無料で全巻読み放題も、マンガアプリおすすめ28選を比較　利用者数の人気ランキングも紹介

漫画をスマホで手軽に楽しめる「マンガアプリ」の利用者が幅広い世代で増えています。

ひと口に漫画アプリと言っても、出版社系のアプリ、IT企業が運営するもの、オリジナルコンテンツに力を入れている独自勢力とそれぞれ特徴があり、どれを選んだらいいか迷ってしまいます。無料で読める範囲や課金システムの違いなども気になるところです。

本記事では、数ある無料マンガアプリの中から、おすすめできる最新版の厳選28本を特徴ごとに紹介。まずは各アプリの仕組みや配信コンテンツなどを比較しつつ、自分に合いそうなアプリで読み始めてみましょう。利用者数による漫画アプリの人気ランキングも登場します。

無料でマンガを読めるアプリやサービスの利用が拡大しています。マンガアプリに特化した調査は新しく大規模なものが少ないのですが、ここでは2023年8月に公表された最新のデータをひいてみます。

インプレス総合研究所では、1914人を対象に利用している電子書籍サービスやアプリを調査。その結果をまとめた「電子書籍ビジネス調査報告書2023」によると、電子書籍市場規模のうち電子コミックは前年度同様に増加傾向が続き、市場シェアの86.3%を占める結果となっています。

マンガアプリの利用ランキングでは「ピッコマ」が首位。ほぼ同程度の規模で2番手に「LINEマンガ」が続きます。次いで「Kindleストア」「少年ジャンプ＋」「マガポケ」などがランクインしているほか、「コミックシーモア」「めちゃコミック」「マンガUP！」なども人気を集めています。

利用している電子書籍サービスやアプリのうち、課金したことのあるサービスとしては「Kindleストア」の人気が最も高く、全体の約30%を占めています。「100円均一セール」や「最大90%OFFセール」など、お得なキャンペーンが頻繁に開催されているのも大きな要因の一つと言えるでしょう。

続いて「LINEマンガ」や「楽天Kobo電子書籍ストア」もよく利用されていることがわかります。楽天Koboは書籍の購入で楽天ポイントが貯まるだけでなく、楽天SPU（スーパーポイントアッププログラム）の対象サービスになっています。お得なクーポンも利用できるなど、楽天ユーザーにとって利用しやすい電子書籍サービスです。

以降では、厳選した計28本の無料マンガアプリを「全話無料」「新作が豊富」「ユーザー評価が高い」など特徴ごとに詳しくレビューしています。

はじめに紹介するのは、全話無料や期間限定の全巻イッキ読みなど、無料配信をおこなっているマンガアプリです。チケットの配布で実質無料で読めるものから、全話読み放題のものまで、まとめて読める作品が充実しています。

コメントやイラストの投稿といったユーザー参加型サービスや、雑誌風の配信形式をもつサービスなど、それぞれ独自色の強いアプリが顔を揃えています。

それぞれのサービスの違いを一覧で確認してみましょう。

小学館が配信する「マンガワン」は、期間限定で複数話をまとめて無料閲覧できる「全巻一気」が特徴のマンガアプリです。毎日9時と21時に配布される「ライフ」、動画広告を見て獲得できる「SPライフのかけら」などを使って基本無料で閲覧できます。

作品の閲覧に必要な「ライフ」は1話ごとに1個消費します。毎日9時と21時に4個ずつ配布されるため、1日最大8話まで読めます。広告視聴などで獲得できる「SPライフ」を使えば、さらに読み進めることも可能です。

更新日に1話ずつ最新話が配信される連載作品や「イッキ読み」作品のほか、おまけページの「ちょい足し」や先行配信の「先読み」が読める有料アイテムも用意されています。「ちょい足し」には応援機能もついているため、投げ銭のような感覚で好きな作家や作品を応援できます。

「マンガBANG！」は『金色のガッシュ!!』や『弱虫ペダル』など、人気の青年マンガが豊富に揃うマンガアプリ。話題の作品を1冊まるごと読める“期間限定無料配信”が特徴的で、気になっていた作品の試し読みにもぴったりです。

