BIGLOBEモバイルからLINEMOへ乗り換え前に確認、メリット・デメリットまとめ

乗り換えで後悔しないために知っておきたいこと

この記事では、BIGLOBE(ビッグローブ)モバイルを利用している人向けに、LINEMO(ラインモ)へ乗り換える際のメリットやデメリットをまとめて紹介します。

受けられる恩恵だけでなく注意点も事前に押さえておかないと、今まで使っていたサービスが利用できなくなったり、料金が割高になったりする可能性もあります。見落としがちなポイントも含めて解説しているので、乗り換えを検討している人は参考にしてみてください。

BIGLOBEモバイルからLINEMOに乗り換えるのはアリ? 両サービスを一覧表で比較

最初にBIGLOBEモバイルとLINEMO、それぞれの特徴を以下の表にまとめてみました。

BIGLOBEモバイルとLINEMOの比較(価格はすべて税込表記)
BIGLOBEモバイル LINEMO
1GB 858円 -
3GB 1100円 990円
6GB 1650円 -
12GB 3740円 -
20GB 5720円 2728円
30GB 8195円 -
通信制限中の速度 200kbps
  • スマホプラン:1Mbps
  • ミニプラン:300kbps
通話料金(従量制) 9.9円/30秒(BIGLOBEでんわから発信時のみ) 22円/30秒
通話料金(かけ放題) 660円/1回3分以内 550円/1回3分以内

BIGLOBEモバイルは、2021年10月1日以降に提供開始される新プラン、および音声通話SIMの内容を記載。なお、契約から1年間は12GB/3190円、20GB/5170円、30GB/7645円になる

月に20GB以上を消費するならLINEMOのほうが圧倒的にお得です。BIGLOBEモバイルで20GBプランを契約している場合、LINEMOに乗り換えることで月額料金が2000円程安くなります。

仮に20GBを使い切ってしまっても1Mbpsの速度で通信できるので、毎月のデータ使用量に変動がある人にもおすすめです。

ただ、注意したいのがLINEMOには3GB以上20GB未満のプランが用意されていないこと。「3GBはちょっと心許ないけど20GBではデータ量を持て余してしまう」という人は、中間容量が選べるBIGLOBEモバイルのほうが向いているかもしれません。

BIGLOBEモバイルとLINEMOのサービス比較
  BIGLOBEモバイル LINEMO
支払い方法 クレジットカード(データ通信専用SIMは口座振替も可)
  • クレジットカード
  • 口座振替
カウントフリーサービス 308円(YouTube/ABEMA/Spotify/radiko/楽天マガジン/dマガジンなど) 0円(LINEのみ)
フィルター機能 220円 0円
データ繰り越し ×
解約金 12カ月未満に解約した場合は1100円 ×
MNP転出手数料 0円 0円
契約事務手数料(初期費用) 0円 0円

価格はすべて税込表記です。BIGLOBEモバイルは、音声通話SIMの内容を記載

サービス内容や手数料もチェックしておきましょう。まず、LINEMOにおいて契約時・解約時に発生する手数料や契約期間の縛りは一切ありません。いつでも気軽に乗り換えられます。

一方で、BIGLOBEモバイルでは、音声通話SIMの契約者のみ最低利用期間12カ月が設けられています。12カ月未満で解約・乗り換えをすると解約金1100円が発生してしまうので注意してください。

支払い方法にも違いがあります。OCNモバイルONEはクレジットカードのみですが、LINEMOは他に口座振替も利用できます。口座振替に切り替えたい人にとっては嬉しいポイントでしょう。

BIGLOBEモバイルからLINEMOへの乗り換えるメリット・デメリット

さっそく、BIGLOBEモバイルからLINEMOに乗り換える際に考えられるメリット・デメリットを紹介します。それぞれの特徴と自分の状況・優先事項を照らし合わせて、乗り換えるべきかの判断材料にしてください。

メリット1:通信速度が安定する(お昼や夕方でも速度が大きく変わらない)

BIGLOBEモバイルは、ドコモおよびauから通信回線の一部を間借りして、契約者にサービスを提供しています。あくまで一部しか使えないのでキャリアの通信回線と比べると帯域幅が狭く、回線が混み合いやすい傾向があります。

