ワイモバイルに乗り換える“前”にすることは? 失敗しないための事前準備と注意点

乗り換えタイミングやキャンペーンも解説
ワイモバイルの乗り換え前にすること

他社からワイモバイルへ乗り換える際には、最適な乗り換えタイミングやお得なキャンペーン、用意しておくべき本人確認書類、ワイモバイルで使える支払い方法など、確認したいことが山ほどあります。

本記事では、ワイモバイルに乗り換える「前」にするべきことをわかりやすく解説。キャンペーンを使った乗り換え方法、回線開通手順などもスクショ付きで詳しく紹介しています。

ワイモバイルへの乗り換えに使えるキャンペーン一覧
  キャンペーン名 特典内容(PayPayポイント数や割引率)
①お得にSIMのみ契約できる SIM契約キャンペーン 最大1万5000ポイント
②お得に乗り換え&機種変更できる 1円スマホ(Androidスマホのみ) 対象のAndroidスマホを1円で購入できる
新トクするサポート(A) 対象の端末を実質24円や80%オフなどで購入できる(2年経過後に端末の返却が必要)
他社から乗り換え・新規契約と同時購入でお得(一括おトク) 対象の端末が最大70%オフで購入できる
ソフトバンク認定中古品 iPhone 対象のiPhoneを最大50%オフで購入できる(ただし中古端末)
①②との併用におすすめ

【家族におすすめ】

紹介キャンペーンW

最大2万ポイント(契約者1人につき5000ポイント✕最大4人)

【PayPayカードがなくてもOK】

新どこでももらえる特典

最大6000円ポイント(PayPay決済の最大20%付与)

【PayPayカードユーザーが対象】

PayPayカード割加入特典

最大5000ポイント(最大6カ月間、毎月のPayPayカード支払いに対して5%付与)

ワイモバイルに乗り換える「前」にやることリスト

やること1:最適な乗り換えタイミングを選ぶ

まずは、ワイモバイルへの乗り換えで無駄な出費をできるだけ抑えらるように、現在のキャリアからのベストな乗り換えタイミングを把握しておきましょう。

各スマホ回線(通信会社)から乗り換えるベストなタイミングを下表にまとめました。なお、各社の料金締め日や解約月の請求ルールは変更される可能性もあるため、念のため通信会社の公式サイトで最新情報を確認しておくことをおすすめします。

各通信会社から乗り換えるベストなタイミング
サービス名 乗り換えベストタイミング 料金の締め日 解約月の日割り請求
ドコモ 毎月下旬(締め日の4日〜10日前までに乗り換え手続きをおこなう) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
au 毎月下旬(締め日の4日〜10日前までに乗り換え手続きをおこなう) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
ソフトバンク 締め日の4日〜10日前までに乗り換え手続きをおこなう 20日/末日いずれか(※)(締め日はMy SoftBankで確認できる) なし(1カ月分満額請求)
楽天モバイル 毎月下旬(締め日の4日〜10日前までに乗り換え手続きをおこなう) 月末(※) なし(データ使用量に応じて満額請求)
ahamo 毎月下旬(締め日の4日〜10日前までに乗り換え手続きをおこなう) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
LINEMO 毎月下旬(締め日の4日〜10日前までに乗り換え手続きをおこなう) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
povo2.0 毎月下旬(締め日の4日〜10日前までに乗り換え手続きをおこなう) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
UQモバイル 毎月下旬(締め日の4日〜10日前までに乗り換え手続きをおこなう) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
IIJmio 毎月下旬(締め日の4日〜10日前までに乗り換え手続きをおこなう) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)

BIGLOBEモバイル

毎月下旬(締め日の4日〜10日前までに乗り換え手続きをおこなう) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
mineo いつでもOK 月末(※)

あり(解約希望日の前日までの日割り計算で請求)

イオンモバイル 毎月下旬(締め日の4日〜10日前までに乗り換え手続きをおこなう) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
HISモバイル 締め日(開通日の日付の前日)の4日〜10日前までに乗り換え手続きをおこなう 開通日の日付の前日(データ通信)/月末(音声通話・SMS)(※) なし(1カ月分満額請求)
OCNモバイル 毎月下旬(締め日の4日〜10日前までに乗り換え手続きをおこなう) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
NUROモバイル 毎月下旬(締め日の4日〜10日前までに乗り換え手続きをおこなう) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
日本通信SIM 締め日(開通日の日付の前日)の4日〜10日前までに乗り換え手続きをおこなう 開通日の日付の前日(基本料・超過データ料)/月末(超過通話料・SMS送信料など)(※) なし(1カ月分満額請求)