2024年7月は『ダイヤのA act2』『王様達のヴァイキング』などの人気作品が続々と配信されています。また、WEB版「マンガBANGブックス」で作品を購入すると、初回限定90%オフ、購入価格の40%がポイント還元されるキャンペーンも開催中。ポイントは1pt＝1円で利用でき、WEBで購入した作品はアプリでも読めます。

毎日7時と19時に配布される「フリーメダル」を使うと、1日に最大8話分読めるためイッキ読みにも最適。23時間で貯まる「チケット」作品も用意されており、対象作品を毎日1話ずつ読み進めていけます。期間限定の「メダル作品が＋4話読めるボーナスメダルイベント」も開催中です。
 

DeNAが展開している「マンガボックス」は、曜日ごとに更新される連載作品を基本無料で閲覧できるアプリ。マンガ雑誌を読む感覚で楽しめ、『恋と嘘』『モンスターの医者』『あおのたつき』『インゴシマ』などマンガボックスでしか見られないオリジナル作品も豊富です。完結まで無料で配信されており、毎日少しずつ読み進められます。毎日読める作品は100作品以上。インディーズ作品も完全無料なのが特徴的です。中にはCMの閲覧が必要な作品も含まれます。

作品によって公開範囲が異なりますが、多くは1話〜3話で、最新話〜過去数話分遡って無料で開放されています。各作品を1日1話ずつ読み進められ、毎日0時になると次話が読める仕組みです。一度読んだ話は72時間まで読み返しに対応します。

スクロール形式を「ヨコ読み」から「タテ読み」に、好きなタイミングで切り替えられるのも便利です。また、通知領域が非表示になるフルスクリーン表示は、集中して作品を閲覧するときに重宝します。

新人漫画家のオリジナル作品を配信している「GANMA!」は、連載作品を全話完全無料で読めます。1話～2話ごとにCMを視聴することで、好きな時に連載作品が読める仕組みです。さらに定額プラン「GANMA!プレミアム」（月額680円）に登録すれば、オリジナルの完結マンガや毎月更新される出張掲載作品も読み放題になるほか、広告・CMオフで閲覧できます。

GANMA!オリジナル作品『山田くんとLv999の恋をする』など、原作のほか、アニメや体感型「ムービングコミック」が用意されている作品も。豪華声優陣による視聴型マンガ体験が堪能できます。また、一般社団法人アニメジャパンが主催する「アニメ化してほしいマンガランキング」（2024年）にはGANMA!から2作品がノミネートされるなど、作品の話題性も高まってきています。

無料会員登録すると、コメント以外にも自分の描いたイラストを投稿することが可能に。デジタルアイテムを贈る「サポート」機能もあり、作家応援機能も充実しています。メジャーなタイトルにこだわらず、幅広いジャンルでとにかく新しいマンガを探しているユーザーにはおすすめのアプリです。

2024年2月にはGANMA!オリジナルウェブトゥーンである「G!TOON」の連載もスタートしています。スマホで読みやすいタテ読み作品が続々と追加されています。

「サイコミ」は、ゲームアプリの開発でも知られるCygamesが運営するマンガアプリ。バトルやスポーツ、アクションなどの少年マンガを主体とするラインナップが特徴的でしたが、「お仕事」「ファンタジー」「異世界」など幅広いジャンルの作品にも注目が集まっています。

22時間待てば1話ずつ無料で読めるスタイルは業界内最速。イベントなどでチャージ時間がさらに短縮されることもあります。2023年3月の大型アップデートにより、連載話の購入が可能になりました。

有料のプレミアムコインのほか、デイリーボーナス・ログインボーナスなどのイベント参加で付与されるボーナスコインを使えば先読みも可能。作品の各話に付いているデジタルコンテンツ「スペコン」の閲覧には、各種コインが必要です。

次に紹介するのは『少年ジャンプ』『マガジン』など人気コミック雑誌の公式アプリや、出版社が提供するマンガアプリです。雑誌のバックナンバーやスピンオフ作品、発行元ならではの独自コンテンツなど、他のアプリとは一味違う楽しみ方が期待できます。

