iPhoneからAndroidスマホへ機種変更する際、LINEの引き継ぎにおいてトーク履歴や共有した写真など、思い出のデータをAndroidスマホにうまく移行・復元できるかは一大事です。
LINEに標準で備わっている「かんたん引き継ぎQRコード」を使えば、iOS⇔Androidという異なるOS間でもトーク履歴などの引き継ぎは可能ですが、移行・復元できるのは14日以内のデータに限られてしまいます。15日以前の全トーク履歴を引き継ぎたい場合、LYPプレミアム会員限定の機能「プレミアムバックアップ」を利用すれば引き継ぎ可能です。
iPhoneからAndroidスマホへの機種変更にともなうLINEの引き継ぎで、プレミアムバックアップを利用して15日以前も含む全トーク履歴を移行・復元する方法を解説します。
iPhone→Androidでも15日以前のトーク履歴も引き継げる
通常、iPhone→Androidで引き継げるLINEのトーク履歴は「14日以内」に限定される
異なるOS間でLINEを引き継ぎするには、「かんたん引き継ぎQRコード」を使います。古い端末のLINEアプリ上に表示させたQRコードを、新しい端末のLINEアプリで読み取るとデータ移行できる方法です。
原則として異なるOS間でも引き継げるトーク履歴は14日以内に限られる
名称どおりQRコードを読み取るだけの簡単な方法ですが、引き継ぎできるトーク履歴(テキストメッセージ・写真・動画・ファイル・ボイスメッセージ)は過去14日以内に限られます。旧端末のLINEアプリを長く使っていれば、14日以内のデータだけでは足りないはずです。15日以上前のトークを引き継ぎたいと考える人が大半でしょう。
この点、かんたん引き継ぎQRコードに加えて、LYPプレミアムで提供されている「プレミアムバックアップ」機能を利用すれば、15日以前のトーク履歴をiPhoneからAndroidスマホへ引き継げます。
iPhone→Androidでも15日以前のトーク履歴も引き継げる
LYPプレミアム会員なら「プレミアムバックアップ」で15日以前のトーク履歴も引き継げる
LYPプレミアムのプレミアムバックアップなら、15日以上前のトーク履歴も専用ストレージ(100GB)にバックアップ
LINEの「プレミアムバックアップ」は、月額508円のサブスクサービス「LYPプレミアム」会員が使える限定機能です。
LYPプレミアムのプランのうち「LYPプレミアム スタンダードプラン」と「LYPプレミアム with Netflix」でプレミアムバックアップを利用できます(「LYPプレミアム ライトプラン エンジョイパック」は非対応)。
LYPプレミアムの料金プランをもっと詳しく
LYPプレミアムには、基本プランの「LYPプレミアム スタンダードプラン」(月額508円)、簡易版の「LYPプレミアム ライトプラン エンジョイパック」(月額290円)、Netflixがセットになった「LYPプレミアム with Netflix」(月額890円〜)の3つの料金プランがあります。
このうちプレミアムバックアップを利用できるのは「LYPプレミアム スタンダードプラン」と「LYPプレミアム with Netflix」です。「LYPプレミアム スタンダードプラン」には最大2カ月の無料期間があります。
LINEのトークルームで送受信したテキストメッセージや写真、ファイルなどのデータがLINEの専用ストレージにバックアップされます。100GBの専用ストレージにデータがリアルタイムでバックアップされ、15日以前のトーク履歴もiPhone・Androidスマホ間で引き継ぎ可能です。
標準バックアップとプレミアムバックアップの違いは下表のとおり。
| プレミアムバックアップ | 標準バックアップ | |
|---|---|---|
| バックアップ対象 | トーク履歴(テキストメッセージ、写真、動画、ファイル、ボイスメッセージ) | トーク履歴(テキストメッセージのみ) |
| データ移行 | iPhone⇔Androidスマホ間でも「かんたん引き継ぎQRコード」を使えば15日以前のトーク履歴を含むデータ移行が可能 | OSの種類にかかわらず、「かんたん引き継ぎQRコード」を使えば、過去14日間のトーク履歴(テキストメッセージ、写真、動画、ファイル、ボイスメッセージ)を引き継ぎ可能 |
| ストレージ | LINEの専用ストレージを100GBまで利用可能 |
※利用中のクラウドストレージの容量に依存する |
| バックアップ頻度 | 自動でリアルタイム(初回のみ手動でバックアップが必要) | 1日1回/3日に1回/1週間に1回/2週間に1回/1カ月に1回/手動 |
