楽天サービスの利用で貯めることができる楽天ポイントには、通常のポイント以外に「期間限定ポイント」があります。
楽天カードの新規申し込み時や、お買い物マラソンなど各種楽天サービスのキャンペーン期間中の決済などでゲットできる有効期限のあるポイントですが、失効してしまう前に使い道を探している人は多いはずです。ただ通常ポイントとは異なり、期間限定ポイントはすべての楽天サービスで利用できるとは限りません。
本記事では、期間限定ポイントの確認方法や、損しない有用な使い方を解説します。
楽天「期間限定ポイント」とは?
楽天ポイントには、通常ポイントと期間限定ポイントの2種類が存在します。楽天各種サービスの利用に応じて貯まる通常ポイントに対し、期間限定ポイントは特定のキャンペーンを利用することなどで付与される仕組み。楽天カード新規入会時や、お買い物マラソンなどの買いまわりで獲得したポイントが「期間限定ポイント」となります。
通常ポイントの大きな違いは有効期限
通常ポイント | 期間限定ポイント | |
---|---|---|
有効期限 | 最終利用日から1年間 | キャンペーンによって異なる |
ポイントがもらえる条件 | 楽天市場での買い物や楽天ペイでの支払い、楽天カード決済での買い物など | お買い物マラソンなどのキャンペーンやSPU、会員特典 |
ポイントが使えるサービス | 制限なし | 制限あり |
通常ポイントと期間限定ポイントの大きな違いは「有効期限」です。
通常ポイントの場合は有効期限が1年間で、買い物をして新たにポイントを獲得すると有効期限がその日から1年間に延長されます。楽天ポイントを貯めたり使うことでポイントの有効期限が延びるので、ポイントの失効をあまり心配することはありません。
一方で、期間限定ポイントの場合はキャンペーンによって有効期限が異なります。1カ月だけのこともあれば半年有効のこともあるため、有効期限に気をつける必要があります。たとえば、お買い物マラソンや楽天スーパーセールなどで獲得した期間限定ポイントの場合、獲得した月(15日ごろの付与)の翌月末までの1カ月半しか利用することができません。
また通常ポイントとは異なり、期間限定ポイントは有効期限を延長することはできません。ポイントを無駄にしないためには、有効期限内に使い切る必要があります。
期間限定ポイントの保有数と有効期限の確認方法

「楽天ポイントクラブ 」のトップ画面で期間限定ポイントが確認できる
期間限定ポイントには有効期限が設定されており、その期限は数日単位から月単位までと、キャンペーン内容によって異なります。
期間限定ポイントをどれくらい保有していて、どのタイミングで消滅してしまうのかを把握するには、「楽天ポイントクラブ」を利用するのがおすすめ。また楽天市場(Web・アプリ)や楽天ペイアプリのトップページ上部からも確認できます。
上の画像は、楽天ポイントクラブ(ブラウザ版)のトップページです。画面上部にある利用可能ポイントの内訳として、期間限定ポイント数とその期限がひと目でわかるようになっています。
アプリ版では通知機能を利用することで、ポイント失効前にお知らせを受け取ることができるので便利です。

楽天ペイアプリのホーム画面
楽天ペイでは、ホーム画面の上部に保有ポイント数が表示されます。ここで「期間限定」部分に表示された数が、現在持っている期間限定ポイントになります。
楽天カード申し込みで5000〜1万ポイントの期間限定ポイントがもらえる

楽天カードを新規で申し込んだユーザーに付与される特典ポイントも、期間限定ポイントに分類されます。
申し込みのタイミングなどにより付与されるポイント数は異なりますが、新規入会とカード利用で5000〜1万ポイントが獲得できるため、期限を過ぎてポイントが無駄になるといったミスをしないよう、期間限定ポイントの保有数と有効期限を知っておくとよいでしょう。
楽天モバイル申し込みで最大1万ポイント以上の期間限定ポイントがもらえる

楽天モバイルへの新規契約、乗り換えでも高額の期間限定ポイントをもらうことができます。
とくに、終了日未定で常時開催中の三木谷キャンペーン(正式名称:「楽天従業員から紹介された方限定 Rakuten最強プラン紹介キャンペーン」)を利用して申し込むと、新規で7000ポイント、乗り換えで1万4000ポイントの期間限定ポイントを手に入れることができます。
こちらも楽天カード入会と同様高額の期間限定ポイントを一度に手に入れることができるため、損をせずに使い切る必要があります。
複数の期間限定ポイントは有効期限の近いものから消費される