それぞれのサービスの違いは以下のとおりです。

集英社の「少年ジャンプ＋」は、少年ジャンプ人気作家の新作やオリジナル連載が読めるマンガアプリです。

少年ジャンプのレジェンド作品と呼ばれる『ドラゴンボール』や『NARUTO−ナルト−』『ONE PIECE』も配信され、ラインナップも充実。さらに、電子版「週刊少年ジャンプ」は発売日当日に買うことができ、定期購読も可能です。アプリ版で単号購入したジャンプをブラウザ版で読むこともできます。2023年18号以降はハイレゾ化にも対応。ページがより鮮明に表示されるようになりました。

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毎日更新されるオリジナル作品は、各話初回のみ無料で読むことができ、2回目以降は無料のボーナスコインや有料のコインを使って読む仕組みです。『ドラゴンボール』や『ONE PIECE』といった超有名タイトルは冒頭3話程度を無料公開。少年ジャンプの名作をもう一度読みたい場合に重宝するでしょう。

また、全話無料の「ジャンプルーキー」（投稿）作品も公開されているので、未来のヒット作品をいち早く見つける楽しみもあります。アプリをダウンロードするとボーナスコイン100枚、会員登録すると500ボーナスコインがもらえ、複数端末での利用も可能になります。

講談社が提供する「マガポケ」は『週刊少年マガジン』『別冊少年マガジン』の公式マンガアプリ。毎日更新される無料連載のほかに、作品別に配布されるチケットを使えば一定時間、無料で作品を読めます。

チケットは作品ごとに異なる時間でチャージされる「作品チケット」と、イベントなどで配布される「プレミアムチケット」の2種類。作品チケット使用後も72時間は読み返すことができます。他にも、『薫る花は凛と咲く』『十字架のろくにん』『ギルティサークル』などマガポケでしか読めない限定の人気漫画もあります。

アプリ上で『週刊少年マガジン』を含む5誌の定期講読や最新号の単体購入、バックナンバーの購入ができるなど、マガジンファンには嬉しいサービスが搭載されています。

2024年7月は、メディア化されたマガポケオリジナル作品『アオバノバスケ』や『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』などが、期間限定で無料公開されています。

SQUARE ENIX（スクエニ）が配信する「マンガUP！」は、スクエニの全雑誌レーベルで連載中の人気作品を掲載。常時200タイトル以上が閲覧可能で、連載作品はポイントを使って無料で読むことができます。

どの作品も冒頭話から3話程度までは無料で公開。1話読むためには30MP（マンガポイント）消費しますが、毎日2回、8時と20時に120MPまで回復するため、1日8話分が無料です。さらに、コインで読めるプレミアムチャプターは1カ月間無料で読み返しが可能です。

クエストやイベントなどで付与される「MP+（マンガポイントプラス）」は、MPだけでは物足りない場合やイッキ読みなどに活用できます。さらに、初回ダウンロード特典として750MP+が付与されるので、25話分を無料で閲覧できます。

アプリオリジナル作品が豊富なのも特徴です。『落第賢者の学院無双～二度目の転生、Sランクチート魔術師冒険録～』や『ここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。』といった注目作が、273作品以上掲載されています。

「マンガPark」は、『花とゆめ』『LaLa』『ヤングアニマル』『メロディ』など白泉社の全雑誌レーベルが集結したマンガアプリ。約900作品・7万9000話が配信され、白泉社の名作や新作、オリジナル217作品が楽しめます。

各作品の冒頭2話～4話程度を無料で公開。毎日6時と21時に2回チャージされる「FREEコイン」を使って、1日8話分が無料で読める仕組みです。初回ダウンロード時に15話分以上読める無料コインが配布されるので、気になっていた作品をたっぷり楽しむことができます。

さらに、人気声優やマンガ家、アナウンサーなど豪華パーソナリティによるラジオやボイスドラマも配信。マンガだけではない充実したコンテンツも魅力のひとつです。

「マンガMee」は、『りぼん』『別冊マーガレット』『マーガレット』など集英社の有名少女漫画が堪能できるマンガアプリ。作品ごとに配布されるチケットを使って、いろいろな作品を1話ずつ無料で読むことができます。

雑誌に連載中の作品だけでなく、完結した有名作品、ここでしか読めないオリジナル作品やメディア化された作品などが豊富に揃います。電子版のマンガ雑誌をアプリ内で定期購入すると、雑誌の発売日に最新号が自動配信され、初回申し込み時に限り初月無料で楽しめます。毎日1回のデイリーボーナスでは、広告を閲覧することで40コイン（1話分）が入手できます。

