「Galaxy A30(ギャラクシー エーサーティ)」を持っていて楽天モバイルの契約を考えているけれど、楽天モバイルで使えるかわからないということはありませんか。
本記事では、販売元がau・UQモバイル・J:COMモバイル版の「Galaxy A30」が楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」に対応しているか解説。楽天モバイル契約前に知っておきたい準備や、Galaxy A30がどんな機種なのかについても紹介しています。
Galaxy A30は楽天モバイルに対応している?
まず、Galaxy A30が楽天モバイルの各種機能に対応しているか一覧表にまとめました。Galaxy A30は、キャリアだとauのみで販売しており、auのサブブランドであるUQモバイルとau系MVNOのJ:COMモバイルでも取り扱いしていた端末です。
UQモバイルとJ:COMモバイルで販売していたGalaxy A30については、楽天モバイルによる動作確認がとれていません。
なお、APN自動設定に非対応の機種の場合、回線開通時に自身でAPN設定をおこなわないとインターネットに接続できないので注意が必要です。
2023年6月に「Rakuten UN-LIMIT VII」から「Rakuten最強プラン」に刷新されたことで、楽天回線エリア外に接続されるパートナー回線(au回線を使用)もデータ通信無制限となりました。
au版「Galaxy A30 SCV43」の場合

au版「Galaxy A30 SCV43」の場合、一部の機能には対応していないが、問題なく利用できる
au版Galaxy A30 SCV43の場合、4Gデータ通信、通話、SMS(楽天回線およびパートナー回線)に対応します。APN自動設定などには非対応ですが、普段使いする分には問題なく利用できるでしょう。
自身でAPN設定をおこなうことや、ETWS(緊急速報受信などの機能)の代わりを「Yahoo!防災」アプリなどで済ませることに抵抗がなければ、さほど神経質になる必要はありません。
auから楽天モバイルに乗り換えるメリット・デメリットは?
auから楽天モバイルに乗り換える際は、事前にメリット・デメリットをチェックしておきましょう。
- スマホの利用料金を安く抑えられる
- 高速データ通信が無制限
- 国内通話とSMSが無制限で使い放題
- 契約期間の縛りや各種手数料が発生しない
- 手持ちの端末が楽天モバイルに対応しない可能性がある
- auメールやキャリア決済が利用できなくなる
UQモバイル版「Galaxy A30」の場合

UQモバイルが提供するサムスンの機種は、楽天モバイルによる動作確認がおこなわれていない
UQモバイル版Galaxy A30は、楽天モバイルによる動作確認がとれていない端末です。UQモバイルの公式サイトでGalaxy A30の取扱説明書(※PDF)を見たところ、製品名がau版と同じ「Galaxy A30 SCV43」であることが確認できます。
そのため、au版と同じ楽天モバイルの機能を利用できると考えられますが、楽天モバイルでの動作確認がとれていないため、楽天モバイルを契約しても使える保証はありません。
UQモバイルから楽天モバイルに乗り換えるメリット・デメリットは?
UQモバイルから楽天モバイルに乗り換える際は、事前にメリット・デメリットをチェックしておきましょう。
- 料金プランは楽天モバイルのほうが割安
- 通話オプションが無料で充実
- 専用アプリ「Rakuten Link」で無料通話かけ放題
- 楽天モバイルで手持ちの端末が使えない可能性
- データ容量の繰り越しができなくなる
J:COMモバイル版「Galaxy A30」の場合
J:COMモバイル版Galaxy A30は、楽天モバイルによる動作確認がとれていない端末です。J:COMモバイルの公式サイトでGalaxy A30の取扱説明書(※PDF)を見たところ、製品名がau版と同じ「Galaxy A30 SCV43」であることが確認できます。
そのため、au版と同じ楽天モバイルの機能を利用できると考えられますが、楽天モバイルでの動作確認がとれていないため、楽天モバイルを契約しても使える保証はありません。
Galaxy A30で楽天モバイルを契約する前の準備

Galaxy A30
楽天モバイルの回線を契約するには、契約後に利用する端末がSIMロック解除されていることが前提となります。契約前に手持ちのGalaxy A30がSIMロック解除されているかどうかを必ず確認しましょう。
また、楽天モバイルの契約には本人確認のための身分証明書(運転免許証やマイナンバーカードなど)やMNP予約番号の発行(MNPワンストップ提供のキャリア・MVNOからの乗り換えの場合は不要)などが必要です。こちらも契約前に忘れずに準備しておきましょう。
Galaxy A30はどんな機種?

- 有機EL採用の大画面モデルながらコスパに優れている
- 質感は上々でチープな印象はない
- 普段使いに最適な防水とおサイフケータイ対応する全部入り
- カメラはデュアルレンズで超広角を搭載
Galaxy A30は、ディスプレイに6.4インチの有機ELを採用した大画面モデルです。有機ELを採用しながら、3万円前半という価格帯でコスパに優れた端末といえます。本体サイズは160×75×8ミリで、大型モデルらしいサイズ感です。
本体背面は3Dガラス製で、光が当たるとライン状に反射します。前面の上下に額縁が残っていますが、全体的に高級感がありチープさを感じないデザインです。
低価格帯のモデルでありながら、防水とおサイフケータイに対応していることも嬉しいポイント。充電端子はUSB Type-Cで、他の製品ともケーブルが使いまわしやすくなっています。テレビの視聴はできませんが、イヤホン端子も備えた全部入りのモデルです。ただし、CPUはミドルクラスのExynos7904を採用し、搭載メモリは4GBと価格相応のスペックなので、処理の重いゲームアプリの快適な動作には期待できません。
カメラは1300万画素と500万画素のデュアルレンズです。1300万画素の通常のカメラはF値1.9と明るいのが特徴。2つ目のカメラは123度の超広角カメラで、人の視野と同じ写真が撮れます。ただし、超広角カメラは500万画素で、拡大すると画像は粗くなってしまうので注意が必要です。