ソフトバンクのオンライン専用ブランド「LINEMO(ラインモ)」。LINEを利用していてもデータ消費にカウントされない「LINEギガフリー」や、LINEスタンプの使い放題などが特徴です。データ容量最大10GBの低容量プラン「LINEMOベストプラン」と、データ容量最大30GBの中容量プラン「LINEMOベストプランV」の2種類が提供されています。
本記事では、LINEMOで実施中または開催予定の注目キャンペーン最新情報をわかりやすくまとめています。各プランの契約を考えている人は見逃せません。
LINEMO(ラインモ)とは?
LINEMO(ラインモ)は、ソフトバンクが2021年3月17日から提供を開始したオンライン専用ブランドです。月間データ容量最大10GBの「LINEMOベストプラン(税込990円/月〜)」と月間データ容量最大300GBの「LINEMOベストプランV(税込2970円/月〜)」の2つのプランから選択できます。
LINEMOベストプランV | LINEMOベストプラン | |
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月間データ容量 |
最大30GB+「LINEギガフリー」 |
最大10GB+「LINEギガフリー」 |
基本料金 |
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データ容量超過時の通信速度 |
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5G対応 | 対応(対応エリアのみ) | |
通話料 |
5分以内の国内通話が無料(5分を超える通話は22円/30秒) |
22円/30秒 【通話オプション】
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SMS送信料 | 3.3〜33円/1通(受信料は無料) | |
データ追加 | 550円/1GB | |
国際ローミング(世界対応ケータイ) | 対応 | |
国際電話 | 対応 | |
VoLTE | 対応 | |
LINE年齢確認 | 対応 | |
フィルタリング | 0円(18歳未満のユーザーは加入必須) | |
テザリング | 0円 | |
契約事務手数料 | 0円 | |
MNP転出手数料 | 0円 | |
番号移行手数料(ソフトバンク・ワイモバイルへの乗り換え) | 0円 | |
契約解除料 | 0円 | |
SIMカード発行手数料 | 0円 |
価格はいずれも税込
同じくオンライン専用ブランドとして、ドコモはahamo(アハモ)、au(KDDI)はpovo(ポヴォ)を提供していますが、LINEMOの特徴はLINEとの親和性を売りにしている点です。LINEギガフリーをはじめ、さまざまな特典を用意しています。
LINEギガフリーでは、トークの送受信、音声・ビデオ通話、アルバムやノートの表示・編集、VOOMの投稿・閲覧、LINE Payの利用などはデータ容量の消費にカウントされません。万が一、月間データ容量が30GBを超えてしまっても、LINEを使っている間は通信速度も落ちないということになります。
LINEMOを契約する際は以下の点に注意しましょう。
- キャリアメール(〜@softbank.ne.jpなど)は使えない
- 店舗や電話での相談・契約・オプション追加はできず、オンライン(チャットやLINE)でのみ受け付け
- 家族割やインターネットとのセット割などの割引などが適用外
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LINEMOで実施している注目のキャンペーン
ここでは、LINEMOで実施している主なキャンペーン情報をまとめています。
キャンペーン | 主な特典 | 実施期間 |
---|---|---|
LINEMOベストプランV対象!PayPayポイントプレゼントキャンペーン | LINEMOベストプランVを他社からの乗り換えまたは新しい電話番号で契約すると、PayPayポイント最大2万円相当をプレゼント | 終了日未定 |
LINEMOベストプラン対象!PayPayポイントプレゼントキャンペーン | LINEMOベストプランを他社からの乗り換えまたは新しい電話番号で契約すると、PayPayポイント最大1万4000円相当をプレゼント | 終了日未定 |
通話オプション割引キャンペーン2 | 通話オプションが7カ月間550円割引 | 終了日未定 |
LINEMOおかえりだモンキャンペーン | 過去にLINEMOを契約したことのある人も、他社からの乗り換えで契約すると最大4000円相当のPayPayポイントプレゼント(2025年1月6日までは最大8000円相当) | 終了日未定 |
追加申し込みでPayPayポイント3000円相当プレゼントキャンペーン | 2回線目以降の申し込みで、3000円相当のPayPayポイントプレゼント(2025年1月6日までは7000円相当) | 終了日未定 |
LINEMOベストプランV対象!PayPayポイントプレゼントキャンペーン

