インスタグラムから完全に削除されたアカウントの情報は、フォロワーや他のアカウントから見ても完全に消えているのでしょうか。
本記事では、Instagramアカウントの削除後、自分のプロフィールやDMのやりとり、ストーリーの閲覧履歴などが相手側にはどのように表示されるのかを紹介。また、時折見かける「Instagramユーザー」表示などとの関係も解説します。
アカウント削除しても自分の情報は完全には消えない
インスタグラムでアカウントを完全に削除すると、二度とそのアカウントは復元できない仕様です。これまでの投稿やDM、フォロー/フォロワーといったすべてのデータが消滅してしまい、再びログインもできなくなります。
しかし、フォロワーや他のアカウント側から見ると、アカウント削除後であってもあなたの情報やDMの履歴などが完全に消えるわけではありません。そこで以下では、自身では確認できない「アカウント削除後は相手側にどう表示されているのか」を検証していきます。
相手側にはどう見える? 表示のされ方を検証
インスタでアカウントが削除されると、当該アカウントのプロフィールや、過去のDM履歴などはどうなっているのか、以下の7つの場面で解説していきます。
- DMのやりとり(Instagramユーザーの表示)
- フィード・ストーリーズ・リールの投稿
- アカウントの検索
- タグ付けした/された投稿
- コメントやいいね、メンションなどのアクティビティ通知
- 投稿内のメンション(フィード/ストーリー)
- ストーリーの閲覧履歴(足跡)
各項目をタップすると、それぞれの解説部分へ遷移します。
DMのやりとり(Instagramユーザーの表示)
DM(ダイレクトメッセージ)でやりとりした履歴は、相手側から消えているのでしょうか。結果は「残ったまま」でした。
ただし、上の画像でも確認できるように、ユーザー名部分が「Instagramユーザー」と表示され、当該スレッドが誰のものかが判断しにくくなっています。もちろん、スレッドを開いてメッセージを読めば、それが誰だかわかるケースもあるでしょう。
新しくメッセージを送信することもできますが、当然ながら削除済みアカウントに新規メッセージが届くことはなく、いつまでもつかない“既読”に疑問を抱くかもしれません。
スレッド上部にあるアカウント名の部分をタップすると、当該アカウントのプロフィールページに遷移できます。このとき、アカウントが削除されているとユーザー名部分が「Instagramユーザー」と表示されるようになり、投稿もすべて非表示になります。
ただし、アカウントをブロックされた場合も、相手のプロフィール上で投稿が見られなかったり、「ユーザーが見つかりませんでした」と表示されたりする点から、ブロックされているのか、アカウントが完全削除されただけなのかの判断は難しくなるでしょう。
フィード・ストーリーズ・リールの投稿
Instagramアカウントを完全に削除すると同時に、プロフィール上からフィード・ストーリー・リールなどの投稿はすべて消えます。
「最近、投稿を見ないな……」などと相手があなたのプロフィールを閲覧すれば、上の画像のように「投稿がありません」と表示されることから、アカウントの削除に気づく可能性はあるでしょう。
アカウントの検索
相手があなたのアカウントを検索しようとしても、「一致する結果はありませんでした」と表示されます。アカウント名の変更やブロックを疑われるかもしれません。
タグ付けした/された投稿
自分の投稿にタグ付けしたアカウントが削除されたパターン
自分の投稿にタグ付けしていた相手のアカウントが削除されると、削除済みアカウントのタグがなくなります。タグ付けは付けられた本人が削除することもできるので、「タグ付けされたらまずかったかな?」と相手に思われる可能性もあるでしょう。
削除済みアカウントの投稿にタグ付けされていた場合は、その投稿自体が自分のタグ付けされた投稿一覧から消えます。
コメントやいいね、メンションなどのアクティビティ通知
投稿へのいいねやコメント、フォローやメンションなどの通知は、アクティビティ(ハートマーク)に届きます。
アカウントが削除されると、当該アカウントに関連する通知が相手のアクティビティ一覧からすべて消えてしまいます。
投稿内のメンション(フィード/ストーリー)
投稿には「@アカウント名」を投稿のキャプションやストーリーに入力し、相手にメンションする機能があります。
フィード投稿へのメンションの場合
フィード投稿のキャプションにメンション「@」されたアカウント部分をタップすると、通常は当該アカウントのプロフィール画面へ遷移します。
しかし、メンションされているアカウントが削除されていると、メンション部分をタップしても相手のプロフィールは表示されません。
ストーリーでのメンションの場合
ストーリーでは、投稿作成時にメンション自体は可能です。ただし、投稿したストーリーのメンション部分をタップしても、アカウントが削除されていれば何も起こりません。
ストーリーの閲覧履歴(足跡)
ストーリーは、投稿してから24時間フィード上部のストーリートレイに表示され、その間にストーリーを閲覧したアカウントは、その履歴が「閲覧者リスト」として残る仕組みです。投稿主は、この閲覧者リストから誰が自分のストーリーを見たかを把握できるわけです。なお、閲覧者リストは投稿後24時間が経過すると非表示になります。
この点、アカウントを削除をすると、ストーリーの閲覧履歴からも自分のアカウント名(いわゆる足跡)が消えます。どうしてもストーリーの閲覧履歴を消したいなら、アカウント削除は有効でしょう。とはいえ、閲覧履歴の削除と引き換えに自分のアカウントを完全に削除してしまうのは、あまり得策とは言えません。
インスタグラムのストーリーを足跡(既読)をつけないで閲覧する方法まとめ
検証したInstagramのバージョン:iOS版216.0.0.12.135、Android版215.0.0.27.359