標準バックアップのバックアップ頻度は最大でも1日1回ですが、プレミアムバックアップならリアルタイムでバックアップされます。初回のみ手動でバックアップの操作が必要ですが、2回目以降はリアルタイムでおこなわれます。
ストレージは100GBのLINE専用ストレージを利用するため、iCloudやGoogleドライブの容量を圧迫しません。無料の範囲でiCloudやGoogleドライブを利用している人にも安心できるポイントです。仮に3MB前後の写真がトーク履歴に1000枚送られていた場合でも、合計3GBなので余裕を持って使えます。
iPhone→Androidでも15日以前のトーク履歴も引き継げる
iPhone→Androidに15日以前も含む全トーク履歴を引き継ぐ手順
「プレミアムバックアップ」と「かんたん引き継ぎQRコード」を使って、iPhoneからAndroidスマホに15日以上前のトーク履歴を引き継ぐ方法を解説します。
ここで紹介する方法は「かんたん引き継ぎQRコード」を用いるため、機種変更前のiPhone(旧端末)でQRコードを表示させる必要があります。Androidスマホ(新端末)にデータ移行が完了するまでiPhoneは下取りなどに出さず、手元に残しておいてください。
機種変更「前」旧端末のiPhoneでおこなう作業
まず機種変更前のiPhone(旧端末)で、Androidスマホ(新端末)へ移行前の事前準備をおこないます。
LINEアプリを最新版にアップデートする
App Storeで最新バージョンのLINEにアップデートする
プレミアムバックアップは、LINEアプリのバージョン「15.5.1」以降で利用できます。最新版のアプリバージョンが配信されていないかApp Storeで確認し、事前にアップデートをおこなっておきましょう。
LINEアプリの設定メニューから、[LINEについて]をタップするとインストールされているバージョンを確認できます。
iOSバージョンを最新版にアップデートする
iPhoneのiOSバージョンを確認し、バージョンが古ければアップデートします。
iPhoneで「設定」アプリを開いたら[一般]→[ソフトウェアアップデート]の順にタップ。[今すぐアップデート]の表示が出ていたらタップし、iOSの最新バージョンをインストールしましょう。[ソフトウェアアップデート]をタップした際、iOSのバージョンとともに「iOSは最新です」と表示されていればアップデート作業は不要です。
LYPプレミアムに加入する
Web経由で登録すると月額508円(アプリ経由は650円)
新端末へ引き継ぎするLINEアカウントとYahoo! JAPAN IDを連携する
LYPプレミアムの登録を完了させる
「プレミアムバックアップ」を利用するためにはLYPプレミアムへの加入が必要です。LYPプレミアム スタンダードプランならWeb経由で登録すると最大2カ月間無料で、課金開始後は月額508円です。アプリ経由でもLYPプレミアムに登録できますが、無料期間は1カ月間となり月額料金も650円と割高になります。
登録時にLINEアカウントとYahoo! JAPAN IDの連携を求められる場合があります。プレミアムバックアップを利用するLINEアカウントであるか確認し、連携を済ませてください。
無料期間中にプレミアムバックアップを利用してデータの引き継ぎ完了後、LYPプレミアムを解約すれば実質無料で使えることになります。LYPプレミアム解約後、30日経過するとプレミアムバックアップで保存されているデータが削除される点に注意が必要です。
ほかにも、LINEスタンプ使い放題や「サブプロフィール」「メッセージ編集」といった会員限定機能が解約により使えなくなります。
iPhone→Androidでも15日以前のトーク履歴も引き継げる
トーク履歴と端末の容量を確認する
プレミアムバックアップで保存できる容量は100GBまでです。LINEアプリのホーム画面で設定ボタンを押し、[トーク]→[データの削除]の順に進むと、トーク履歴のサイズを確認できます。LINEで画像やファイルの共有を頻繁におこなっている人は、事前に容量を確認しておくと安心です。
続けて、端末の空き容量を確認してください。プレミアムバックアップの初回実行時は、端末に5GB以上の空き容量が必要です。初回バックアップ中に端末の空き容量が3GB以下になると、バックアップが強制的に停止されます。
iPhoneの容量を確認するときは、「設定」アプリから[一般]→[iPhoneストレージ]の順に操作すると、ストレージの使用状況が表示されます。
トーク履歴のバックアップを取る
[トークのバックアップ]を選択
