既存のLINEグループに招待されて途中から参加したユーザーは、参加後のトーク内容しか閲覧できません。そのため、話題の前提となる情報を共有できておらず、困ってしまった経験のある人は少なくないでしょう。
そこで本記事では、LINEのグループトークに途中参加した場合でも、参加前のトーク内容を把握するための対処法を考えます。参加前のグループトークを遡って確認できる裏技はありませんが、代替策として参考にしてください。
LINEグループに参加する前のトーク内容は閲覧できない


グループに途中参加したメンバーは、参加前のトーク内容を閲覧できない
前述のとおり大前提として、LINEグループに途中から参加したユーザーは参加する前のトークを自力で確認することはできません。
そのため当然「LINEグループに招待してもらったけど、参加前にどんなメッセージのやりとりがあったのかわからない」という問題が生じます。グループトークと同様、複数人トークでも参加前のトークは確認できません。
そこで以降では、自分が参加する前のグルートークの内容を少しでも把握するための対処法を紹介していきます。ただし、いずれも自分ひとりでは実現できないため、自分より前にグループに参加している友だちに協力してもらう必要があります。


オープンチャットなら途中参加のメンバーでも過去のトークを閲覧できる
LINEの「オープンチャット」なら、途中からグループに参加しても参加前のトークを閲覧できます。オープンチャットは、友だち以外のLINEユーザーも参加できる交流型のグループ機能ですが、管理者による招待制のグループにすれば友だち以外のユーザーは参加できません。
すでに作成されている通常のLINEグループをオープンチャットのグループに変更することはできませんが、途中参加メンバーも参加前のトークを確認できるようにしたければ、あらかじめオープンチャットによるグループを作成するという手もあります。
LINEグループに参加前のトーク内容を知るための方法
LINEに備わっている「トークスクショ」「ノート・アルバム」「トーク履歴のメール送信」などを駆使すれば、グループ参加前のトーク内容を多少なりとも共有してもらえます。
方法1:トークスクショ機能を使う
1つ目は「トークスクショ」機能を使う方法です。トークスクショは、LINEのトークルームをそのまま縦長にキャプチャし、画像として保存できる機能です。

トークスクショの送信画面

トーク内容を画像形式で受信できる
自分が参加する前のグループトークを、協力者にトークスクショで保存・転送してもらいましょう。
あまりにトークが長い場合はスクショできる範囲に限界がありますが、必要な部分のやりとりを共有してもらえば、誰がどのようなメッセージを投稿したのか内容は一目瞭然です。
方法2:ノートやアルバム機能を使う
LINEグループに途中参加したユーザーは、参加前のメッセージは閲覧できませんが、参加前に作成された「ノート」や「アルバム」は確認できます。


ノート(左)やアルバム(右)ならグループに途中参加したメンバーでも参加前に投稿・追加されたものを閲覧できる
元からいるグループメンバーが、大事な内容や写真・動画などをノートに投稿したりアルバムに保存したりしていれば、あとから参加するユーザーも確認できるというわけです。
途中から友だちが参加した際に「詳しくはノートを参照」と伝えておくだけで、繰り返し同じ内容を説明せずに済みます。
方法3:トーク履歴のメール転送機能を使う
LINEのトーク履歴は、テキスト(txt)ファイル形式でメール送信できます。以前からグループに参加している友だちに、グループのトーク履歴をメールで送ってもらいましょう。LINEのメッセージでテキストファイルを転送してもらうことも可能です。

メール転送機能でテキストファイルを転送

転送されたテキストファイルを開いた場合
ただ、txtファイルのため、かなりシンプルな形式でしかトークの内容を確認できません。写真やスタンプは「写真」「スタンプ」などのように表記されてしまいます。
トーク履歴のメール送信なら、協力者がiPhoneでもAndroidスマホでも利用できますが、見やすさという点ではトークスクショやノートには劣ります。
参加前にアナウンスに設定されたメッセージは閲覧できる?
グループトークまたは複数人トークに送信されたメッセージを「アナウンス」に設定していた場合、後から参加したメンバーはアナウンスに設定されたメッセージを閲覧できるのでしょうか。
結論から言うと、後からグループに参加したメンバーは、参加前にアナウンスに設定されたメッセージを閲覧できません。

グループに途中参加したメンバーは、参加前に設定されたアナウンスを閲覧できない
このように、グループに途中参加したメンバーの画面上部にも設定されたメッセージがアナウンスとして表示されます。
しかし、アナウンス部分をタップしてもそのメッセージまで遡ることはできず、「アナウンスのメッセージが見つかりません。」というエラーが表示されてしまいます。
途中参加するメンバーにも共有したい事項があるなら、アナウンスではなくノートを利用するのがいいでしょう。