mineo(マイネオ)からLINEMOへの乗り換え前に確認、メリット・デメリットまとめ

mienoからLINEMOへの乗り換えはどんな人が向いている?

mineo(マイネオ)は、回線の種類や月間データ容量を選べて月額料金も手頃で、人気の高い格安SIM(MVNO)の一つです。

しかし最近、ソフトバンクのオンライン専用ブランドであるLINEMO(ラインモ)による月額990円の低容量プラン登場などもあり、mineoユーザーの中にもLINEMOへの乗り換えを検討している人も増えてきているのではないでしょうか。

本記事では、mineoからLINEMOに乗り換える際のメリットとデメリットをまとめてみました。乗り換えに向いているのはどんな人なのかも紹介しているので、参考にしてください。

本記事で記載している価格は、特に断りがない限り、すべて税込み価格で表記しています。

mineoからLINEMOに乗り換えるメリット・デメリット

すべてのmineoユーザーがLINEMOに乗り換えたほうがいいというわけではなく、下記のようなメリット・デメリットを検討したうえで乗り換えを実行すべきでしょう。

メリット1:月額料金が安くなる可能性がある

LINEMOは月間3GBで月額990円の「ミニプラン」と月間20GBで月額2728円の「スマホプラン」から選べる

mineoの料金も十分リーズナブルですが、LINEMOに乗り換えることでさらに安くなる可能性があります。自身のデータ通信量を確認したうえで、料金プランを見直してみるのがいいでしょう。

月額料金でmineoとLINEMOを比較
  mineo
(マイピタのデュアルタイプ)
LINEMO
1GB 1298円
3GB 990円
(ミニプラン)
5GB 1518円
10GB 1958円
20GB 2178円 2728円
(スマホプラン)

※mineoは「マイピタ」プランのうちデュアルタイプ(音声通話+データ通信)で比較

mineoは月間データ容量1GB・5GB・10GB・20GBの4種類から、LINEMOは月間データ容量3GB(ミニプラン)・20GB(スマホプラン)の2種類から選べます。

月間データ容量を20GB近く使う人にとってはmineoのほうが安いのですが、月間データ容量の消費が3GB未満という人はLINEMOの「ミニプラン」のほうがお得です。

自宅やオフィスなどでは、Wi-Fiに接続するためにあまりデータ通信量を消費しないという人も少なくありません。毎月のデータ通信量を確認し、3GB未満であればLINEMOの「ミニプラン」に乗り換えたほうがメリットがあるといえるでしょう。

ちなみに、LINEMOはソフトバンクと同じ通信回線を使っています。そのため、割安な料金でありながら、その通信はいわゆる「キャリア品質」です。キャリアから回線を借りているmineoなどの格安SIM(MVNO)に比べ、一般的にLINEMOのほうが通信品質が高いといえます。料金プランでは、その点も考慮しておきたいところです。

メリット2:LINEの対象機能がデータ通信の消費にカウントされない

規定の月間データ容量を超過しても、対象のLINE機能なら速度制限に引っかからない

LINEMO最大の特徴といえば、LINEの一部機能がデータ通信の消費にカウントされない「LINEギガフリー」でしょう。mineoにはない独自のサービスです。

音声・ビデオ通話、トークの送受信(テキスト・画像・動画・ファイルなど)、「ウォレット」タブでのLINE Pay利用、友だち追加などはデータ通信の消費に含まれないため、月間データ通信量の上限に達していても対象のLINE機能を利用している間は通信速度が制限されません。