J:COM MOBILE

  • 「J:COM MOBILE Aプラン ST」を契約:いつでもOK
  • 「J:COM MOBILE Aプラン ST」以外を契約:毎月下旬(締め日の4日〜10日前までに乗り換え手続きをおこなう)
月末(※) 一部プランはあり(J:COM MOBILE Aプラン ST)
QTmobile 毎月下旬(締め日の4日〜10日前までに乗り換え手続きをおこなう) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
y.u mobile 毎月下旬(締め日の4日〜10日前までに乗り換え手続きをおこなう) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)
エキサイトモバイル 毎月下旬(締め日の4日〜10日前までに乗り換え手続きをおこなう) 月末(※) なし(1カ月分満額請求)

(※)毎月1日~月末の利用料金を翌月に請求する

各社からワイモバイルに乗り換えるベストなタイミングは、大別すると次の3パターンに分けられます。

パターンごとに詳しく解説します。

パターン1:「月末締め」かつ「日割りなし」

各通信会社で最も多いのは、月々の料金が「月末締め」で解約月は「日割りなし」のパターンです。「日割りなし」というのは、どのタイミングで解約しても月額料金が1カ月分請求されるという意味。締め日が月末なら、なるべく月末に近いタイミングで乗り換えたほうが月額料金を無駄にせずに済みます。

なお、ワイモバイルは契約月の料金が日割り計算されるため、月末に契約しても1カ月分の料金が請求されることはありません。

スケジュール1

乗り換え前の通信会社が「月末締め」かつ「日割りなし」のときのおすすめ乗り換え期間

ワイモバイルへの具体的な乗り換えタイミングは上記のとおり。

ワイモバイルでSIMカードや端末を購入したときの配達日数を考慮すると、製品が届くまでは早くて2〜3日、遅いと1週間ほどかかることが予想されます。各通信会社締め日の4日前〜10日前には乗り換え手続きをおこない、遅くとも締め日の前日までには回線開通を完了しておくとよさそうです。

ちなみに、eSIMのみの手続きであれば申し込み日当日からの利用も可能です。eSIMの申し込み日当日から回線を使いたいなら、審査や開通手続きで2時間ほどかかるのを見込んでおきましょう。審査の結果次第ではさらに手続きが必要となるケースもあるため、不安な人は利用開始日の2〜3日前までには申し込みを完了させておくと安心です。

ベストタイミングでワイモバイルに乗り換える

パターン2:「月末締め以外」かつ「日割りなし」

ソフトバンク(締め日が「20日」と「月末」の2種類)のように、締め日を月末以外に設定している通信会社もあります。

締め日が20日のときの乗り換えスケジュール

締め日が月末ではないとき(例:ソフトバンクの20日締め)のおすすめ乗り換え期間

締め日が月末でない場合も月額料金が日割りされないなら、考え方はパターン1と同じです。締め日の4日前〜10日前には乗り換え手続きをおこない、遅くとも締め日の前日までには回線開通を完了するのがおすすめです。

ベストタイミングでワイモバイルに乗り換える

パターン3:「日割りあり」

mineoやJ:COM MOBILEの「J:COM MOBILE Aプラン ST」を契約している場合、解約月の料金が日割り計算されます。たとえば、mineoなら解約希望日の前日までの分が日割り計算で請求されます。

日割りありのケース

乗り換え前の通信会社で解約月が日割り計算されるなら、どのタイミングでもOK

ワイモバイルの初月料金も日割り計算されることを考えると、月のどのタイミングで乗り換えても問題ありません。

ただし、ワイモバイルの契約時にSIMカードや端末を注文すると、製品が届くまでは早くて2〜3日、遅くて1週間ほどかかります。「◯日からワイモバイルを使いたい」「早く新しい端末を使いたい」などの希望があるなら、上記の所要日数を考慮して乗り換え手続きをおこないましょう。

