インスタグラムのアカウントを完全に削除(退会)する方法【2021年最新版】
さまざまな事情から「インスタをやめて消したい」「アカウントを削除して退会したい」という人も少なくないはず。とはいえ、Instagramのアプリをアンインストールしたり、アカウントを一時停止したりするだけでは退会にはなりません。正しい手順で、Instagramアカウントを完全に削除することが必要です。
本記事では、インスタグラムのアカウントを削除する方法について、iPhone、Androidスマホ、PC(パソコン)での手順をそれぞれ解説します。削除前に気を付けたい点や、実はアカウントが消せていないケースなども紹介します。
- ブラウザでInstagramのアカウント削除ページからログインする
- 下部にあるフォームからアカウントを削除する理由を選択する
- もう一度パスワードを入力し[アカウントを完全に削除]をタップする
- 最終確認メッセージが表示されるので[OK]をタップする
- 30日経過後、Instagramのアカウントが完全に削除される
インスタでアカウントを削除する前の注意点
Instagramでアカウントを完全に削除すると、二度と同じアカウントの復旧や使用ができません。ただし、削除の操作後、すぐに削除が実行されるわけではなく、アカウント消滅までに30日間の猶予が設けられています。
とはいえ、まずはアカウントを削除する前に押さえておきたい注意点を確認しておきましょう。
「削除」と「一時停止」の違いは復活できるか否か
インスタグラムをやめる方法としては、アカウントの「削除」と「一時停止」が用意されています。
アカウント復活の可否 | 各種データの扱い | 同じユーザーネームの再取得 | |
---|---|---|---|
削除 | 二度と復旧できない | 完全に消える | 同じユーザーネームは二度と使えない |
一時停止 | 再ログインで復旧できる | Instagram上に残る | 再ログインすれば同じユーザーネーム |
アカウントの「削除」では、これまでのプロフィールや写真、動画、コメント、いいね、フォロワーがInstagram上からすべて削除され、二度と見られなくなります。再び同じユーザーネーム(半角英数字のID)で登録したり、アカウントを復活させたりすることもできません。いわゆる退会です。
他方、アカウントの「一時停止」では利用データは削除されないため、好きなタイミングで元のアカウントを復活させられるというメリットがあります。アカウントの一時停止については、下記記事で詳しく解説しています。

アカウント削除前に過去の利用データをバックアップ
Instagramアカウントの削除を設定後、30日間の猶予期間を過ぎると、アカウントの復活はできません。削除を実行する場合は、これまでに投稿した写真や動画、ダイレクト(DM)、プロフィールなどの過去データを保存しておくことをおすすめします。
この点、インスタグラムのバックアップ機能を利用すれば、事情があってInstagramを退会するにしても、手元に残しておきたい写真など各種データ(思い出)をとっておくことが可能です。
一括ダウンロードのリクエスト画面(左:アプリ版、右:ウェブ版)
バックアップデータを取得するためには、まずウェブ版(PC)またはアプリ版(iOS・Android)のInstagramでプロフィール画面の設定[]を開きます。続いて[セキュリティ]→[データをダウンロード]へと進み、リクエストをおこないます。ここで指定したアドレス宛てに送られてくるメールに記載のリンクから、データをダウンロードします。
詳しい手順は、下記記事で解説しています。