LINEギガフリーの対象となる機能は以下の通り。すべての機能がLINEギガフリーとなるわけではない点は注意しましょう。

LINEギガフリー「対象」の機能
  • 各タブトップの表示
  • 音声通話・ビデオ通話
  • トーク(テキスト・音声・スタンプ・画像・動画・ファイル)などの送受信
  • 「みんなで見る」機能による画面シェア
  • 各トークにおける設定・アルバム・ノートなどの表示・設定
  • タイムラインの表示・投稿・シェア
  • ディスカバーの表示
  • ウォレットタブでのLINE Pay利用
  • ウォレットタブでのLINE家計簿の利用
  • 友だち追加画面の表示・設定・友だち追加
  • プロフィールの表示・編集・投稿・検索
  • 設定および各項目の表示・編集
  • Face Play
LINEギガフリー「対象外」の機能
  • トークでの位置情報の共有・Shoppin'トークの利用・ジフマガの利用
  • 「みんなで見る」機能によるYouTube閲覧
  • LINE Live
  • ニュース記事詳細の閲覧
  • オープンチャット
  • スタンプショップ・着せかえショップの利用
  • 他社サイトへの接続、他社アプリへの遷移
  • その他サービスの利用(LINEマンガ・LINEゲーム・LINE MUSIC、ポイントクラブなど)

なかでも嬉しいのは、特にデータ通信の消費が多いトークの送受信やビデオ通話がギガフリーの対象である点でしょう。

トークで頻繁にの写真をやりとりしたり、ビデオ通話を長時間利用したりする人にとっては、データ通信の消費にカウントされないのは魅力です。

メリット3:mineoに比べて通話オプションが割安

mineoを利用するうえで懸念点のひとつとなるのが、通話をたくさん利用する人にとって通話オプションが割高になる可能性があるという点です。

 
  mieno LINEMO
基本通話料
  • 22円/30秒
  • 専用通話アプリ「mineoでんわ」利用で10円/30秒
22円/30秒
通話オプション
  • 通話定額30(月間最大30分間定額):月額924円
  • 通話定額60(月間最大60分間定額):月額1848円
  • mineoでんわ 10分かけ放題(10分以内の国内通話が何度でも無料):月額935円
  • 通話準定額(5分/回以内の国内通話が無料):月額550円月額0円
  • 通話定額(国内通話無料):月額1650円月額1100

※赤字はオプション適用時の料金

LINEMOでは、ミニプランまたはスマホプランの加入から1年後まで、通話オプションの月額料金が550円引きになるキャンペーンを実施しています。キャンペーンを利用すれば誰でも加入から1年間は1回あたり5分間の国内通話が無料になるというわけです。

また、LINEMOのキャンペーン適用が終了したケースでも比較してみます。

mineoの「mineoでんわ 10分かけ放題」は月額935円で10分以内の国内通話が無料で、LINEMOの「通話準定額」は月額550円で5分以内の国内通話が無料です。

無料となる通話時間がmineoのほうが長いので、そのぶん料金も高くなってしまいます。これについては、通話の利用状況に応じて決めるのがいいでしょう。

mineoの「通話定額30」の仕組み。月間の通算通話時間が30分を超過すると22円/30秒がかかる

そのほか、mineoの「定額通話30」(月額924円)に加入していた場合、通話時間が累計30分間であれば通常料金よりも最大396円安くなります。しかし、累計30分を超過すると通常の通話料金(22円/30秒)がかかってしまう点は要注意です。

一方、LINEMOの「通話準定額」(月額550円)なら5分以内の国内通話が無料になります。1回で5分を超過すると通常の通話料金(22円/30秒)がかかりますが、その前に通話を終了させてしまえば追加の通話料金はかかりません。

また、mineoの「通話定額60」が月額1848円であるのに対し、国内通話が完全無料になるLINEMOの「通話定額」が月額1650円であることを考えると、mineoの「通話定額30」「通話定額60」よりもLINEMOの通話オプションのほうがお得であるといえます。

メリット4:契約・解約などの事務手数料がかからない

LINEMOは、新規契約・乗り換え・解約時などに事務手数料が発生しません。契約の縛りもないため、いつ解約しても手数料は0円です。乗り換えれば、mineoのような各種手続きにかかる手数料から解放されます。

LINEMOで事務手数料がかからない主な手続き
  • 新規契約、ソフトバンクまたはワイモバイルからの乗り換え
  • ドコモ/au/楽天モバイル/格安SIMからの乗り換え(MNP転入)
  • SIMカードおよびeSIMの再発行
  • SIMカード→eSIM、eSIM→SIMカードへの変更
  • プラン変更(スマホプラン⇄ミニプラン)
  • 解約
  • ソフトバンクまたはワイモバイルへの乗り換え(契約解除および番号移行)
  • ドコモ/au/楽天モバイル/格安SIMへのMNP転出