ベストタイミングでワイモバイルに乗り換える

やること2:乗り換えに使えるキャンペーンをチェックしておく

ワイモバイルには、乗り換えで契約する人向けのキャンペーンが実施されています。自身の状況に合ったキャンペーンを使えば、ポイント還元などでよりお得に乗り換えることができます。ここでは、乗り換える人におすすめのキャンペーンを「SIMのみ」「機種変更込み」のパターン別に整理しました。

なお、下表のキャンペーンには番号移行(ソフトバンクやLINEMOなどグループ会社からの乗り換え)は対象外のものも含まれています。ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えにおすすめのキャンペーン・乗り換え手順は下記の記事を参照してください。

ワイモバイルへの乗り換えに使えるキャンペーン一覧
  キャンペーン名 特典内容(PayPayポイント数や割引率)
①お得にSIMのみ契約できる SIM契約キャンペーン 最大1万5000ポイント
②お得に乗り換え&機種変更できる 1円スマホ(Androidスマホのみ) 対象のAndroidスマホを1円で購入できる
新トクするサポート(A) 対象の端末を実質24円や80%オフなどで購入できる(2年経過後に端末の返却が必要)
他社から乗り換え・新規契約と同時購入でお得(一括おトク) 対象の端末が最大70%オフで購入できる
ソフトバンク認定中古品 iPhone 対象のiPhoneを最大50%オフで購入できる(ただし中古端末)
①②との併用におすすめ

【家族におすすめ】

紹介キャンペーンW

最大2万ポイント(契約者1人につき5000ポイント✕最大4人)

【PayPayカードがなくてもOK】

新どこでももらえる特典

最大6000円ポイント(PayPay決済の最大20%付与)

【PayPayカードユーザーが対象】

PayPayカード割加入特典

最大5000ポイント(最大6カ月間、毎月のPayPayカード支払いに対して5%付与)

ワイモバイルに「SIMのみ」で乗り換えるなら、PayPayポイントを最大1万5000ポイント獲得できる「SIM契約キャンペーンが最もおすすめです。ワイモバイルで開催中のキャンペーンのうち、SIM単体契約で最もポイント数が多くなっています。

乗り換えと同時に機種変更(購入)もするなら、「新トクするサポート(A)」で販売されている実質24円の「iPhone 16e」や、「Samsung Galaxy A25 5G」「AQUOS wish4」といった1円のAndroidスマホなどがおすすめ。他社からワイモバイルのシンプル2プランに乗り換えることでお得に端末を購入できます。

下記の記事では、ワイモバイルへの乗り換えに使えるキャンペーンの適用条件や併用方法などを詳しく解説しています。

やること3:MNPワンストップに対応しているか確認する

従来のMNP(Mobile Number Portability=利用中の電話番号を変えずに他社へ乗り換えること)は、①利用中の通信会社でのMNP予約番号の取得、②乗り換え先での契約と手続きを2回おこなう必要がありました。しかし、2023年5月から開始された「MNPワンストップ」を使えば、MNP予約番号の事前取得なしに乗り換え先の手続きのみで完結できます。

MNPワンストップは、ワイモバイルを含む下記の通信サービスで利用できます。下記の一覧や通信会社の公式サイトで、現在利用中の通信サービスがMNPワンストップに対応しているか確認しておきましょう。

MNPワンストップに対応しているサービス
  • NTTドコモ
  • au
  • ソフトバンク
  • ahamo
  • UQ mobile
  • povo
  • ワイモバイル
  • LINEMO
  • LINEモバイル
  • ジャパネットたかた通信サービス
  • 日本通信SIM
  • b-mobile
  • mineo
  • センターモバイル
  • LPモバイル
  • IIJmio
  • NUROモバイル
  • イオンモバイル
  • BIGLOBEモバイル
  • J:COM MOBILE
  • HISモバイル
  • KABU&モバイル
  • FLASH MOBILE
  • Smiles Connect
  • NifMo
  • メルカリモバイル

現在利用中の通信会社(サービス)がMNPワンストップに対応していない場合は、乗り換え前に「MNP予約番号」を発行します。通信会社のマイページやショップで10分程度で発行できるケースがほとんどです。

MNP予約番号には「15日間」の有効期限がある点には注意が必要です。15日以内にワイモバイル回線の開通まで完了しなければ、発行したMNP予約番号は無効になってしまいます(無効になってしまったときは再発行も可能)。

