「最近太ってきたので痩せたい」「もっと身体を引き締めたい」という人も少なくないでしょう。ダイエットに役立つアプリはたくさん出ていますが、種類が多くてどれを選べばよいか迷ってしまいます。
そこで本記事では、「体重記録」「食事記録」「運動補助」などダイエットアプリを選ぶポイントを解説したうえで、具体的におすすめのアプリ9本を紹介します。
目的別・ダイエットアプリの選び方【比較表あり】
ダイエットに役立つアプリは多数リリースされていますが、自分にぴったりのものをどのように選んだらよいでしょうか。比較一覧表でダイエットアプリの全体像をつかみつつ、利用目的にあわせて選択ポイントをみていきます。
おすすめダイエットアプリ9つの主な機能(一覧表)
まずは、本記事で取り上げる9つのダイエットアプリの主な機能をチェックしてみましょう。各アプリの具体的な中身については後述しています。
アプリ名 | RecStyle | シンプル・ダイエット | ハミング | あすけん | Nike Training Club | WEBGYM | 自宅トレーニング | FiNC | Gohobee ネコの腹筋アプリ |
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特徴 | メーターを回転させて体重を記録、操作が簡単 | かわいいデザインで数値入力も簡単 | 写真で食事のレコーディングができる、カレンダー表示が見やすい | 体重・食事・運動記録ができる、管理栄養士のアドバイス付き | 運動の初心者からスポーツ選手まで幅広いレベルに対応したメニュー | ジムならではの豊富な運動メニュー、ユーザーに合わせた運動を提案 | 専門家が監修したトレーニング、目的別にメニューをカスタマイズできる | 体重・食事・運動など記録できる種類が多い、AIトレーナーのアドバイス付き | 腹筋の自動カウント、スゴロクなどのゲーム要素で続けやすい |
記録できる内容 | 体重・体脂肪率・BMI・筋肉量・ウエスト | 体重・体脂肪率・BMI | 体重・体脂肪率・BMI・筋肉量 | 体重・体脂肪率・睡眠時間・運動 | 運動 | 運動・体重 | 運動・体重・水分 | 体重・体脂肪率・BMI・食事・運動・睡眠・血圧・糖代謝・体型写真 | 運動 |
体重の推移グラフ | ◯ | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | - |
食事の画像解析 | - | - | - | ○ | - | - | - | ○ | - |
摂取カロリー計算 | - | - | - | ○ | - | ○ | - | ○ | - |
消費カロリー計算 | - | - | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
ワークアウトメニュー | - | - | - | - | ヨガやボクシングなど180種類以上 | ヨガやストレッチ、筋トレなど1000種類以上 | 部位ごとに選べる17種類の筋トレメニュー | ヨガやストレッチ、筋トレなど | 3種類の腹筋 |
メモ機能 | ◯ | ○ | ○ | ○ | なし | ○ | - | ○ | - |
アドバイス機能 | - | - | - | ○ | - | - | - | ○ | - |
パスコードロック | ○ | ○ | ○ | ○ | - | - | - | ○ | - |
通知機能 | ○ | - | ○ | ○ | ○ | - | ○ | - | ○ |
SNS機能 | - | - | アプリ内SNS | アプリ内SNS | アプリ内SNS | Twitter・Instagram・Facebook・LINEなど | アプリ内SNS・Twitter・LINE・Facebookなど | Twitter・LINE | |
ウェアラブル端末との連携 | - | - | - | - | ○ | ○ | ○ | - | - |
デザインテーマの変更 | ○ | ○ | ○ | - | - | - | - | - | ○ |