対するmineoは、手続きの内容によっては事務手数料が発生する場合があります。mineoで発生する主な事務手数料は以下の通りです。

契約事務手数料 3300円
SIMカード発行料 440円
プラン変更(Aプラン⇔Dプラン⇔Sプラン)
  • 変更事務手数料:3300円
  • SIMカード発行料:440円
タイプ変更(シングル⇔デュアル)
  • 変更事務手数料:3300円
  • SIMカード発行料:440円
コース変更 0円(同一プラン・タイプに限り)
SMS契約変更(SMSあり⇔SMSなし)
  • 変更事務手数料:3300円
  • SIMカード発行料:440円

    (※Aプランのみいずれも0円)
SIMカード変更・再発行
  • SIMカード発行事務手数料:2200円
  • SIMカード発行料:440円
名義変更 契約譲渡手数料:3300円
解約手数料 0円
MNP転出手数料 0円

解約時はLINEMOと同様に手数料は発生しません。しかし契約時やSIMカード再発行、プラン変更、タイプ変更、名義変更など何かと手数料がかかってしまうのはmineoの難点といえるでしょう。

デメリット1:店舗でのサポートが得られない

LINEMOを利用するうえで最も注意したいのは、店舗でのサポートが受けられないという点です。

契約・解約などはソフトバンクショップやワイモバイルショップ、家電量販店では受け付けておらず、すべてオンラインでの手続きのみとなっています。不明点があった際はサポートセンターとのチャットを利用して問い合わせ可能ですが、電話での相談はできません。

対するmineoは、mineoショップや提携する家電量販店などの店舗で新規・変更の申し込みやオプション追加の手続き、SIMや端末の受け取りなどが可能です。

店舗数は約220箇所(2021年9月時点)と決して多くありませんが、店舗でのサポートがあることで安心できる人も少なくないはずです。LINEMOに乗り換える際は、考慮すべきポイントでしょう。

デメリット2:キャリアメールを使えない

LINEMOは「〜@softbank.ne.jp」といったキャリアメールに対応していません。乗り換え後はGmailやYahoo!メールなどのフリーメールを利用する必要があります。

たとえば、mineoのメールアドレスで会員登録などをしているサービスがあった場合、LINEMO乗り換え時にメールアドレスを変更しなければなりません。

なお、LINEMOは2022年春より実質的なキャリアメールとなる「+メッセージ」(プラスメッセージ)に対応することが発表されています。

デメリット3:mineoに比べてLINEMOの対応機種が少ない

mineoは500機種以上の端末に対応しており、端末を買い換えなくてもSIMカードを差し替えるだけで利用できます(一部SIMロック解除が必要な端末もあります)。

しかし、LINEMOは動作未確認の端末が多いため、乗り換える際は自身のスマホが動作確認済みの端末かどうかを確認しておきましょう。動作未確認の端末に乗り換えた場合、スマホが正常に動作しない可能性があります。

たとえばiPhoneの場合、ワイモバイルで購入したiPhone X・XR・XS・11シリーズなどはLINEMOの動作未確認のため、SIMロック解除が必要となります。

Androidスマホで人気のPixelシリーズ。LINEMOの場合、SIMフリー端末はPixel 5とPixel 4aしか対応していない

Androidスマホだと、動作確認済みの端末がさらに限られます。

たとえば、Google Pixelシリーズはソフトバンクで購入していればPixel 3シリーズ以降の機種に対応していますが、SIMフリーなら動作確認済みの端末はPixel 4aとPixel 5のみ。購入元がau・ドコモ・ワイモバイルだとすべての機種が動作未確認です。

また、AQUOSシリーズやGalaxyシリーズなどの人気機種も、動作確認済みの端末が限定的です。mineoからLINEMOに乗り換える際は、事前に動作確認済みの端末を必ず確認しておくべきでしょう。