やること4:手持ちの端末がワイモバイルに対応しているか確認する

楽天モバイルの契約

ワイモバイルに乗り換える方法は、(1)ワイモバイルが販売している端末とセットで回線契約する(2)スマホ本体は手持ちのものを使ってSIM(eSIMまたはSIMカード)のみを契約するの2パターンに大別されます。

(1)の場合は特に事前準備の必要はなく、新しい端末でSIMのセットアップをすればすぐに使えるようになります。一方で(2)のケースでは、事前にワイモバイルのSIMが現在利用中のスマホに対応しているか確認しなければなりません。

動作確認端末一覧
検索画面

ワイモバイルのサイトで対応端末を調べられる

ワイモバイルの「SIM動作確認済機種一覧」で、現在利用している端末がワイモバイルで使えるか確認できます。キャリアや機種名などを入力して検索しましょう。

端末の動作状況を確認する

やること5:「eSIM」か「SIMカード」か決めておく

eSIMとSIMカード

回線を契約するときは、必ず「eSIM」か「SIMカード」のどちらかを選ばなければなりませんが、どちらを選ぶべきか悩む人もいるのではないでしょうか。

「eSIM」と「SIMカード」はどちらも契約者情報を端末に反映するという点で同じ役割を果たしていますが、データの反映方法が異なります。「eSIM」はインターネット経由でデータをダウンロードするのに対し、「SIMカード」は物理カードを端末のスロットに差し込むことでデータを読み込んでいます。

「eSIM」と「SIMカード」の違い
  eSIM SIMカード
仕組み
  • 物理カードは存在しない
  • 通信会社から契約者情報(識別番号・電話番号・メールアドレスなど)を端末にダウンロードすることで、モバイル通信ができるようになる
  • 物理カード(標準SIM、microSIM、nanoSIMの3種類)
  • SIMカードに契約者情報が記録されおり、端末にカードを差し込むことでモバイル通信ができるようになる
開通手続きまでの流れ
  1. eSIMを申し込む(オンラインまたは店舗)
  2. eSIM利用手続きのメールを待つ(ワイモバイルは15分程度で届く)
  3. オンラインでeSIMを有効化する(10分程度で作業できる)
  1. SIMカードを申し込む(オンラインまたは店舗)
  2. (オンライン申し込みの場合)SIMカードが届くまで待つ(※)
  3. SIMカードを端末に差し込む
乗り換え完了までにかかる時間 最短1時間 最短2日

対応端末

古い機種だと対応しない場合がある ほとんどの端末に対応

※:ワイモバイルのオンラインストアでSIMカードを申し込むと、最短当日に発送される

SIMカードは、カードを端末に差し込むだけで回線が開通するため手続きが簡単なのに対し、eSIMは端末上で有効化作業をおこなわなければなりません。スマホの操作にあまり慣れていない人には、SIMカードがおすすめです。

eSIMの有効化作業は、実際に筆者がワイモバイルで試したところ10分程度で完了しました。手順も複雑ではなく、画面の指示に従ってボタンを押していけば、あっという間に終わる内容でした。また、eSIMはSIMカードのように商品の配達時間がかからないため、申し込みから開通まで最短1時間で済むというメリットがあります。eSIMは、なるべく早く乗り換え手続きを済ませたい人におすすめです。

ただし、古い機種だとeSIM非対応のケースもあるため、事前に製品の公式サイトで対応状況を確認することを推奨します。iPhoneでいえばiPhone XS・iPhone XR以降の機種ならeSIMに対応していますが、iPhone Xより古い機種だとeSIMを使えません。Android端末だと、Pixel 4以降(海外向け製品だとPixel 3aから対応)、Xperia 1 IV以降などがeSIMに対応しています。

やること6:本人確認書類を用意する

他社からワイモバイルへ乗り換える時は、本人確認書類が必要です。

基本的に下表に記載の本人確認書類のうち1点を用意すれば申し込めます。確認書類の住所が現住所と異なる場合、現住所が記載されている本人宛ての公共料金領収書または住民票(いずれも発行日から3カ月以内のもの)が必要です。

