Androidスマホが「重い」「遅い」ときに試したい10の解消法

もっさりしたスマホをどうにかしたい

スマホを使い続けていると、アプリの起動が遅い、スクロールがスムーズにいかないなど、何となく動作がもっさりしたり、カクついてきたりすることがあります。

一つひとつは小さなことでも、積み重なると大きなストレスになるもの。そこで本記事では、Androidスマートフォンの動作が重くなったと感じるときに試したい対処法を紹介します。

スマホの動作が重くなる原因は? 特定は難しい

スマホの動作が重くなるトラブルの原因は、さまざまなことが考えられます。ストレージ容量が不足していることもあれば、単純にスマホ自体が故障していたり、不具合が発生していたりする可能性も。

それら要因が複雑に絡み合っていることも多く、「これが解決方法です」という明確な答えにはなかなか行き当たりません。そのため原因を探るよりも、改善が期待できる対処方を一つずつ試していくのが最も手っ取り早いはずです。

以下では、Androidスマホの動作環境を改善する可能性のある方法をまとめています。簡単におこなえるものばかりなので、動作が遅くなってきたと感じたら試してみてください。

Androidスマホの動作が重いときに試したい対処法

Androidスマホの動作が重い・カクつくといった現象が起こったときに試したい10通りの対処方法を取り上げて紹介します。

本記事では主にAQUOSシリーズを使って検証・解説しています。機種によっては操作方法が若干異なる場合があります。

対処法1:スマホのストレージに空きを増やす

ストレージとは、スマホ内に音楽や写真、アプリなどを保存しておくための記憶領域を意味します。内部ストレージはあらかじめ上限容量が決まっており、容量に余裕がなくなると、端末の動作が遅くなったりカクついたりする原因になることも。

容量を多く使用しているアプリやファイルを確認し、端末から削除したり外部ストレージへ移動したりすることで、端末の動作の改善につながるかもしれません。

端末に保存しておかなくてもかまわないデータなら、PCやSDカード、クラウドサービスにバックアップ(退避)した上で、こまめに削除することをおすすめします。

また、容量の削減をはかるのに特に効果的なのが、アプリのアンインストールです。ゲームアプリなどはデータサイズが1GBを超えるものも多いため、あまり使っていないアプリは思い切って削除してしまいましょう。そのほか、ストレージの確保方法については以下の記事を参照ください。

Androidスマホのストレージを減らす方法、特に空き容量を増やせた5つの施策とは

対処法2:スマホを再起動・強制再起動する

動作が遅いと感じるときは、まず再起動してみましょう。パソコンと違ってスマホは長い間電源を切らない人も多いようですが、再起動はスマホの調子が悪い時にできる手軽で効果的な方法のひとつです。

再起動の方法はいたって簡単。まずは、端末の電源ボタンを2~3秒間長押します。電源ボタンの位置は端末によって異なりますが、多くは側面にあるはずです。

再起動をすると、アプリが強制終了してしまいます。自動でデータを保存しないアプリの場合は作業途中のデータが消去される可能性があるので、必ず作業中のデータを保存してから再起動をするようにしましょう。

端末の電源ボタンを長押しするとメニューが表示されるので、メニュー内の[電源]をタップ。続けて[再起動]をタップすると数秒ほどで端末が起動します。

端末がフリーズして何の操作も受け付けなくなってしまった場合は、Androidスマホを強制的に再起動させることをおすすめします。詳しい方法は以下の記事を参照してください。

Androidスマホを再起動・強制再起動する方法

対処法3:セーフモードで問題あるアプリを特定・削除する

端末の側面にある電源ボタンを長押しして、展開したメニューで[電源を切る]を長押しする

「再起動してセーフモードに変更」でOKをタップ

スマホにインストールしているアプリのいずれかが、スマホの動作を遅くしていることも考えられます。問題のあるアプリを特定できれば、削除(アンインストール)することで動作の改善が期待できるでしょう。

原因がアプリにあるのかを判断するには、すべてのアプリを一時的に無効にできる「セーフモード」で端末を再起動してみてください。セーフモードでスマホ動作が改善したら、アプリのどれかが原因で重くなっている可能性が高いと判断できます。

ただしセーフモードでは、どのアプリが原因なのかまでは特定できません。アプリを削除するたびに端末をセーフモードで再起動し、動作が改善したかどうかを地道に確認して特定していくしかなさそうです。

Androidをセーフモードで再起動して問題のアプリを確認する(Androidヘルプ)

対処法4:ホームアプリをデフォルトに戻す

サードパーティ製のホームアプリを利用していると動作が重くなる場合がある

サードパーティ製のホームアプリは、ホーム画面を柔軟にカスタマイズできる便利なアプリです。しかし、端末によってはホームアプリとの相性が合わず、動作が重くなったり安定しないこともあったります。

サードパーティ製のホームアプリを適用した後に端末の動作が不安定になったときは、デフォルトのホームアプリに戻してみましょう。

「設定」アプリから[ホーム切り替え]または[ホーム]といった項目をタップ。ホームアプリ一覧が表示されるので、デフォルトのホームアプリを選択します。ホームアプリが適用されたら、しばらく端末を操作して動作が安定しているか確認しましょう。

