オーディオブックとは、ナレーターや声優が書籍を朗読する「聴く本」です。利用中は両手が自由になり、日常のさまざまなシーンで「ながら読書」ができるとあって人気を集めています。ふだん集中して読書をする時間がとれない人にももってこいです。
オーディオブックを提供するサービスの中でも、Amazonの「Audible(オーディブル)」とオトバンクが提供する「audiobook.jp(オーディオブック ドット ジェイピー)」が業界2強となっており、どちらを選ぼうか迷っている人も少なくないでしょう。
本記事では、オーディブルとaudiobook.jpを様々な視点から比較します。どちらのサービスが自分にあっているか、悩んでいる人は参考にしてください。
30日間の無料体験を試す
当サイト(アプリオ)から申し込むと、audiobook.jpの聴き放題プランの無料トライアル期間が、通常の14日間から30日間に延長されます。20万冊以上のオーディオブックが聴き放題になる「聴き放題プラン」を無料で試せるチャンスです。
自身が無料体験を使って登録できる対象者かどうかは、下記リンクからaudiobook.jpの特設ページにアクセスしてキャンペーンの案内画面が出てくるかどうかで判断できます。もちろん、無料期間中の解約も可能です。
当サイト(アプリオ)経由なら無料体験14日→30日に
オーディオブック2強「Audible」と「audiobook.jp」を比較
Audibleとaudiobook.jpは、どちらも高い人気を誇る国内オーディオブック市場の2強。コンテンツ数やナレーターの質、機能の充実度などいずれも高水準で、「オーディオブックを存分に楽しみたい」というこだわり派から「まずはどんなものか体験してみたい」というビギナー層まで、幅広くおすすめしたいサービスです。
| Audible | audiobook.jp | |
|---|---|---|
| サービスの特徴 |
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膨大な作品数、特に自己啓発・ビジネスカテゴリが充実 |
| プラン料金(税込) |
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| 作品数 |
90万作品以上 (聴き放題の対象は数十万作品以上) |
作品総数は非公開 (聴き放題の対象は1万冊以上) |
| 無料お試し期間 |
30日間 (不定期で無料期間延長あり) |
14日間 (条件付きで無料期間延長あり) |
| 支払い方法 | クレジットカード、デビットカード | クレジットカード、d払い、ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い、iOS App内課金、Google Play内課金 |
| 解約(退会)後のオーディオブックの取り扱い |
更新日を過ぎると再生できなくなる |
更新日を過ぎると再生できなくなる(月額会員プランのみ解約後の聴取可能) |
| 対応端末 |
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| アプリの搭載機能 |
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比較ポイントとしては、プラン設定や料金、無料お試し期間、支払い方法、アプリの搭載機能などです。
ここでは、それぞれのサービスが持つ特徴を詳しく解説するとともに、これら複数の観点から比較した際の各サービスの優位点について解説していきます。
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Amazonが提供するオーディオブックサービス「Audible」
Audibleは、Amazonがアメリカでスタートさせたサービスで、日本では2015年から事業がスタートしています。現在の具体的な会員数は公表されていないものの、年々右肩上がりで会員数が増えている注目のサービスです。
Audibleでは月額1500円で数十万以上の対象作品が聴き放題になるプレミアムプランと、月額880円で全タイトルから好きなオーディオブックを毎月1作品選べるスタンダードプランの2つのプランを用意しています。
コンテンツは、幅広いジャンルの書籍がバランスよく用意されており、オリジナル作品が充実しています。オリジナル作品はaudiobook.jpにはない、Audibleならではの作品です。
2025年12月時点では、本屋大賞を受賞した『成瀬は天下を取りにいく』(宮島未奈)、『国宝』(吉田修一)、『近畿地方のある場所について』(背筋)のほか、『未来』(湊かなえ)、『ジェイソン流お金の増やし方』(厚切りジェイソン)、『日曜劇場 VIVANT ノベライズ 上』(福澤 克雄)などが配信されています。
ナレーターにも力を入れており、好きな俳優・声優の音声で聴きたい人に向きます。洋書のコンテンツも豊富なので、外国語でオーディオブックを聴きたい人にももってこいです。
| サービス名 | Audible(オーディブル) |
|---|---|