[今すぐバックアップ]をタップ
LINEアプリのホーム画面で設定ボタンを押し、[トークのバックアップ]を選択。次の画面で[今すぐバックアップ]をタップします。プレミアムバックアップに関する同意事項のポップアップが表示されたら、内容を確認のうえ[同意する]をタップしてください。
続けてパスワードの入力が完了すると、バックアップが開始します。LINEアプリを終了せず、バックアップの完了を待ってください。万が一、初回のバックアップ中に通信環境の不具合や、[バックアップを停止]ボタンの誤タップにより中断した場合、ホーム画面の設定ボタン→[トークのバックアップ]の順に操作し、[初回バックアップの再開]を選択してください。
「初回バックアップの再開」は、LINEアプリのバージョン15.20.0以降(Android版アプリはバージョン26.0.0以降)に対応します。対応バージョン未満で初回バックアップを中断してしまうと、未完了のデータをバックアップできない可能性があります。
初回のバックアップが完了
LYPプレミアム公式アカウントからもバックアップ完了の通知が届く
しばらく待つと初回のバックアップが完了します。LYPプレミアム公式アカウントからも初回バックアップ完了通知が届くので、あわせて確認しておきましょう。
機種変更「後」新端末のAndroidスマホでおこなう作業
新端末のAndroidスマホにLINEをインストールし、LINEアカウントのデータを復元する手順を解説します。iPhone(旧端末)も途中で操作するため、手元に用意しておいてください。
新端末のAndroidスマホでLINEアプリをインストールする
Google PlayストアでLINEアプリをインストールする
Androidスマホの初期セットアップを済ませ、Google PlayストアでLINEアプリをインストールしてください。
旧端末のiPhoneで引き継ぎ用QRコードを表示する
旧端末(iPhone)の操作画面
旧端末のiPhoneでLINEアプリを起動します。LINEアプリのホーム画面で設定ボタンをタップし、[かんたん引き継ぎQRコード]を選択してください。
プレミアムバックアップが完了していれば、QRコード画面の下部に「トーク履歴はリアルタイムで安全にバックアップされています。」「バックアップ完了」と表示されているはずです。iPhoneのLINEアプリ上に表示される制限時間15秒のQRコードは、[更新]をタップすると新しいQRコードが発行されます。このあと新端末でQRコードを読み取るため、画面は閉じなくてもOKです。
新端末のAndroidスマホでログイン画面の「QRコードログイン」を選択し、読み取る
新端末のAndroidスマホでLINEアプリを起動します。初回起動画面で[ログイン]をタップし、使用する端末は「メイン端末」を選択して[OK]をタップします。
カメラやストレージへのアクセスを許可する
ログイン方法は[QRコードでログイン]を選択し、次の画面で[QRコードをスキャン]をタップします。カメラが起動するので、カメラへのアクセスやストレージへのアクセスなどを許可し、旧端末のQRコードを素早く読み取れる状態にします。
[更新]をタップして15秒以内に新端末でQRコードを読み取る
iPhoneのLINEアプリのQRコード(表示方法は前述)は[更新]をタップして、新しいQRコードを発行します。発行後15秒以内に新端末でQRコードを読み取ってください。
「新しい端末でLINEアカウントにログインしてください。」と表示されたら旧端末での操作は終了
旧端末にポップアップが表示されるので、「はい、スキャンしました」にチェックを入れ、[次へ]をタップしてください。
Face IDなどでiPhoneのロックを解除し、「新しい端末でLINEアカウントにログインしてください。」と表示されたら旧端末での操作は終了です。旧端末でLINEのホームやトークルームにアクセスできなくなります。
LINEアカウントにログインしてトーク履歴を復元する
新端末にQRコードから読み取ったアカウントが表示されます。アカウントに間違いがなければ[ログイン]をタップしてください。
トーク履歴の復元画面が表示されるので、[トーク履歴を復元]をタップしてください。トーク履歴のデータ量によっては復元に時間がかかることもあるため、復元する際はWi-Fi接続でおこなうことを推奨します。「トーク履歴を復元しています」と表示されたら、[次へ]をタップしてください。
