LINEの「メッセージ受信拒否」とは? 既読にならないのは友だち追加されていないからかも

LINEの「メッセージ受信拒否」とは? 友だち以外からのメッセージを受信しない方法

友だちに追加しないとトークが届かない

第三者から紹介されたLINEアカウントを「友だち」に追加してメッセージを送ったのに既読が付かず、いっこうに返事がこない、なんてことはありませんか。相手からの反応がないため、無視(未読スルー)やブロックされたのではないかと不安になることも。

こうしたケースでは、相手が「メッセージ受信拒否」設定をオンにしており、メッセージが届いていない可能性があります。そこでこの記事では、LINEの「メッセージ受信拒否」について解説。設定をオンにしている相手と互いに友だちになる方法も4つ紹介します。

LINEの「メッセージ受信拒否」とは?

LINEの「メッセージ受信拒否」とは

メッセージ受信拒否とは、友だち以外の相手からのメッセージを一切受信しない設定のことです。

知らない相手や業者アカウントなどからLINEのメッセージが届いて困っている人は、メッセージ受信拒否を設定すれば解決できます。ただし、本来友だち追加したい相手からもメッセージが届かなくなることに注意が必要です。

友だち追加していない人からのメッセージを受信しない

LINEのメッセージは、自分が友だち追加していない人からでも、相手に友だち追加されていれば届く仕組みです。しかし「メッセージ受信拒否」を設定すれば、自分が友だち追加していない人からのメッセージを完全に拒否できます。

スパムや迷惑メッセージ対策として有効な「メッセージ受信拒否」機能。通報やブロックでも対策はできますが、あらかじめメッセージ受信拒否の設定をしておくことで、迷惑なアカウントとかかわらないように予防できるので安心です。

受信拒否設定は、友だちリストから削除したアカウントにも適用されます。友だちを削除すると、その友だち登録が解除されるので、追加していないアカウントと同じ状態となるのです。

「メッセージ受信拒否」を設定/解除する方法

メッセージ受信拒否の設定は簡単。iOS版アプリとAndroid版アプリで操作方法は変わりません。

LINEアプリ:「ホーム」タブ右上の設定アイコンをタップ

「ホーム」タブ右上の設定アイコン設定ボタンをタップ

LINEアプリ(設定):「プライバシー管理」を選択

[プライバシー管理]を選択

まず、LINEの「ホーム」タブで設定ボタン​をタップします。続いて[プライバシー管理]を選択してください。

「メッセージ受信拒否」をオンにする

[メッセージ受信拒否]をオンにする

次の画面で「メッセージ受信拒否」の項目をオンにすると、友だち追加されていない人からのメッセージは一切届かなくなります。

反対にオフに切り替えると、メッセージ受信拒否の設定が解除されます。

「メッセージ受信拒否」しているとどうなる?

LINEでメッセージ受信拒否を設定していると、自分や相手にどのような影響が及ぶのか、簡単にまとめました。

友だち以外のメッセージは届かず、相手は「未読」状態のまま

LINEアプリ(トークルーム):メッセージに既読がついていない

送信側のトーク画面。メッセージ受信拒否設定を有効にしている場合、送信側ではメッセージが未読のままとなる

自分がメッセージ受信拒否設定を有効にしていると、友だちに登録していない相手(メッセージの送り手)の送信画面はいつまでも「未読」のままです。メッセージ受信拒否が有効になっているユーザーに対してはメッセージが届かないので、既読もつかなければ返信も来ないというわけです。

なお、自分が受信拒否設定を解除しても、解除前に送られてきたメッセージは読めません。

友だち以外からの通話は着信しない

LINE通話の発信画面

LINE通話の発信画面

メッセージだけでなく、LINE通話も同じように拒否が可能。受信側が受信拒否設定をしている場合、相手(受信側)に電話はかけられますが、着信の知らせが相手に届かないため、発信者側の画面では発信音が鳴り続けるだけになります。

受信拒否していることはバレない

メッセージの受信拒否をしていることは他人にバレません。したがって、周りの目を気にせず気軽に設定できます。

グループへの招待やグループ内メッセージは届く(条件付き)