好きなシーンに「スキ！」が付けられる機能を搭載。他のユーザーの「スキ！」も表示されるため、作品のどのシーンが高く評価されているのかが簡単にわかります。

「ゼブラック」は、集英社が運営するマンガアプリ。「週刊少年ジャンプ」連載作品はもちろん、白泉社・新潮社・双葉社といった、集英社作品によらない人気連載が23時間に1枚配布されるチケットを使って、毎日無料で楽しめます。

「週刊少年ジャンプ」や「ジャンプSQ.」「ウルトラジャンプ」「ヤングジャンプ」などの最新号が定期購読できるほか、有料コインやボーナスコインでコミックのバックナンバーや単行本を購入することも可能です。マンガ単行本の配信作品数は、集英社以外の出版社の作品も合わせて1万5000作品以上（2024年7月現在）。デジタル版だけで配信される新シリーズや、定期購読者限定プレゼントなどもぜひチェックしたいところです。

『鬼滅の刃』『NARUTOーナルトー』『僕のヒーローアカデミア』といったメジャーなタイトル、『【推しの子】』『SPY×FAMILY』など話題のメディア化作品が一通り押さえられ、広告で人気の作品や公式スピンオフ作品も網羅できるなど、とにかく満足度の高いラインナップが魅力のサービスです。

1000万ダウンロードを誇る「ヤンジャン！」は、集英社が運営するマンガアプリ。「週刊ヤングジャンプ」連載作品の最新話を、本誌発売日の午前0時に最速レンタル配信。『ウルトラジャンプ』や『グランドジャンプ』など、集英社の青年雑誌で連載中の作品も合わせて読める仕様のアプリです。

最新話は「ボーナスゴールド」や「ゴールド（有料）」で読むことができ、特定話が初回のみ無料で読める「初回無料」、23時間待てば無料で1話読める「チケット」など、作品を読むための方法が数多く用意されています。

「ボーナスゴールド」は連続ログインや動画視聴などのミッションで獲得可能。ボーナスゴールドを貯めて、気になる作品のイッキ読みなどに活用できます。また、「ヤンジャン！BLUEメンバーシップ」（月額980円）に登録すると、毎月200ゴールドが獲得できるほか、「週刊ヤングジャンプ」が毎号最速で読み放題に。お得な限定特典も付帯します。

ダークな大人向け作品やコメディ、青春ものまで、幅広いジャンルの作品を配信していることも特徴です。ジャンルや年代、キーワード、レーベル・雑誌などから検索ができ、目的の作品を探しやすい仕組みが整っています。

また、Web版に「ヤンジャンID」でログインすることで、アプリで購入したコミックスやヤングジャンプが共有できます。他のユーザーと本棚やお気に入り作品をシェアすることも可能です。

「サンデーうぇぶり」は、サンデー系の人気漫画が楽しめる小学館公式マンガアプリ。『名探偵コナン』や『MAJOR』『タッチ』といった定番作品はもちろん、アプリだけのオリジナル作品も多数掲載しています。「週刊少年サンデー」の定期購読（月額1080円）も可能です。発売日に最速配信されるほか、ボーナスポイントも付与されます。

各作品の冒頭3話程度は無料で公開。チケット対象の話は閲覧後23時間後にチャージされ、いろいろな作品を1話ずつ読める仕組みです。チケットのチャージが待てない時は、「ポイント」や有料の「コイン」を使って読むこともできます。

ポイントは動画を視聴したり、対象作品を読んだりするミッションで入手可能。また、楽天アカウントでログインして条件を達成すると楽天ポイントがもらえる「楽天リワード」にも参加できます。

「週刊少年サンデー」以外のサンデー系雑誌や「週刊ビッグコミックスピリッツ」なども定期購読できるほか、人気連載中の作品を始めとする単行本も各種購入可能です。

講談社公式マンガアプリ「コミックDAYS」では、227作品を超える無料連載が楽しめるほか、『ヤングマガジン』『モーニング』『なかよし』など17誌をまとめて定期購読できます。初回DL特典はありませんが、2024年7月現在、無料会員登録で100ポイントがプレゼントされるキャンペーンを実施中です。