データのインポート・エクスポート | ○ | ○ | - | - | - | - | - | - | - |
料金 | 無料 | 無料 (アプリ内課金) |
無料 (アプリ内課金) |
無料 (アプリ内課金) |
無料 (アプリ内課金) |
無料 (アプリ内課金) |
無料 (アプリ内課金) |
無料 (アプリ内課金) |
無料 (アプリ内課金) |
目的1:体重の変化を簡単に記録したい
ダイエット中は定期的に体重を測ることで、日々の食事や運動に意識を向けることができます。体重の増減傾向も掴めるので、自分に合ったダイエット法を見つける鍵になるかもしれません。
左:「RecStyle」右:「シンプル・ダイエット」
体重記録がメインの目的なら、できるだけ記録が簡単なものを選ぶといいでしょう。数値を直接入力するものや、画面のスワイプだけで記録できるものもあります。また、毎日同じ時間に通知する機能があれば入力漏れを防げます。体重を管理しているので、パスコードを設定して他の人に見られないようにできる機能もあるとうれしいですね。
手軽に体重を記録したいなら→「RecStyle」「シンプル・ダイエット」
目的2:食事管理で痩せたい
食生活を改善しながら痩せたいなら、食事内容を記録できるアプリを選びましょう。「今日は食べ過ぎたな」「栄養が偏っていたな」ということを把握できます。
左:「ハミング」右:「あすけん」
食事をスマホカメラで撮影して日記のように記録できるものや、撮影した食事の写真を解析して、栄養素やカロリーを自動で計測してくれる便利なアプリもあります。食事データに基づきアドバイスを受けられるアプリなどもあるので、毎日の料理の参考になるでしょう。
目的3:筋トレを頑張りたい
左:「Nike Training Club」中:「WEBGYM」右:「自宅トレーニング」
筋力や基礎体力のアップ、しなやかな身体づくりなどが目的であれば、運動をサポートしてくれるアプリを選択するとよいでしょう。自宅で器具を使わずにできる部位別の筋肉トレ指導アプリや、ヨガ・ダンスのコンテンツを備えたアプリ、ランニング記録や万歩計など、種類も豊富です。
また、体格や目標に合わせたトレーニングメニューを作成したり、さまざまなフィットネスメニューを提案してくれたりするタイプなら、初心者でも気軽に始められます。
筋トレを頑張りたいなら→「Nike Training Club」「WEBGYM」「自宅トレーニング」
目的4:体重・食事・運動をすべてサポートしてほしい
「FiNC」のアプリ画面
1つのダイエットアプリで体重・食事・運動に関する機能をあわせ持ったアプリもあります。データをまとめて管理できるため、食事と運動のバランスをとりながら効果的にダイエットすることも可能です。
ただし、面倒くさがりの人やダイエット初心者の場合、入力項目が多いアプリでは続かなくなってしまうかもしれません。簡単に始めてみたいなら、機能を絞ったタイプのアプリから試してみるのもよいでしょう。
体重・食事・運動記録をまとめて管理したいなら→「FiNC」
目的5:ダイエットを継続したい
ダイエットを始めた当初はやる気に満ち溢れていても、次第にモチベーションが下がって「三日坊主で終わってしまう」「いつも長続きしない」という人もいるのでは。その場合は継続できる要素を盛り込んだアプリがおすすめ。
左:「Gohobee ネコの腹筋アプリ」中:「あすけん」右:「自宅トレーニング」
ゲーム感覚で進められるアプリを選べば、楽しくダイエットを続けられるでしょう。また、アプリ内で他ユーザーと交流できる機能を搭載したもの、SNSと連携できるものを選ぶと、仲間と進捗を共有し合えるのでモチベーションアップも期待できます。
ゲーム感覚で楽しめるアプリなら→「Gohobee ネコの腹筋アプリ」
ダイエットの進捗を共有したいなら→「シンプル・ダイエット」「あすけん」「WEBGYM」「自宅トレーニング」「Finc」「Gohobee ネコの腹筋アプリ」
メーターを回転させて体重を記録する「RecStyle」
「RecStyle」(iOS/Android)は、体重・体脂肪率の数字を直接入力するだけでなく、メーターを50グラム刻みで回転させて入力することもできる体重記録アプリです。
