Androidスマホが「重い」「遅い」ときに試したい解消法まとめ

Androidスマホが「重い」「遅い」時に試したい解消法まとめ

スマホを使い続けていると、アプリの起動が遅い、スクロールがスムーズにいかないなど、何となく動作がもっさりしたり、カクついてきたりすることがあります。

一つひとつは小さなことでも、積み重なると大きなストレスになるもの。なんとかしたいところですが、その現象を引き起こす要因はいろいろな要素が複雑に絡み合っていることが多く、これが解決方法ですという明確な答えになかなか行き当たりません。

そこで本記事では、Androidスマホの動作が重くなった時に主に考えられる原因と、改善の可能性のある方法をまとめてみました。簡単にできるものばかりなので、動作が遅くなってきたなと感じたら試してみてください。

検証端末:Pixel 3(Android 9.0)/Nexus 6(Android 8.0)

スマホの動作が重くなるのはなぜ?考えられる原因

前述した通り、スマホが重くなる要因は一概に断定することはできませんが、主に考えられる理由は次の通りです。

ストレージの空き容量が少なくなっている

音楽や写真などのデータが保存される内部ストレージの空き容量に余裕がなくなると、端末の動作が遅くなったりカクつく原因になることがあります。

Androidスマホ ストレージ容量の確認

ストレージ容量はスマホの「設定」アプリで、[ストレージ]の項目に進むと確認できます。「写真と動画」「音楽と音声」「ゲーム」などの項目ごとに消費・占有しているストレージ容量が目安として表示されます。

あくまでざっくりとした区分ではありますが、どの項目にどれだけストレージが使われているかが分かるので、動作が重い原因を特定する時の参考にはなりそうです。

Androidスマホ ストレージ容量の空き容量を増やす

また、ストレージ容量の確認画面から[空き容量を増やす]をタップすると、ストレージ内を検索し不要と思われるデータを一覧表示してくれます。削除しないものはチェックを外し、最下部の[○○MBを開放]をタップすれば空き容量が確保できます。

インターネット接続が不安定

ウェブサイトの表示、動画の再生など、ネットワークの使用時に動作が遅く感じられる場合、インターネット接続の問題も考えられるでしょう。

モバイルデータ通信の接続時に動作が遅くなる主な原因としては、まず通信速度制限が考えられます。現在の使用データ通信量を確認し、契約量を過ぎている場合は追加でデータ通信量を購入するか、できるだけWi-Fi環境で接続するなどして解除までの期間をしのぎましょう。

通信制限にかかっていないのに動作が遅い時は、通信が不安定な可能性もあります。移動したり時間を置いてみると改善する可能性があります。

自宅のWi-Fi接続時に動作が遅くなった場合は、Wi-Fiルーターに問題があるケースも考えられます。また、外出時に公衆無線LAN(無料Wi-Fiなど)に接続するときは、大勢の人が一斉につないでいるなどでネット環境が不安定になっている可能性があります。時間を置くなどして再度試してみましょう。

特定のアプリが問題を起こしている

インストールしている特定のアプリが原因となって、スマホの動作が遅くなっている場合があります。特定のアプリの起動中にのみ動作が重くなることが分かっていれば、そのアプリを停止しアンインストールすれば改善が期待できます。

ただ、そもそもアプリが原因なのかどうかも分からない場合は、すべてのアプリを一時的に無効にできる「セーフモード」で端末を再起動してみましょう。セーフモードで動作が改善したら、アプリが原因で重くなっている可能性が高いと判断できます。

Androidスマホ セーフモード Androidスマホ セーフモード

セーフモードにするには、電源ボタンを長押しし、メニューが表示されたら[OK]をタップ。再起動が完了したらセーフモードに変わります。

セーフモードでは、動作が重くなる原因がアプリかどうかは判断できますが、どのアプリが問題なのかまでは特定できません。特定するには、アプリを削除するたびに端末を再起動して、動作が改善したかどうかを確認していくしかなさそうです。

その他、OSのバージョンや端末の不具合など

OSやアプリのアップデートには、最新機能の追加のほかに細かい不具合の修正がされることがあります。最新の状態にアップデートしていないと、不具合が修正されないままとなり、スマホ不調の原因にもなりかねません。

また、何をやっても改善しない場合は、端末が古すぎることや故障も考えられます。キャリアや端末のメーカーに問い合わせるのもひとつの手です。

再起動とアプリ/OSのアップデートを試す

動作が遅いと感じるときは、まず再起動してみましょう。そしてOSやアプリのバージョンが最新ではない人は、アップデートすることで改善する可能性もあります。

再起動する

まずは定番ですが、再起動してみましょう。パソコンと違ってスマホは長い間電源を切らない人も多いようですが、再起動はスマホの調子が悪い時にできる手軽で効果的な方法のひとつ。

Androidスマホ 再起動させる

電源ボタンを長押しすると、メニューが現れるので再起動を選択します。あまりにも動作が遅く、この表示すら出てこない場合は、そのまま電源ボタンを押し続けて強制的に電源を切り、再び電源を入れましょう。