無料連載作品が読める「連載一覧」タブは、更新のあった媒体ごとに分けられているのが特徴的です。各作品のサムネイルに更新アイコンもつくので、更新状況がひと目で把握できます。

作品ごとに1話ずつ「チケット」を使って読む方式で、チケットは使用から23時間後にチャージされます。他にも、ミッション達成や不定期にプレゼントされる「いつでもチケット」を使うことで、チケットの回復を待たずに次話の閲覧が可能です。

定期購読は5誌から選べる「DAYSプレミアム」（月額720円）と17誌から選べる「DAYSもっとプレミアム」（月額960円）を用意。初月0円でトライアルができ、特典として、単行本や好きな話の購入ができるポイントが毎月200ポイント付与されます。また定期購読を申し込んだ場合、各誌最新号から2号～4号分のバックナンバーを遡って閲覧することも可能です。

「マンガがうがう」は、双葉社が運営するマンガアプリ。異世界転生系レーベル「モンスターコミック」を中心とした作品をいち早くアプリ上でチェックできます。

小説投稿サイト「小説家になろう」のコミカライズ作品を豊富に掲載。異世界・悪役令嬢・アニメ化作品・転生系マンガの最新話をチェックしたい場合には特におすすめです。

7時と18時に4話ずつ回復する「がうポイント」を使って、1日最大8話分無料で読み進めていくことができます。通常公開日より前に作品を読むには、イベントなどで獲得できるボーナスポイントや有料コインなどのアイテムが必要です。また、一度読んだ話は30日間無料で読み返すことができ、これは業界内最長です。

2024年4月23日に新たにリニューアル創刊した「ネクストf Lian」は、少女まんが雑誌アプリ「ネクストF」を前身とする恋愛コミックレーベルです。小説投稿サイト『エブリスタ』の人気作を元にしたコミカライズ作品や、オリジナルコミックを順次配信予定。作品数もジャンルも、従来の「ネクストF」から大幅に増加しています。

最新話と冒頭2エピソードが無料で読めるほか、ポイントやコインを獲得できる機能も充実しています。無料配信されているエピソード以外にも、23時間待てば1話ずつ無料で読める「待てば0円」やCMの視聴で獲得できる「コイン」、毎日アプリを起動させる度に貯まる「ポイント」などを使って、厳選された恋愛マンガがたっぷり楽しめるのが特徴です。

「待てば0円」作品の一度読んだエピソードは48時間、ポイントやコインを使用して読んだエピソードは72時間読み返しが可能。作品や作家の応援機能も充実しています。旧アプリ「ネクストF」で購入した作品も、マイページの「旧アプリ購入履歴」から引き続き閲覧できます。

「カドコミアプリ」は、KADOKAWAの漫画サイト「カドコミ」から生まれたマンガアプリです。50以上あるKADOKAWAの漫画レーベルから、20作品以上のオリジナル連載が初回無料で全話閲覧できます。『アラサーがVTuberになった話。』『忍者の騎士』といった話題のカドコミオリジナル作品はもちろん、小説投稿サイト「小説家になろう」などで人気の作品も数多く掲載されています。

無料公開していない話はコインをチャージしてレンタルします。レンタルの有効期限は15日間（360時間）。アプリ内でフォローした作品やレンタル履歴が一覧で確認できる「マイコミック」機能を使って、気になるレンタルの残り時間も素早くチェックできます。

アプリではWeb版で非公開の作品も掲載されているほか、コインでレンタルした作品が閲覧できるのはアプリ版のみ。作品や作家名だけでなく、豊富なレーベル、ジャンル別ランキングなどから好みの作品を見つけることができます。

マンガアプリの特色はそれぞれ大きく異なりますが、次に紹介するのは新作や話題作のラインナップが豊富なマンガアプリです。無料でたくさん読めるものからマルチデバイス対応のものまで、人気の高い5アプリを厳選しました。

それぞれのサービスの違いを一覧で確認してみましょう。

「LINEマンガ」は、グローバルで累計2億ダウンロードを超えるLINE公式のマンガアプリ。23時間毎に1話ずつ読み進められ、人気作品を1巻まるごと「無料試し読み」できる作品も毎週更新されます。