| 運営元 | Amazon |
| 料金プラン |
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| 作品数 | 90万冊以上(プレミアムプラン対象作品は数十万冊以上) |
| 主なジャンル | ビジネス、自己啓発、現代文学、ライトノベル、BL、声優、SF、ファンタジー、名作文学、時代小説、自伝、ミステリー、ホラー、宗教、哲学、エンタメ、カルチャー、社会、政治、コンピューター、テクノロジー、落語、寄席、演芸、評論、対談、ヒーリング、健康、暮らし、語学、絵本、児童書、古典、神話、洋書 |
| 支払い方法 | クレジットカード、デビットカード |
| 無料体験 |
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国内最大級のオーディオブックサービス「audiobook.jp」
audiobook.jpはオトバンクが運営する、国内オーディオブックサービスの先駆けともいえる存在です。会員数は2024年2月に300万人を突破しており、2021年から2023年の3年連続で「オーディオブック書籍ラインナップ数 日本1位」に選ばれています(日本マーケティングリサーチ機構の調査の結果)。
audiobook.jpは、「聴き放題プラン」とポイントを定額購入する「月額会員プラン」、対象作品の交換に使えるチケットが毎月発行される「チケットプラン」の3つのプランがあり、「月額会員プラン」と「チケットプラン」は、ひと月あたりのポイント数・チケット数を選択できるようになっています。Audibleと比べてプラン数が多く価格が安くなっています。
聴き放題の対象作品には、水野敬也のベストセラー『夢をかなえるゾウ』、本屋大賞2023にもノミネートされた『#真相をお話しします』(結城真一郎)などがあります。
また、国内のオーディオブックサービスであるためか、日本語作品が充実しています。特に、ビジネス書や新書、教養本などのラインナップが豊富です。また、「聴く日経」、「聴く東洋経済オンライン」、「朝日新聞AJW 英語ニュース」「毎日新聞ポッドキャスト」などといった大手メディアのニュースも配信されています。これらはAudibleでは配信されていません。
アプリの搭載機能で言えば、早送り・巻き戻し機能は、Audibleが前後30秒ずつであるのに対してaudiobook.jpは前後10秒単位で操作できます。より微調整ができるaudiobook.jpが優位といえます。
| サービス名 | audiobook.jp(オーディオブック ドット ジェーピー) |
|---|---|
| 運営元 | Amazon |
| 料金プラン |
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| 作品数 | 作品総数は非公開(聴き放題の対象は1万5000冊以上) |
| 主なジャンル | ビジネス、自己啓発、教養、語学、実用、資格、文芸、落語、ライトノベル、アニメ、ラジオドラマ、講演会、BL、TL、ロマンス、官能、アダルト |
| 支払い方法 | クレジットカード、d払い、ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い、iOS App内課金、Google Play内課金 |
| 無料体験 |
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アプリオ経由で無料体験30日間
Audibleが向いている人の特徴は?
Audibleは、Amazonが運営しているだけあって、Amazonとの連携が何よりも魅力です。具体的には、Amazonのセールと連動したお得なキャンペーンや、Amazonプライム会員に向けた限定キャンペーンが実施される点が挙げられます。また、Amazonアカウントと紐づいているため、契約情報や支払い方法の管理が非常に簡単で利便性が高いこともメリットでしょう。
コンテンツでは、有名俳優のナレーションで聴けるオリジナルコンテンツがユニークです。オーディオブック初心者やコンテンツを楽しみたい層には刺さるラインナップではないかと思います。また、洋書が充実しているため、物語を楽しみながら語学学習がしたい人にもおすすめです。
キャンペーンを使ってお得に試したい
月会費が無料、または割引になる「無料体験」があるかどうかも会員登録における大切な判断材料のひとつでしょう。
| Audible | audiobook.jp | |
|---|---|---|
| 常時開催の無料体験の日数 |
30日間 |
14日間 (聴き放題プランの月会費無料) |
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不定期で開催される無料体験の日数 |
最大4カ月間 |
最大30日間 |
| 無料体験キャンペーンの開催頻度 | 不定期で2〜3カ月に一度 | 不定期で2〜3カ月に一度 |
| 無料体験以外のキャンペーン内容 |