ワイモバイルへの乗り換え時に必要な本人確認書類
  本人確認の方法 本人確認に使える書類
オンラインストア

申し込み時に本人確認書類の画像をアップロードする

  • 運転免許証
  • 住民基本台帳カードおよび補助書類(公共料金領収書または住民票)(※1)
  • 日本国パスポート
  • マイナンバーカード(個人番号カード)
  • 身体障害者手帳
  • 療育手帳
  • 精神障害者保健福祉手帳
  • 特別永住者証明書
  • 在留カード(資格:永住/高度専門職2号)
  • 在留カード(資格:上記以外)および外国パスポート
ショップ ワイモバイルのショップに本人確認書類を持参する
  • 運転免許証
  • 日本国パスポート
  • マイナンバーカード(個人番号カード)
  • 健康保険証および補助書類(公共料金領収書または住民票)(※1)(※2)
  • 身体障害者手帳
  • 療育手帳
  • 精神障害者保健福祉手帳
  • 特別永住者証明書
  • 在留カード(資格:永住/高度専門職2号)
  • 在留カード(資格:上記以外)および外国パスポート

※1:補助書類は発行日から3カ月以内のものに限る
※2:契約者が未成年の場合のみ利用できる

未成年の契約者は、ワイモバイルショップ(≠オンラインストア)でのみ手続きできます。未成年者が契約するときは、上表の本人確認書類に加えてワイモバイル規定の親権者同意書、親権者の本人確認書類が必要です。親権者同意書は、ワイモバイル公式サイトからダウンロードまたはオンライン上で作成できます。

やること7:必要に応じて名義を変更しておく

乗り換え時は名義を一致させる

他社からワイモバイルへ乗り換えるときに、乗り換え前の通信会社とワイモバイルで契約者名義を一致させる必要があります。

「親の名義で回線を契約をしている」「結婚や離婚などで苗字が変わった」といった場合は、あらかじめ乗り換え前の会社で名義の変更を済ませておくのがおすすめです。

たとえばソフトバンクから乗り換えるときは、My SoftBankにログインし、画面右上のメニューボタンから[アカウント管理]→「お客さま情報」の[確認する]の順にタップすると、ソフトバンクの登録情報を確認・更新できます。

やること8:必要に応じてメールアドレス持ち運びサービスに申し込む

ソフトバンク・au・ドコモ・楽天モバイルのメールアドレス(@softbank.ne.jp・@au.com・@docomo.ne.jpなど)はワイモバイル乗り換え後も利用できます。

「キャリアメール持ち運びサービス」は、ワイモバイルへ乗り換えたあとに乗り換え前の会社で解約後31日以内に申し込みます。

メール持ち運びサービスに対応しているキャリア
  メールアドレス 料金(税込)
ソフトバンク
  • @softbank.ne.jp
  • @●.vodafone.ne.jp
  • @disney.ne.jp
  • @y-mobile.ne.jp
  • @willcom.com
  • @pdx.ne.jp
  • @●●.pdx.ne.jp
  • @i.softbank.jp
  • 月額330円
  • 年額3300円
au
  • @au.com
  • @ezweb.ne.jp

月額330円

ドコモ
  • @docomo.ne.jp

月額330円

楽天モバイル
  • @rakumail.jp

月額330円

やること9:ワイモバイルで利用できる支払い方法を確認しておく

ワイモバイルで使える支払い方法は、クレジットカード・口座振替・PayPay残高/PayPayポイントです。そのなかでも、ワイモバイルの契約時に登録できるのはクレジットカードと口座振替のみとなっており、PayPay残高/PayPayポイントは契約後にMy Y!mobileから支払い方法を変更するかたちで設定できます。

クレジットカードの対応ブランドは、VISA/Mastercard/JCB/American Express/Diners Clubです。VISA/Mastercard/JCBブランドのクレジットカード機能がついたデビットカードも使えます。

PayPayカード
PayPayカード割引

ワイモバイルの支払い方法で最もおすすめなのは、PayPayカード・PayPayカード ゴールドです。

ワイモバイルの毎月の支払いにPayPayカードを使うと、PayPayカードなら月額料金の最大1%、PayPayカード ゴールドなら月額料金の最大10%のPayPayポイントが付与されます。さらに、毎月187円(年間で2244円)の割引も適用されます。

PayPayカードは年会費無料で使えます。現在、ワイモバイルの契約者が日常の支払いにPayPayカードを使うと最大5000ポイントもらえる「PayPayカード割加入特典」も開催中です。