ホームアプリを変更する方法は、以下の記事でも詳しく解説しています。

Androidスマホでホームアプリ(画面)を変更する方法──AQUOS・Xperia・Galaxyなど

対処法5:メモリを最適化する

基本的に、Androidスマホのメモリは自動で最適な状態に管理されます。そのため、アプリを複数開いたり、バックグラウンドで動いていたりしても、スマホの動作に影響が出ることは少ないはずです。

ただし、前述した方法でも動作が改善しない時や、急激に処理速度が遅くなるといったトラブルが発生するケースにおいては、メモリを最適化できる以下の対処法を試してみてください。

Galaxyシリーズならメモリの解放も可能

Galaxyシリーズには、端末の「設定」にメモリの空き容量を確保する機能が備わっています。「設定」を開いて[バッテリーとデバイスケア]→[メモリ]と進み、[今すぐ確保]をタップすればメモリの解放をおこなえます。

バックグラウンドで動いているアプリを終了する

【AQUOS・Xpeiraシリーズなど】マルチタスク画面を一番左までスクロールし[すべてクリア]をタップ

【Galaxyシリーズ】マルチタスク画面で[全て閉じる]をタップ

アプリの使用中、ホームボタンや戻るボタンを押せば画面は切り替わります。

しかし、このときアプリはまだバックグラウンドで動いている状態です。多くのアプリをバックグラウンドで起動させていると、それだけメモリを圧迫してしまうので、動作が重いときは終了させてみましょう。

ウィジェットの使用を控える

AQUOSシリーズの場合、消したいウィジェットを長押しながら画面上部にある「削除」までドラッグさせる

「ウィジェット」は、アプリの特定の機能をホーム画面上から起動できる便利なものです。

しかし、常にアプリが起動した状態になるため、多すぎるウィジェットは動作が鈍くなる原因になりかねません。ウィジェットはよく使うものだけに厳選するといいでしょう。

ホーム画面で削除したいウィジェットを長押しし、「削除」までドラッグするか[削除]をタップすれば削除できます。

ライブ壁紙の使用を控える

ライブ壁紙の一例

バブルや光など、動きのある演出で楽しませてくれるライブ壁紙ですが、そのぶんメモリを使っています。ライブ壁紙から動きのない壁紙に変えるだけで、処理速度が改善するかもしれません。

壁紙の変更は、端末の「設定」などからおこなえます(AQUOSシリーズなら [ディスプレイ]→[壁紙]と進んで設定する)。プリインストールされているものや自分で撮影した写真などを設定できるので、ライブ壁紙以外を選んでください。

対処法6:OSのアップデートをおこなう

Android OSは、セキュリティ強化や機能追加のため、定期的にアップデートが提供されます。しかし、アップデートの方法や必要性がイマイチよくわからないために、更新をしないまま放置している人も多いのではないでしょうか。

OSのアップデートには、細かい不具合の修正や動作環境の改善がされることもあります。最新の状態にアップデートしていないと、不具合が修正されないままとなり、スマホ不調の原因にもなりかねません。

なお、アップデートの際は通信環境、バッテリー残量、バックアップの3点には十分注意しましょう。詳しい内容は以下の記事を参照してください。

Androidスマホをアップデートする流れとやり方 初心者向けに解説

対処法7:アプリのアップデートをおこなう

特定のアプリの使用中だけ動作に異常を感じる場合は、まずアプリを最新バージョンにアップデートしてください。

アプリをアップデートせずに古いまま使用していると、セキュリティリスクが高まるほか、サポートが終了して特定の機能が利用できなくなったり、ログインできなくなったりする可能性があります。最悪の場合、アプリ自体を使えなくなる可能性もあるので注意が必要です。

対処法8:安定したインターネットに接続する

モバイルデータ通信を使っているときは、通信速度制限になっていないか、各キャリアのサイトで現在の使用データ通信量を確認しましょう。契約量を過ぎている場合は追加でデータ通信量を購入するか、できるだけWi-Fi環境で接続するなどして対策を取る必要があります。

Androidスマホの通信量を確認する3つの方法

また、通信制限にかかっていないのに動作が遅い時は、障害物や回線の混雑などで通信が不安定になっているのかもしれません。移動したり時間を置いたりして、再度接続してみてください。

自宅のWi-Fi接続時に動作が遅くなっているときは、一度Wi-Fiルーターのトラブルも確認してみてください。以下の記事ではWi-Fiが接続できない問題の解決策をまとめています。

バッファローに訊いた、Wi-Fiルーターが「つながらない」「遅い」時のよくある原因と対処法

また公衆無線LAN(無料Wi-Fiなど)は、大勢の人が一斉につなぐため回線が不安定になりがちです。接続するときは注意しましょう。

対処法9:バックアップをとって初期化する

出荷時の状態(初期化)にすると、動作が遅い原因となっている可能性のあるプロセスをすべて削除できます。ただ、初期化すると端末のすべてのデータが削除されるので、最終手段として試してみてください。

繰り返しになりますが、初期化するとデータがすべて消えてしまうので、事前に必ずスマホ内のデータをバックアップしておきましょう。

対処法10:スマホのメーカーや購入したキャリアに問い合わせる

初期化しても動作の改善が見られないようなら、端末固有の不具合が起きていたり、故障していて修理が必要だったりする可能性もあります。

また、故障していなくても経年劣化による動作不良も考えられるため、長く使っている端末なら機種変更も検討してみてください。

検証バージョン
AQUOS sense4 plus
Android
11
Galaxy S21
Android
11
Xperia Ace III
Android
12
Pixel 3a
Android
12
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