LINEマンガだけで読める独占・先行配信の「LINEマンガオリジナル」作品は1100タイトル以上を掲載。さらに講談社や小学館、集英社といった大手出版社・レーベルを含む約112万点以上に及ぶ圧倒的な作品ラインナップが特徴です。『女神降臨』『喧嘩独学』や『私の夫と結婚して』など、最近ドラマでも人気の話題作が多数閲覧可能です。

「毎日無料」対象タイトルは23時間毎に1話ずつ読むことができ、閲覧期限が8日間と長めに設定されています。「ギフト券」対象作品は「ギフト券」のみで最大20話分読むことも可能で、2時間待てば無料で読める「¥0パス（ゼロパス）」と「毎日無料」を使えば1日で20話以上読み進められます。また、LINEマンガオリジナルの「インディーズ」カテゴリは一般公募による作品が公開されており、すべて無料で閲覧することができます。

さらにマルチデバイスにも対応。LINEアカウントでログインすれば、スマホやタブレットなど最大3台まで複数デバイスでの閲覧が可能です。

LINEマンガで連載が開始され、累計1億8000万ビューを達成した話題作『先輩はおとこのこ』は、2024年7月からテレビアニメ放送が開始され、現在もアプリ上でお得に楽しめます。

累計4500万ダウンロードを突破し、テレビCMでも人気の「ピッコマ」。広告がなくストレスフリーな点が魅力です。23時間待って1話ずつ無料で閲覧できる「待てば¥0」のほか、条件達成で獲得できる「無料コイン」など読み方も豊富です。「【期間限定】10巻以上無料」、「日替わり全話無料」などのキャンペーンも充実しており、上手に活用すれば相当な話数を無料で読み進めることができます。

「待てば¥0」チャージ中でも、「¥0+券」を利用することで対象作品を1日最大13話以上無料で読むことが可能です。「¥0+券」が使える作品は定期的に入れ替わるため、効率よく利用すると良いでしょう。

ピッコマ独占・先行配信作品を3200作品以上掲載。フルカラー・縦スクロールでスマホ向けに最適化された「SMARTOON（スマトゥーン）」作品や、ノベル作品が読めるのも大きな特徴です。

アプリのUIは「マンガ」「SMARTOON」「ノベル」でカテゴリ分けされており、目的に応じてワンタップでアクセス可能。ジャンル別やフリーワード検索など、充実の検索機能で読みたい作品を探しやすい仕組みが整っています。またレーベルを「マイチャンネル」に登録すれば、登録チャンネルの人気作品が無料で読めるギフト券が毎月プレゼントされます。

「マンガebookjapan」は、LINEヤフー株式会社が展開するマンガアプリ。単行本1冊を無料で読める「1冊無料」、決まった日に無料で読める「連載無料」のほか、「チケット無料」や「タイマー無料」といった無料で読める仕組みが充実しています。他にも曜日ごとに異なる「ミッション」を達成すれば、回復券やチケットをお得に入手できます。金曜日は720円相当の無料アイテムが獲得できます。

1万8000点以上の掲載作品から「恋愛」や「ファンタジー」など、好きなジャンルを選択することで、表示内容もカスタマイズされます。「はじめて読むならこの作品」や「3巻以上無料」「人気上昇作品」といった目を引く特集も多く、作品が雑誌レーベルごとにカテゴライズされていて見やすい印象です。

マンガを読む際のビューワーはタテ読みとヨコ読みを切り替えることができます。1話読み終わるごとに表示される広告もなく、サクサク読み進められるのも嬉しいポイント。有料作品の購入金額に応じてPayPayポイントが貯まるなど、PayPayとの親和性も高い仕様です。

2024年2月のアップデートにより、「ストア」タブ内でセールや無料対象の作品のみを探せるようになりました。メディアやSNSで度々話題にのぼる異世界マンガ『ベルリンうわの空』なども限定配信されています。

「Renta!（レンタ）」は、気軽にマンガやノベルのレンタル・購入ができるマンガアプリ。レンタル期間は「48時間」ないし「無期限」から選択でき（一部例外あり）、1話10ポイントから読めます。全作品に無料サンプルがついているので、課金前に作品の概要が把握できるのも特徴です。