LINEMOベストプランVを、他社からの乗り換えまたは新しい電話番号で契約した人を対象に、PayPayポイント最大2万ポイントをプレゼントします。キャンペーンの終了時期は未定です。
本キャンペーンでは、他社からの乗り換えで契約した人に2万円相当、新しい電話番号で契約した人に1万円相当のPayPayポイントが付与されます。キャンペーン適用対象となるためには、LINEMOの利用を開始(開通)し、開通日が属する月の6カ月経過後の時点で同一プランの契約を維持している必要があります。
特典の付与は、開通日の属する月の7カ月後の上旬にPayPayギフトカードとして付与されます。PayPayギフトカードのチャージ期限は30日間です。
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LINEMOベストプラン対象!PayPayポイントプレゼントキャンペーン

LINEMOベストプランを、他社からの乗り換えまたは新しい電話番号で契約した人を対象に、PayPayポイント最大1万4000ポイントをプレゼントします。キャンペーンの終了時期は未定です。
本キャンペーンでは、他社からの乗り換えで契約した人に1万4000円相当、新しい電話番号で契約した人に7000万円相当のPayPayポイントが付与されます。
特典の付与は、開通日の属する月の7カ月後の上旬にPayPayギフトカードとして付与されます。PayPayギフトカードのチャージ期限は30日間です。
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通話オプション割引キャンペーン2

LINEMOベストプランVまたはLINEMOベストプラン加入から7カ月目まで、通話定額オプションが550円割引となります。
通話オプションなし | 通話準定額 | 通話定額 | |
---|---|---|---|
通話オプションの基本料金 | - | 550円/月 | 1650円/月 |
通話オプション割引キャンペーンの適用 | - | -550円/月 | -550円/月 |
合計 | 2728円 |
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LINEMOベストプランの場合の料金シミュレーション。価格はすべて税込
LINEMOの通話料金は30秒ごとに22円が発生しますが、5分以内の国内通話が無料になる「通話準定額」を月額550円(税込)、通話時間・回数ともに無制限で国内通話がかけ放題になる「通話定額」を月額1650円(税込)で提供しています。
この「通話オプション割引キャンペーン2」に申し込むことで通話オプションの月額料金が550円割引されるため、7カ月間は「通話準定額」を無料、「通話定額」を月額1100円(税込)で利用できるようになります。
通話オプションを別の通話オプションに変更(たとえば通話準定額から通話定額に変更)した場合でも、キャンペーン適用期間内であれば割引は適用されます。また、通話オプションを解約して再度加入した場合も、キャンペーン適用期間内なら割引が受けられます。
ただし、通話オプションに加入していない時期は割引されない一方で、割引適用期間にはカウントされます。たとえば、LINEMO加入から3カ月目に「通話オプション割引キャンペーン2」に申し込んでも、割引が適用されるのは残り4カ月間ということになってしまうわけです。
また、LINEMOベストプランVは、通話準定額がすでにプランに含まれています。そのため、LINEMOベストプランVユーザーが本キャンペーンに加入した場合、通話定額の料金のみに割引が適用されます。
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LINEMOおかえりだモンキャンペーン

過去にLINEMOを契約したことのある人も、キャンペーンページを経由して他社からの乗り換え(MNP)でLINEMOを契約すると最大4000円相当のPayPayポイントがプレゼントされます。付与ポイント数は、LINEMOベストプランで2000円相当、LINEMOベストプランVで4000円相当となっています。キャンペーンの終了日は未定です。
本キャンペーンを適用してLINEMOベストプランVを契約した場合は、開通日が属する月の4カ月後までLINEMOベストプランVの契約を維持している必要があります。
特典の付与日は、開通日の属する月の5カ月後の上旬ごろです。
契約時に登録したメールアドレス宛てに、PayPayギフトカードが届きます。受け取ったPayPayギフトカードは、受取日を含めて30日以内にPayPayにチャージする必要があります。

なお、2025年1月6日までの期間限定で、本キャンペーンでもらえるPayPayポイントがベストプランで2000円相当から6000円相当に、ベストプランVで4000円相当から8000円相当に増額されています。
追加申し込みでPayPayポイント3000円相当プレゼントキャンペーン