メッセージ受信拒否設定をした状態でも、友だち登録していない相手からのグループ招待通知を受け取れます。

LINEアプリ:グループ作成画面

「友だちをグループに自動追加」をオフ

ただし、グループを作るときに作成者側が「友だちをグループに自動追加」をオフにする必要があります。「友だちをグループに自動追加」がオンになっていると、メッセージ受信拒否を設定している友だちにグループ招待通知やメッセージが届きません。

自動追加をオフにしていれば、グループ作成後に友だちへ招待メッセージが送られます。

LINEアプリ:グループへの招待メッセージ

グループへの招待メッセージ

LINEアプリ:グループに招待されたときの画面

参加・拒否・通報から選べる

招待が届いた側のトーク画面では「参加」「拒否」「通報」というボタンが表示され、グループに入るか否かを選択できます。

  • 参加:グループに参加する
  • 拒否:グループの招待を拒否する
  • 通報:グループへの参加を拒否し、運営に通報する

グループに参加すれば、相手を友だち追加せずともグループ内でメッセージのやりとりは可能。しかし、グループ参加前に交わされていたメッセージは見られません。

グループへの参加を拒否した場合、拒否したことは相手に通知されません。もし見知らぬ人からグループ招待が来た場合、拒否をすれば相手とのかかわりを防げます。拒否しても何度も招待が届くなどの悪質な迷惑行為があった際は、LINEの運営に伝える「通報」を選択しましょう。

相手がメッセージ受信拒否を設定しているか確認する方法

一向に既読にならないときは、相手がメッセージ受信拒否を設定している?

メッセージを送っても、なかなか既読にならない場合、メッセージ受信拒否を設定しているかどうかを確かめたくなります。しかし、残念ながら相手のメッセージ受信拒否設定を確認する方法はありません

とはいえ、以下の現象が複数見受けられる場合は、受信拒否をされている可能性が考えられます。

  • メッセージを送信しても「未読スルー」状態が続く
  • 電話をかけても発信状態が続く
  • スタンプをプレゼントしても気付いていない(ブロックされていたらスタンプをプレゼントすらできない)

これらはブロックされている場合に発生する現象も含まれているため、「受信拒否されている」と一概には言い切れません。なお、ブロックされているか確認する方法は、以下の記事を参考にしてください。

メッセージ受信拒否を設定している相手と互いに友だちになる方法

相手がメッセージ受信拒否の設定をオンにしていると、相手が自分を友だち追加しない限り、メッセージは届きません。ここでは、メッセージ受信拒否設定をしている相手と互いに友だちになる方法を紹介します。

方法1:共通の友だち経由で連絡先を伝えてもらう

LINEアプリ:共通の友達から相手へ自分の連絡先を送ってもらう

共通の友達から相手へ自分の連絡先を送ってもらう

友だち追加画面:相手に自分の連絡先を追加してもらう

相手に自分の連絡先を追加してもらう

共通の友達がいるなら、その友達経由で自分の連絡先を相手に伝えて、LINEの友だちに[追加]してもらうようにしましょう。

LINEアプリ:メッセージ受信拒否設定をしている相手にメッセージを送ってもらう

メッセージ受信拒否設定をしている相手にメッセージを送ってもらう

友だちになったら、改めて相手からメッセージを送ってもらうことで、あなたも相手をトーク画面から友だちに[追加]できます。

相手からのメッセージを初めて受け取る際、当然ながらこちらもメッセージ受信拒否設定をしている場合は、相手からのメッセージを受信できません。事前に自分の受信拒否設定をオフにしておきましょう。

方法2:相手が拒否設定を解除後にもう一度メッセージを送る

共通の友達がいる場合、その友達経由で相手にメッセージ受信拒否設定をオフにするよう伝えてもらう、といった方法もあります。

相手にメッセージ受信拒否をオフにしてもらう

相手にメッセージ受信拒否をオフにしてもらう

解除後にメッセージを再送すれば相手もメッセージを受け取れる

解除後にメッセージを再送すれば相手もメッセージを受け取れる

相手がメッセージ受信拒否の設定をオフにすれば、こちらからのメッセージを受け取れるようになります。

相手は設定をオフにする前に送られていたメッセージを見られないので、設定を解除後に再度こちらからメッセージを送り、そこから友だちに[追加]してもらいましょう。

方法3:「知り合いかも?」から友だち追加してもらう

LINEアプリ(友達リスト):メッセージ受信拒否設定をしている端末でも、「知り合いかも?」には表示される

メッセージ受信拒否設定をしている端末でも、「知り合いかも?」には表示される

相手がメッセージ受信拒否設定をオンにしていたとしても、相手側の「知り合いかも?」リストにはあなたのアカウントが表示されます。相手があなたのアカウントに気づけば、友だちに追加してもらえるかもしれません。