Instagramアカウントを削除して完全に退会する手順
インスタグラムの「アプリ」からは、iPhone・Androidともにアカウントを完全に削除することができません。そこで、SafariやChromeなどのブラウザでウェブ版Instagamの専用ページにアクセスし、アカウント削除の操作をする必要があります。PC(パソコン)からも、ほとんど同じ手順で退会できます。
1ブラウザでInstagramのアカウント削除ページにログイン
Instagramにブラウザからログインする
ChromeやSafariなどのブラウザで、下記の削除専用ページにアクセスします。削除したいアカウントのユーザーネーム(またはメールアドレスや電話番号)とパスワードを入力し、Instagramにログインしましょう。
ブラウザの保存設定によっては、すでにログインできていることもあります。その場合、削除したいアカウントでログインできているか(おもに複数アカウントでインスタグラムを利用していた場合)を確認しましょう。
二段階認証の画面
二段階認証を設定しているユーザーは、ログイン時に電話番号などでセキュリティコードを取得し、認証をおこなってログインします。
なお、パスワードなどを忘れてログインがうまくできない場合は、下記記事を参考にしてみてください。
インスタグラムで「ログインできない」ときの対処法まとめ
インスタグラムのパスワードを忘れた? 変更・リセットする方法と注意点
2「アカウントを削除」画面で退会する理由を選択
「アカウントを削除」の画面で退会理由を選ぶ
ログイン後、すぐに「アカウントを削除」という画面が表示されます。「アカウントを削除する理由」のフォームをタップすると、アカウント削除の理由の選択肢が表示されます。
いずれかを選択してください(退会したい理由が当てはまらない場合は[その他]を選んでおけばよいでしょう)。
3パスワードを再入力してアカウントの削除を設定(30日間の猶予あり)
パスワードを再度入力する
理由を選ぶと、下部にパスワードを再入力するフォームが表示されます。ここに、もう一度パスワードを入力した上で[○○(アカウント名)を削除]のボタンをタップします。
最後に「アカウントを削除しますか?」という確認メッセージが表示されるので、問題なければ[OK]をタップします。
これで、Instagramからの退会操作が完了です。ただし画面にも表示される通り、削除を選択後30日間はアカウントの復活がおこなえます。この例では、2021年2月4日が削除期限です(削除操作の実行は2021年1月5日)。
もし削除を取り消したい場合は、期限内に当該アカウントにもう一度ログインすれば削除がキャンセルされます。そのまま放置して30日間が経過すると、アカウントが完全に削除される仕組みです。
猶予期間内であっても相手はあなたのアカウントを閲覧できない
アカウントの削除を選択しても、30日以内に当該アカウントにログインすれば、アカウントは復活できます。つまり、この30日間の期限内は、アカウントは完全に削除されていない状態と言えます。
この期限内に第三者があなたのアカウントを閲覧しようとすると、上の画像のように「ユーザーが見つかりませんでした」と表示され、投稿した写真や動画、フォロワーなども非表示の状態となります。

アカウント削除(退会)できていないケースとは?
Instagramのアカウント削除を試みたものの、うまく退会ができていないようであれば、以下に挙げるケースに該当していないか確認してください。
完全削除される前の猶予期間に再ログインした
前述の手順どおりにアカウント削除を実行しても、実際にアカウントが抹消されるのは30日後です。そのため、削除されるまでの期限内に当該アカウントにログインしてしまうと、アカウントが復活します。
削除操作を実行したInstagramアカウントに再ログインし、次の画面で[アカウントをキープ]を選択すると、アカウントを復活させることができるようになっています。
アカウントを一時停止している
Instagramアカウントを一時停止している期間中は、アカウントが削除されたのとほぼ同じ状態になります。ユーザー名の検索でヒットしなくなるのはもちろん、プロフィールを表示させようとしても、投稿や紹介文などがすべて消えています。
ただし、一時停止中のアカウントにもう一度ログインすると、元通りに復活します。削除操作後30日を過ぎたはずなのに元のアカウントにログインできてしまう場合は、アカウントの「一時停止」を設定してしまっている可能性もあります。
アプリをアンインストールしただけ
スマホ上からInstagramアプリをアンインストールしても、アカウントを削除したことにはなりません。他のユーザーからはこれまで通り、あなたの投稿した写真や動画、プロフィールなどを見ることが可能です。
また、アプリをアンインストールしても過去のデータ(投稿写真やDMなど)は残ったままです。

サブアカウントの削除をしただけ
インスタグラムでは、メインのアカウントにのほかに最大4つのサブアカウントを追加できます。複数アカウントを併用している場合、削除したかったアカウント以外のサブアカウントを消してしまっているかもしれません。
サブアカウントの削除は、本アカウントの削除とは概念や手順がまったく異なります。詳しくは下記記事で解説しているので参照してください。

アカウントからログアウトしただけ
アカウントからのログアウトは、「アカウントの削除」ではありません。
利用中のデバイスからログイン情報が削除されるだけなので、再度ログインすればいつでも利用が再開できます。ログアウトによって、これまでの投稿やDMなどのデータが消えることもありません。

検証したInstagramのバージョン:iOS版169.0.0.21.133、Android版169.1.0.29.135