レンタル作品は42万冊以上、購入できる作品は101万冊以上をラインナップ。ボーイズラブやレディースコミック、サブカルチャーなど少し際どい傾向の作品も目立ちますが、縦スクロール・フルカラーで楽しめる連載作品が多く、文字が読みやすいのも大きな特徴です。

作品のレンタル・購入には会員登録が必須。レンタルするごとにポイント還元が受けられる会員特典のほかに、新作タイトルの値下げや期間限定の無料キャンペーン、お得なキャンペーンも随時実施されています。納得したうえでレンタル・購入できる仕組みが魅力です。

アプリ「めちゃコミック」は、Web版とサービス内容は異なるものの、1万4300作品を跨いで19万話以上の無料話を掲載する豊富なラインナップが魅力です。

めちゃコミックの「毎日無料連載」では、作品ごとに異なる2種類の無料チャージを用意。「毎日無料￥0」は毎日12時に1話分チャージされ、「毎日無料＋￥0」は毎日7時と19時にチャージされます。なお「毎日無料＋￥0」は、作品によって1話～4話分とチャージされる話数が異なります。

作品は作家や作品名、雑誌レーベルからだけでなく、「シチュエーション」「人物タイプ」「リレーションシップ（関係性）」など膨大な数のタグから検索が可能です。無料対象外作品でも、第1話～第5話くらいまで無料で読めるタイトルが多く、気になる作品の試し読みにも重宝するでしょう。

最後に紹介するのは、読者の声や評価が反映され、よりユーザー目線を重視したマンガアプリです。ユーザー自身が作品を投稿できるサービスもあったりと、より能動的に漫画を楽しむための工夫が凝らされています。

それぞれのサービスの違いを一覧で確認してみましょう。

「pixivコミック」は、累計登録ユーザー数9800万人を超えるイラスト・マンガ投稿サイト「pixiv」の公式マンガアプリ。投稿作品のうち、編集部によってピックアップされた「注目作品」が毎日更新されています。限定エピソードは550作品以上あり、『おじさまと猫』『うらみちお兄さん』といった映像化作品も多数掲載。未来のヒット作と出会える、まさに発掘型のマンガアプリです。

pixivコミックはその圧倒的な作品量とユーザー数から、ランキング作品が常に変動します。0:00～23時59分59秒までの閲覧数と「いいね！」 数の集計結果は毎日正午12時に反映され、最新の人気作が毎日チェックできるのも魅力です。

WEBマンガ総選挙ノミネート作品や映画化作品を筆頭に7000作品以上を掲載。毎月800作品以上が更新されています。出版社横断型アプリとなっており、ジャンルの偏りもなく多様な作品を楽しめます。チケットやポイントといったアイテムを使わずに完全無料で読めるのが魅力です。

「comico（コミコ）」は、国内累計ダウンロード数2300万、オリジナルマンガ600作品以上を配信するマンガアプリ。作品によってスクロール形式が選択できたり、横長画面に切り替えられたりするなど、表示形式が異なるのが特徴です。

掲載作品は冒頭話から3話程度を随時無料で公開しており、レンタルゲージを消費して1話ずつ読み進める仕組みです。レンタルゲージが回復するまでにかかる時間は作品によって異なります。レンタルゲージを消費してしまっても、CM視聴で続きを楽しむことができるほか、ミッション達成などで無料チケットが獲得できます。2023年6月からはログイン時にレンタルチケットが1枚プレゼントされる仕様に変更されています。

一般社団法人アニメジャパンが主催するアニメの祭典「Anime Japan2024」では、「アニメ化してほしいマンガランキング」にcomicoから『和歌ちゃんは今日もあざとい』『パステル家族』がノミネートされています。

「ニコニコ漫画」は、「ニコニコ動画」でおなじみのドワンゴが提供するマンガアプリ。配信されているシリーズ作品は国内最大級の3万3000シリーズ以上。人気のWebマンガや毎日投稿されるユーザー作品が楽しめます。通常のスクロール形式に加えて、コメントやサウンドを流しながら自動送りで読める読者参加型の「ニコニコ漫画形式」も斬新です。

80以上の雑誌レーベルで連載されている人気・話題作からユーザー投稿作品まで、国内最大級の3万4000作品以上を掲載。「公式マンガ」のタブでは、雑誌レーベルごとにチャンネルが開設されており、それぞれ独自のコンテンツを展開しています。