- メモリを動かすだけで入力できて楽
- 通知機能で、記録忘れを防げる
- グラフ機能で体重の増減が一目瞭然
- 記録をバックアップ(エクスポート)できるので安心
- ダイエットの進捗をSNSなどで共有できる機能があればなお良い
- 体調などを表すスタンプの種類が5種類と少なめ
- テーマカラーは選べるものの、イラストや柄はなく非常にシンプル
- データは過去5年までしか遡れない
画面には絵柄などもなく、非常にシンプルな構成。黒・グレー・オレンジ・グリーン・ピンクの5種類のテーマカラーからお気に入りのものを設定できます。
機能面においては、50グラム刻みでの記録がスワイプだけで入力できる簡単さが魅力。手動で10グラム刻みに入力してもOKです。
スタンプ機能では食べ過ぎ・飲み過ぎ・運動・お通じなどの記録、メモ機能ではダイエットの詳細の記入が可能です。オプションで筋肉量とウエストの長さも入力項目に追加できます。
グラフ画面は、日単位の推移・週平均値・月平均値を入力項目ごとに切り替えられます。グラフ上の点をタップすれば、肥満度を表す体格指数の「BMI」も確認できます。
また、グラフ下部には目標体重ラインが表示されるので、ダイエットの目安にも。ただし、グラフ画面は強制で横画面表示になるので、端末の向きを変えなければならないのがマイナスポイントです。
Appleヘルスケアとの連携やパスコードロック(指紋認証・顔認証も可)、デイリー通知機能、データのエクスポート/インポート機能(メール/Dropbox)なども用意されています。
かわいいデザインで入力も簡単「シンプル・ダイエット」
「シンプル・ダイエット」(iOS/Android)の特徴は、体重を毎日計測して記録していく上で必要十分な機能が備わりつつ、操作性やデータの見せ方のシンプルさを保っているところにあります。
- 全7種類からテーマを設定できる
- 体重・体脂肪をグラフで見れる
- 暗証番号ロックができるのでセキュリティ万全
- データのエクスポート/インポート機能を利用して、データ管理できる
- SNSで連携できるのはTwitterのみ
- 記録漏れ防止の「通知」機能は未搭載
- 入力時のサウンドがうるさい(設定変更可能)
アプリ起動後、即座に数値入力ができ、ユーザーに不要なストレスを与えません。また、グラフの範囲変更と拡大・縮小をタップやピンチ操作だけで実行できるとともに、目標ラインやBMIのゾーン、メモがグラフ画面内に表示されるので、情報の一覧性が高く、画面を行き来せずに済みます。
アドオンを購入すれば広告除去も可能です。
プライバシーを守るための暗証番号ロック機能や、データのエクスポート/インポート機能(Googleドライブ)、iCloudへのデータ履歴保存機能、テーマ変更機能などもあります。テーマはデフォルトでナチュラルウッドになっていますが、他にも黒を基調としたクールなデザインや、ピンク色のかわいらしいデザインなども用意されています。
体重・体脂肪率の記録は回数に制限がないので安心です。グラフ上の点をタップすれば前回計測時・基準時からの体重増減やBMIの数値などが表示されます。
写真で食事のレコーディングもできる「ハミング」
「ハミング」(iOS/Android)は日々の体重の変化をカレンダーで見ることができるアプリです。昨日何を食べたのか、どんな運動をしたのかといった振り返りをしたり、1週間前の体重と比較したりすることも簡単にできます。
- 写真付きで食事の記録ができる
- カレンダーで体重の変化がわかりやすい
- パスコード設定で鍵をかけられる
- 8種類のテーマから好きな色が選べる
- 1日に複数回体重を記録すると、1日の平均値で表示されてしまう
- 入力時のサウンドがうるさい(設定変更可能)
- SNSなどで結果を共有できる機能があればなお良い
スマホカメラで撮影した食事の写真を追加し、日記のように記録可能です。
食事写真は時間軸で表示され、詳細もメモできます。また、アプリを起動してすぐに確認できるカレンダーには、体重記録がグラフになっていて、推移がひと目でわかります。
