能
- 楽天リンクアプリを使えば国内通話とSMSが無制限で使い放題
- 契約期間の縛りや各種手数料が発生しない
- ドコモに比べて回線対応エリアが未成熟
- 手持ちの端末が楽天モバイルに対応しない可能性がある
- ショップ数が少ないので地域によっては対面での相談が難しい
- ドコモメールなどが利用できなくなる
ソフトバンク版「Xperia 1 802SO」の場合

事実上、ソフトバンク版「Xperia 1 802SO」で楽天モバイルは利用できない
ソフトバンク版Xperia 1 802SOの場合、利用できる機能は楽天回線のSMSのみ。4Gデータ通信や通話には対応していないため、ほぼ実用に耐えないということになります。

理論上は楽天モバイル回線に接続できるが、実際には動作未確認であるため使えない可能性もある
ソフトバンクが公表しているXperia 1 802SOの搭載周波数帯一覧(※PDF)を見てみると、楽天モバイル回線の「バンド3」に対応していることを確認できます(パートナー回線であるau回線のバンド18/26には非対応)。
そのため、理論上はXperia 1 802SOを楽天モバイルでも利用できる可能性がありますが、仮に楽天モバイル回線に接続できたとしても、エリア外に出てしまうとパートナー回線に接続できません。
そもそも楽天モバイルによる動作確認ができておらず、楽天モバイルを契約しても実際には思うように使えないリスクも高いと考えられます。
ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換えるメリット・デメリットは?
ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換える際は、事前にメリット・デメリットをチェックしておきましょう。
- スマホの利用料金を安く抑えられる
- 楽天モバイル回線エリア内なら高速データ通信が無制限で利用可能
- 国内通話とSMSが無制限で使い放題
- 契約期間の縛りや各種手数料が発生しない
- ソフトバンクに比べて回線対応エリアが未成熟
- 手持ちの端末が楽天モバイルに対応しない可能性がある
- ショップ数が少ないので地域によっては対面での相談が難しい
- ソフトバンクメールやキャリア決済が利用できなくなる
SIMフリー版「Xperia 1」の場合

SIMフリー版の場合、一部の機能には対応していないが、問題なく利用できる
SIMフリー版のXperia 1は、4Gデータ通信、通話、SMS(楽天回線およびパートナー回線)、ETWSに対応します。APN自動設定や緊急通報時の位置情報の測位は利用できませんが、普段使いするぶんには問題なく利用できるでしょう。
SIMフリー版なら楽天モバイルのほとんどの機能が使えるため、これからXperia 1を購入して楽天モバイルを契約しようという人は、SIMフリー版を購入するといいでしょう。
なお、ソニーの直販サイトであるソニーストアでは、SIMフリー版Xperia 1の販売が終了しています。SIMフリー版Xperia 1を購入する際は、楽天市場やAmazonなどのオンラインショップで中古・新古品の在庫があるかチェックしましょう。
Xperia 1で楽天モバイルを契約する前の準備

Xperia 1
楽天モバイルの回線を契約するには、契約後に利用する端末がSIMロック解除されていることが前提となります。契約前に手持ちのXperia 1がSIMロック解除されているかどうかを必ず確認しましょう。
前述のように、キャリアモデルのXperia 1で動作確認できている機能はSMS(楽天回線)のみです。ドコモ版・ソフトバンク版のXperia 1で楽天モバイルの契約を検討している人は、その他の楽天モバイル対応端末を用意しておくと安心です。
また、楽天モバイルの契約には本人確認のための身分証明書(運転免許証やマイナンバーカードなど)やMNP予約番号の発行(他社からの乗り換えの場合)などが必要です。こちらも契約前に忘れずに準備しておきましょう。
Xperia 1はどんな機種?

- 質感の高い本体はXperiaらしいデザイン
- 画面の縦横比は21:9、幅が狭いから握りやすい
- ハイエンドモデルで防水、防塵、おサイフケータイにも対応
- 標準・望遠・超広角のトリプルカメラを搭載
Xperia 1は、細長いボディが特徴的なソニー製のAndroidスマホ。本体背面はガラスで、側面の金属のフレームが素晴らしい質感です。正面から見ると角(カド)を強調した四角いスタイルは、Xperiaシリーズらしいデザインとなっています。
ディスプレイは解像度1664×3840の4Kで、6.5インチの有機ELを採用。本体サイズは167×72×8.2ミリと、大画面モデルでも幅が狭く握りやすくなっています。画面の縦横比は21:9で、縦に長いウェブページやメール、LINEなどの閲覧に重宝するでしょう。また、2画面表示の際にも画面の高さが確保できているので、情報が見やすくなっています。
CPUはSnapdragon 855を採用し、メモリは6GB搭載。ベンチマークのスコアも上々なCPUなので、ヘビーなゲームも快適にプレイできるでしょう。内蔵ストレージは64GBと物足りなさを感じますが、microSDカードによる増設が可能です。定番の機能として、防水と防塵、おサイフケータイにも対応しています。また、充電端子はUSB Type-Cとなり、イヤホンジャックは搭載しません。
背面のカメラはトリプルで、縦に3つ並ぶスタイル。カメラは3つとも1222万画素で、26ミリ相当の標準レンズ、52ミリ相当の望遠レンズ、16ミリ相当の超広角を採用しています。標準レンズはF1.6、望遠と超広角はF2.4です。一般的なスナップ写真をキレイに撮影できることはもちろん、夜景もクリアに撮影することができます。