LINEアカウントには「1つの電話番号につき1つまで」という原則があるものの、2つ作ってシーン別に使い分けたいと考える人は多いはずです。本記事では、1台のスマホで複数のLINEアカウント(サブアカウント)を作成し、使い分け・切り替える方法を詳しく紹介します。
サブ回線の運用におすすめ
LINEでサブ垢を作成・運用するのに必要な条件

LINEアカウントは、1人が複数持つことは想定されていません。「LINEで複数アカウントを使い分けたい」というニーズは多いものの、さまざまな制限があり実現させるのはかなり難しいのが現状です。
- 1つの電話番号につき1アカウントしか作れない
- LINEアカウントの作成には電話番号認証が必須
- LINEアプリにログアウト機能がない(アカウント切り替えが難しい)
しかし、LINEの仕様に合わせてスマホの環境を整えれば、複数アカウントを作成し快適に使い分けることも不可能ではありません。以下では、LINEのサブアカウントを作成・運用するための条件を3つ紹介します。
条件1:メインアカウントとは別の電話番号を用意すること
LINEアカウントは1つの電話番号につき1つが原則です。この点、過去にはFacebook連携を利用して裏技的に1つの電話番号で2つのLINEアカウントを作成できました。しかしアップデートによってその裏ワザは封じられてしまい、現在は利用できません。
そのため、2つ目のLINEアカウントを作るには、今はどうあがいても2つ目の電話番号を用意するほかないのです。
本項目では2つ目の電話番号を取得する方法を6つ紹介しています。詳細は以下の記事でも解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
おすすめ1:楽天モバイル

楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」なら最低月額1078円で運用できる
まずおすすめなのが、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」です。最低月額1078円で2つ目の電話番号を気軽に取得し、LINEアカウントを作成できます。
費用こそかかってしまいますが、3GB+国内通話かけ放題(楽天リンク)も含むと考えればコスパは悪くないはず。データ使用量が20GBを超えると月額3278円でデータ通信が無制限なので、サブ回線としてだけでなくメイン回線にも向いています。
2024年6月よりプラチナバンドの商用利用もスタートしたことで、ビル群や地下での繋がりやすさの改善が期待できます。プラチナバンドの提供は主要都市部から順次エリアを拡大していく予定です。
なお、楽天モバイルユーザーは、楽天SPUによって楽天市場での買い物時に付与されるポイントが+4倍になる点も見逃せません。普段から楽天市場で買い物するなら、そこで維持費をカバーできてしまう人もいるでしょう。

楽天モバイルを契約しているユーザーは、楽天SPUにより楽天市場で買い物した際のポイント付与率が+4倍となります。
通常分(税抜100円ごとに1ポイント)の1倍に対して、楽天モバイル契約による+4倍分が加算されてポイント5倍に。税抜1000円の商品を購入すると、50ポイントが貯まります。

楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」の料金は月額1078円(月間データ通信量が3GB未満の場合)。単純計算ですが、税抜2万1600円を楽天市場で毎月買い物しているなら、楽天モバイルによる楽天SPUのポイント付与分と通常分だけでRakuten最強プランの利用料をまかなえてしまうのです。
おすすめ2:LINEMO

LINEMO(ラインモ)はソフトバンクが提供するオンライン専用ブランド。「ベストプラン」ならデータ使用量を3GBまでに抑えられれば月額990円で使えます。3GBを超えた場合は10GBまでで月額2090円の2段階で変動する仕組みです。
特徴はLINEアプリの無料通話・ビデオ通話・トークなどの機能はデータ通信を消費しない「LINEギガフリー」。万が一データ使用量の上限に達してしまっても、LINEギガフリー対象機能を利用している間は速度制限がかかりません。LINEのサブアカウントで通話やトークをたくさん使いたい人におすすめです。

さらに現在、ベストプランを新規契約または他社からの乗り換え(ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルからの乗り換えは対象外)で契約すると、2カ月目〜7カ月目の6カ月間に利用したプラン料金の合計金額に相当するPayPayポイントがまとめて付与される「全額戻ってくる」キャンペーンも実施されています。
たとえば月額990円で6カ月間使った場合、5940円相当のPayPayポイントが後日戻ってきます。実質6カ月間のプラン料金が実質無料となるお得なキャンペーンです。
6カ月間のプラン料金が実質無料
おすすめ3:HISモバイル