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Audibleでは常時30日間の無料体験を提供。不定期で「○カ月無料」のようなキャンペーンが実施されています。再入会であっても、割引料金で登録できる「リトライキャンペーン」も頻繁におこなわれています。
一方でaudiobook.jpは、聴き放題プランの新規会員登録者向けに通常14日間の無料お試し期間を設けています。不定期でお得なキャンペーンが実施されることもあるものの、無料体験の期間の長さでいうとAudibleが圧倒的といえます。お得に長期間お試し利用がしたいなら、Audibleがおすすめです。
30日間の無料体験を試す
なお、audiobook.jpでの新規登録キャンペーンの実施は近年増加傾向にあります。
具体的な実績として、2024年には「2カ月99円キャンペーン」や「Bluetoothイヤホンがもらえるイヤホンプレゼントキャンペーン」が、2025年にはaudiobook.jp内で使えるコインが付与される「夏のオーディオブックチャレンジ」や、再登録者限定の「聴き放題プラン1カ月100円キャンペーン」などが実施されました。当サイトでも、当サイト(アプリオ)経由で申し込むと無料お試し期間が30日間に延長される特典があります。
今後、audiobook.jpのキャンペーン内容が、さらに充実していく可能性もあります。
Audibleとaudiobook.jpのどちらのサービスにするか迷っている場合は、無料体験を活用して両者を一度試して比較検討するのもおすすめです。
アプリオ経由で無料体験30日間
Amazonを頻繁に利用する/プライム会員である
AudibleはAmazonが運営するオーディオブックサービスであるため、Amazonユーザーにとって便利なサービス連携が構築されています。
Amazonアカウントのサブスクリプション管理画面
まず、契約状況の管理がしやすくなっています。Audibleの次月更新日や支払い方法といった情報を、Amazonのウェブページ(アカウント管理画面)からまとめて確認・操作できるため、複数のサービスを個別に管理する手間が省けます。
また、Audibleへの新規登録時も、Amazonに登録済みの支払い方法やアカウント情報などをそのまま引き継げるため、手続きがスムーズです。Amazon EchoシリーズなどのAlexa対応端末との連携も簡単にできます。
2025年7月のプライムデーに合わせて実施された「3カ月無料キャンペーン」のキャンペーンバナー
さらに、Audible自体はAmazonプライムの会員特典には含まれないものの、Amazonプライム会員を対象とした特別なキャンペーンを実施することがあります。
その代表的な例が、毎年7月にAmazonで開催される「Amazonプライムデー」と同時期に開催される「3カ月無料体験キャンペーン」です。3カ月無料体験キャンペーンは年に一度、プライムデーの開催時期に実施され、プライム会員のみが参加できる特別なキャンペーンです。
Amazonプライム会員でAudibleを利用したことがない人は、このようにお得になる時期を狙って、Audibleを試してみることをおすすめします。
公式サイトで無料トライアルを確認
有名俳優のナレーションで聴きたい
Audibleのラインアップ例
Audibleは、ナレーターに有名俳優や人気声優を起用した作品が多いのが特徴的です。もちろんaudiobook.jpでも有名な方のナレーション作品はありますが、Audibleでは特にドラマ、映画、アニメでおなじみの役者がナレーションを担当する作品が多く、とてもユニークです。
例えば、『母性』では映画で主演を演じた戸田恵梨香さんが、『Nのために』ではドラマで主演の榮倉奈々さんがナレーションを担当しているなど、原作や映像作品のファンにとっては嬉しいコラボレーションが実現されています。
もし、好きな原作小説のオーディオブックを探しているなら、こういった豪華なナレーションを楽しめるAudibleがおすすめです。好きなナレーターが多いサービスを選ぶのも手でしょう。
| Audible | audiobook.jp |
|---|---|
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ナレーター陣の詳しい紹介は、Audible公式サイトおよびaudiobook.jp公式サイトを確認してください。
Audibleの作品を聴く
オーディオブックで英語学習を検討している
Audibleはもともと海外で展開されてきたサービスのため、洋書のバリエーションが豊富です。
たとえば『星の王子さま』や『不思議の国のアリス』などの初級向けから『ハリーポッターシリーズ』や『Marvel's』といったシリーズもの、さらにはマライア・キャリーやボブ・ディランの自伝など、多岐にわたる作品が揃っています。原書を聴くことで作品を著者自身の言葉で楽しめるだけでなく、物語を通じて外国語を学ぶこともできます。
また、英語はもちろん、中国語、韓国語、フランス語などの語学学習に特化したオーディオブックもあるので、リスニングの勉強を考えているのであればおすすめでしょう。
audiobook.jpが向いている人の特徴は?
