楽天モバイルの回線契約数が700万を突破

プラチナバンドの商用サービス利用などが控える
楽天モバイルの回線契約数が700万を突破

楽天モバイルは2024年6月17日、携帯キャリアサービスの契約数が700万回線を突破したと発表しました。

楽天モバイルによると、携帯キャリアサービスの契約数は2024年6月16日で700万回線を突破したとのこと。650万回線の突破から2カ月あまりで契約数が50万回線増加し、Rakuten UN-LIMIT VIIの提供開始以来、3カ月間の純増契約数が過去最大を記録したとしています。

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「Rakuten最強プラン」の基本料金。データ無制限のワンプランが特徴

楽天モバイルは、2020年4月から「Rakuten UN-LIMIT」として4Gサービスの提供を本格的に開始しました。2021年4月には1GB未満は月額無料、かつ、3278円(税込)でデータ使い放題の「Rakuten UN-LIMIT VI」。2022年7月より1GB未満無料を廃止し、楽天関連サービスとの連携を強化した「Rakuten UN-LIMIT VII」と、続々とプランをアップデートしてきました。2023年6月からは、現行の「Rakuten最強プラン」を提供しています。

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様々な年齢層に向けたお得なサービスも展開

また、楽天モバイルの特徴でもあるワンプランをベースに、家族のプラン料金が110円割引になる「最強家族プログラム」や、22歳以下のユーザーに110ポイントを還元する「最強青春プログラム」、12歳以下のユーザーに最大440ポイントを還元する「最強こどもプログラム」といったサービスも展開。法人プランやデータタイプなどに加えて、幅広いユーザー層のニーズに応えられるようになっています。

さらに楽天モバイルは、携帯キャリアサービスの根幹である通信品質の向上にも注力しています。楽天モバイルの人口カバー率は99.9%であるものの、4G/LTEの通信には高い周波数帯の電波を使用しています。そのため、ビル群や地下など障害物の多い場所でつながりにくくなることがあるという弱点もあります。

楽天モバイル、今年6月にプラチナバンドの商用利用を開始へ

楽天グループ 2024年度第1四半期決算説明会のプレゼンテーション資料より

その一方で、楽天モバイルは2023年10月に総務省より700MHz帯域の電波割当を受け、いわゆる「プラチナバンド」に当たる周波数帯の電波を利用できるようになっています。2024年4月には700MHz帯の試験電波を発射し、都市部での自社基地局によるプラチナバンドの商用サービス提供を目指しています。プラチナバンドの商用サービス提供により、地下や屋内といった従来ではつながりにくかったエリアでのつながりやすさ向上が期待できます。

5G通信においても、関東地方における楽天回線5G(Sub6)エリアを、2024年1月比で最大1.6倍に順次拡大する計画も明らかにしています。

EDITED BY
TOKIWA