大手旅行会社エイチ・アイ・エスのグループ会社であるHISモバイルが提供する「自由自在2.0プラン」は、月額280円から利用できるプラン。音声通話とSMSも付いているので、LINEアカウントの作成にも利用できます。
1GBプラン(月額550円)を契約した場合、データ使用量が100MB未満なら料金は月額280円となります。自宅やオフィスなどで常にWi-Fiに接続しておけば、100MBに抑えるのも不可能ではないでしょう。音声通話の料金も30秒ごとに9円と、他社キャリア・格安SIMよりも低コストなのも魅力です。
なお、契約時に3300円の事務手数料が発生してしまう点には注意が必要です。プラン変更・解約・MNP転出の手数料はありません。
おすすめ4:povo2.0

基本料金0円を求めるのであれば、auの「povo2.0」が最有力候補でしょう。ただしpovo2.0は、180日に1回は何かしらのトッピングを購入しなければ利用停止・契約解除になってしまいます。
この点、330円の最安トッピング「データ使い放題(24時間)」を半年に1回購入すれば、年間660円(毎月55円)で2つ目の電話番号を運用できます。
おすすめ5:mineo(マイネオ)

格安SIM(MVNO)のmineo(マイネオ)もおすすめ回線のひとつ。通信速度が最大32kbpsの「マイそく スーパーライト」なら最安月額250円で2つ目の回線を持てます。通信速度がかなり遅いため外出先での利用には向きませんが、電話番号をもう1つ持つには十分でしょう。
mineoは、どのプランでも原則として申し込み時に3300円の事務手数料が発生する点に注意が必要です。ただし、最大300kbpsで月額660円の「マイそく ライト」や最大1.5Kbpsで月額990円の「マイそく スタンダード」などのプランなら、事前にAmazonでエントリーコードを購入しておくことで事務手数料が無料になります。エントリーコードは300円程度ですが、セール時には100円未満で購入できる場合もあります。「マイそく スーパーライト」はエントリーコード対象外です。
また、月額880円(データ通信のみ)で月間データ通信1GBの「マイピタ」も候補のひとつ。au回線で申し込めばSMSを無料で使えるので、LINEアカウントの作成にも使えます。
おすすめ6:固定電話

このほか、家に固定電話があれば、その番号を使ってLINEのサブアカウントを作成することも可能です。
ただし、固定電話の番号でLINEアカウントを作成する方法はあくまでも裏ワザに過ぎず、LINEが公式に推奨しているわけではありません。今後、LINEのアップデート等によって機能が利用できなくなる可能性もあるので注意が必要です。
条件2:用意した電話番号でSMS/音声通話認証ができること
LINEでサブアカウントを作成するには、電話番号認証が必須です。(1)電話番号を入力、(2)その電話番号宛のSMSもしくは音声通話で認証番号を受け取る、(3)その認証番号をLINEに入力する、という手順を経なければなりません。
新しい電話番号を用意するだけでなく、SMSや音声通話で認証番号を受け取るための端末も必要となるわけです。

自身のスマホがデュアルSIMに対応していれば、たとえば上の画像のようにメイン回線として「LINEMO」のSIMカードを挿入したまま、サブ回線として楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」を利用できます。
1台のスマホでそれぞれの電話番号宛のSMSを受信できるので、一番スムーズにLINEアカウントの認証をおこなえます。
もしくは、以前使っていた古いスマホにサブアカウント用のSIMカードを挿して認証に使うのも手でしょう。このほか固定電話の番号を使うなら、音声通話での認証を通してLINEアカウントを作成できます。

デュアルSIMを利用する手段は、大きく分けて以下の3つがあります。
- SIMカードスロットを2基備えた端末に2枚のSIMカードを入れる
- SIMカードとeSIMを併用する
- eSIMで2回線契約する(デュアルeSIM)
iPhoneの場合、iPhone 13以降の機種でデュアルeSIMの利用が可能です。自身のスマホがどちらのタイプに対応しているのか、端末の公式サイトなどを確認してからサブ回線を契約しましょう。
条件3:LINEアプリを複製できる機能が搭載されていること(推奨)
前述までの条件が揃っていれば、サブアカウントの作成自体は可能です。しかし、後述する「ツインアプリ」や「マルチユーザー」機能を搭載していないスマホでのサブアカウント利用は、あまり推奨できません。

LINEではアカウントの切り替えができない
そもそも、LINEは1アプリにつき1アカウントしかログインできません。InstagramやX(旧Twitter)と異なり、1つのアプリ内で複数アカウントを切り替えて使える仕様になっていないのです。
アカウントを切り替えるには都度「LINEアプリをアンインストール→再インストール→電話番号認証→ログイン」という作業が必要です(後述)。さらに、LINEアプリをアンインストールするとトーク履歴が消えてしまうので、毎回バックアップも取得しなければなりません。

