Google Play(グーグルプレイ)ギフトカードは、カードのまま使うことはできません。コンテンツを購入するには、カード裏面に記載されているコードを自身のGoogleアカウントに登録・チャージする作業が必要です。
本記事では、Google Playギフトカード購入後のチャージ方法、課金時の決済手順といった使い方全般を初心者向けにわかりやすく解説します。
Google Playギフトカードは、略して「Google Playカード」と呼ばれることもあります。本文中では、正式名称のGoogle Playギフトカードで記載しますが、「ギフト」があってもなくても意味合いとしては同じです。
Google Playギフトカードとは?
まずは、Google Playギフトカードの概要や特徴について、一問一答形式でわかりやすく解説します。
Google Playギフトカードはどんなことに使える?
Google PlayギフトカードはGoogle Playストアでのアプリ購入、およびアプリ内の有料コンテンツの購入、サービスの利用代金などの支払いにのみ利用できます(詳細は後述)。
同じ「ギフトカード」でもクオ・カードや商品券、ビール券などとは用途がまったく異なり、コンビニやスーパー・飲食店、百貨店などの実店舗では利用できません。また、Amazonや楽天市場などのECサイトなどでも使えない仕様です。
たとえば、Google Playギフトカードを使ってコンビニでお菓子を買ったり、ショッピングサイトで服を買ったりすることはできないというわけです。
Google Playギフトカードは現金化できる?
Google Playギフトカードの転売や換金は、利用規約で禁止されています(詳細)。
Google Playギフトカードの使い道は、アプリやコンテンツの購入に限られます。もらったものの、使い道がないという人もいるでしょう。
ただ、いくら使い道がないからといって、転売・換金(現金化)するのはおすすめできません。
法律上必要な場合を除き、ギフトカードを現金やその他のカードに交換することや、残高を補充したり払戻しを受けることはできず、Google Playの残高をGoogleペイメントのアカウント上に存在するGoogle Play以外の残高と組み合わせてGoogle PlayまたはYouTube以外での購入に使用することはできません。また、法律上必要な場合を除き、ギフトカードは、有償で転売、交換又は譲渡することはできません。
これらの行為は、Google Playギフトカードの利用規約で明確に禁止されているからです。発覚した場合は何かしらの責任を問われるかもしれません。
Google Playギフトカードに有効期限はある?
Google Playギフトカードに有効期限はありません。
Google Playギフトカードからチャージした残高にも有効期限は設けられていません。自分のタイミングで、好きなときに使うことができます。
Google Playカードの使い方・チャージ方法
Google Playギフトカードは「物理」タイプと「コード」タイプに大別され、それぞれチャージ方法が異なります。自身のタイプをチェックした上で使い方を確認しましょう。
コンビニやドラッグストアなどで買える「カード」タイプ
一般的なのは、「モノ」として存在している物理タイプのGoogle Playギフトカードです。コンビニにあるラックで販売されているのを目にする機会も多いでしょう。

Google Playギフトカード
実店舗での販売が基本で、コンビニ(セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート・ミニストップ・デイリーヤマザキ・セイコーマート)やドラッグストア(ツルハドラッグ・ウェルシア)、スーパー(イオン)などで入手できます。
カードタイプをGoogle Play決済で利用するには、カード裏面に記載されている16桁のコードを自身のアカウントに登録・入金する作業が必要となります。支払い時に直接コードを適用することもできますが、あらかじめ登録しておくほうが便利でしょう。
裏面のラベルを削って16桁のコードを確認する
まずは、登録に必要な16桁の「ギフトコード」を確認します。

ギフトコードはカードの裏面に記載されており、不正使用防止のためスクラッチ形式で隠れています。ラベル部分をコインで削りましょう。

ラベルを削ると、アルファベットと数字からなる16桁のギフトコードが現れます。このコードを自身のGoogle Playアカウントに登録することで、指定の金額を入金できる仕組みです。
ギフトコードをアカウントに登録する

Androiidスマートフォンのホーム画面で「Playストア」アプリを開きます。


トップ画面右上にあるアカウントアイコンをタップ。
に進みましょう。

ギフトコードの利用をタップすると、登録画面が表示されます。手動で16桁のコードを入力するのもいいですが、
ならカメラを使って一瞬でコードを登録できるので便利です。

最後にチャージ先のGoogleアカウントが表示されるので、問題なければ
ボタンを押してください。これで、Google Play残高に指定の金額がチャージされました。入金したGoogle Play残高を支払いに使う

Google Play残高は、コンテンツの購入時に優先的に消費される仕組みになっています。特に特別な設定などは必要ありません。定期購入でなければ、他の支払い方法と併用もできます。


逆にGoogle Play残高を使いたくない場合は、Google Playの支払い画面で[>]ボタンをタップし、「Google Playの残高」のスイッチをオフに切り替えてください。
メール経由で受け取れる「コード」タイプ
前述したカードタイプに記載されている16桁のコードだけを購入できるのが、コードタイプです。主に以下のサイトで販売されており、Eメールを経由して受け取れます。
- 楽天市場
- au PAYマーケット
- Amazon
- Kiigo
- LINEアプリ(ウォレットタブ)
Yahoo!ショッピング(※認定店は現在休止中)

