日々の生活で自分がどのくらい歩いたのかを記録したいと考える人は少なくないはず。そんな人は、いつも持ち歩くiPhoneやAndroidスマホに万歩計や歩数計、ウォーキング記録の機能を備えたアプリを入れて使うのもおすすめです。
万歩計/歩数計/ウォーキングアプリの中には、カロリーの計測や目標設定を管理できるアプリもあるため、健康維持やダイエットを目的としたウォーキングにも役立ちます。本記事では、おすすめの万歩計/歩数計/ウォーキングアプリを5つ厳選して紹介します。
万歩計/歩数計/ウォーキングアプリの種類
歩数を記録できるアプリは、日々の歩数を記録するシンプルな「万歩計・歩数計アプリ」と、ダイエットやスポーツ要素の強い「フィットネス系アプリ」の2種類に大別できます。
もちろん万歩計・歩数計アプリでもカロリーを計測できたり、フィットネス系アプリで日々の歩数を管理したりすることも可能です。何のために歩数を計測したいのか、どんな記録を計測したいのか、といった用途に応じてどのアプリを使うかを決めるのがよいでしょう。
なお下記記事では、おすすめのランニングアプリを紹介してます。ランニングに役立つアプリを探している人はこちらも参考にしてみてください。
登録不要ですぐに使えるアプリ「歩数計Maipo」
「歩数計Maipo」は登録なしで利用できる歩数計アプリです。シンプルなUIで、使いやすさと手軽さが特徴となっています。
- 登録不要で使える
- シンプルでわかりやすい計測画面
- カレンダーでこれまでの記録を確認できる
- 計測時にアプリを起動しておく必要がある
- iOS版に一時停止ボタンがない
- 月合計の歩数の目標を設定したい
アプリをインストールしたら、1日の歩数の目標設定とパーソナルデータの入力だけで計測ができるようになります。面倒な登録いらずで、すぐに使えるのが嬉しいポイントです。
あらかじめアプリを起動しておかないと計測が始まらないことがあるので、計測前にアプリを起動しておくようにしましょう。
左:計測画面(iOS版)右:計測画面(Android版、一時停止機能あり)
計測画面には、歩数や距離など必要な情報がわかりやすくまとまっています。Android/iOS版ともに計測時の更新頻度は高い印象です。
右にスワイプしていくと、過去の記録もその場で確認できます。なお、Android版の計測画面では、PAUSEボタンをタップして計測を一時停止することが可能です。
左:カレンダー機能(iOS版)右:自己ベストの歩数も確認できる(iOS版)
カレンダーでは、その月に歩いた合計歩数や目安の消費カロリーの確認ができます。日付をタップすると日別での結果も確認が可能です。
自己ベストのメニューでは、ランキング形式これまでの記録を振り返ることも可能。時間がある休日のウォーキングに、自己ベスト更新に挑戦してみるといったモチベーション維持に使えそうです。
自分に合ったウォーキング目標を設定「Runtastic Steps」
「Runtastic Steps」は、シンプルで使いやすいウォーキングアプリです。毎日の目標を自分で設定できるのはもちろん、3種類の中から選べるトレーニングプランが特徴となっています。
- シンプルで使いやすい
- ひと目で歩数や距離を把握できる計測画面
- カラフルで見やすい計測記録
- 自分にピッタリのウォーキングプランを作成してくれる
- 登録が必須
- 自動で上乗せされる基礎代謝分のカロリーを分けてほしい
- Android/iOSともに歩数の更新タイミングが遅め
ウォーキングを始めると、自動で計測が開始されます。計測画面では、距離や歩数、目安の消費カロリー、活動時間がひと目でわかるようになっています。
左:歩数設定画面(Android版)右:歩行距離や消費カロリーなども確認できる(iOS版)
ウォーキングプランは、これまでのウォーキング記録から利用するユーザーのためだけのプランを作成してくれます。
期間や難易度が異なる3つのプランが用意されているので、どのように自分で目標を設定したらよいのかわからないときにも安心です。
左:ユーザーごとのプラン(iOS版の画面)右:計測履歴(iOS版の画面)
なお、実行中のウォーキングプランを中止したい場合は、設定メニューからいつでも中止ができます。
計測履歴では、カラフルなグラフでこれまでの合計歩数や平均歩数、目安の消費カロリーなどの確認がおこなえます。日々の目標を毎日達成していると連続達成として計測記録にカウントされるので、継続の動機づけになってくれます。
AIトレーナーがアドバイスしてくれる「FiNC」
「FiNC」は、歩数や食事記録、体重の変化といったライフログの管理ができるアプリです。AIトレーナーによるダイエットや健康管理をサポートしてくれます。
- ユーザーに最適なフィットネスメニューをAIが提案
- パーソナルデータの入力がスムーズにできる
- 歩数や食事記録などライフログの管理がアプリ1つで可能
- 料理の写真を撮るだけで目安のカロリーを計算してくれる