体重は1日に複数回記録できますが、その場合は1日の平均値で表示されてしまうので、より細かく記録するには不向きです。
体重の変化はグラフのみの表示にも切り替えられます。パスコードロックも設定可能なので、他人にデータを見られる心配もありません。
その他、スタンプ機能(生理、お通じ、入浴、筋トレなど)を使った記録や、体重を記録する時間を通知で知らせる機能も搭載しています。アプリのテーマもローズ、マリン、インディゴ、コーラルなど8種類から自分好みにカスタム可能です。
毎日の食事内容を記録、栄養士がアドバイス「あすけん」
「あすけん」(iOS/Android)は、毎日の食事記録をつけられる食事管理アプリです。食事記録をつけることで、栄養士からのアドバイスが毎日届くことが特徴。日々の食生活の改善やダイエットに役立つアプリとなっています。
- 毎日の食事記録を簡単管理
- 栄養士からのアドバイスがもらえる
- 摂取した栄養分がひと目でわかるグラフ
- SNS機能でモチベーション維持
- 無料期間が7日間と短め
- 食事の画像解析が間違って表示されることも
- 並び替え機能が少ないので検索時の食事内容が探しづらい
- カレンダーは食事内容を入力したかの有無だけで情報が少ない
食事記録は、朝・昼・夜の3食と間食した分をつけられます。
食事内容を手入力で検索したり、食事の写真をアップロードしたりするだけで、写真を解析して目安カロリーを計算できます。毎朝決まった食事をしている人は、「MYセット」登録しておくと入力の手間が減るので便利です。
たまに写真の解析がうまくいかずに、「パエリア」の写真が「かけそば」として間違って解析されることもあります。解析結果の修正や手入力の切り替えなど、手間を要するのは残念なポイントです。
食事内容を入力すると、栄養士からのアドバイスが届きます。これからの食事をどうするかといった、食事改善に役立ちそうです。また、食事内容によって不足している栄養分や摂りすぎている栄養分がグラフに表示され、ひと目でわかるようになっています。
その他にも、日記を共有できるSNS機能(Twitter、LINE、Facebookに対応)や、ダイエットや美容に役立つコラムなども用意されています。SNS機能で仲間を作って食事内容を参考したり、ダイエットの応援をしあったり、モチベーション維持にも役立つでしょう。「あすけん」は、7日間無料でプレミアム機能を利用することができるので無料期間中に使い心地を確認してみるといいでしょう。
Nike公式のワークアウトアプリ「Nike Training Club」
スポーツブランドのNikeが開発したアプリ「Nike Training Club」(iOS/Android)は、運動の初心者からスポーツ選手まで幅広いレベルに合わせたワークアウトメニューを選べます。
- ヨガやボクシングなど180種類以上の豊富なワークアウトビデオ
- 自分のレベルに合わせたプランを作成できる
- 端末の音楽アプリと連動させて、運動中に好きな音楽を流せる
- Apple Watchと連携可能
- 初期設定時に会員登録が必要
- 身長や体重の単位がヤード・ポンドになっている(後で変更可能)
- 動画の早送り/巻き戻しができない
世界トップクラスの「Nikeマスタートレーナー」によって考えられたワークアウト動画を180種類以上用意しています。腹筋やスクワットなどの基本的なエクササイズや、ヨガやボクシングといった幅広いジャンルのワークアウトがあるため飽きずに挑戦できるでしょう。その中から自分の鍛えたい部位や強度、運動頻度に合わせてトレーニングプランが選べます。
身長・体重、週に何回トレーニングができるか、トレーニング器具の有無、開始日といった質問に答えていくだけで、4~8週間のトレーニングスケジュールが自動で出来上がります。
プランのメニュー以外にも、個別で好きなワークアウト動画を検索して再生してもOKです。
トレーニングがスタートすると、動画と音声による動きのナビゲートが始まります。「あと5秒です」といったアナウンスや、「ピピッ」という音と共に次の動きに映るタイミングも知らせてくれます。全画面表示の切り替えは、スマホ画面を横にするだけ。