そのため、大勢の人が一斉にスマホを利用する時間帯(昼や夕方)や、都市部や駅の構内など人が多く集まる場所では、通信速度の低下が起こることがあるのです。

一方、LINEMOはソフトバンク回線を借りるのでなく、そのまま使えます。通信の品質は、ソフトバンクユーザーと変わりません。

帯域幅に余裕があるので、ユーザーが増える時間帯や場所でも速度の低下が起こりにくくなります。1車線を10人が通るよりも、2車線で5人ずつ通るほうが到着が速くなるのと同じようなイメージです。

メリット2:20GBプランの料金が圧倒的に安くなる

BIGLOBEモバイルは、どちらかというとライトユーザー向けの料金体系となっており、12GB以上の容量はかなり割高です。

BIGLOBEモバイルとLINEMOの大容量プラン料金比較
  BIGLOBEモバイル LINEMO
12GB 3740円 -
20GB 5720円 2728円
30GB 8195円 -

価格はすべて税込表記。BIGLOBEモバイルは、音声通話SIMの内容を記載。契約から1年間は12GB/3190円、20GB/5170円、30GB/7645円になる

上表を見てもわかる通り、BIGLOBEモバイルの12GBの値段よりも、LINEMOの20GBの値段のほうが1012円安いです。また、同じ20GBで比較してもLINEMOのほうが3000円近く割安になっています。

現在、BIGLOBEモバイルで12GB以上のコースを契約しているなら、LINEMOへ乗り換えることで大幅に利用料金を抑えられるでしょう。

メリット3:スマホプランなら速度制限後も中速で通信できる

LINEMOでもBIGLOBEモバイルでも、所定のデータ量を使い切るといわゆる「速度制限」がかかり、インターネット通信のスピードが低下します。

BIGLOBEモバイルで月の所定データ量を超えた場合、通信速度が送受信最大200kbpsに低速化してしまいます。一般的なMVNOサービスの制限速度は128kbpsなのでそれよりもわずかに早いですが、画像の読み込みや動画の再生時にもたつくことがあります。

その点、LINEMOのスマホプランなら、20GBを使い切っても送受信時最大1Mbpsで通信できます。1Mbpsは、200kbpsの約5倍の速度です。検索やSNSの閲覧はもちろん、動画の視聴もストレスなくおこなえるでしょう。

ミニプランの制限中の速度は300kbsp

速度制限中に最大1Mbpsで通信できるのは、LINEMOのスマホプラン(月額2728円)のみ。月額990円の「ミニプラン」で規定のデータ量(3GB)を超過した後は、300kbpsに速度が制限されます。

メリット4:LINEのデータ消費量がカウントされない

「LINEMO」と銘打っているだけあって、LINEMOにはLINEユーザー向けの特典・サービスがたくさん用意されています。

そのひとつが、スマホプラン/ミニプランに組み込まれている「LINEギガフリー」の仕組みです。

LINEのトーク送受信、音声・ビデオ通話など対象サービスは、どれだけ使ってもデータ通信量を消費しません。規定のデータ量超過後も、LINEだけは高速通信のまま使い続けられます。

LINEギガフリー「対象」の機能
  • 各タブトップの表示
  • 音声通話・ビデオ通話
  • トーク(テキスト・音声・スタンプ・画像・動画・ファイル)などの送受信
  • 「みんなで見る」機能による画面シェア
  • 各トークにおける設定・アルバム・ノートなどの表示・設定
  • タイムラインの表示・投稿・シェア
  • ディスカバーの表示
  • ウォレットタブでのLINE Pay利用
  • ウォレットタブでのLINE家計簿の利用
  • 友だち追加画面の表示・設定・友だち追加
  • プロフィールの表示・編集・投稿・検索
  • 設定および各項目の表示・編集

日常のほとんどの連絡をLINEで済ませている人には、嬉しいサービスです。

もちろん、トークや通話では相手もデータ容量を消費するので配慮は必要ですが、よく連絡する家族や恋人と一緒に加入すれば、よりデータ量の節約が見込めるでしょう。

また、LINEスタンプ使い放題のサブスク「LINEスタンププレミアム」の加入者には、毎月LINEポイント240Pを付与するという嬉しい特典も。月額料金がちょうど月額240円のベーシックコースなら、実質無料で使えます。

デメリット1:データ容量をあまり消費しない人はLINEMOのほうが割高

データ容量をあまり消費しない人は、BIGLOBEモバイルからLINEMOへ乗り換えると料金が割高になる可能性もあるので注意してください。

BIGLOBEモバイルとLINEMOの月額料金比較表(価格はすべて税込表記)
BIGLOBEモバイル LINEMO
1GB 858円 -
3GB 1100円 990円
6GB 1650円 -
10GB 3740円 -
20GB 5720円 2728円
30GB 8195円 -