デメリット4:「フリータンク」などコミュニティ機能を使えなくなる

mineoの特徴といえば、「フリータンク」や「ゆずるね。」など独自のコミュニティ機能、掲示板、Q & Aが充実している点でしょう。LINEMOに乗り換えると、これらのコミュニティ機能は利用できなくなってしまいます。

他ユーザーとデータ容量をシェアできる「フリータンク」

フリータンク」は余った月間データ通信量を他ユーザーと分け合えるサービス。災害発表時にも役立ちます。

「ゆずるね。」の仕組み。データ通信を譲った人にもメリットがある

また「ゆずるね。」は、通信速度が遅くなりやすい12時〜13時の時間帯に他ユーザーとデータ通信量を譲り合えるサービスです。12時〜13時の間にデータ通信を利用しない人は、「ゆずるね。」宣言をしてデータ通信の消費を控えることで、スタンプを獲得できます。

獲得したスタンプは追加データ容量や夜間フリーなどの特典と交換できるため、12時〜13時の時間帯にデータ通信を利用しなかった人にもメリットがあるという仕組みです。

LINEMOにはこのようなコミュニティ機能はありません。「フリータンク」や「ゆずるね。」、掲示板などを重宝していたmineoユーザーには、LINEMOは向いていないかもしれません。

どんな人がmineoからLINEMOへの乗り換えに向いている?

上記のメリット・デメリットを踏まえたうえで、mineoからLINEMOへの乗り換えに向いているのはどんな人なのかをまとめてみました。

月間データ容量の消費が少ない人

月間データ容量が3GB未満の人は、mineoよりもLINEMOのほうが向いています。

mineo(マイピタのデュアルタイプ)は1GBが月額1298円、5GBが月額1518円であるのに対し、LINEMOのミニプランは3GBで月額990円。単純に月額料金だけを見れば、LINEMOのほうがお得です。

月間データ容量20GBで比較すると、mineoの月額2178円に対してLINEMOは月額2728円と、LINEMOのほうが550円割高です。しかし、通話オプションなどを考慮した場合は、一概にmineoのほうが安いとは言えないケースもあります。

LINEをたくさん使う人

LINEの利用頻度が高い人は、「LINEギガフリー」のあるLINEMO向きといえるでしょう。

特に画像・動画の送受信や音声通話・ビデオ通話はデータ通信の消費が多いため、mineoの月間データ容量の少ないプランを契約している人は、すぐに上限に達してしまう恐れもあります。

LINEMOであれば画像・動画の送受信や音声通話・ビデオ通話などはデータ通信量の消費に含まれないため、月間データ容量の少ないミニプランでも安心です。

店舗などでのサポートがなくても平気な人

LINEMOの公式LINEアカウント

各種手続きはLINEのトークからおこなう

サポートセンターとのチャットも可能

前述の通り、LINEMOでは店舗や電話でのサポートを受けられません。mineoでは掲示板でユーザー同士が問題を解決しあう仕組みもありましたが、LINEMOにはそのような機能はありません。

LINEMOに加入した場合、契約内容の変更手続きや料金の確認、問い合わせなどはすべてオンラインでおこなうことになります。ただ、サポート体制がまったくないわけではなく、わからないことがあった時にはサポートセンターとチャットでやりとりして解決することは可能です。

万が一のとき店舗や電話で相談できないのは困るという人は、LINEMOには向いていないかもしれません。しかし、各種手続きやサポートへの問い合わせがオンラインでも抵抗がないなら、LINEMOへ乗り換えても気にならないでしょう。

LINEMOのキャンペーンも注目

LINEMOでは、定期的にキャンペーンを実施しています。

中でも注目なのが、他社からの乗り換え(MNP)または新規契約で1万円相当のPayPayボーナスをもらえる「10,000円相当あげちゃうキャンペーン」です(スマホプランのみ対象、ミニプランは対象外)。もちろん、mineoからの乗り換えもキャンペーンの対象となります。

そのほかにも、スマホプランを契約するとLINEスタンププレミアムが実質無料になるキャンペーンなども実施しています。詳細は以下の記事を参照してください。

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