PayPayカード
PayPayカード
年会費
0
永年無料
還元率
1.00% ~ 1.50%
200円ごとに最大1.5%のポイント
ポイント
PayPayポイント
ウォレット
Apple Pay
Google Pay
電子マネー
QUICPay
申込条件
18歳以上(高校生不可)
審査/発行
最短2分審査
/
最短7分発行(申込5分・審査2分)
支払い

毎月末日締め

/

翌月27日引落

  • 年会費無料で利用金額200円(税込)ごとに1%または1.5%のPayPayポイント獲得(1ポイント=1円相当)。PayPayポイント攻略に必携のクレカ

  • 国際ブランドごとに1枚ずつ、合計3枚まで発行可能

  • ナンバーレスで安心のセキュリティ

ワイモバイルに乗り換える手順

ここでは、ワイモバイルでSIMのみ契約する人向けに、他社からワイモバイルへの乗り換え手続きや回線開通の手順、ワイモバイルサービスの初期登録方法を解説します。

ステップ1:お得なキャンペーンを経由してワイモバイルを契約する(最大1万5000ポイント獲得)

ワイモバイルオンラインストアで開催中の「SIM契約キャンペーン」経由でワイモバイルに乗り換える手順を解説します。

「SIM契約キャンペーン」は、ワイモバイルでSIMのみ契約するときに一番おすすめのキャンペーンです(前述)。PayPayポイントを最大1万5000ポイント獲得できます。

SIM契約キャンペーンの申し込みボタンを押す

お申し込みはこちら

[お申し込みはこちら]をタップ

SIMカードまたはeSIMのどちらかを選択(今回はeSIMを選択)

SIMカードまたはeSIMのどちらかを選択(今回はeSIMを選択)

ワイモバイルオンラインストアでSIM契約キャンペーンのページを開いたら、[お申し込みはこちら]をタップ。次のページでSIMカードかeSIMの[申し込む]ボタンを押します(本記事ではeSIMを選択)。

確認事項を読んで「確認しました」にチェックを入れる

確認事項を読んで「確認しました」にチェックを入れる

eSIM申し込み前の確認事項を読んだら「確認しました」にチェックを入れます。

契約方法で「今の電話番号をそのまま使用する」を選択する

今の電話番号をそのまま使用する

契約方法で「今の電話番号をそのまま使用する」と「他社携帯電話会社」を選択

乗り換える電話番号と通信事業者を入力

乗り換える電話番号と通信事業者を入力

契約方法の「お手続きの内容」で「今の電話番号をそのまま使用する」、「ご利用中の携帯電話会社」で「他社携帯電話会社」を選択。乗り換え予定の電話番号と通信会社を入力しましょう。

MNPワンストップ手続きをおこなう

のりかえ(MNP)手続きをする

[のりかえ(MNP)手続きをする]をタップ

現在利用している通信事業会社のマイページにログインする

現在利用している通信事業会社のマイページにログインする

利用している通信事業者のページでMNP申請をおこなう

MNP申請をおこなう

現在利用している通信会社がMNPワンストップに対応していれば、ワイモバイルの契約前にMNP予約番号を取得する必要はありません。上記のようにワイモバイルの契約ページからMNPワンストップ申請をおこなえます。

MNPワンストップに非対応であれば、あらかじめ利用中の通信会社でMNP予約番号を発行しましょう。

料金プランを選択する

シンプル2のS/M/Lいずれかを選択

シンプル2のS/M/Lいずれかを選択

注意事項を確認のうえ次へをタップ

注意事項を確認のうえ[次へ]をタップ

MNPワンストップ申請が完了したらワイモバイルの契約ページに戻ります。シンプル2 S/M/Lの3種類のうち、いずれかのプランを選択しましょう。他社から乗り換えで付与されるポイント数は次のとおり。

  • シンプル2 S:5000ポイント
  • シンプル2 M・L:1万5000ポイント

申し込みに必要な書類や注意事項をよく確認のうえ、[次へ]をタップします。

データ増量オプションを追加する

「データ増量オプション」は必ず選択する

「データ増量オプション」は必ず選択する

オプションがいくつか表示されます。冒頭に表示される「データ増量オプション」を選択しないと、SIM契約キャンペーンは適用されません。そのほかのオプション(通話やセキュリティなど)は、必要であれば追加します。