動画の再生/一時停止ボタン、終了ボタンはありますが、早送りや巻き戻しなどはないのが惜しいポイントです。
端末に入っている音楽アプリと連動できるので、好きな音楽を流しながらトレーニングを楽しめます。Apple Watchと連携することも可能です。
ジムを持ち歩けるフィットネスアプリ「WEBGYM」
「WEBGYM」(iOS/Android)は、動画を見ながらトレーニングができるフィットネスアプリです。「ジムを持ち運べる」というイメージで、自宅やオフィスでもできる豊富なトレーニング動画を収録したアプリとなっています。
- 時間や場所を選ばず使える
- 豊富な動画を収録
- ユーザーに合わせたトレーニングメニューを提案
- SNS機能でユーザー同士の交流ができる
- 無料で使える機能が少なく、有料機能が多すぎる
- アプリを落とすと動画の中断地点から再開できない
- 動画の早送り/巻き戻しができない
- 音声で回数や残りの秒数をカウントしてくれない
トレーニング動画は700種類以上のメニューから選ぶことができます。
動画はインストラクターの動きと字幕・音声で動きを案内してくれます。
再生画面の操作は、繰り返しボタン、一時停止/再生、スキップボタンとシンプルな仕様です。スマホを横向きにすると全画面表示されます。
トレーニング中、音声で回数・残りの秒数をカウントしてくれる機能はないため、常にスマホ画面を見ながら動く必要があります。
ダイエットに最適な「WEBGYMトレーナー」の機能では、目標体重やトレーニング期間などを入力することで、ユーザーに合わせたトレーニングメニューを提案してもらえます。運動時間を設定できるので、時間がない人でも無理なく身体を動かせます。
また、SNS機能である「交流場」では、仲間との励まし合いやコミュニケーションが可能。他のユーザーが行っているトレーニングを参考に、モチベーションアップに利用するといいでしょう。
WEBGYMトレーナーは有料機能ですが、2週間の無料トライアルが用意されています。気になったら一度試してみてください。
運動内容を自由にカスタマイズ「自宅トレーニング」
「自宅トレーニング」(iOS/Android)は、部位ごとやレベル別のトレーニングメニューが用意されたフィットネスアプリです。トレーニング動画と音声で、筋トレをサポートしてくれます。
- トレーニングは専門家の監修
- 組み合わせ自由、自分だけのトレーニングメニューを作成できる
- ワークアウト記録を簡単にSNSでシェア
- 体重管理や総消費カロリー記録の表示でモチベーションを維持
- 音声がやや機械的で不自然なところがある
- アプリ起動時に全面広告が表示されることが多い
- 動画の早送り/巻き戻しができない
- マイプランは6種類のうち4種類が有料
トレーニング内容はすベて専門家が監修したトレーニングなので、安心して取り組めます。動画は大きく分けて初級・中級・上級・マイプランの4種類があります。
左:マイプラン(上半身強化)の画面中:運動の回数を調整できる右:運動の順番を並べ替えられる
初級・中級・上級の動画は部位ごとに5種類ずつ用意されています。マイプランは、上半身または下半身強化の2種類であれば、無料でその人に合わせた4週間のプランを作成できます。
また、運動量がきついと感じたら、腹筋などの回数を自由に変更をして無理のないトレーニングができます。エクササイズの順番を入れ替えたり、他のトレーニングへ差し替えたりも可能です。
ただ動画の音声は、やや機械的で不自然な部分もあるので、違和感を覚える人もいるかもしれません。たとえば腕の筋肉である「二頭筋(にとうきん)」を「にとうすじ」と読み上げられてしまうため、その点は改善してもらいたいポイントです。
左:SNSへのシェア画面右:体重、総消費カロリー、水分摂取量を記録できる
ワークアウトが完了すると、記録をSNSでシェアできる画面に移動します。TwitterやInstagram、Facebookなどに対応しているので便利です。さらに体重の増減や、ワークアウト・歩数による総消費カロリーも記録が可能です。ダイエットや運動中には欠かせない水分補給についても、水分摂取トラッカーでその日に飲んだ水の量を管理できます。
