楽天会員には5つのランクがあり、一番上の「ダイヤモンド」会員になると、楽天市場や楽天関連サービスでポイント倍率が上がったり、優待セールや特別イベントに参加できたりするなど、さまざまな特典を得られます。
本記事では、楽天ダイヤモンド会員の筆者が、ダイヤモンド会員の特典やメリット、ダイヤモンド会員になるための条件、ランクアップのコツなどを解説します。
自分の楽天会員ランクを確認するには?

名前の左のランク別アイコンから確認できる

メニューを開くと詳細が確認できる
楽天市場にログインすると、トップページ上部のログイン名の左にランク別でアイコンが表示されます。
- 無印:レギュラー会員
- S:シルバー会員
- G:ゴールド会員
- P:プラチナ会員
- D:ダイヤモンド会員
名前の上のメニューボタン
をタップして開くと、ランクの詳細も確認できます。このほか、「楽天ポイントクラブ」アプリからも確認できます。楽天ダイヤモンド会員になるための条件

楽天市場の会員ランクは全部で5種類あり、それぞれ条件(楽天ポイントの獲得数と獲得回数)を満たすことでランクアップ・ランクキープができる仕組みです。
会員ランクは、毎月2日0時までに過去6カ月の実績を元に更新されます。ダイヤモンド会員になるには、その時点で以下の3つの条件を満たしていることが必要になります。

6カ月間でどれだけ楽天ポイントを貯められるのかが鍵になっています。ポイントなら何でもいいわけではなく、購入の伴わない付与ポイントや、期間限定ポイントはランクアップの計算対象外です。
4000ポイント以上獲得・30回以上ポイントを獲得という条件は、一見ハードルが高いと感じるかもしれません。ただ、無理をしなくても獲得ポイントや回数を増やせるコツがあります(詳細は後述)。
また、ダイヤモンド会員には「楽天カード」の発行が必須です。楽天カードは100円の支払いにつき楽天ポイントが1ポイントもらえ、普段使いに便利です。年会費が永年無料で、ネットからいつでも簡単に発行手続きができます。楽天カード利用者限定で、楽天市場でのポイント倍率が+3倍となる「5と0のつく日」キャンペーンに参加できます。
楽天ダイヤモンド会員の主な特典・メリット
楽天ダイヤモンド会員になると、以下のような特典を受けることができます。
近年廃止になったダイヤモンド会員優待サービス
ダイヤモンド会員のみが享受できるサービスのうち、近年廃止になったサービスもあります。
- 「今月は毎週水曜日が感謝デー 楽天市場でのお買い物がポイント+1倍」の廃止(2024年12月)
- 楽天トラベル、楽天ファッション、楽天ビューティのSPU獲得上限の廃止(2023年12月)
「今月は毎週水曜日が感謝デー 楽天市場でのお買い物がポイント+1倍」は、ダイヤモンド会員を1年間キープした人に限り、毎週水曜日の楽天市場の買い物が+1倍にポイントアップするキャンペーンでした。
楽天トラベル、楽天ファッション、楽天ビューティの3サービスに限って設けられていた、会員ランク別の獲得上限ポイントが撤廃され、会員ランク関係なく一律となりました。ダイヤモンド会員の場合、月間の獲得上限が1万2000ポイントだったのですが、廃止に伴い、楽天トラベルと楽天ファッションは上限1000ポイント、楽天ビューティは上限500ポイントと、かなりの改悪となりました。
ダイヤモンド会員限定のクーポンがもらえる


ダイヤモンド会員限定のクーポンがもらえる
ダイヤモンド会員専用のページでは、ダイヤモンド会員だけが使える約20種の割引クーポンが多数配布されています。
クーポンにはそれぞれ利用条件が設定されているので、ダイヤモンド会員専用ページで詳細を確認してください。
【毎月18日】ご愛顧感謝デーで楽天市場の買い物がポイント4倍

毎月18日は楽天市場で「ご愛顧感謝デー」が開催されます。キャンペーンページからエントリーするだけで、ダイヤモンド会員はポイント4倍(通常ポイント1倍+特典ポイント3倍)にポイントアップします(エントリー前の買い物はキャンペーン対象外となるので注意)。
また、お買い物マラソンや楽天スーパーセールでのポイントアップに必要な「ショップ買いまわり」では、税込1000円以上の買い物をしないとポイントアップの対象になりませんが、ご愛顧感謝デーは税抜100円からポイントアップ対象です。
【毎月1〜3日】楽天トラベルの予約でポイント2倍

