2026年4月1日の「携帯電話不正利用防止法」改正に伴い、楽天モバイルのWeb契約における本人確認方法が大幅に変わります。これまで一般的だった「書類画像のアップロード」や「AIかんたん本人確認(eKYC)」が廃止され、マイナンバーカード等のICチップ読み取りによる確認方法などが追加されました。
本記事では、2026年4月から何が変わるのか、廃止された本人確認方法と新たに追加された方法、そして手続き上の注意点などをわかりやすく解説します。
2026年3月末で廃止される本人確認方法
2026年4月1日の「携帯電話不正利用防止法」改正に伴い、楽天モバイルのWeb契約において以下の本人確認方法が利用できなくなります。
| 終了する確認方法 | 終了日 |
|---|---|
| 書類画像をアップロードして確認 | 2026年3月24日(火) |
| AIかんたん本人確認(eKYC) | 2026年3月29日(日) |
| 楽天グループ提出済み書類で確認 | 2026年3月29日(日) |
「画像をアップロード」は楽天モバイルで最も一般的な本人確認方法でしたが、2026年3月24日(火)で終了しました。背景にあるのは、偽造された本人確認書類や他人の写真を用いた不正契約の増加です。
従来の「画像アップロード」方式は視認(人の目による確認)に頼る部分が大きく、精巧な偽造書類を見抜くのが難しくなっていました。そこで、2026年4月施行の「携帯電話不正利用防止法」の改正により、もっと厳格な「公的個人認証(ICチップの読み取り等)」が義務付けられることになったのです。
補足:2025年12月で健康保険証・住民基本台帳カードも使用不可に
政府が推進するマイナンバーカードの健康保険証利用(マイナ保険証)への移行に伴い、以下の書類は2025年12月時点でWeb・店舗問わず本人確認には使用できなくなっています。こちらもあわせて確認しておきましょう。
- 健康保険証
- 住民基本台帳カード
これまでは「保険証+補助書類(公共料金の領収書など)」で契約できていた人も、今後はマイナンバーカードや免許証などの顔写真付き公的書類が必須となります。
2026年3月30日以降にWeb申し込みで利用できる本人確認方法
3月30日以降、Web申し込みで利用できるのは以下の3パターンに集約されます。
| 本人確認方法 | やり方 | 利用できる本人確認書類 |
|---|---|---|
| スマホでかんたん本人確認(ICチップ読み取り) | マイナンバーカードや運転免許証の中に埋め込まれている「ICチップ」をスマホにかざして読み取る |
|
| 受け取り時に自宅で確認 | 商品(SIMカードや端末)が届いた際、配達員に直接書類を提示する |
|
| 住民票の写し等を郵送して確認 | 申し込み完了後、楽天モバイル宛に必要書類を郵送する |
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方法1:スマホでかんたん本人確認(ICチップ読み取り)
マイナンバーカードや運転免許証の中に埋め込まれている「ICチップ」をスマホにかざして読み取る方式です。ICチップ内の情報は改ざんがほぼ不可能なため、なりすましや偽造を強力に防ぐことができます。
メリット
最大のメリットはとにかく速いこと。郵送の手間や配達員との対面待ちがないため、eSIMであれば最短即日で回線が開通します。また、 ICチップから正確なデータを読み取るため、「画像がぼやけていて再提出」といったトラブルが激減します。
利用できる本人確認書類
- マイナンバーカード
- 運転免許証
- 在留カード(顔写真付)
- 特別永住者証明書(顔写真付)
注意点
NFC(近距離無線通信)機能対応の、ICチップを読み取れるスマートフォンが必要です。多くの最新機種は対応していますが、古い機種や一部の格安スマホでは読み取りができない場合があります。
また、ICチップの情報を読み取る際、カード発行時に設定した暗証番号(マイナンバーカードなら4桁の数字など)の入力を求められるケースが一般的です。これらの番号をあらかじめ把握しておくとスムーズでしょう。
方法2:受け取り時に自宅で確認
「受け取り時に自宅で確認」は、Web申し込み時に本人確認書類のアップロードやICチップの読み取りを一切おこなわず、商品(SIMカードや端末)が届いた際、配達員に直接書類を提示する方法です。
メリット
申し込み時点での手間が最も少ないのが特徴です。スマホでの細かい撮影や設定が不要なため、デジタル操作に不慣れな人でも迷わず申し込めます。
利用できる本人確認書類
「受け取り時に自宅で確認」で利用できる本人確認書類は以下の通り。
- マイナンバーカード
- 運転免許証(※運転経歴証明書は不可)
- 日本国パスポート(※発行日等により補助書類が必要な場合がある)
注意点
最大の注意点は、本人以外は受取不可という点。家族であっても代理で受け取ることはできません。必ず本人が在宅している必要があります。
また、利用できる人が限定されている点にも注意が必要。18歳未満の人、外国籍の人、離島など一部地域に住んでいる人はこの方法を選択できません。また、代金引換での支払いを選んだ場合も利用不可となります。
方法3:住民票の写し等を郵送して確認
申し込み完了後、楽天モバイル宛に必要書類を郵送することで本人確認をおこないます。スマホのICチップ読み取りに対応した端末を持っていない場合や、顔写真付きの証明書(免許証やマイナンバーカード)が手元にない場合に有効な手段です。
メリット
顔写真付きの身分証がなくても、「住民票」さえあれば手続きが可能です。ICチップの読み取りエラーなどに悩まされる心配もありません。
利用できる本人確認書類
- 住民票の写し
- 住民票記載事項証明書
注意点
書類は楽天モバイルが審査をおこなう時点で、発行から6か月以内のものである必要があります。古い住民票は使えないため、新しく取得したものを用意しましょう。
また、書類の郵送往復と内容確認のステップが入るため、他の方法に比べて利用開始までに数日〜1週間程度の時間がかかります。急ぎの人は早めの準備が肝心です。
【2026年4月版】楽天モバイル 本人確認書類 早見表
※1の方法を利用する場合は発行から3か月以内の補助書類(公共料金の領収書など)が別途必要、※2 精神障がい者保健福祉手帳/療育手帳であれば原本のみで手続き可能、※3 外交官身分証明票:提示の際、別途「住居証明書」が必要
最後に、各手続き方法で利用可能な書類の一覧をまとめました。自身が持っている書類と、希望する申し込み方法を照らし合わせて確認してください。