すでにLINEMOを契約している人が、キャンペーンページを経由してLINEMOベストプランかLINEMOベストプランVを他社からの乗り換え(MNP)または新しい電話番号で契約すると、3000円相当のPayPayポイントをプレゼントします。キャンペーンの終了時期は未定です。
獲得できるPayPayポイントは以下の通り。2回線目以降であっても、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルからの乗り換えはキャンペーンの対象外となります。
LINEMOベストプラン | LINEMOベストプランV | |
---|---|---|
他社からの乗り換え(MNP)で契約(2回線目以降) | 3000円相当のPayPayポイントプレゼント | 3000円相当のPayPayポイントプレゼント |
新しい電話番号で契約(2回線目以降) | 3000円相当のPayPayポイントプレゼント | 3000円相当のPayPayポイントプレゼント |
ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルからの乗り換え(2回線目以降) |
×(対象外) |
×(対象外) |
期間中にLINEMOの2回線目以降のLINEMOベストプランかLINEMOベストプランVを、キャンペーンページを経由して他社からの乗り換え(MNP)または新しい電話番号で契約し、回線を開通させるとキャンペーンの対象となります。
キャンペーンの適用は1回線につき1回ですが、キャンペーンの条件を満たしていれば3回線目や4回線目でも3000円相当のPayPayポイントがもらえます。特典の付与日は、開通日の属する月の5カ月後の上旬ごろです。
契約時に登録したメールアドレス宛てに、PayPayギフトカードが届きます。受け取ったPayPayギフトカードは、受取日を含めて30日以内にPayPayにチャージする必要があります。

なお、2025年1月6日までの期間限定で、本キャンペーンでもらえるPayPayポイントが3000円相当から7000円相当に増額されています。
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LINEMOのメリット・デメリットは?
LINEMOへの乗り換えを検討している時に気になるのは、乗り換えによって得られるメリットとデメリットでしょう。それぞれポイントを挙げながら解説していくので、自身の利用状況や乗り換え後の要望と照らし合わせながら考えてみてください。
メリット1:低容量プランがお得

まず気になるのは、月額料金でしょう。LINEMOの料金プランは、下記の2つです。
- LINEMOベストプラン:990円(〜3GB)、2090円(〜10GB)
- LINEMOベストプランV:2970円(〜30GB)
格安プランを提供している他社サービスと、どのくらい料金が違うのでしょうか。まずは、自社で基地局や通信設備を持っている事業者(MNO)での料金を比べてみましょう。
データ通信量 | LINEMO | ahamo | povo2.0 * | ワイモバイル | 楽天モバイル |
---|---|---|---|---|---|
1GB | 990円 | 2970円 | 390円/7日間 | 2365円 | 1078円 |
3GB | 990円/30日間 | ||||
10GB | 2090円 | - | 4015円 | 2178円 | |
20GB | 2970円 | 2700円/30日間 | |||
30GB | 4950円 | - | 5115円 | 3278円(以降無制限) | |
60GB | - | 6490円/90日間 | - | ||
100GB | - | 1万2980円/180日間(150GBまで) |
*:povo2.0は対応するトッピングの料金を記載
MNOのメリットは、自社の回線を利用しているため安定して高速のデータ通信ができる点です。最大30GBのLINEMOベストプランVは他サービスと比べて最もお得とは言えませんが、3GBまでの料金で見ると、KDDIのpovo2.0とほぼ同列の安さと言えます。
続いて、MNOから通信設備を借りてサービスを提供している事業者(MVNO)との料金も比較してみました。
データ通信量 | LINEMO | mineo | IIJmio | HISモバイル |
---|---|---|---|---|
1GB | 990円 | 1298円 | 850円 | 550円 |
2GB | 1518円 | 770円 | ||
3GB | 990円 | |||
5GB | 2090円 | 990円 | ||
7GB | 1958円 | 1500円 | ||
10GB | 2190円 | |||
15GB | 2970円 | 2178円 | 1800円 | |
20GB | 2000円 | |||
30GB | - | 2700円 | - |
LINEMOと主なMVNOを比較してみると、LINEMOベストプランおよびLINEMOベストプランVのプラン料金は安いとは言えません。しかし、MVNOはMNO事業者から回線を借りている分、通信速度が遅くなりがちです。
そのため、通信速度や安定性を取るか、価格を取るか、自分の要望と合わせながら契約を考えましょう。
メリット2:対象のLINE機能がデータ消費ゼロ、LINEスタンププレミアムも無料

LINEの通話やトークはデータ使用量にカウントされない
LINEMOには、特定のLINE機能を利用するときのデータ容量の消費をカウントしない「LINEギガフリー」というサービスがあります。
LINEアプリのトークや音声・ビデオ通話だけでなく、タイムラインなどの表示もデータ消費にカウントされません。そのため、月間データ容量の上限に達したとしても通信速度が落ちることなくLINEを快適に利用できます。
LINEギガフリーの対象となる機能は以下の通りです。一部LINEギガフリーの対象外となるサービスがあるので注意してください。
- トークでの位置情報の共有
- トークでのShoppin’トークの利用
- トークでのジフマガの利用
- トークのみんなで見る機能によるYouTube閲覧
- Liveの利用
- LINE VOOM(旧:タイムライン)の表示・投稿・シェア ※WEBからの利用
- OpenChatの利用
- スタンプショップの利用
- 着せかえショップの利用
- LINEファミリーサービスの利用(LINEマンガやLINEゲーム、LINE MUSIC、ポイントクラブなど)
- LINE Liteの利用
- 海外のアプリストアでダウンロードしたLINEの利用
- 他社サイトへの接続(URLなどをクリック)
- 他社アプリへの遷移
メリット3:契約・解約などの事務手数料がかからない