- 無料/有料版ともに登録が必要
- 歩数の目標を日別、週別、月別で分けて設定したい
- 不要な記録の表示/非表示の設定ができない
歩数の記録はその日に歩いた時間ごとに記録され、消費カロリーも表示してくれます。デフォルトでは日ごとの歩数記録が表示されますが、週別・月別に切り替えることで自身の記録を振り返ることができます。
左:日毎の記録(iOS版)右:Android版ならロック画面に歩数が表示される
歩数の目標設定もできるので、自分のペースでウォーキングに取り組めます。またAndroid版では、ロック画面を表示するだけで歩数の確認も可能。アプリを立ち上げず、さっとその日の歩数を知ることもできます。
FiNCの特徴であるAIトレーナーは、ユーザーに最適なフィットネスメニューの提案やライフログの入力を手伝ってくれます。
左:AIトレーナーによる提案(iOS版)右:食事記録機能(Android版)
食事の記録は、入力の手間をできるだけ省く仕組みが充実しています。料理の写真を撮るだけで自動的に目安カロリーを計算してくれたり、有名なコーヒーショップやファーストフード店のメニューも登録されていたりと、あっという間に入力が完了します。
これらの機能は基本無料で、有料プランの「FiNCプレミアム」に切り替えることができます。FiNCプレミアムに加入すると、高機能体組成計の無料レンタルや専門家によるパーソナル指導などが受けられます。
Googleが提供するフィットネスアプリ「Google Fit」
「Google Fit」は、Googleが提供するフィットネスアプリです。Androidスマホだけでなく、Googleアカウントを使えばiPhoneでも利用することができます。多くのフィットネスアプリと連携して使用することが可能です。
- 多くのフィットネス系アプリと連携ができる
- 様々なアクティビティに対応している
- ユーザーの傾向に合わせたアクティビティ内容を提案してくれる
- 運動時間とハートポイント以外の目標設定ができない
- 計測履歴を日別に折りたたみできない
- 計測履歴で地図を表示してくれるが拡大や縮小はできない
- 1日のトータル歩数が確認できない
Google Fitを使った運動の目標は、「運動時間」と「ハートポイント(強めの運動)」の2つを設定します。
ハートポイントの設定(iOS版)
運動時間はスマホを持ち歩くだけで計測されていきます。ハートポイントとは、ランニングやサイクリングなどの運動を行った際に加算されていくポイント。ひとまず、ハートポイントはデフォルトの10ポイントからはじめて、少しずつ目標を高くしていくといいでしょう。
ホームである計測画面には歩数や運動時間を表示。中央のグラフで、自分があとどれくらいの運動をすれば目標を達成できるのかわかりやすくなっています。
左:日誌に記録される活動履歴(Android版)右:サイクリングやインターバルトレーニングなどアクティビティの変更も可能(Android版)
日誌にはこれまでの運動や睡眠といった活動履歴が表示されます。ウォーキングなら歩数、サイクリングなら速度や高度もグラフ化されて確認ができます。
運動内容は自動で判定されるので、間違っていたら後から編集も可能です。
ウォーキング記録を写真つきで残せる「リンククロス アルク」
「リンククロス アルク」は、歩いた場所を写真つきメモで残せる機能「あるメモ」が特徴のウォーキングアプリです。
アプリがオススメする散歩コースでウォーキングをしたり、他のユーザーの「あるメモ」を見て新しい発見もできたりと、ソーシャル色のあるアプリとなっています。
- スマホを持ち歩くだけで自動的に計測
- ウォーキング記録を写真つきで残せる「あるメモ」機能
- 地域別のオススメ散歩コースで新しいコースを発見できる
- 登録が必須
- ルート履歴で地図確認時、地図の精度が低い
- 活動時間の表示がほしい
スマホを持ち歩くだけで自動的に歩数が計測され、計測画面には歩数や移動距離、目安の消費カロリーが表示されます。Android/iOS版ともに歩数の更新頻度は高めです。
左:歩数の計測画面(Android版)右:「今日の移動」機能(Android版)
「今日の移動」をタップすると、その日にウォーキングした時間や距離を細かく確認ができます。また、ウォーキング中に撮った写真も確認が可能です。
「あるメモ」は、ウォーキング中に見つけたキレイな景色やお店を写真つきで共有できるSNSのような機能です。
左:「あるメモ」機能(iOS版)右:「コース」にはおすすめの散歩コースがまとめられている(iOS版)
何気なくウォーキングしているいつものコースでも、「あるメモ」を使うことで新しい発見ができるかもしれません。なお、「あるメモ」を共有したくない場合は公開/非公開の設定が可能です。
「コース」をタップすると、地域別のオススメ散歩コースを見ることができます。近場で新しいコースの発見はもちろん、旅行先で使ってみるのも楽しいでしょう。