Androidスマホのサイレントモードとは? マナーモードとの違いから設定・解除方法まで

Androidスマホのサイレントモードとは? マナーモードとの違いから設定・解除方法まで

Androidスマホの消音設定は、「サイレントモード」や「マナーモード」「ミュート」などさまざまなものがあります。

自身のニーズに対してどのモードが適切なのか、パッと見での判断は難しいでしょう。それぞれのモードの意味と効果、設定/解除方法をしっかり認識しておけば、思わぬ場面で爆音が鳴ってしまったというような失敗も起こりづらくなるはずです。

サイレントモードとは? マナーモード/ミュートとの違い

まず、同じ消音機能である「マナーモード」「ミュート」「サイレントモード」それぞれの違いについて解説します。

マナーモード/ミュートとは?

Android サイレントモード

音量ボタンを押すと、画面右側もしくは上部に音量のスライドバーが表示される。ここで各アイコンをタップしてモードを切り替える

「マナーモード」は、ガラケー時代から存在するおなじみの機能です。

主に着信音/通知音/操作音に作用し、音を消してバイブレーションで知らせるモードと、音もバイブレーションも発動しないモードがあります。一般的にはどちらもマナーモードと呼ばれますが、なかでも音・バイブともに鳴らないモードを「ミュート」や「サイレント」と呼ぶことが多くなっています。

Androidスマホの多くの機種では、端末側面の音量ボタンから各モードの切り替えが可能です。

サイレントモードとは?

Android サイレントモード

一方で「サイレントモード」は、Android 9で登場した比較的新しい機能です。

あらゆる音の制御ができる上に、細かい条件指定や視覚的な通知の制限も可能な万能モード。設定アプリ、およびクイック設定パネルからオンオフを切り替えられます。

Android サイレントモード

多くの機種で「サイレントモード」とされていますが、メーカーによってその名称はさまざまです。とはいえ、ステータスバーやクイック設定パネルのアイコンは上のもので統一されているようなので、見つからない場合はこのマークを目印に探してみるといいかもしれません。

機種ごとに違うサイレントモードの名称

  • Pixel、Xperia、AQUOS sense4以上:サイレントモード
  • Galaxy:通知をミュート
  • AQUOS sense3以下:高度なマナーモード
  • arrows:高度なサイレントモード

本記事では、便宜上「サイレントモード」で統一して表記します。

サイレントモードでできること

ここからはマナーモードとも比較しながら、サイレントモードの特徴を紹介します。

メディア音とアラーム音を消せる

Android サイレントモード

マナーモードとサイレントモードの大きな違いは、消せる音の種類です。「音」というと、着信音も音楽の再生音もすべて同じだと思われがちですが、実はそれぞれ異なる出力基準があります。

下表で、「マナーモード」と「サイレントモード」をそれぞれオンにしている間に消える音を比較してみました。

Android サイレントモード

マナーモードは、主に通知音・着信音・操作音を消すための機能です。そのため、音楽や動画、ゲームなどの再生音である「メディア音」と「アラーム音」はマナーモード中でも消えません。

一方のサイレントモードは、設定次第でカメラのシャッター音以外のすべての音を消すことができます。活用すれば、思わぬ場面で再生音が鳴ってしまった、といった失敗も起こりづらくなるはずです。

実際の設定方法はステップ2で解説

視覚的な通知(ポップアップ通知)をオフにできる

Android サイレントモードAndroid サイレントモード

サイレントモードは、設定次第でポップアップ通知やプッシュ通知、ロック画面通知、通知ドットといった視覚的な通知までもオフにできます。

通常、これらの視覚的な通知をオフにするには、設定から各アプリの通知設定に進み、各機能のスイッチを一つひとつオフに切り替えなければなりません。その点、サイレントモードなら、ボタン1つですべてのアプリ通知を一括でオフにできます。

一時的に作業に集中したいときや、いちいちアプリ通知の設定を変えるのが面倒な場合など、さまざまなシーンで重宝するでしょう。

実際の設定方法はステップ5で解説

重要な着信や通知だけ音を鳴らすことができる

Android サイレントモード

マナーモード中は、すべての着信音・通知音が消音(もしくはバイブ)になってしまうので、大事な連絡や緊急の電話を見逃してしまうことも。その点、サイレントモードは、オンの状態でも例外として特定の連絡先からの着信や重要なアプリの通知だけ音を鳴らすことができます。

さらに、「LINEのメッセージ通知はオフにしてLINEの通話着信があった場合にだけ音を鳴らす」といったような、特定のアプリのさらに一部機能だけを鳴らすことも可能です。このように、消音にする動作を柔軟に指定できるのも、マナーモードにはないサイレントモードの特徴です。

実際の設定方法はステップ4で解説

サイレントモードを使いこなす方法

サイレントモードを利用するにあたっては、自身のニーズに合わせて設定をカスタマイズすることが重要です。設定次第で、たとえば以下のような活用ができます。

サイレントモードの活用方法
  • 一切音が鳴らない完全消音モードとして利用する
  • 作業に集中したいとき、アプリの通知表示を一括でオフにする
  • 週末だけ社用携帯の着信音・通知音を鳴らないようにする

以下を参考に、自分専用のサイレントモード環境を整えましょう。

ステップ1:クイック設定パネル上で設定・解除の切り替えをする

Android サイレントモード

(1)画面を上から下にスワイプして「クイック設定パネル」を呼び出す(2)左下の鉛筆マークをタップ(3)画面下にある[サイレントモード]を長押ししながら上に移動させる

まずは「クイック設定パネル」と呼ばれる部分に、サイレントモードをショートカット登録しておくのがおすすめです。

マナーモードのように簡単にオン/オフを切り替えられるほか、設定変更もスピーディーにおこなえます。機種やOSバージョンによってはデフォルトでクイック設定パネルにサイレントモードが登録されているケースもあるので、必要に応じて変更しましょう。