方法4:グループに招待し、友だち追加してもらう

前述した通り、メッセージ受信拒否しているアカウントにもグループ招待の通知や、グループ内でのメッセージは届きます。

そこで、友だち追加してもらいたい相手を含んだ新規のグループトークを作成する方法も使えるでしょう。

LINEアプリ:グループ作成画面

「友だちをグループに自動追加」をオフ

グループ作成時は、「友だちをグループに自動追加」をオフにしておきます。これで、メッセージ受信拒否を設定している友だちにもグループ招待通知が届きます。

LINEアプリ:グループに招待されたときのメッセージ
LINEアプリ:グループに招待されたときの画面

招待メッセージを受け取った相手側の画面

招待メッセージを受け取った相手がグループに[参加]すれば、グループトーク内で相手に友だち追加してほしいと直接伝えられます。

ただしグループを新規作成する場合、相手がグループ参加を「拒否」したらこの方法は使えないので、注意してください。

LINEの「メッセージ受信拒否」に関するよくある疑問と答え

LINEの「メッセージ受信拒否」について、よくある疑問点とその答えをまとめました。

メッセージ受信拒否の設定を解除すれば、それ以前のメッセージは確認できる?

受信拒否の設定を解除しても、それ以前のメッセージは確認できません。

確認できるメッセージは、受信設定の拒否を解除した後に受信したメッセージだけです。

メッセージ受信拒否を設定している相手にスタンプをプレゼントできる?

スタンプのプレゼントはできますが、相手にはプレゼントされた旨のメッセージは届きません。

受信拒否の設定をしていてもプレゼントボックスにスタンプなどは届く

受信拒否の設定をしていてもプレゼントボックスにスタンプなどは届く

受信拒否の設定をしている相手にスタンプを送った場合、相手のプレゼントボックスには届きます。ただし、プレゼントされた旨のメッセージが届かないため、相手が自発的にプレゼントボックスを確認しない限り気づかないでしょう。

なお、スタンプをプレゼントできない場合、相手にブロックされている可能性が高いと考えられます。メッセージ受信拒否とブロックには、された側から見て下表のような違いがあります。

  目的 どんな相手に使われるか スタンプのプレゼント グループに自動で追加
メッセージ受信拒否 知らないユーザー全般からのメッセージを拒否する 新しく友だち追加した相手 できる(通知は届かない) できる(通知は届かない)
ブロック 知っている特定の相手からのメッセージを拒否する
  • 既に友だち追加していた相手
  • 共通のグループがある相手
できない できない

メッセージ受信拒否していないのにLINEで既読にならない?

相手がLINEのメッセージに気づいていない可能性があります。

メッセージを送っても既読がなかなか付かない「未読スルー」状態になっている場合、メッセージ受信拒否設定だけが原因ではないかもしれません。たとえば、以下のような原因が考えられます。

  • 忙しくてLINEに気づいていない
  • 既読をつけない方法でメッセージを読んでいる
  • 相手にブロックされている
  • 相手がLINEアプリをアンインストールした

メッセージを送っているのに相手の既読がつかない状態だとしても、日が浅い場合はもうしばらく待ってみましょう。既読にならない理由については、以下の記事も参考にしてください。

LINEでメッセージ受信拒否を設定していたら「知り合いかも?」に表示されているユーザーからメッセージは届く?

LINEでメッセージ受信拒否を設定している場合、「知り合いかも?」に表示されているユーザーからメッセージは届きません。

LINEアプリ:友達リストに「知り合いかも?」が表示されている

「知り合いかも?」に表示されているユーザーからメッセージは届かない

知り合いかも?に表示されているユーザーからメッセージを受け取りたい場合は、ユーザーの右に表示されている友だち追加ボタンをタップして友だちに追加しましょう。

検証バージョン
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15.14.2
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