店頭で手続きができるサービスでは、新規・乗り換え契約や契約変更などをおこなうと手数料が発生する場合があります。しかしLINEMOでは、各種手続きに手数料は発生しません。
メリット4:手持ちのiPhoneをそのまま利用できる

iPhoneならiPhone 6以降の機種すべてに対応している
iPhoneユーザーなら、今使用している端末(iPhone 6以降)をそのままLINEMOでも利用できます。ただし、機種によってはSIMロック解除が必要な場合もあるので、LINEMO公式サイトに記載されている動作確認端末を必ず事前に確認しましょう。
一方でAndroidスマホユーザーの場合は、LINEMOに対応していない機種が多いので、乗り換える前に忘れずに確認しておきましょう。
デメリット1:店舗でのサポートを受けられない
LINEMOはオンライン専用ブランドです。そのため、契約・オプション追加・解約・サポートへの問い合わせをしたい場合は、すべてオンライン上でおこなう必要があります。店舗でのサポートは受けられないので注意してください。
また、電話窓口もありません。不安や疑問が生じた場合は、オンラインチャットでオペレーターに質問する形になります。スマホ初心者やスマホの契約に慣れていない人は不安かもしれません。
デメリット2:キャリアメールを使えない
大手キャリアでは、「@softbank.ne.jp」などのキャリアメールが使用できます。MVNOでも、このキャリアメールを引き継いで利用できるサービスがありますが、LINEMOではキャリアメールを使えません。キャリアメールをよく使用していた人は、乗り換えの際に注意しましょう。
デメリット3:家族割・セット割などがない
スマホのプランでよくあるのが、「家族割」やインターネット回線や電気代とセットで契約すると割引になる「おうち割」などの割引です。
しかし、LINEMOにはこうした割引サービスは用意されていません(一部キャンペーンによる割引などが適用される場合あり)。たとえば家族みんなでLINEMOに加入したとしても、割引などの特典はありません。
デメリット4:月間データ容量を翌月に繰り越せない

UQモバイルでは余った容量を翌月に繰り越せる
キャリアによっては、余ったデータ容量を翌月に繰り越せる「データくりこし」が利用できます。たとえば、15GBの月間データ容量を契約していた場合、当月のデータ使用量が10GBだったときは、残り5GBが翌月に繰り越され、翌月の利用可能なデータ容量が20GBとなります。
しかし、LINEMOにはデータ容量の繰り越しサービスはなく、データ容量はどれだけ余っても毎月リセットされます。月間データ容量の上限を超える月と超えない月でムラがある人は、データ繰り越しができるプランを検討したほうが使いやすいでしょう。
どんな人がLINEMOへの乗り換えに向いている?
上記のメリット・デメリットを踏まえたうえで、LINEMOへの乗り換えに向いているのはどんな人なのかをまとめてみました。
とにかく月額料金を安くしたい人
とにかく月額料金を安くしたい人は、LINEMOへの乗り換えに向いていると言えるでしょう。
LINEMOベストプラン(月額990円〜)は比較的安価なので、特に月額のデータ使用量が少ない人にはおすすめです。
また2024年7月現在、5分以内の国内通話が無料になる通話オプション「通話準定額」(税込550円/月)が契約から7カ月目まで無料になるキャンペーンなどが実施されています。LINEMOの契約で2万円相当のポイントがもらえるキャンペーンなどが開催されることもあるので、そういったキャンペーンを利用するとさらにお得に加入できます。
LINEをたくさん使う人
そして、特におすすめしたいのが、LINEを頻繁に利用する人です。とりわけデータ通信量の消費が多い画像・動画の送受信やビデオ通話をする機会が多い人は、他の格安サービスの低容量プランだとすぐに上限に達して速度制限がかかってしまう場合もあります。
しかし、「LINEギガフリー」が利用できるLINEMOなら、かなりヘビーにLINEを使ってもデータ通信量の消費がカウントされないので、安心して利用できます。