audiobook.jpの最大の魅力は、なんといってもシーンや利用目的に合わせて自由に選べる多彩な料金プランです。
例えば、利用頻度が低く月額料金を抑えたい場合は、チケット制やポイント制のプランを選べば、無駄なくオーディオブックを楽しめます。また、決済方法や支払い方法(月額または年額)を選べるのも嬉しいポイントです。
コンテンツ面では、ビジネス、教養、哲学、ニュースといったジャンルに強みがあります。もちろん小説やポッドキャストも充実していますが、特に「勉強に活用したい」「日々のニュース収集に使いたい」といったニーズには最適なサービスでしょう。
ビジネス書や教養本を中心に聴きたい
日本マーケティングリサーチ機構がオーディオブックサービス主要7社を調査した結果によると、2022年と2023年の2年連続でaudiobook.jpが「オーディオブック書籍ラインナップ数」と「ビジネス書籍ラインナップ数」の2つで日本1位に選ばれています。
audiobook.jpの配信作品数は非公開ではあるものの、多くのビジネス、自己啓発、教養、語学、実用、資格にまつわる書籍がそろっているため、そうしたコンテンツを聴きたい人に適しています。
| メディア名 | 番組名/シリーズ名 | 聴き放題対象 |
|---|---|---|
| 朝日新聞社 | 朝日新聞アルキキ 最新ニュース | 聴き放題対象 |
| 朝日新聞AJW 英語ニュース | 聴き放題対象 | |
| 東洋経済オンライン | 聴く東洋経済オンライン | 聴き放題対象 |
| 毎日新聞社 | 毎日新聞ポッドキャスト | 聴き放題対象 |
| 共同通信社 | 今日どう?共同通信NEWS | 聴き放題対象 |
| 日本経済新聞社 | 聴く日経 | 別途購読が必要 |
| ヤング日経 | 聴き放題対象 |
また、前述の通り、audiobook.jpでは日経新聞や朝日新聞、東洋経済オンラインなど、大手メディアのニュースが配信されています。多くが「聴き放題プラン」の対象となっているため、ニュースや社会情勢を深掘りしたい人におすすめです。
月額費用を抑えたい
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料金プラン(税込) |
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|---|---|
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Audible |
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| audiobook.jp |
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audiobook.jpでは、月額1330円(年額9990円)で約1万5000点以上の作品が楽しめる「聴き放題プラン」と、月額1500円または月額2900円で好きな作品と交換できる「チケットプラン」、月額550~3万3000円でポイントを定期購入する「月額会員プラン」の3つが提供されています。
3プランから用途に応じて選べる点、月額会員プランならポイントの購入額を自分の予算で決められる点から、audiobook.jpはサービスの柔軟性が高いといえます。
さらに、月額料金を比べると、Audibleよりaudiobook.jpのほうが安めに設定されています。月額料金をとにかく抑えたいのであれば、audiobook.jpで格安のプランを選ぶのがおすすめです。
| 料金 | 特徴 | |
|---|---|---|
| 通常会員 | 0円 |
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| 聴き放題プラン | 月額1330円(年額9990円) |
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| チケットプラン | 月額1500円/2900円 |
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| 月額会員プラン | 月額550円~3万3000円 |
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なお、月額会員プランでもらえるポイントは以下の通りです。
- 月額550円:610ポイント
- 月額1100円:1220ポイント
- 月額2200円:2450ポイント
- 月額5500円:6500ポイント
- 月額1万1000円:1万3450ポイント
- 月額2万2000円:2万8000ポイント
- 月額3万3000円:4万2000ポイント
このポイントは、1ポイント=1円でオーディオブックの購入に利用可能です。クレジットカード以外にも、各キャリア決済やアプリ内課金にも対応しています。
アプリオ経由で無料体験30日間
年額払いで利用したい
audiobook.jpの「聴き放題プラン」では「年間プラン」が提供されています。Audibleは月額支払のみ可能なので、audiobook.jpのみのサービスです。もちろん、月額プランと年間プランの2つの支払い方法があり、登録時にどちらを契約するかを選べるようになっています。
年間プラン(年額払い)を選択すると、月額1330円で年間総額1万5960円かかるところ、年額払いに切り替えるだけで37%オフが適用されます。実質月額833円で一年間利用でき、約5970円もお得になる計算です。年間プランに切り替えるだけで料金がお得になるため、audiobook.jpを登録する人は、年間プランを選ぶのをおすすめします。
また、「年間プランで、まずは1年間オーディオブックサービスを利用してみたい」ような人にもおすすめでしょう。
クレジットカードを持っていない
| ウェブ | アプリ | |
|---|---|---|
| 作品の購入 |
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| プラン契約 |
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※1:VISA・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club
※2:App Store決済・Google Play決済で購入
Audibleで対応している支払い方法は、請求先住所が日本国内のクレジットカードとデビットカードに限られます。電子マネーやAmazonギフト券、コンビニ支払い、銀行口座振替などに対応していないため、クレジットカードを持っていない人はAudibleを利用できないということになります。
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