BIGLOBEモバイルは、2021年10月1日以降に提供開始される新プラン、および音声通話SIMの内容を記載。

LINEMOに用意されているのは、20GBの「スマホプラン」と3GBの「ミニプラン」の2種類のみ。シンプルで分かりやすいのは利点ですが、中間的な容量プランが用意されていないのが気になるところです。

3GB以上20GB未満のプランが選択できないので、結果的にデータ量を持て余して損をしてしまう可能性があります。その点では、BIGLOBEモバイルの6GBや10GBなど中間的な容量プランのほうが向いている人もいるかもしれません。自身のデータ通信量を確認したうえで、乗り換えを検討するのがいいでしょう。

デメリット2:通話料金はBIGLOBEモバイルのほうが安い

OCNモバイルONEもLINEMOも、通話料金込みのプランは存在しません。基本的には、どちらも通話時間に応じて料金が加算される「通話従量制」です。

この点、LINEMOの国内通話は22円/30秒ですが、BIGLOBEモバイルは9.9円/30秒と半額以下です。単純にコスト面で考えるなら、BIGLOBEモバイルのほうが圧倒的にお得でしょう。

ただ、9.9円/30秒の料金が適用されるのは、専用アプリ「BIGLOBEモバイル」経由での発信に限られます。標準の電話アプリから発信した場合は、LINEMOと同じ22円/30秒が加算されます。

一方、通話オプション(かけ放題)の点で見ると、LINEMOのほうが割安です。

BIGLOBEモバイルは月額660円で1回3分以内の国内通話がかけ放題。対してLINEMOの「通話準定額」は月額550円で1回5分以内の国内通話がかけ放題なので、単純にLINEMOのほうが安い価格で長い時間通話できる内容になっています。

デメリット3:データ容量の繰り越しができない

BIGLOBEモバイルでは、当月に余ったデータ容量を翌月末まで繰り越せるサービスがあります(1ギガプランを除く)。

たとえば、12ギガプランで2GBが余ったなら、翌月は繰り越し分との合計で14GB利用できることになります。

一方、LINEMOには、こうしたデータ繰り越し機能はありません。消費しきれなかったデータ量は無駄になってしまうので注意が必要です。

毎月のデータ消費量にムラがある人にとっては、余すことなくデータを使えるBIGLOBEモバイルのほうが使いやすいかもしれません。

デメリット4:手持ちのスマホがLINEMOで使えない可能性がある

BIGLOBEモバイルには、回線の契約と合わせて端末をお得な価格で購入できるスマホセットサービスがあり、1万円〜3万円台の格安スマホが用意されています。一方、LINEMOはSIM(eSIM、SIMカード)のみを販売しており、端末をセットで購入することができません。

そのため、乗り換えの際は手持ちの端末がLINEMOで動作確認ができているかどうかが、非常に重要なポイントとなってきます。

手持ちのスマホがiPhoneの場合

公式サイトの動作確認端末を確認したところ、iPhoneなら「6s」以降の全機種がLINEMOに対応していました(iPhone 13含む)。

なおドコモ/au/ソフトバンクいずれで購入していても、動作確認の結果は同じです。キャリアとAppleストア、どちらで買ったiPhoneも製品としては変わりません。

Androidスマホだと、動作確認済みの端末がかなり限られてしまうので注意が必要です。

ソフトバンク・ワイモバイルの販売機種については動作確認済みが多いものの、ドコモ・au販売の端末、SIMフリー端末はほとんど動作確認が済んでいません。自身のスマホがLINEMOで利用できるか、必ず事前に公式サイトの動作確認端末でチェックしてください。

Androidスマホは購入したキャリアによって動作確認の結果が変わる

iPhoneと違い、Androidスマホはどのキャリアで購入したかによって、動作確認の結果が変わってきます。

というのも、通信会社はそれぞれに異なる周波数が国から割り当てられています。キャリアモデルのAndroidスマホは、そのキャリアの周波数にぴったり対応した仕様になっているので、他キャリア回線の周波数を掴めない可能性があるのです。まったく使えないことはないかもしれませんが、周波数の関係で繋がりづらくなるリスクがあります。

ドコモとauが販売するAndroidスマホは、現時点ではLINEMOで動作確認済みのものはありません。ソフトバンク・ワイモバイル以外で購入したAndroidスマホは、ひとまず避けるのが無難でしょう。

EDITED BY
MOEGI