インスタグラムのストーリー・フィード・リール・ライブ・広告などの動画には音が収録されていることが多く、注意しないと意図しないタイミングで音が鳴ってしまいます。「電車や教室で突然爆音を鳴らしてしまった」という失敗をした人も多いでしょう。
そこで本記事では、インスタグラムのうるさい再生音を鳴らさない方法をまとめて紹介します。
動画を「音なし」で見るために注意したいポイント
Instagramアプリで再生音が鳴る仕組みを理解しておけば、音を鳴らさないようにうまく利用できるはずです。
音量ボタン(大/小どちらか)を押す/再生画面/スピーカーボタンをタップすると音が出る
インスタグラムに投稿されている動画(ストーリー/フィード/リール/広告)はまず無音で自動再生され、次のいずれかの操作をすると音が鳴るようになっています。
- 動画の再生中に音量ボタン(大/小どちらか)を押す
- 動画の再生中に画面をタップする
- 動画内のスピーカーボタンをタップする
ここで注意したいのが、一度音声をオンにするとオフにするまで音声オンの状態が継続すること。音声オンにしたままロック画面やホーム画面に戻ったり、別のアプリを開いたりすると、次にInstagramアプリを開いたときに動画が音声付きで再生されてしまうのです。
音声をオンにするとその他のすべての動画の音声もオンになる
インスタグラムでは、1つの動画で音声をオンにすると、その他すべての動画の音声がオンになります。


この仕様は、ストーリー/フィード/リール/ライブ/広告などスタイル関係なく適用されます。たとえばリールで音声をオンにすると、自動的にストーリーの音声もオンになるというわけです。
iPhoneの「サイレントスイッチ」をオンにしていても無音にならない
iPhoneの「サイレントスイッチ(マナーモード/消音モード)」で音が消えるのは、着信音/通知音とゲームなどのごく一部のアプリのみです。

着信/サイレントスイッチ。サイレントモードがオンになっている状態
インスタグラムを含むほとんどのアプリは例外で、サイレントスイッチで消音モードにしていても、内蔵スピーカーから音が出てしまいます。残念ながら、iPhoneの消音モード設定では、音が出るのを阻止することができないというわけです。
この点、Androidスマホなら、サイレントモード設定でインスタグラムから音が鳴るのを阻止できます(手順は後述)。
勝手に再生音を鳴らさないための対策
インスタグラムでは動画の再生中「音量ボタンを押す」「再生画面をタップ」「動画内のスピーカーボタンをタップ」すると再生音がオンになる仕組みです。もちろん、動画の閲覧中に上記の操作をしなければ音は鳴りませんが、誤操作で音が鳴ってしまうリスクがあります。
以下の対策をしておくと安心でしょう。
アプリを使う度に終了させる
インスタグラムの動画音声は一度音声をオンにするとその状態が継続されますが、アプリを終了させれば、デフォルトの状態(オフ)に戻る仕組みです。

したがって、都度Instagramアプリをマルチタスク画面で終了させるようにすれば、「アプリを開いた途端に音が鳴ってしまう」という事故は防げます。
ただ、アプリの終了と再起動を繰り返すと、バッテリーの消費量およびデータ通信量が増えてしまう可能性も。通知が受信できないなどトラブルの原因になることもあります。インスタグラムを頻繁に使う人には、積極的にはおすすめできません。
Web版インスタグラムを使う
最も確実なのが、Web版インスタグラムを使う方法です。

Web版インスタグラムはアプリと同様、動画は自動で再生されますが、動画の再生中に音量ボタンを押しても音が鳴ることはありません。また、再生中に画面をタップしても、動画の再生が止まるだけで音は鳴りません。

Web版のリール

Web版のストーリー
音量ボタンをタップすると音が鳴る仕組みです。このボタンを押さない限り、音は鳴りません。そのため、勝手に再生音が鳴ってしまうトラブルを確実に防止できるでしょう。
ストーリーやDMを含む基本的な機能はアプリ版と同じように利用できるので、気になる人は活用してみてください。外出先ではWeb版、家ではアプリ版といったように使い分けるのもよいでしょう。
サイレントモードでメディア音を例外から外す(Androidスマホ限定)
Androidスマホならサイレントモード設定でメディア音をオフにしておくことで、インスタグラムの動画再生音をすべて消音できます。
ここでは、AQUOS sense4で検証した手順を紹介します。


まず、画面を上から下にスワイプして「クイック設定パネル」を呼び出します。

サイレントモードのタイルを探して長押ししましょう。
なお、サイレントモードはメーカーによってさまざまな名称で呼ばれます。ステータスバーやクイック設定パネルに表示されるアイコンは上の画像のもので統一されているので、見つからない場合は丸いアイコンを目印に探してみてください。
- Pixel、Xperia、AQUOS sense4以上:サイレントモード
- Galaxy:通知をミュート
- AQUOS sense3以下:高度なマナーモード
- arrows:高度なサイレントモード
本記事では、便宜上「サイレントモード」で統一して表記します。
クイック設定パネルにサイレントモードが見当たらない場合


クイック設定パネルにサイレントモードがショートカット登録されていない場合は、上の手順で登録しておくと便利です。
もしくは、端末の「設定」にある「音」「サウンド」「通知」などの項目でもサイレントモードのオンオフ切り替えができます。


[アラームとその他の割り込み]をタップし、「メディアサウンド」のスイッチをオフにしてください。

クイック設定パネル上でサイレントモードのタイルをタップしてオンの状態にすれば、インスタグラムの動画再生音は一切鳴らなくなります。
ただし、この方法では全アプリのメディア音がオフになってしまう点に注意が必要です。たとえば「Spotify」などの音楽アプリや「YouTube」などの動画アプリの音も一括でオフになってしまいます。
利用する場合は、アプリに合わせてこまめにオン/オフを切り替える必要がありそうです。
イヤホンをつないでおく/音量を下げておく

場当たり的な手段になってしまいますが、外出時は常にイヤホンをつないでおくというのも有効な手です。
イヤホンが接続されていれば、メディア音が端末の内蔵スピーカーから出力されないので、動画の再生時に周囲を気にする必要はありません。

iPhoneの音量バー

Androidスマホの音量バー
また、再生音の大きさは端末の側面(Androidでは上部の場合も)にある音量ボタンで調節できます。外出時はあらかじめ音量を最小にしておくように心がけるとよいでしょう。
ただ前述したように、動画の再生中に音量ボタンを押すと音声オンに切り替わってしまうので注意が必要です。