Amazonの電子書籍サービス「Kindle(キンドル)」。スマホやPCからいつでも好きな時にKindle本を購入できます。しかし、iPhoneやAndroidスマホではKindleアプリやAmazonアプリからKindle本を購入できないため、どこから購入すればいいか戸惑ってしまうこともあるでしょう。
本記事では、デバイスごとにKindle本の購入方法を解説。さらに利用できる支払い方法や、Kindle本を購入するときに注意すべき点も紹介します。
Kindle本を購入する方法(利用デバイス別)
スマホでKindle本を購入する場合、Webサイトからしか買えない仕組みになっています。ここからは、Kindle本の購入方法についてデバイス別に紹介していきます。
Kindle本は、一度購入すればデバイスごとに買う必要はありません。別のデバイスに同じAmazonアカウントでログインするだけで、購入した本がKindleライブラリに同期されます。
iPhone・iPadで購入する
iPhoneやiPadでは、KindleアプリやAmazonショッピングアプリからKindle本が買えません。SafariやChromeなどのブラウザでAmazonのKindleストアにアクセスし、購入する必要があります。


Kindle本の購入画面で「Kindle版」や「単行本」などが選べる場合、購入前に必ず「Kindle版」を選択しているか確認しましょう。[注文を確定する]をタップすれば、Kindle本の購入が完了します。
Androidスマホで購入する


AndroidスマホもiOS端末同様、ブラウザのAmazonサイトでのみKindle本を購入できます。
以前はAmazonショッピングアプリやKindleアプリでもKindle本を購入できましたが、Google Play Storeのポリシーのアップデートにより、Amazonショッピングアプリは2022年5月17日の更新(バージョン24.10.2.100)、Kindleアプリは5月26日の更新(バージョン8.58.100)以降、Kindle本の購入ができなくなりました。


AndroidスマホでKindle本を購入するには、まずChromeやSafariなどのブラウザでKindleストアにアクセス。購入したいKindle本の購入画面が表示されたら、「Kindle版」を選択しているか確認しましょう。
[注文を確定する]をタップすれば、Kindle本の購入が完了します。
なぜアプリではKindle本が買えないの?
アプリでデベロッパーがデジタルコンテンツ(Kindle本やゲームのアイテムなど)を販売する場合、アップルはApp Store Reviewガイドラインの規約、Googleは支払いに関するポリシーにおいて、それぞれ指定の課金システムを使うことをデベロッパーに義務付けています。これにより、デベロッパーは売上の一部が手数料としてアップルやGoogleに徴収されることになっています。
KindleアプリやAmazonアプリのデベロッパーであるAmazon側は、収益性を考慮してこの手数料を回避するため、アプリ内課金ではなく、ウェブサイトでKindle本を販売する方法を採用していると考えられます。
Kindle端末で購入する
Kindle端末とは、Kindle本専用の電子書籍リーダーです(KindleやKindle Paperwhite、Kindle Oasisなど)。


Kindle Paperwhiteで購入した場合
Kindle端末の「ホーム」タブでKindle本を検索し、購入する本を決めたらその本をタップして詳細画面に移動します。
続いて[◯◯◯円で購入]をタップすると、すぐに購入が完了します。
PC(パソコン)で購入する

PCからの購入は、まずブラウザでKindleストアにアクセスします。
購入画面で「Kindle版(電子書籍)」が選択されているか確認し、[注文を確定する]をクリックすれば購入完了です。
Kindle本を購入するときに選べる支払い方法は?
Kindle本を購入する際は、以下の支払い方法を利用できます。
- クレジットカード(VISA・MasterCard・JCB・AMEX・ダイナース)
- デビットカード
- あと払い(ペイディ)
- キャリア決済(ドコモd払い・ソフトバンク・au)
- PayPay
- Amazonポイント
- Amazonギフト券
Kindleの支払い方法は、AmazonショッピングアプリまたはWebページの「コンテンツと端末の管理」から確認ならびに変更が可能です。
なお、Kindle本を購入するときには、AmazonポイントやAmazonギフト券の残高を充当することもできます。
Kindle本を買うときに注意したい点
Kindle本を購入する際は、ワンクリック購入やポイントが優先して使用されてしまうといった点などに注意が必要です。
注意点1:ワンクリックで購入できてしまう
Kindle本の購入方法で解説したように、Kindle本は購入画面で[注文を確定する]を押しただけで購入できてしまいます。現状、Kindle本はワンクリック購入のみに対応しているため、誤購入に注意しましょう。


Kindle本を誤って購入した場合、購入完了画面ですぐに[注文をキャンセル]→[はい、注文をキャンセルします]をタップすればキャンセルが可能です。Kindle本のキャンセル方法はすべてのデバイスで共通しています。
購入完了画面を閉じた場合でも、購入から7日以内にAmazonのカスタマーサービスに連絡すれば、返品対応してくれる場合もあります。
注意点2:Amazonポイントが優先的に使われてしまうことも

通常、Kindle本の購入にはAmazonポイントとAmazonギフト券のチャージ残高が優先的に使われます。そのため、意図せずポイントや残高を消費してしまうことがあります。
この点、AmazonポイントやAmazonギフト券チャージ残高を使いたくない人は、あらかじめ支払い方法の設定で「ポイントを利用する」や「ギフト券を利用する」のチェックを外しておくのがおすすめです。


AmazonショッピングアプリまたはブラウザでWebページの「コンテンツと端末の管理」にアクセス。[設定]→[Kindleの支払い設定]と進み、「お支払い方法を編集」からAmazonポイントやAmazonギフト券のチャージ残高のチェックを外します。
最後に[編集完了]をタップすれば、Kindle本の購入時にAmazonポイントやギフト券残高が充当されなくなります。