異なる有効期限がいくつかある場合は期限が早いものから使用される
キャンペーンのタイミングによって、期間限定ポイントの有効期限も異なります。ポイントの期限が複数存在するパターンがあるということです。この場合、期間限定ポイントの期限が近いものから優先的に使われるようになっています。
上の画像では、「2025年2月15日」が最短・直近のポイント失効日です。この日(当日を含む)までに、「100ポイント」を使い切れば、損せずにポイントを有効利用できます。有効期限がまだ先の場合は、ポイントがある程度貯まってから使うのもよいでしょう。
期間限定ポイントが使える場所・使えない場所
期間限定ポイントが利用できる・できないサービスを把握しておけば、ポイントが無駄になることはありません。それぞれを一覧でまとめたので、期間限定ポイントの利用に役立ててください。
- 楽天Edyへの交換(チャージ)
- ANAマイレージなど他社ポイントやマイルへの交換
- 楽天カードの「ポイントで支払いサービス」(支払い充当)
- ポイントを使った楽天銀行デビットカードでの支払い
- 楽天ポイントの運用サービス(ポイント利息・ポイント運用・ポイントビットコインなど)
- 楽天チケットでのチケット購入
期間限定ポイントを楽天Edyへ交換できない点などには注意が必要です。とはいえ、楽天ペイや楽天市場をはじめ、多くの楽天サービスで期間限定ポイントが利用できるので、有効期限が終了する前にポイントを使い切るとよいでしょう。
楽天期間限定ポイントの活用法、損せず使い切る方法
期間限定ポイントは、すべての楽天サービスで利用できるわけではありません。ここでは、楽天期間限定ポイントを有効活用するおすすめの方法を紹介します。
なお、通常ポイントと期間限定ポイントを持っている場合、期間限定ポイントから優先して消費される仕組みです。
おすすめ1:楽天ポイントカードを提示し、楽天ペイ・楽天Edyで支払う

ポイントカードを提示して支払いを楽天ペイか楽天Edyにすればポイント2重取りができる
楽天ポイントカードを提示し、支払いを楽天ペイもしくは楽天Edyにすると、楽天ポイントの二重取りが可能になります。
そのため、コンビニやスーパー、飲食店などでの支払いに楽天ペイや楽天Edyを使い、期間限定ポイントを優先的に利用するのがおすすめです。

[ポイントカード]をタップしてバーコードを提示する

[コード・QR払い]から「ポイントと楽天キャッシュをすべて使う」にチェックを入れてタップ

利用するポイントを設定する
楽天ペイの場合、アプリから[ポイントカード]をタップし、ポイントカードをレジで提示します。その後、[コード・QR払い]をタップし、QRコードの下部分にある「ポイントと楽天キャッシュをすべて使う」にチェックを入れます。ポイントを全額利用する場合はこれで設定完了です。
ポイントを一部利用する場合は、もう一度タップし、ポイントを[一部使う]にすると、任意のポイントだけ消費できます。ここで期間限定ポイントの数だけを設定しておけば、通常ポイントが使われるのを避けられます。
ちなみにポイントの二重取りは、dポイントやPontaポイント、Vポイントなど他社のポイントを集めている場合にも有効です。ポイントを集めている他社カードを提示のうえ、支払いを楽天ペイもしくは楽天Edyにすることで、他社ポイントと楽天ポイントの両方を獲得することができます。
おすすめ2:楽天ポイントカードの加盟店で使う
街の楽天ポイントカード加盟店では、貯めた楽天ポイントを使って買い物や食事などの支払いができます。飲食店やスーパー、コンビニ、家電量販店、ガソリンスタンドなど、さまざまなお店で利用できます。

楽天ペイアプリから[ポイントカード]をタップ

バーコードを読み取って決済してもらう
楽天ポイントカードのバーコードを表示するには「楽天ペイ」アプリを利用します。以前は楽天ポイントクラブのアプリからも提示できましたが、2024年4月より楽天ペイアプリに統合されています。
ポイントカードのバーコード部分を会計時に提示し、利用したいポイント分だけを利用して、残りを現金やクレジットカードで支払うといった方法もできます。

楽天カードはカード裏面にポイントカードの情報がある
楽天カードを所持している場合は、裏面にあるバーコード部分が楽天ポイント機能となっています。
いずれも、ポイントカードのバーコード部分をお店で読み取ってもらうことで、ポイントを利用した決済が完了します。
おすすめ3:楽天市場での買い物で使う
楽天市場での買い物では、期間限定ポイントを指定して利用することができます。

購入手続き画面下の「ポイント利用」横の[変更]をタップ

利用するポイント数を指定する

ポイント利用分が値引きされる
商品を買い物かごに入れ、購入手続きへ進んだら、[注文を確定する]ボタン下にあるポイント利用の[変更]をタップします。
続いて、「すべてのポイントを使う」あるいは「一部のポイントを使う」にチェックを入れます。「一部のポイントを使う」にした場合、任意の期間限定ポイントの数を指定できます。あとは[内容を変更する]を選択し、注文を確定すればOK。ポイント充当分(1ポイント=1円)が合計金額から引かれているはずです。
楽天カードを持っている場合は「5と0のつく日」キャンペーン開催日でのポイント利用は避けたほうが好ましいです。「5と0のつく日」キャンペーンはエントリーのうえ楽天カードで決済することで楽天SPUの特典と合わせてポイントが+3倍にアップするもの。ポイントで商品を購入して楽天カードを利用しなかった場合、ポイントアップの対象外となってしまうので、注意してください。
おすすめ4:楽天市場で金券(ギフトカード)に交換する
楽天の期間限定ポイントは商品券やギフトカードなどの金券を購入することも可能です。そのため、楽天市場で金券を購入するのがおすすめです。
期間限定ポイントには利用期限がありますが、ポイントを利用してAppleギフトカードなどに変えてしまえば利用期限がないため、無駄になりません。
ただし、全額をポイントだけで購入することはできず、1円以上を必ずクレジットカードで支払う必要がある点にだけ注意してください。
おすすめ5:楽天ふるさと納税で使う