なお、アプリなどは強制終了しますので、場合によっては使用中のデータがなくなってしまう可能性があり、注意が必要です。

アプリやOSをアップデートする

アップデートによって、不具合の改善や新しい要素の追加だけでなく、動作環境の改善になることがあります。

アプリのアップデート方法

Androidスマホ アプリのアップデート Androidスマホ アプリのアップデート

アプリの更新はGoogle Playからおこないます。

まずはGoogle Play ストアで左上のメニューボタン[]をタップ(もしくは画面左を右スワイプ)して、メニューを開きます。そこで[マイアプリ&ゲーム]を選択するとアップデートできるアプリが確認できるので、ここから更新します。

OSのアップデート方法

Androidスマホ OSのアップデート Androidスマホ OSのアップデート

OSのアップデートの場合は、「設定」アプリから[システム]を選択し、[システムアップデート]や[ソフトウェアアップデート](端末によって名称が異なります)をタップします。アップデート可能なOSがある場合は[ダウンロード]をタップして完了です。

なお、アップデートの際は通信環境、バッテリー残量、バックアップの3点には十分注意しましょう。詳しい内容は下記を参照ください。

今さら聞けない、Androidスマホをアップデートする方法と注意点【ドコモ/au/ソフトバンク端末など】

スマホの空き容量を確保する

内部ストレージを多く使用しているアプリやファイルを確認し、端末から削除したり外部ストレージへ移動したりすることで、端末の動作の改善につながる可能性があります。

不要アプリを削除(アンインストール)する

容量の削減をはかるのに一番効果的なのが、アプリのアンインストールです。ゲームアプリなどはデータサイズが1GBを超えるものもザラですから、あまり使っていないアプリは思い切ってアンインストールしてしまいましょう。

Androidスマホ 不要アプリをアンインストール

アンインストールしたいアプリを長押ししたら、画面上部に表示される「アンインストール」までアプリをスライドします。これでアプリを削除することができます。

ただ、ホーム画面に表示されていないアプリはこの方法では見落としがち。すべてのアプリを一覧表示してアンインストールすると、抜け漏れがありません。

Androidスマホ 不要アプリをアンインストール Androidスマホ 不要アプリをアンインストール

「設定」アプリから[アプリと通知]をタップして削除したいアプリを選びます。「アプリ情報」画面に移動し、[アンインストール]をタップすれば削除できます。

Androidアプリを削除/無効化/非表示化する方法とその違い

写真や動画、音楽など不要なデータを内部ストレージから削除/移動

写真や動画、音楽、漫画といったコンテンツのデータは、 気づいたら多くのストレージ容量を食ってしまっていることも。端末自体に保存しておかなくてもかまわないデータなら、内部ストレージからこまめに削除することをおすすめします。事前にPCやmicroSDカード、クラウドサービスに移動しておけば、気兼ねなくデータを削除できます。

おすすめ
スマートストレージを活用する

Android 7.1以降には、スマホの容量が少なくなった時にGoogleフォトにバックアップ済みの写真や動画を自動で削除してくれる「スマートストレージ」という機能があります。

Androidスマホ スマートストレージ Androidスマホ スマートストレージ

スマートストレージ設定は、「設定」アプリの[ストレージ]からおこなえます。これをオンにしておくと、バックアップや削除を手動でおこなわなくても、ストレージの空き容量を保ってくれます。Googleフォトユーザーであれば、使うと便利でしょう。

ただし、Googleフォトで写真を管理する場合には、下記記事の通り注意点があります。

知らないとマズい、「Googleフォト」で写真を削除すると同期している端末上からも消える事実とその対策

ダウンロード済みの不要なファイルを削除

ストレージ容量を空けたい時、見落としがちなのがネットからダウンロードした画像ファイルやPDFファイル。ダウンロードした直後にしか使わなかったりするので、不要なものが溜まっている人は多いはず。気づいた時に削除しておくようにしましょう。

Androidスマホ 不要なファイルを削除 Androidスマホ 不要なファイルを削除

ダウンロードしたファイルは、プリインストールされている「ファイル」アプリや、「ダウンロード」アプリから閲覧・削除できます。

メニューボタン[]から[ダウンロード]を選択。削除したいファイルを長押して、ゴミ箱アイコンをタップ→[OK]で完了です。

蓄積したキャッシュを消す

キャッシュとは、使用頻度の高いデータを端末に蓄積しておき、様々な動作をスピーディーにする仕組みのことです。キャッシュはあくまでも一時利用のためのデータなので重要性は低く、削除してしまってもとくに問題にはなりません。

ただ、Android OSの進化に伴ってキャッシュの管理が効率化されており、ユーザー自身が手作業でキャッシュを削除する必要性は低下しています。優先順位的には、アプリ削除や動画・写真の削除などより下になります。