ツインアプリの利用イメージ
「ツインアプリ」や「マルチユーザー」対応スマホなら、1台のスマホにLINEアプリを2つインストールできます。
1つはメインアカウント、1つはサブアカウントでそれぞれログインしておけるので、アカウントを切り替える必要がありません。スムーズにアカウントを使い分けられるでしょう。
ただし、対応しているのはAndroidスマホの一部機種のみ。iPhoneに類似の機能はありません。
対応 | 機能の名前 | |
---|---|---|
iPhone | × | - |
Xperia | △(一部のみ) | マルチユーザー(複数ユーザー) |
AQUOS | × | - |
Galaxy | ○ | デュアルメッセンジャー |
arrows | △(一部のみ) | マルチユーザー(複数ユーザー) |
Pixel | ○ | マルチユーザー(複数ユーザー) |
OPPO | ○ | アプリクローン |
Xiaomi | ○ | デュアルアプリ |
ASUS | ○ | ツインアプリ |
仕事上、どうしてもサブアカウントが必要なら対応機種に変更するのも手です。対応機種のなかでもOPPOやXiaomi、ASUSなどは、いずれも手ごろな価格で買えるモデルを中心に展開しています。
さらに前述した「楽天モバイル」では、回線とスマホ本体を同時に購入するとポイント還元キャンペーンや端末同時購入時に使えるクーポンの配布も実施中です。
LINEアカウントを複数作成する方法
前述した条件が揃ったら、実際にLINEのサブアカウントを作成してみましょう。ここでは以下3つのパターンでの作成手順を紹介します。
方法1:LINEアプリを複製してサブアカウントを作成する

前述した「ツインアプリ」や「アプリクローン」「デュアルメッセンジャー」機能が搭載されている機種なら、サブアカウントの作成も切り替えも簡単です。
ここでは、筆者手持ちのGalaxy S21(Android 13)とOPPO Reno3 A(Android 11)での手順をそれぞれ解説します。
Galaxyシリーズでの手順
-
「デュアルメッセンジャー」機能でLINEアプリを複製する
ホーム画面で「設定」を開き、
→ の順に進みます。利用可能なアプリの下に「LINE」が表示されているはずなので、横のスイッチ部分をタップします。
確認メッセージで[インストール]をタップし、[ホーム画面に追加]をタップすればLINEアプリの複製が作成されます。
-
ホーム画面で複製版LINEアプリを起動する
アイコンが重なって表示されているのが複製したLINEアプリです。これをタップして起動しましょう。
-
サブ回線の電話番号でLINEアカウントを作成する
「LINEへようこそ」と表示されたら、[新規登録]をタップしてください。
続いて、電話番号認証をおこないます。必ずサブ回線の電話番号を入力してください。
LINEでは1つの電話番号につき1アカウントというルールが徹底されています。 もしメインアカウントに登録中の電話番号で認証すると、これまで使っていたメインのLINEアカウントが初期化されてしまうのです。
サブ回線の電話番号が分からない場合は、端末の「設定」で
→ の順に進むとそれぞれの電話番号を確認できます。サブ回線の電話番号宛にSMSで6桁の認証番号が届くので、これを入力してください。
なお、デュアルSIMならサブ回線のSMSを受け取るのに、切り替え作業などは必要ありません。普段使っているSMSアプリを見ると「〇〇経由」などと記載されており、どの回線宛に届いているのかがひと目で分かる仕様になっています。
認証した電話番号がどのアカウントにも紐付いていなければ「すでにアカウントをお持ちですか?」の画面が表示されるので、
をタップします。まれに、電話番号の以前の持ち主のLINEアカウントが画面に表示されるケースがあります。この場合は、
のボタンをタップしてください。あとは案内に従ってプロフィール設定、パスワード登録、友だち追加設定、年齢確認を済ませれば、サブアカウントの作成は完了です。
OPPOシリーズでの手順
-
LINEアプリのクローンを作成する
ホーム画面で端末の「設定」を開き、
に進みます。メニューの中から、
を選択しましょう。複製できるアプリが一覧で表示されたら、LINEを選択します。「アプリクローンを作成」のスイッチをオンにして、複製版LINEの名前を設定すれば完了です。
ホーム画面を見ると、LINEアプリが複製されていることが確認できます。
なお、複製版にはアイコンの右下に印がついていますが、誤爆防止のため両アプリのアイコンはホーム画面の別の場所に設置しておくことをおすすめします。
-
複製したLINEアプリを起動する
複製したほうのLINEアプリをタップして起動します。
-
サブ回線の電話番号で新しくアカウントを作成する
LINEのログイン画面が表示されるので、
をタップしてください。続いて、電話番号認証をおこないます。必ずサブ回線の電話番号を入力してください。
LINEでは1つの電話番号につき1アカウントというルールが徹底されています。 もしメインアカウントに登録中の電話番号で認証すると、これまで使っていたメインのLINEアカウントが初期化されてしまうのです。
サブ回線の電話番号が分からない場合は、端末の「設定」で
→ の順に進むとそれぞれの電話番号を確認できます。サブ回線の電話番号宛にSMSで6桁の認証番号が届くので、これを入力してください。
固定電話の番号を入力した場合は[通話による認証]をタップし、音声通話で6桁の認証を受け取りましょう。
認証した電話番号がどのアカウントにも紐付いていなければ、「すでにアカウントをお持ちですか?」の画面が表示されるので
をタップします。まれに、電話番号の以前の持ち主のLINEアカウントが画面に表示されるケースがあります。この場合は、
のボタンをタップしてください。あとは案内に従ってプロフィール設定、パスワード登録、友だち追加設定、年齢確認を済ませれば、サブアカウントの作成は完了です。
方法2:マルチユーザー機能を使ってサブアカウントを作成する
Pixelシリーズや、一部のXperia、arrowsシリーズには「マルチユーザー(複数ユーザー)」という機能が標準で搭載されています。