なお、現在データ増量オプションは最大7カ月間無料になるキャンペーン(初月無料特典とデータ増量無料キャンペーン3)を開催中です。データ増量オプションの無料期間中に「SIM契約キャンペーン」の特典を獲得し、オプションの解約までおこなえば、オプションの料金(550円/月)を支払わずに済みます。

本人確認をおこなう

本人確認書類の選択に進む

[本人確認書類の選択に進む]をタップ

本人確認書類を選ぶ

本人確認書類を選ぶ

[本人確認書類の選択に進む]をタップし、次の画面で運転免許証、マイナンバーカードなどの本人確認に使える書類を選択します。

撮影
次へ進む

本人確認書類と顔写真の撮影をおこない、問題なく撮影が完了したら[次へ進む]をタップします。

契約者情報や支払い情報を入力する

氏名
契約者とネットワーク番号

契約者の氏名、回線の利用者、ネットワーク暗証番号などを入力します。ネットワーク暗証番号はこのあとの初期設定でも使うため、メモをとっておきましょう。

入力が完了したら[お支払い情報入力へ]をタップします。

支払い情報を入力する
支払い情報を入力する

支払い名義人との関係、支払い情報を入力し、[重要事項の確認に進む]を選択します。

ワイモバイルの月々の支払いには、クレジットカード、口座振替、PayPay残高・PayPayポイント支払いが使えますが、契約時に設定できるのはクレジットカードまたは口座振替のみです。

重要事項に同意してワイモバイルに申し込む

重要説明事項と契約書類に同意する

重要説明事項と契約書類に同意する

申し込みを完了する

契約内容や料金明細などを確認して[申し込みを完了する]を選択

重要説明事項と契約書類に同意します。

次の画面で、契約内容や料金明細などに問題がないことを確認できたら、[申し込みを完了する]を選択しましょう。

eSIMの申し込み完了画面

eSIMの申し込み完了画面

SIM契約キャンペーン経由でのeSIM申し込みが完了しました。ワイモバイルからeSIM利用手続きのためのメールが届いたら、ワイモバイル回線を開通します。

ステップ2:ワイモバイル回線を開通する

ワイモバイルの契約が完了したら、回線を開通します。ここでは、eSIMの開通手順を解説しています。

「Y!mobile eSIMかんたん開通」アプリをインストールする

eSIM利用手続きのメールでアプリのリンクを開く

eSIM利用手続きのメールでアプリのリンクを開く

「Y!mobile eSIMかんたん開通」アプリをインストール

「Y!mobile eSIMかんたん開通」アプリをインストール

ワイモバイルの契約完了後、しばらくすると「【Y!mobileオンラインストア】eSIMご利用手続きのお知らせ」という件名のメールが届きます。アプリかウェブの手続き方法が案内されるため、どちらかを選んで設定しましょう。

ここでは、スマホ1台で完結するアプリの手順でおこないます。ウェブでおこなう場合、eSIMを使うスマホに加えてもう1台端末を用意しなければなりません。

アプリインストール用のリンクをタップすると、App StoreかGoogle Playストアが開かれます。「Y!mobile eSIMかんたん開通」アプリをインストールします。

同意事項やSIMロック解除の確認をおこなう

はじめる

[はじめる]をタップ

この端末でeSIMを利用する

[この端末でeSIMを利用する]を選択

アプリを起動したら[はじめる]をタップ。「この端末でeSIMを利用しますか?」というポップアップがでてきたら、[この端末でeSIMを利用する]を選択します。

同意事項にチェックを入れて次へ進む

同意事項にチェックを入れて[次へ進む]をタップ

「SIMロック解除のチェック」で解除されています

「SIMロック解除のチェック」であてはまるものを選択

同意事項にチェックを入れて[次へ進む]をタップ。「SIMロック解除のチェック」であてはまる項目を選択し、[次へ進む]を選択します。

端末のSIMロックが解除されているか確認する方法
iPhoneは設定アプリでSIMロックの状態を確認できる

iPhoneは「設定」アプリでSIMロックの状態を確認できる

手元の端末がiPhoneの場合、「設定」アプリの[一般]→[情報]と進み「SIMロック」の項目が「SIMロックなし」と表示されていればOKです。

Android端末は、「設定」の端末情報(デバイス情報)からSIMのロック状況が分かるようですが、残念ながら対応していない機種がほとんど。キャリアに問い合わせるのが一番確実です。