毎月1・2・3日はポイント2倍にアップ

ダイヤモンド会員限定クーポン・限定サービス付きプランもある
毎月1〜3日は楽天トラベルで「ご愛顧感謝デー」が開催されます。ダイヤモンド会員とプラチナ会員限定のキャンペーンで、この3日間は楽天トラベルでの国内宿泊予約がポイント2倍(通常ポイント1倍+特典ポイント1倍)になります。キャンペーン適用には、予約前にキャンペーンページからの事前エントリーが必要です。特典ポイント分は、通常ポイントとは別にチェックアウト日から10日後ごろに還元されます。
さらに、ダイヤモンド会員限定で、最大4500円オフになる割引クーポンや、アーリーチェックインなど会員限定サービス付きプランも利用できます。
毎月のポイント利用上限が50万ポイントにアップ
ダイヤモンド会員限定で楽天ポイントの利用上限額がアップします。1回の支払い上限が50万ポイント、1カ月の利用上限が50万ポイントとなります。ダイヤモンド会員以外の場合、1回の支払い上限が3万ポイント、1カ月の利用上限は10万ポイントまでに制限されているので、かなりの差があることがわかります。
会員ランク | 1回の支払いで使えるポイント数 | 1カ月に利用できるポイント数 |
---|---|---|
ダイヤモンド会員 | 50万ポイント | 50万ポイント |
プラチナ会員 ゴールド会員 シルバー会員 レギュラー会員 |
3万ポイント | 10万ポイント |
楽天ポイントは、楽天市場や楽天ブックスなどの楽天サービスや、街の加盟店での買い物での支払いなど、さまざまなシーンで使えます。なかなか万単位でポイントを貯めるのは難しいですが、ダイヤモンド会員なら数十万円の高額商品もポイントだけで買うことが可能になります。
楽天ETCカードの年会費が無料になる

楽天カードに付帯して利用できる「楽天ETCカード」は、通行料金100円につき楽天ポイントが1ポイント貯められます。通常は年会費550円(税込)かかりますが、ダイヤモンド会員とプラチナ会員は年会費が無料です。
また、楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードの利用者なら、会員ランクに関係なく楽天ETCカードの年会費が無料になります。車で移動することが多い人なら作っておいて損はないカードです。
会員限定の特別イベント招待・先行販売に参加できる


ダイヤモンド会員限定で、特別イベントへの招待やチケットの先行販売に参加できるといった特典があります。
残念ながら、ここ数年は特別イベントの開催はおこなわれていません。直近ではJリーグ ヴィッセル神戸vsアルビレックス新潟戦(2023年4月9日)の観戦チケットがダイヤモンド会員限定の優待価格で販売されました。
特別イベント招待などの特典の詳細は、ダイヤモンド会員の専用ページから確認してください。
ランクアップ・維持のために獲得ポイント・回数を増やすコツ
ランクアップするための獲得ポイント数・回数を増やすためのコツを紹介します。筆者はダイヤモンド会員を数年間キープしていますが、楽天ポイントは以下の方法で簡単にたくさん稼ぐことができています。
生活費の支払いは楽天カードや楽天ペイにして、日頃から多くの楽天サービスを活用するのが、ダイヤモンド会員への近道です。それぞれ詳しく解説します。
基本的に支払いは楽天カードや楽天ペイを使う

楽天市場はもちろん、街での買い物やスマホの通信費、サブスクの月会費など、あらゆるものを楽天カードまたは楽天ペイで支払うことで、自然と楽天ポイントをもらう回数や獲得ポイント数が増えます。
楽天ペイはコンビニやドラッグストア、一部の飲食店などで使えるところが増えています。筆者の場合は、月に10回以上楽天ペイで買い物するので、「過去6カ月間に30回以上ポイントを獲得」という条件はこれだけで簡単にクリアできました。

楽天カードの支払いはポイント還元率1%、楽天ペイならポイント還元率を1.5%にすることが可能です。
楽天ペイで1.5%にポイント還元させるには、楽天キャッシュにチャージしてコード払いするだけ。チャージ方法もクレジットカード・銀行口座・ATMなど自由です。これで、楽天ペイと楽天キャッシュから合計1.5%分のポイントを受け取れます。