スマホ上にユーザーごとのスペースが作られ、それぞれ違ったアプリをインストールしたり設定をカスタマイズしたりできます。ユーザーの数だけLINEアプリをインストールしておけるので、サブアカウントの運用にぴったりでしょう。
ここではPixel 7a(Android 13)での手順を例に紹介します。
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端末の「設定」で「複数ユーザー」の項目に進む
端末の「設定」を開き、[システム]と進みます。対応しているスマホなら[複数ユーザー]という項目が設置されているので、これをタップします。
[複数ユーザー]の項目が見つからない場合は、設定画面上部の検索窓に「ユーザー」と入力してみます。それでも見つからないなら、非対応の機種である可能性が高いでしょう。念のため、製品ページやマニュアルサイトを確認してみてください。
「複数のユーザーを許可する」のスイッチをオンにして、[ユーザーを追加]をタップ。「新しいユーザーを追加しますか?」と問われるので、一読して問題なければ
をタップしてください。追加するユーザーの名前を入力して[〇〇に切り替え]をタップすると、セットアップ画面が表示されます。一読して問題なければ[今すぐセットアップ]をタップしてください。
あとは、案内に従ってGoogleアカウントへのログインや各種設定を済ませましょう。セットアップが完了した時点でユーザーが切り替わります。
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ユーザーを切り替えて「LINE」アプリをインストール
スマホの画面を上から下に2回スワイプして「クイック設定パネル」を呼び出したら、画面下の人型アイコンをタップ。ユーザーの切り替え画面が表示できたら、先程作成したユーザーをタップします。
アプリ「LINE」をダウンロードユーザーを切り替えたら、Google PlayストアでLINEアプリをインストールしましょう。
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サブ回線の電話番号で認証してアカウントを新規作成
LINEのログイン画面が表示されるので、
をタップしてください。続いて、電話番号認証をおこないます。必ずサブ回線の電話番号を入力してください。
LINEでは1つの電話番号につき1アカウントというルールが徹底されています。 もしメインアカウントに登録中の電話番号で認証すると、これまで使っていたメインのLINEアカウントが初期化されてしまうのです。
サブ回線の電話番号が分からない場合は、端末の「設定」で
→ の順に進むとそれぞれの電話番号を確認できます。サブ回線の電話番号宛にSMSで6桁の認証番号が届くので、これを入力してください。
固定電話の番号を入力した場合は[通話による認証]をタップし、音声通話で6桁の認証を受け取りましょう。
認証した電話番号がどのアカウントにも紐付いていなければ、「すでにアカウントをお持ちですか?」の画面が表示されるので
をタップします。まれに、電話番号の以前の持ち主のLINEアカウントが画面に表示されるケースがあります。この場合は、
のボタンをタップしてください。あとは案内に従ってプロフィール設定、パスワード登録、友だち追加設定、年齢確認を済ませれば、サブアカウントの作成は完了です。
方法3:LINEアプリをアンインストールしてサブアカウントを作成する
方法1/方法2が使えないスマホであっても、サブ回線があればサブアカウントの作成・運用(切り替え)は可能です。

