Kindle Unlimitedとdマガジンを比較、どっちがおすすめ?

書籍全般を扱うKindle Unlimited、雑誌に特化したdマガジン

本の読み放題サービスと一口に言っても、「Kindle Unlimited」と「dマガジン」はサービスの内容は大きく異なります。かたや和書全般を扱い、かたや雑誌に特化したサービスです。読みたい本があるサービスを選ぶというのが基本ですが、内容の異なるサービスゆえに、比較検討もしたことがないという人が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、Kindle Unlimitedとdマガジンを比較して、それぞれに向いているユーザーを紹介します。

料金と支払い方法を比較

Kindle Unlimitedとdマガジンの料金、支払い方法、無料体験期間などの違いを表にまとめました。

Kindle Unlimitedとdマガジンの料金・支払い方法を比較
  Kindle Unlimited dマガジン

月額料金

(税込)

980円 440円
ポイントの有無 なし

利用状況に応じて

dポイント進呈

支払い方法
  • クレジットカード
  • ドコモ払い
  • dポイント(ドコモユーザーのみ)
請求日 登録日から30日サイクル 毎月1日
無料体験期間 30日間 31日間

それぞれの項目について、以下で詳しく説明します。

月額料金とポイントの有無

まずは月額料金を比べてみます。Kindle Unlimitedの料金980円(税込)に対し、dマガジンの料金は440円(税込)です。Kindle Unlimitedとdマガジンのサービス内容の違いが、値段の違いにもあらわれています。同列に比べるのは難しいですが、言うまでもなくコストの面でdマガジンは魅力的です。

また、dマガジンは利用額に応じてdポイントが貯まります。還元率は1%で、ポイントを料金の支払いに充当することができます。Kindle Unlimitedの利用でAmazonポイントはもらえません。プライム・ビデオなどで人気のAmazonプライムとは別料金なのも残念な点です。

対応している支払い方法

Kindle Unlimitedの支払い方法は、クレジットカード、携帯決済に加えて、デビットカードやPaidy(ペイディ)、Amazonギフト券も選べます。ただし、Amazonポイントやコンビニ払いなどには対応していません。

dマガジンは、ドコモユーザーであればクレジットカード、ドコモ払い、dポイントでの支払いが可能です。ドコモユーザーでない場合は、クレジットカード払いのみです。

無料体験の期間

Kindle Unlimited

dマガジン

Kindle Unlimitedとdマガジンはどちらも無料お試し期間があります。Kindle Unlimitedは30日間、dマガジンは31日間です。

Kindle Unlimitedは、Amazonのビッグセール開催に合わせて「3カ月間99円」などのキャンペーンプランを提供することがあります。無料体験と併用はできませんが、格安で長期間利用できるチャンスなので、タイミングが合えばぜひ利用したいところです。

請求日の違い

dマガジンは毎月1日に1カ月分の料金を請求されます。月の途中で登録しても日割り計算はないので、登録日に注意が必要です。

たとえばdマガジンを初めて登録する人が月末の3月28日に登録すると、無料体験期間(31日間)の4月28日まではサービスを無料で利用できます。

次の課金日は4月29日になりますが、4月29〜30日の2日間しか使っていなくても4月分の料金として440円全額請求され、さらに翌月5月1日にもすぐ5月分の料金を支払うことになります。dマガジンについては、よほど必要にかられている場合でなければ、月の初めに登録しないと損になるでしょう。

Kindle Unlimitedは登録日から30日ごとのサイクルで課金されるため、登録時期を気にする必要はありません。

取り扱い冊数とジャンルの違い

Kindle Unlimited対象のジャンル

Kindle Unlimitedは和書・洋書合わせて200万冊以上の電子書籍が読み放題で、そのタイトル数は圧倒的です。

ジャンルも小説、雑誌、コミック、ビジネス書など全28種類用意されています。一番多いジャンルはアダルトですが、コミックや人文・思想、文学・評論がそれに続いています。こうした総合的な書籍の読み放題サービスは少数派で、Kindle UnlimitedのほかはブックパスU-NEXTといった限られたサービスしかありません。

ちなみに、Kindle Unlimitedは雑誌だけでも約2万冊以上そろっています。サービス開始当初のタイトル数は240誌でしたが、現在のタイトル数は非公開です。ムック本やバックナンバーも過去にさかのぼって相当数あると思われますが、自分の読みたい雑誌があるかどうかは検索してみないと分かりません。

dマガジンの参加雑誌一覧(一部)

対するdマガジンは、雑誌700誌2500冊が読めます。一般的な雑誌ならだいたいそろっており、具体的な掲載誌は公式サイトの雑誌一覧であいうえお順に表示されています。

検索や機能面など使いやすさを比較

探しやすさやビューアの使いやすさという点では、dマガジンに軍配が上がります。

dマガジンのトップ画面。雑誌がジャンルごとに整理されている

dマガジンは、一覧や雑誌の表紙から読みたい雑誌をすぐに探すことができます。

検索画面ではキーワードで記事を探せる

おすすめやランキングから記事を探すことも可能

タイトルはもちろんですが、キーワード検索をすると記事名もヒットします。興味のある分野のキーワードを入れて検索すれば、読んだことのない雑誌でも記事を横断して検索できるため、情報を集めやすいのが特徴です。該当の記事をすぐに開けるのも便利です。