Android サイレントモード

登録できたら、画面を上から下にスワイプしてクイック設定パネルを呼び出し、タイルをタップするだけでサイレントモードのオン/オフを切り替え可能です。また、タイルを長押しすることでサイレントモードの設定画面も開けます。

ステップ2:サイレントモード中に消したい音を指定する

続いて、サイレントモードに切り替えたときに消音にしたい項目を選択しましょう。

Android サイレントモードAndroid サイレントモード

クイック設定パネルを呼び出し、「サイレントモード」タイルを長押しします。サイレントモードの設定画面に遷移したら、[すべての例外を表示](Xperia、AQUOS)ないし[アラームとその他の割り込み](Android 11)をタップしてください。

Android サイレントモード

ここで、サイレントモード中に消したい音のスイッチをオフに、鳴らしたい音のスイッチをオンに設定しましょう。

たとえば、上の画像ではサイレントモード中でもアラーム音だけは鳴るように設定しています。逆に、サイレントモードを完全消音モードとして使いたい場合は、すべてをオフにしましょう。

ステップ3:サイレントモード中でも着信を受け取りたい連絡先を指定する

続いて、サイレントモード中に着信があったとき、例外的に音やバイブで知らせてほしい連絡先を指定します。緊急の連絡や重要な電話の見逃し防止に効果的です。

Android サイレントモードAndroid サイレントモード

クイック設定パネルからサイレントモードの設定画面を開き、[通話]→[通話を許可]の順にタップします。

Android 11は[人物]→[通話]、Galaxyは[例外を許可]→[着信の許可対象]の順にタップ

なお、「同一発信者による再着信の許可」項目は、同じ人から15分以内に再度着信した際に限り、サイレントモード中に着信音を鳴らせる設定です。短い時間に何度もかけ直してくるような緊急の電話を想定したものでしょう。必要に応じて、これもオンにしておきます。

Android サイレントモード
Android サイレントモード

「スター付きの連絡先のみ」に設定すると、連絡先アプリのうちスター(お気に入り)がついている番号からの着信のみ、サイレントモードが解除されます。逆に、サイレントモードを完全消音モードとして使いたい場合は、「通話を許可しない」にチェックを入れましょう。

ステップ4:サイレントモード中でも通知音を鳴らすアプリを指定する

サイレントモード中であっても、例外的に音で通知を受け取りたいアプリを指定します。なお、サイレントモードを完全消音モードとして使いたい場合は、この設定は必要ないので飛ばしてOKです。

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ホーム画面上で該当するアプリを長押しし、展開したメニューから[ i ]をタップ。ここでは、例としてLINEを選択しました。アプリ情報の画面に遷移したら、[通知]をタップしましょう。

Android サイレントモードAndroid サイレントモード

そのアプリで受信可能な通知の種類が表示されます。ここでサイレントモードの例外に指定したい通知を選んでください。ここでは[通話]を選択しました。

最後に「重要な通知」ないし「サイレントモードの例外」、「通知のミュートを無効化(Galaxy)」のスイッチをオンに切り替えれば設定は完了です。

チェック
サイレントモードとマナーモードはどちらが優先される?

下表のように、基本的にはサイレントモードが優先される仕様のようです。

Android サイレントモード

しかし、サイレントモードの例外となる連絡先やアプリを設定している場合は注意が必要。というのも、サイレントモードとマナーモードが両方オンのとき、例外に指定した着信音や通知音は鳴りません。

このように、サイレントモードの設定をマナーモードが邪魔してしまうケースがあります。サイレントモードの設定を確実に発動させたい場合は、マナーモードはオフの状態にしておくのがおすすめです。

ステップ5:サイレントモード中のアプリ通知のされ方を指定する

サイレントモード中は、プッシュ通知やポップアップ通知のされ方も変化させられます。

Android サイレントモードAndroid サイレントモード

クイック設定パネルからサイレントモードの設定画面を開き、[通知の制限](Galaxyは[通知を非表示])をタップします。

3つの選択肢のうち、「通知の非表示、通知音なし」に設定しておけば、サイレントモードに切り替えると同時にすべてのプッシュ通知表示と通知音を停止させられます。

Android サイレントモードAndroid サイレントモード

「カスタム」をタップすると、ステータスバーAndroid通知ドット、ポップアップ通知など、種類ごとに表示のオン/オフを指定できます。

ステップ6:サイレントモードの発動時間を指定する

事前に設定したルールに沿って、サイレントモードを自動的に設定、解除できる機能も搭載されています。

Android サイレントモードAndroid サイレントモード

「デフォルトの期間」ないし「クイック設定の期間」では、サイレントモードの持続時間を設定できます。指定した時間を経過すると、サイレントモードが自動的に解除される仕組みです。

ただ、この設定にしていると、サイレントモードが解除されていることを忘れがちになります。いつの間にかオフになっていて着信が鳴ってしまった、といった失敗もあり得るので注意が必要です。

Android サイレントモードAndroid サイレントモード

「スケジュール」(Galaxyは「予定時刻にON」)からは、サイレントモードを開始・終了するタイミングを設定できます。

就寝時間中や就業時間、週末など、あらかじめ指定したルールに沿って自動的にサイレントモードを有効化してくれます。「+」ボタンからスケジュールを追加してみましょう。

なお、「終了時間よりアラームを優先」は、サイレントモードのせいでアラームが鳴らなかった、というような失敗を防ぐための設定です。必要に応じてオンにしてください。

検証端末:AQUOS sense plus(Android 10)、Xperia 5(Android 10)、Pixel 4a(Android 11)、Galaxy A20(Android 10)

EDITED BY
MOEGI