楽天ふるさと納税の寄付で期間限定ポイントを利用するのもおすすめです。
期間限定ポイントを使って寄付ができ、また、寄付金額すべてをポイントで支払うことも可能です。さらに、ポイント利用分に対しても100円(税抜)につき1ポイントが付与されます。
寄付金額の一部を楽天カード決済にしたり、お買い物マラソンなどの楽天市場で開催されているキャンペーン時に利用すれば、楽天SPUや買いまわりによるポイントアップで、さらに多くのポイントを手に入れることもできます。
おすすめ6:楽天サービスの月額料金の支払いに使う

トップ画面左上のメニューボタン
をタップ
「ご契約内容確認・変更」をタップ

「ポイントご利用方法」欄で[変更する]をタップ
楽天マガジンのブラウザ版を開き、左上のメニューボタン
をタップします。メニュー画面から「ご契約内容確認・変更」をタップします。「ご契約内容の確認・変更」画面を下にスクロールし、「ポイントご利用方法」の欄で[変更する]をタップします。

ポイントの利用方法を選択する

ポイント利用の指定が完了
ポイントの利用方法を選択します。毎月固定のポイントを指定、もしくは利用可能なポイントをすべて利用できます。ポイントの指定が終わったら[変更内容の確認へ]をタップし、変更内容の確認画面から[変更する]を選択すれば変更完了です。
おすすめ7:楽天マートでの買い物で使う
ネットスーパーをよく利用するユーザーであれば、楽天マートの支払いに期間限定ポイントを使う方法もあります。

ポイントの利用で[変更]をタップ

利用方法で任意のポイント数を指定する

ポイント分が割引された
購入手続きの画面で、「ポイントの利用」欄にある[変更]をタップし、利用方法を「一部のポイントを使う」または「全てのポイントを使う」に設定します。
この画面で自分のポイント残高と期間限定ポイント数がわかるので、「一部のポイントを使う」を選択後に、期間限定ポイントだけを指定することができます。
あとは[決定]ボタンをタップし、決済へと進めばOKです。
おすすめ8:楽天ラクマでの購入に使う
フリマアプリ「楽天ラクマ」を使ってよく買い物をするユーザーならば、ラクマでの決済時に期間限定ポイントを含む楽天ポイントを利用するのもおすすめです。

購入画面で「楽天ポイント/キャッシュ」横の[利用できます]をタップ

利用するポイント数を入力して[決定する]をタップ
商品の購入確認画面で、「楽天ポイント/キャッシュ」の項目にある[利用できます]をタップします。次の画面で、ポイントの利用を「一部使う」または「全て使う」に設定すればOKです。
画面上部で期間限定ポイント数の確認ができるので、「一部使う」を選択し、期間限定ポイント分だけを支払いに充当するといった使い方も可能です。
楽天「期間限定ポイント」に関するよくある疑問と答え
期間限定ポイントの仕組みや使い方について、よくある質問とその答えをまとめました。
楽天ポイントは期間限定ポイントから優先して使われる?
はい、ポイント利用時に期間限定ポイントから優先的に消化されます。
通常ポイントと期間限定ポイントを所持している場合、ポイント利用を設定すると、期間限定ポイントから順に消化される仕組みです。
期間限定ポイントに複数の失効日があるケースでは、期限に最も近いポイントから使われます。
期間限定ポイントを利用した買い物をキャンセルしたらどうなる?
キャンセル日が期間限定ポイントの有効期限を過ぎていた場合、ポイントは返還されません。
ポイントを利用した注文をキャンセルした場合、利用したポイントの返還はポイントの種類で対応が異なります。
期間限定ポイントの場合、ポイントの有効期限内であれば、キャンセルと同時に返還されます。ただし、有効期限が過ぎてからキャンセル手続きをした場合にはポイントは失効扱いとなって返還されないので注意してください。
なお、通常ポイントの場合はキャンセルと同時に返還されます。
通常ポイントにも有効期限はある?
はい。最後にポイントを獲得した月を含めた1年間が有効期限です。
通常ポイントの有効期限は1年間です。
ただし、ポイントの有効期間内に新しくポイントを獲得すれば、期限はそこから1年間延長されます。通常ポイントを獲得するたびに、すべての通常ポイントの有効期限が延びるというわけです。
期間限定ポイントの付与日はいつ?
キャンペーンによって付与日は異なります。
楽天市場などでの各ショップ個別のポイントアップによる期間限定ポイントは、買い物の20日後に「利用可能(総保有)ポイント」に反映されます。
一方、キャンペーンなどで獲得した期間限定ポイントは、付与日がお買い物マラソンや各キャンペーンによって異なります。付与日は、キャンペーンページ末尾に記載の「キャンペーン詳細」から確認する必要があります。