トークルームやホーム画面に遷移し、「トークを復元しています」のポップアップが表示されたら[進行状況を見る]をタップします。プレミアムバックアップ専用のメニューが表示されるので、[復元ステータスを確認]をタップしてください。次の画面で復元ステータスが「復元完了」になっていれば、引き継ぎは完了です。
プロフィールや友だちリスト、トークルームのやりとりなど、問題なく復元されているか確認してください。
LINEスタンプ・着せかえを再ダウンロードする
旧端末で購入したLINEスタンプや着せかえを新端末にダウンロードし直します。
LINEアプリのホーム画面の右上にある設定ボタンをタップ。続けてメニューから[スタンプ]を選択してください。
スタンプメニューの[マイスタンプ]を選択すると、旧端末で購入したスタンプが一覧で表示されます。
各スタンプの横にあるをタップして個別にダウンロードするか、[すべてダウンロード]をタップしてください。過去に購入したスタンプは、再ダウンロードしても再課金されません。
着せかえは、前述の設定メニューから[着せかえ]→[マイ着せかえ]の順に操作して、再ダウンロードしてください。
「プレミアムバックアップ」でiPhone→Androidのトーク履歴を引き継ぐ際の注意点
iPhoneからAndroidスマホに機種変更し、「プレミアムバックアップ」でトーク履歴を引き継ぐ際の注意点をまとめました。
注意点1LINEコインやゲーム内通貨などは引き継げない
App Store経由で購入したLINEコインなどはAndroidスマホに引き継げない
App Store経由で購入したLINEコインやマンガコイン、LINE GAMESのアプリ内通貨(ルビー・ダイヤなど)は、プレミアムバックアップを駆使してもAndroidスマホに引き継げません。Androidスマホに引き継ぎする前に使い切っておきましょう。
ゲームのデータ、LINEスタンプや着せかえといった購入済みのコンテンツは引き継ぎ可能です。
注意点2LYPプレミアムを解約するとバックアップデータは削除される
LYPプレミアムを解約するとバックアップデータがされる
「プレミアムバックアップ」のデータは、LYPプレミアムを解約しない限りリアルタイムでバックアップされ続けます。しかし、LYPプレミアムを解約するとバックアップデータは削除されてしまいます。LYPプレミアム解約後は30日間の猶予期間が設けられていますが、30日間を過ぎるとバックアップデータが削除される仕様です。
一度バックアップしたデータでも、トーク履歴に表示される写真やファイルはLINEのサーバー上の保存期限を過ぎると閲覧できなくなる点に注意が必要です。引き継ぎ後にLYPプレミアムを解約する場合、端末の写真アプリやGoogleドライブなどのクラウドストレージにデータを保存してから解約しましょう。
LYPプレミアムにはプレミアムバックアップ以外に、「サブプロフィール」や「メッセージ編集」、LINEスタンプ使い放題といった会員特典もついてきます。LYPプレミアムを解約すると、これらの特典も利用できなくなる点に留意してください。
注意点3バックアップ前に旧端末を下取りに出すとトーク履歴を引き継げない
旧端末(iPhone)は、プレミアムバックアップの初回バックアップをおこなうほか、引き継ぎ時にQRコードの表示とロック解除の操作が必要です。そのため、新端末(Androidスマホ)に引き継ぎが完了するまで、旧端末を手元に残す必要があります。厳密にいえば、「プレミアムバックアップ」と「かんたん引き継ぎQRコード」を使って引き継ぐために旧端末が必要です。
旧端末でプレミアムバックアップの初回バックアップをおこなっていれば、新端末から電話番号でLINEにログインすることで旧端末がなくても引き継ぎはできます。しかし、電話番号でログインする際はSMS認証を求められるため、LINEアカウントと紐づく回線を解約し、旧端末も下取りに出したなどのケースでは新端末でログインできません。
電話番号ログインでSMS認証後、LINEのパスワードを求められます。もし、パスワードを忘れて設定し直すとプレミアムバックアップのデータが削除されてしまいます。つまり、初回バックアップした15日以前のトーク履歴などのデータが削除されてしまうわけです。
この点、「プレミアムバックアップ」と「かんたん引き継ぎQRコード」を使って引き継ぐ方法であれば、新端末でQRコードを読み取り、旧端末のロック解除操作だけで引き継ぎができます。引き継ぎ失敗のリスクを最小限に抑えるなら、旧端末を手元に残して「プレミアムバックアップ」と「かんたん引き継ぎQRコード」を使うのが賢明です。旧端末を下取りに出すなら、新端末へ確実にデータを引き継ぎした後にしましょう。
iPhone→Androidでも15日以前のトーク履歴も引き継げる