おすすめ記事やランキングからも旬の話題をさっと探せます。

雑誌の一覧を用意している

雑誌ごとにバックナンバーが表示される

参加雑誌の一覧や配信予定の一覧を表示でき、タイトル(シリーズ)ごとにバックナンバーもまとまっているため探しやすくて好感が持てます。

お気に入りに登録した雑誌を自動ダウンロードできる

雑誌のように定期で刊行される出版物に対して、dマガジンは最新号を通知したり、自動でダウンロードしたりする機能を用意しています。ダウンロードした雑誌はオフラインでも読めるので、設定しておくとすぐに読み始めることができます。

おすすめ商品や人気タイトルが表示される

フィルタで読み放題対象作品だけを表示させる

一方のKindle Unlimitedは、おすすめ商品やジャンル別の人気タイトルから選ぶことが可能です。

しかし、検索機能に関してはdマガジンよりも使いづらい印象です。Kindleアプリではフィルターを使えば読み放題対象タイトルだけを絞り込んで表示することもできますが、使わないと読み放題対象外の本も一緒に表示されてしまいます。

検索方法を知らないと戸惑うかもしれません。

Kindleアプリにはハイライト・メモ・辞書機能などが備わっている

Kindleアプリには辞書やハイライト、メモ機能が備わっています。雑誌やマンガにはあまり使えませんが、小説やビジネス書などを読むときに、内容の理解を深めたり、大事な部分を読み返したりするのに重宝します。

Kindle「ハイライト」「メモ」機能の使い方 消し方や付けた箇所の確認方法も

配信日・同時に保存できる冊数の違い

雑誌に関しては配信日に違いがあります。dマガジンは発売日とほぼ同じタイミングで新刊を読めて、配信予定も正確に把握できます。しかしKindle Unlimitedは、タイトルによって数日から数週間ほど遅いタイミングで配信されるものもあり、いつ配信されるのか確認のしようがありません。

Kindle Unlimitedは同時に保持できる冊数に限りがある

またKindle Unlimitedは、同時に保持できるタイトルが最大20冊までという制限があります。新しく本を利用するには、手元にある本の利用を終了(返却)する必要がありますが、読み放題の本で端末のストレージを圧迫する心配はないでしょう。

反対にdマガジンは、同時にダウンロードできる本の冊数に制限がありません。ストレージ容量に余裕がある限りいくらでもダウンロードできるので、お気に入り雑誌のバックナンバーをすべて持ち歩けます。

dマガジンはダウンロード設定を変えられる

なお、dマガジンはストレージを節約するためのモードも選択できますが、ダウンロードすればするほどストレージを使用するため、必要に応じてコンテンツの削除は必要です。

解約後の閲覧可能期間を比較

  Kindle Unlimited dマガジン

解約手続き後

どうなるか

次の更新日までは利用可能。更新日を過ぎると使えなくなる すぐに使えなくなる
解約のタイミング いつでもOK 月末がおすすめ

Kindle Unlimitedはいつ解約しても、次の更新日までは利用できます。無料体験期間中であっても、解約を決めたならすぐに手続きしても30日間はサービスを使えます。解約をうっかり忘れて自動更新されてしまったというミスを防げます。

Kindle Unlimitedを解約・退会する方法 ダウンロードした本はいつまで読める?

一方dマガジンは、読み放題を解約手続きした直後から一切のサービスが利用できなくなります。無料体験期間や次の更新日までの利用期間がまだ残っていても、月の途中で解約すると直後から雑誌が読めなくなります。ダウンロードした雑誌などもすべて利用できなくなるので、解約のタイミングには注意してください。解約するなら月の末日がおすすめです。

dマガジンを解約する方法 ベストな退会タイミングはいつ?

なおKindle Unlimitedは、AmazonアプリやKindleアプリから解約できません。解約するときはSafariやChromeなどのブラウザでAmazonのページにアクセスして解約手続きをおこないます。dマガジンはAndroid端末のみアプリから解約できますが、それ以外はdマガジンのWebサイトから手続きしましょう。

【まとめ】Kindle Unlimitedとdマガジン、どっちがおすすめ?

最後にKindle Unlimitedとdマガジンがそれぞれどんな人に向いているかをまとめます。

書籍・マンガ・雑誌など幅広く読みたいならKindle Unlimited

Kindle Unlimitedは月額980円と少し料金が高めであること、Amazonプライムとは別料金である点を除けば、満足度の高いサービスです。

一般書籍だけでなく、マンガや雑誌も読めるのがKindle Unlimitedの強みです。マンガや雑誌を専門とする読み放題サービスに比べると、使い勝手の面で劣るところがあるかもしれませんが、どの本もまんべんなく利用できるのは、Kindlle Unlimitedならではです。

1カ月単位で契約できるため、使わないときは解約をして休むという使い方ができるのもうれしいポイント。読みたい本があれば、気軽に利用してはいかがでしょうか。

雑誌中心で料金を安く抑えたいならdマガジン

雑誌だけ読めればよい、雑誌の記事を読みたいという人には、dマガジンが合っています。記事を探す機能が秀逸なので、毎日新しい情報に触れられます。配信も早くトレンドに敏感な人が、幅広く情報を集めるのにもってこいです。

いわゆる雑誌読み放題サービスということから料金もKindle Unlimitedの半額以下(月額440円)で利用でき、dポイントも貯められるというメリットもあります。

ただし、dマガジンは毎月1日に1カ月分の料金が請求される仕組みで、日割り計算システムがありません。月の途中で登録しても440円全額が請求され、解約手続き後は即座にサービスが使えなくなります。最大限サービスを使い切るには月初に登録し、月末に解約することですが、いつでも気軽に登録・解約しにくいのはdマガジンの残念なポイントです。

EDITED BY
MIKAN