一部の作品は有料アイテムの「コイン」を使ってギフトを贈ることができ、作家を応援する機能も搭載されています。SNSでも話題に上る新しい作品を発掘し、盛り上げていく楽しさが感じられるサービス内容です。

月額料金内で対象作品が読み放題になるサブスク型の漫画アプリも人気です。

読み放題の漫画アプリは、チケットやポイントなどをチャージする必要がなく、読みたい作品を好きなだけ読めるのが大きなメリット。読み放題対象作品のラインナップや読み方、作品の探し方などはサービスごとに違いがあります。自分の好きなジャンルを扱っているアプリや使いやすいアプリを選ぶのがポイントです。

それぞれのサービスの違いを一覧で確認してみましょう。今回紹介する読み放題アプリにはどれも初回お試し無料期間があります。一度登録してみて比較検討するのもおすすめです。

「Kindle Unlimited」はAmazonが運営する電子書籍Kindleの読み放題サービスです。月額980円で500万冊以上が読み放題。読み放題のラインナップには小説や書籍、雑誌などが含まれており、漫画以外にライトノベルや書籍も読みたいという人にぴったりです。

他のサービスには見られないような、Amazonならではの人気漫画がラインナップに含まれているのが特徴です。ただし、1巻のみが読み放題の対象で、続巻は有料というケースも目立ちます。読み放題対象巻には「Kindle Unlimited」のマークがついているので目安にするとよいでしょう。Kindle Unlimitedには30日間の無料お試しもあります。

漫画を読むには、「Kindle」アプリ内の「カタログ」タブから読みたい本を検索し、読み放題で読むをタップするだけ。自動で電子書籍のダウンロードが始まり、その後はオフラインでも読むことができます。画面の明るさ、ページの色、フォントサイズ、書体の変更も可能で、閲覧環境を自分好みにアレンジできるのが大きな特徴です。

「BOOK WALKER」は、角川グループが運営する読み放題総合電子書籍アプリ。取り扱いのある出版社は1400社以上にも及びます。無料作品は3万作品以上。「読み放題 マンガコース」「読み放題 MAXコース」の2種類があり、好きなほうを選択できます。月額料金はマンガコースが836円、MAXコースは1100円。それぞれ14日間の無料トライアル期間が設けられています。

漫画作品は異世界転生系が多く、『少年エース』をはじめ最新の漫画雑誌も読み放題で楽しめます。また、そのクールに放映されたアニメの原作漫画が期間限定で読み放題に登場するなど、ラインナップの変遷も特徴的です。たとえば2023年秋アニメでは『私の推しは悪役令嬢。』『ティアムーン帝国物語～断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー～』『星屑テレパス』『SHY』『陰の実力者になりたくて！』などが期間限定で読み放題に。流行の作品を追いたいという人にぴったりのサービスです。

「読み放題」のマークがついている作品のアプリで読むをタップするだけで、簡単に読み始められます。ダウンロードも可能。ただし、全巻読み放題の作品は少なく、一部が読み放題の対象で続巻は購入が必要な作品が多くなっています。

「ブック放題」は、月額550円。読み放題漫画は6万冊以上、マンガ雑誌も100誌以上が読み放題です。800誌を超える一般雑誌のほか、旅行ガイドは300冊以上を掲載。マンガに限定されない豊富なラインナップと、コスパの高さが魅力のブックサービスです。

ブック放題で主に充実しているのはドロドロ系のレディコミや、ハーレクインなどの恋愛ファンタジー漫画といった、女性向け作品。特に『Berry's Fantasy』や『noicomi』などの漫画雑誌が創刊から最新号まで全号アーカイブされている点は注目です。男性向け漫画は古い作品が目立ちますが、一部アニメ化・ドラマ化された作品も読み放題対象になっています。

「TL」「BL」「オトナ」などの成人向け作品が豊富にラインナップされていますが、これらはアプリでは表示されません。Web版でお気に入り登録して本棚に入れておけば、アプリ版でダウンロードできます。

また、「いいね」を押したり、コメントをしたりすることでPayPayポイントが抽選でもらえるなど、ユニークなイベントも開催されています。