通常のネットショッピングと同じ感覚でGoogle Playギフトコードを購入すると、Eメールで16桁のコード(文字列)が届きます。
このコードを自身のGoogle Playストアアプリに登録することで残高がチャージされ、アプリ購入およびアプリ内の有料コンテンツの購入などに利用できる仕組みです。
コンビニでGoogle Play残高に直接現金チャージすることも可能
コンビニでGoogle Play残高に直接「現金」をチャージすることも可能です。コンビニチャージなら最低「500円」から入金できます。
また、Google Playストアの支払い方法をコンビニに指定すれば、有料アプリやアプリ内コンテンツの代金を直接コンビニで支払えます。少額利用したい現金派のユーザーにとっては便利な方法といえるでしょう。

現状、コンビニチャージに対応しているのは、ファミリーマート、セイコーマート、デイリーヤマザキのみ。
ファミリーマートはFamiポートデバイスでレシートを発行してからレジで指定した金額を支払います。デイリーヤマザキとセイコーマートは直接店頭スタッフにGoogle Play残高へのチャージを依頼し、レジで現金を支払う流れです。以下、参考までにファミリーマートでのチャージ方法を解説します。
ファミリーマートでコンビニでGoogle Play残高に入金する方法



トップ画面右上のアカウントアイコンをタップ。
→ の順に進みます。

支払い方法の選択画面で、
を選択してください。任意の金額を選択して[次へ]ボタンを押し「コンビニでの支払い」に進みます。続く画面で支払い先のコンビニを選択します(ここではファミリーマートを選びました)。

最後に
をタップすると、11桁の数字とともに支払い方法が案内されます。ログイン中のGoogleアカウント(Gmail)宛にも同じ内容のメールが届くので特にメモなどに控える必要はありません。

続いて、FamiポートのTOP画面で「代金支払い」をタッチします。

「番号を入力する」に進みます。

メールに記載されていた11桁の数字を入力しましょう。

続いて、「0007」を入力します。この番号は一律で決まっているので、全ユーザー「0007」を入力してOKです。

最後に「Famiポート申込券」をレジに持っていき、スタッフに現金を支払えばOKです。
支払いを済ませると自動的に購入した分のクレジットがチャージされます。または、コンテンツの購入が完了します。
Google Playカードの使い道(できること)
Google Playギフトカード/コードは具体的にどのようなものに対して使えるのか、その使い道をいくつか紹介します。
使い道1:Google Playストアで有料アプリを購入する

有料アプリにはダウンロードボタンに金額が記載されている
Google Playギフトカード/コードで入金したGoogle Play残高は、Google Playストアで有料アプリを購入するのに利用できます。
有料アプリには、ダウンロード時に決まった金額を払う先払いタイプと、毎月定額を支払うサブスクリプション(定期購入)タイプがあります。Google Play残高は、このどちらの支払いにも利用可能です。定期購入の場合は、念のため予備の支払い方法を設定しておくとよいでしょう。
使い道2:Google Playストアで映画・音楽・書籍・マンガなどを購入する


Google Playストアの「書籍」タブと「映画&TV」タブ
Google Playストアにはアプリのほかにも、映画、音楽、書籍などと多彩なコンテンツが取り揃えられています。これらのコンテンツの購入やレンタルに利用するのもおすすめです。
たとえば映画では、購入で2000円程度、レンタルで500円程度がおおよその相場となっています。楽曲も1曲あたり250円程度から購入できます。
使い道3:ゲームアプリの課金(アイテム購入やガチャ)に使う

いまや多くのゲームアプリにいわゆる「課金」機能がついており、魔法石・コインといったゲーム内アイテムやガチャのチケットなどを有料で販売しています。こういったアプリ内課金の支払いに利用するのもよいでしょう。
Google Playギフトカードは現金で購入した金額のみが利用範囲となるため、限度額をしっかり把握できます。課金しすぎるのを防止したい、予算を決めて課金額を管理したいという人には、クレジットカードよりもGoogle Playギフトカードのほうがおすすめです。
使い道4:無料アプリの機能拡張・広告除去に使う
基本無料で利用できるアプリでも、特定の機能のみ有料提供している場合が少なくありません。
たとえば、クックパッドやクラシルなどのレシピアプリでは、課金したユーザーのみがランキングを閲覧できます。また、一定金額を支払うことで広告を非表示にしているアプリも多くなっています。普段から使っているアプリも、課金することでより便利に使えるかもしれません。
使い道5:マンガアプリで漫画を購入・レンタルする

いわゆる「マンガアプリ」は、一定の話数まで無料で読めるものの、全巻読むには有料での購入が必要なケースがほとんど。気になる作品があるなら、Google Playギフトカードで購入してみるのはいかがでしょうか。
なお、同じタイトルでも、アプリによっては、セールやキャンペーンで安く買える場合があります。よりお得に買いたいなら、複数アプリをチェックするのがおすすめです。
使い道6:LINEスタンプ・着せかえを購入する
使い道に迷うなら、LINEのスタンプや着せ替えなどの購入に使うのも手です。スタンプの価格は1セット120円〜250円程度なので、余らせてしまったGoogle Play残高を使い切るのにも最適でしょう。
また、さまざまなLINEスタンプが使い放題となる定額制サービス「LINEスタンププレミアム」の支払いにもGoogle Play残高を利用できます。