Androidスマホ 蓄積したキャッシュを削除する Androidスマホ 蓄積したキャッシュを削除する

「設定」アプリから[アプリと通知]をタップし、キャッシュを削除したいアプリを選択。[ストレージ]→[キャッシュを削除]をタップすれば完了です。

Androidスマホ 蓄積したキャッシュを一括削除する

Android 8.0以前では、すべてのアプリのキャッシュを一括で削除できます。「設定」アプリから[ストレージ]を開き、[内部ストレージ]→[キャッシュデータ]→OK(削除)を選べば完了です。

メモリを解放する

おもにアプリが動く時に使われるメモリは、Androidによって最適な状態に管理されています。そのためアプリを複数開いたり、バックグラウンドで動いていたりしても、スマホの動作に影響が出ることは少ないです。

Androidスマホ メモリの解放

メモリの使用量は、「設定」アプリ→[システム]→[開発者向けオプション]→[メモリ]で確認できる

ただ、前述で紹介した方法でも動作が改善しない時や、急激に処理速度が遅くなるといったトラブルが発生した場合においては、以下で紹介するメモリの解放はひとつの有効な手段となるかもしれません。

バックグラウンドで起動しているアプリを停止する

アプリを使っている時にホームボタンを押せば画面は切り替わりますが、文字どおり画面が変わっただけでアプリはまだ裏(バックグラウンド)で動いています。多くのアプリを起動していると、それだけメモリの容量を圧迫します。また、特定のアプリがスマホを重くしている原因だった場合には、アプリを停止させるだけで改善するかもしれません。

Androidスマホ アプリの停止 Androidスマホ アプリの停止

左:Android9.0右:Android8.0

Android 9.0で開いているアプリを一括で終了させるには、まず画面下から上に向けてスワイプします。起動中のアプリが表示されるマルチタスク画面が開くので、一番左までスクロールすると出てくる[すべてクリア]ボタンをタップすれば完了です。

またバージョンや端末によっては、ホームボタン長押し、または画面下部の□ボタンをタップするとマルチタスク画面が開きます。緑色の階段状のボタンもしくは、マルチタスク画面を一番上までスクロールすると出てくる[すべて削除]ボタンをタップでOKです。

アプリごとに選んで終了させたい場合は、アプリを左右どちらかにスワイプ、もしくはアプリの×ボタンをタップします。

ウィジェットやライブ壁紙の使用を控える

ホーム画面を自分好みにカスタマイズできるのがAndroid OSの特徴ですが、カスタマイズによってはメモリを圧迫しまうこともあります。特に影響が大きいと考えられるのが、「ウィジェット」と「ライブ壁紙」です。

ウィジェットとは

ウィジェットとは、ホーム画面に設置できるミニアプリのようなもので、時計やカレンダー、電車の乗換案内など様々なアプリが対応しています。

アプリの特定の機能をホーム画面上から起動できる便利なものですが、常にアプリが起動した状態になるため、多すぎると動作が鈍くなる原因になりかねません。ウィジェットはよく使うものだけに厳選するといいでしょう。

Androidスマホ ウィジェットを削除

ウィジェットを削除するには、消したいウィジェットを長押しします。すると画面上部に「削除」という表示が出るので、そこまでスライドさせます。

ライブ壁紙とは

バブルや光など、動きのある演出で楽しませてくれるライブ壁紙ですが、そのぶんメモリを使っています。ライブ壁紙から動きのない壁紙に変えるだけで、処理速度が改善するかもしれません。

Androidスマホ ライブ壁紙

壁紙を変えるには、ホーム画面の何もないところを長押ししてメニューを表示させ、[壁紙]を選択。もしくは「設定」アプリの[ディスプレイ]→[壁紙]と進みます。

プリインストールされているものや自分で撮影した写真などを設定できるので、ここではライブ壁紙以外のものを選んでください。

初期化してもダメならメーカー・キャリアに問い合わせ

初期化はデータ消失のリスクがあり、また手間もかかるので最終手段として紹介します。初期化しても動作の改善が見られないようなら、購入したキャリアやメーカーへ問い合わせしてみましょう。

バックアップをとって初期化する

出荷時の状態(初期化)にすると、動作が遅い原因となっている可能性のあるプロセスをすべて削除できます。ただ、当然ですが初期化すると端末のすべてのデータが削除されます。初期化する前に、必ずバックアップをとっておきましょう。

Androidスマホ バックアップをとって初期化する Androidスマホ バックアップをとって初期化する

「設定」アプリから[システム]を選択し、[リセット]や[リセットオプション]の項目にある「すべてのデータを消去」をタップするとデータを初期化することができます。

初期化やバックアップの詳しい方法は下記を参照してください。

Androidスマホを初期化(リセット)する方法──事前準備からバックアップ、SDカード、おサイフケータイまで
Androidスマホのバックアップと復元方法──SDカード/クラウドへ専用アプリで簡単データ保存

端末のメーカーや購入したキャリアに問い合わせる

ここまでしても解決しない場合には、端末固有の不具合や故障していて修理が必要な可能性もあります。一度スマホを購入したキャリアやメーカーに問い合わせてみましょう。

EDITED BY MOEGI