なお、総務省の取り決めにより、2021年10月1日以降に販売されたスマホにはSIMロックが設定されていないため、ロック状況の確認は不要です。

ワンタイムパスワードを発行する

チェック項目にすべてクリアが付いたら次へ進む

チェック項目にすべてクリアが付いたら[次へ進む]をタップ

ワンタイムパスワードを発行する

ワンタイムパスワードを発行する

eSIM設定前のチェック項目が表示され、自動で判定されます。すべての項目をクリアしたら[次へ進む]をタップ。

次の画面では、ワンタイムパスワードを発行するためにWEB受注番号とメールアドレスを入力します。eSIM利用手続きのメールにあるアプリインストール用のリンクを押すと、入力を省略できます。

入力できたら[メールで受け取る][自動音声通話で受け取る]のどちらかを押しましょう。

eSIMのアクティベートをおこなう

Wi-Fiに接続されていることを確認して設定をはじめる

Wi-Fiに接続されていることを確認して[設定をはじめる]を選択

許可をタップ

[許可]をタップ

Wi-Fiに接続されていることを確認したら[設定をはじめる]を選択。設定が終わるまでの2〜3分間はWi-Fiに接続していなければならないため、ネット接続が安定している場所でおこないます。

iPhoneの場合、「新規eSIMをアクティベート」というポップアップが表示されたら、[許可]をタップします。

続ける

[続ける]をタップ

完了を選択

[完了]を選択

eSIMのアクティベートが始まったら、画面の指示に従ってボタンを押していきます。「モバイル通信設定完了」と出ればアクティベートは完了です。

接続テストが成功すればeSIMの設定は完了

利用を開始する

[利用を開始する]をタップ

接続テストが成功したら設定を完了する

接続テストが成功したら[設定を完了する]を選択

ワイモバイルのアプリに戻ったら、[利用を開始する]をタップ。

次に、接続テストが始まります。すでに端末に有効化されたSIMが入っており、ワイモバイルのSIMを追加したことでデュアルSIMになった場合は、端末の「設定」の「モバイルデータ通信」でワイモバイルが選択されていることを確認します。

接続テストが完了したら[設定を完了する]を選択。これでeSIMの設定はすべて完了です。

ステップ3:ワイモバイルサービスの初期登録をおこなう

ワイモバイルの回線開通が完了したら、「ワイモバイルサービスの初期登録」をおこないます。本設定が完了すると、LINEやヤフー、PayPayまわりのサービスをお得に使える「LYPプレミアム」が無料で適用されます。

LYPプレミアム会員になると、LINEのサブプロフィールやプレミアムバックアップなどの会員限定機能を使うことができたり、Yahoo!ショッピングで買い物をすると毎日最大12%のPayPayポイント(期間限定)が付与されたりします。そのほかの会員限定特典や、ワイモバイルユーザーがLYPプレミアムを無料で適用するための注意点などは下記の記事で解説しています。

SMSに届いた「ワイモバイルサービスの初期登録」リンクにアクセスする

SMSに届いたワイモバイルサービスの初期登録用リンクをタップ

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登録済みのYahoo! JAPAN IDでログインするか、IDを新規登録する

登録済みのYahoo! JAPAN IDでログインするか、IDを新規登録する

ワイモバイル回線を開通すると、SMS宛に「ワイモバイルサービスの初期登録」の案内リンクが届きます。リンクをタップして初期登録に進みましょう。

次の画面で、ワイモバイル回線と紐づけても問題のないYahoo! JAPAN IDを持っていれば[すでにお持ちのIDで登録する]を選択してログイン。Yahoo! JAPAN IDを持っていなければ[新規IDを取得して登録する]を選択してIDを新規作成します。

Y!mobileメール(@yahoo.ne.jp)や必要情報を登録する

Y!mobileメールアドレスとパスワードを登録

Y!mobileのメールアドレスとパスワードを登録

ワイモバイルの初期登録が完了した

ワイモバイルの初期登録が完了した

Y!mobileメール(@yahoo.ne.jp)のアドレスとパスワードを登録して[次へ]を押します。Y!mobileメール(@yahoo.ne.jp)はYahoo!メール(@yahoo.co.jp)と異なり、ワイモバイルが提供しているメールサービスです。

次の画面で「初期登録が完了しました」のメッセージと登録情報が表示されたら、ワイモバイルの初期登録は完了です。

EDITED BY
AZUKI