AIトレーナーのアドバイスを受けられる「FiNC」
「FiNC」(iOS/Android)は、歩数や食事記録、体重の変化といったライフログの管理ができるアプリです。AIトレーナーによるダイエットや健康管理をサポートしてくれます。
- ユーザーに最適なフィットネスメニューをAIが提案
- 歩数・体重・睡眠・食事データを記録するとポイントがもらえる
- 歩数や食事記録などライフログの管理がアプリ1つで可能
- 料理の写真を撮るだけで目安のカロリーを計算してくれる
- 無料/有料版ともに会員登録が必要
- データの入力項目が多くなる
- 歩数の目標を日別、週別、月別で分けて設定できない
- 不要な記録の表示/非表示の設定ができない
歩数の記録はその日に歩いた時間ごとに記録され、消費カロリーも表示してくれます。デフォルトでは日ごとの歩数記録が表示されますが、週別・月別に切り替えることで自身の記録を振り返ることができます。
左:iPhone版アプリの画面右:Android版ならロック画面に歩数が表示される
歩数の目標設定もできるので、自分のペースでウォーキングに取り組めます。またAndroid版では、ロック画面を表示するだけで歩数の確認も可能。アプリを立ち上げず、さっとその日の歩数を知ることもできます。
FiNCの特徴であるAIトレーナーは、ユーザーに最適なフィットネスメニューの提案やライフログの入力を手伝ってくれます。
食事の記録は、入力の手間をできるだけ省く仕組みが充実しています。料理の写真を撮るだけで自動的に目安カロリーを計算してくれたり、有名なコーヒーショップやファーストフード店のメニューも登録されていたりと、あっという間に入力が完了します。
データを記録をするとポイントがもらえて、1ポイント=1円でFiNCが提供する通販サイト「FiNC MALL」のお買い物に使えます。ショップではスキンケアアイテムやフィットネス用品、健康食品などを販売しています。
これらの機能は基本無料で、有料プランの「FiNCプレミアム」に切り替えることができます。FiNCプレミアムに加入すると、高機能体組成計の無料レンタルや専門家によるパーソナル指導などが受けられます。
ゲーム感覚で腹筋を習慣化「Gohobee ネコの腹筋アプリ」
「Gohobee ネコの腹筋アプリ」(iOS/Android)は、「腹筋を鍛えて、キレイなくびれを作りたい!」という人におすすめのアプリ。かわいいネコのキャラクターが登場して、毎日の腹筋を続けるためにサポートします。
- 自動で腹筋の回数をカウントしてくれる
- 1日1マスのスゴロクを進めると「ゴホービ」がもらえる
- テーマカラーが40種類と豊富
- SNSへのシェア機能を搭載している
- 腹筋以外のトレーニングを追加するには時間がかかる
- 簡単な動きなので、しっかり鍛えたい人には不向き
- お腹の上に置いて腹筋するので、腕の位置が固定されてしまう
使い方はとても簡単で、お腹の上にスマホを置いて腹筋するだけです。
左:アプリの使い方の解説画面右:トレーニング中のアプリ画面
スマホの角度に反応して、「ゴホーニャ」と呼ばれるかわいらしいネコのキャラクターが腹筋の回数をカウントしてくれます。制限時間はデフォルトで40秒になっていますが、30〜60秒に5秒ごとの変更が可能です。腹筋の種類も、体を起こすだけの通常の腹筋「ノーマル」以外に、起き上がる時に体をねじる「ひねり」・体を少し起こした姿勢で保つ「キープ」から選べます。
左:スゴロクの画面右:ゴホービ一覧画面
腹筋5回以上すると1日1マスずつアプリ内のスゴロクが進み、継続しやすい仕組みになっています。数日ごとに「ゴホービ」がもらえ、集めていくとゴホーニャを自分だけのキャラクターにカスタマイズできるなどゲーム要素もあるアプリです。トレーニング後は頑張った記録をSNS(Twitter、LINE、Instagramなど)で、友達にシェアしましょう。
トレーニングメニューも最初は腹筋のみですが、進めていくとプランクやスクワットなど他の運動も追加できるようになります。