2025年7月1日より、楽天ペイアプリのポイント還元プログラムが変更に
楽天ペイ分(1%)は買い物翌日、楽天キャッシュ分(0.5%)は翌月にポイントが付与されますが、2025年7月1日からポイント還元プログラムがリニューアルし、楽天キャッシュ分も翌日付与に変更となります(ポイント還元を受けるには、カウント期間の1カ月以内に楽天ポイントカードを2回以上提示が必要になります)。
楽天ペイにチャージすれば楽天ポイントが貯まる
街のお店でも楽天ポイントを貯める

楽天ペイアプリ内のポイントカード画面

支払いは楽天ペイまたは楽天カード払いがおすすめ
街の買い物でも楽天ポイントを貯められるお店は数多く存在します。コンビニや飲食店、薬局、アパレルショップ、家電量販店、ガソリンスタンドなど対象の楽天ポイント加盟店では、必ず楽天ペイアプリ内の「楽天ポイントカード」をレジで提示しましょう。
ポイントカードの提示後、楽天カードまたは楽天ペイで支払うことで、利用分も加算されてポイントの二重取りも可能になります。
ランクアップポイント対象の楽天サービスを日頃から使う

楽天の一つのサービスだけでポイントを貯めるのは難しいので、会員ランクアップの計算対象となるサービスを日頃から使うようにするのもおすすめです。


日頃から複数の楽天サービスを使うと、ポイント獲得数や回数が増えやすい
筆者の場合、楽天市場で日用品の購入や「楽天ふるさと納税」を利用しています。旅行は「楽天トラベル」、美容院は「楽天ビューティ」から予約しています。コンビニや飲食店での支払いなどには「楽天ペイ」で支払い、メインの銀行として「楽天銀行」も利用するなど、複数の楽天サービスを活用しています。
ランクアップ対象サービスには、ほかにも「楽天マガジン」や「楽天ミュージック」「楽天ブックス」「楽天ファッション」なども含まれています。自分の生活スタイルに合わせて、使えそうなサービスがあれば積極的に選んでいくといいでしょう。
ランクアップポイントの対象サービス一覧
- 楽天市場 (通常購入、定期購入商品・頒布会商品・予約商品、楽天24、ケンコーコム)
- 楽天ブックス
- 楽天Kobo
- 楽天トラベル
- 楽天トラベル 観光体験
- 楽天カードご利用(キャッシングは除く)
- 楽天銀行
- 楽天TV
- 楽天GORA
- 楽天チケット
- 楽天ペイ(オンライン決済)
- 楽天ペイアプリ
- 楽天マート
- 楽天ビューティ
- 楽天写真館
- 楽天Edy
- 楽天ブロードバンド
- 楽天toto
- 楽天ポイントカード
- 楽天ミュージック
- 楽天ポイント(オンライン)
- Kドリームス
- ラ・クーポン
- 楽天ファッション
- 楽天リーベイツ
- 楽天エナジー
- 楽天でんわ
- パートナー企業のサービス
- 楽天生命
- 楽天損保
- 楽天ペット保険
- 楽天マガジン
- 楽天シニア
- 楽天全国スーパー
- 楽天カーシェア
- 楽天ビック
- 楽天トラベルキャンプ
- Rakuten STAY
- Rakuten Oyado
ポイントアップする日にまとめ買いする


ポイントアップ日のまとめ買いがおすすめ
楽天市場では、ポイント倍率が上がる日やキャンペーンを多く開催しています。たとえば「楽天スーパーセール」などの大型セール、毎月実施される「お買い物マラソン」や「ワンダフルデー」、「5と0のつく日」などがあります。
急ぎでない限り、ほしい商品はできるだけそのようなキャンペーン時期にまとめ買いするとポイントが貯まりやすいです。エントリーが必要なキャンペーンがほとんどなので、楽天市場のセール情報を定期的にチェックし、お得な期間を見逃さないようにしましょう。
楽天ふるさと納税を利用する

「楽天ふるさと納税」を使うことで、寄付金額に応じて楽天ポイントが貯まります。寄付金額はトータルで数万円、数十万円になることもあるので、そのぶん楽天ポイントもたくさんもらえます。
楽天市場のキャンペーンでは、ふるさと納税もポイントアップの対象であることがほとんどなので、キャンペーン時期におこなうのがベストです。