認証する電話番号によってアカウントを切り替える
上の画像のように、ログイン画面に入力する電話番号によって、メインアカウントとサブアカウントを切り替えるイメージです。
ただし、ログイン画面を表示させるには一度LINEアプリをアンインストールしなければなりません。LINEアプリをアンインストールするとトーク履歴が消えてしまうので、バックアップの取得が必要です。慣れるまでは慎重におこなってください。
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トーク履歴をバックアップする
LINEアプリをアンインストールする前に、トーク履歴をバックアップします。
バックアップをおこなわないままLINEアプリをアンインストールすると、トーク履歴がすべて消えてしまう可能性があるので注意してください(友だちリストやスタンプなど他のデータは消えません)。
なお、頻繁にアカウントを切り替える場合、自動バックアップ設定にしておくのがおすすめです。バックアップ頻度を「毎日」に指定しておけば、万が一バックアップを忘れてしまっても直近までトーク履歴を復元できます。
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LINEアプリをアンインストール・再インストールしてログアウト状態にする
トーク履歴のバックアップができたら、LINEアプリをアンインストールしましょう。
アプリ「LINE」をダウンロードアンインストールできたら、再びLINEアプリをインストール・起動してください。これでLINEアプリのログイン画面を表示できます。
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サブ回線の電話番号で認証してアカウントを新規作成
LINEアプリを開いたら「LINEへようこそ」の画面が表示されるので、
をタップしてください。続いて、電話番号認証をおこないます。必ずサブ回線の電話番号を入力してください。
LINEでは1つの電話番号につき1アカウントというルールが徹底されています。 もしメインアカウントに登録中の電話番号で認証すると、これまで使っていたメインのLINEアカウントが初期化されてしまうのです。
サブ回線の電話番号が分からない場合、Androidスマホは端末の「設定」から[端末情報]→[SIMカードのステータス]、iPhoneは「設定」アプリから[電話]を開くとそれぞれの電話番号を確認できます。
サブ回線の電話番号宛にSMSで6桁の認証番号が届くので、これを入力してください。
固定電話の番号を入力した場合は[通話による認証]をタップし、音声通話で6桁の認証を受け取りましょう。
認証した電話番号がどのアカウントにも紐付いていなければ、「すでにアカウントをお持ちですか?」の画面が表示されるので
をタップします。まれに、電話番号の以前の持ち主のLINEアカウントが画面に表示されるケースがあります。この場合は、
のボタンをタップしてください。あとは案内に従ってプロフィール設定、パスワード登録、友だち追加設定、年齢確認を済ませれば、サブアカウントの作成は完了です。
-
メインアカウントへ復帰する
メインアカウントに戻す際は、同じように(1)トーク履歴をバックアップ、(2)LINEアプリをアンインストール/インストール、(3)メイン回線の電話番号を入力という手順を踏み、トーク履歴を復元してメインアカウントに復帰します。
LINEアカウントの使い分けにおすすめのサービス
前述の条件を満たすのが難しい人は、オープンチャットやLINE WORKSの利用も検討してみてください。目的によっては無理にサブアカウントを作成するよりも便利かもしれません。
LINEのオープンチャット機能を利用する
シーンごとにアカウントを複数使い分けるという用途なら「オープンチャット」機能が便利です。

トークごとに異なるプロフィールで参加できる

偽名・ニックネームでの参加が可能
LINEのオープンチャットは、不特定多数の人と匿名で会話できる機能です。知らない人とも安心して気軽に会話できるように、LINEアカウントと切り離して、オープンチャットだけのニックネームとアイコンを設定できる仕組みになっています。
オープンチャット上でやりとりした相手には、LINEアカウントが特定されません。実質的に複数のLINEアカウントを使っているのと同様の状態となるわけです。


通常のLINEトークとほぼ同様の操作感で使えるのもメリットです。参加中のオープンチャットにはLINEアプリのトークリストから簡単にアクセス可能。メッセージやスタンプ、写真の送信、ノート、アルバム、投票といった機能も使えます。
LINE WORKSを利用する

「LINE WORKS」はいわゆるビジネス版のLINE。プライベート用と仕事用で、LINEアカウントを使い分けたいという人のニーズに応えたサービスです。別途アプリのインストールが必要ですが、無料で始められます。


メッセージやスタンプ送信はもちろん、掲示板、カレンダー、アドレス帳、アンケートなど、仕事で活用できる機能を中心に取り揃えられています。
「LINE」と「LINE WORKS」はそもそも別のアプリなので、プライベートで送るはずだったメッセージをうっかり上司に送ってしまうなどの予期せぬ“誤爆”に見舞われることもありません。
ただし利用には、メンバー全員が「LINE WORKS」のアプリをインストールして会員登録をおこなう必要があります。オープンチャットと比べると、使い始めのハードルは高いといえるでしょう。