LINE(ライン)のオープンチャットは、LINEで友だちとしてつながっていなくても、多くのユーザーと交流を持つことができるグループチャット機能です。
本記事では、LINEのオープンチャットでトークルームを作成する手順に加えて、公開設定や定員数の設定、QRコードなどでトークルームに招待する方法を解説します。
LINEオープンチャットのトークルームを作成する手順
LINEオープンチャットのトークルームを作成する手順を解説します。iOS版LINEで解説していますが、Android版LINEでも操作手順は同様です。
1オープンチャットのトップページで作成ボタンをタップ
まずは「ホーム」タブの「サービス」内にある[オープンチャット]をタップし、画面下部の[オープンチャットを作成]を選択しましょう。


「トーク」タブからオープンチャットを作成
オープンチャットのトップページは、「トーク」タブの右上にある吹き出しボタンから[オープンチャット]をタップしても開けます。
2トークルームを作成する
トークルームの名前(最大50字まで)、説明文(最大1000字まで)、カテゴリー、検索許可、背景画像を設定します。カテゴリーを設定すると、カテゴリー一覧に作成するトークルームが表示されるようになります。
[検索許可]をオンにすると、他のユーザーがこのトークルームを検索して見つけることができます。特定のメンバーのみを招待したい場合はオフにしておくのがいいでしょう。
3自分のプロフィールを設定する
左:プロフィール設定画面右:作成したオープンチャットのトークルーム
作成したトークルーム内で使用する自分のユーザー名とアイコン画像を設定します。ここで設定したプロフィールは、このオープンチャットのトークルーム内のみで使われるものであり、普段のLINEトークや他のオープンチャットのトークルームとは違うプロフィールとなります。
アイコン画像は、カメラマークをタップすると端末の画像を選択したり写真を撮影して設定したりできます。またアイコンを左右にスライドすれば、あらかじめ用意されたアイコンを選択できます。
これでオープンチャットのトークルームは作成完了です。この時点では、誰でもこのトークルームに参加できる状態になっています。特定ユーザーのみを招待する限定公開にしたい場合、公開範囲を設定する必要があります(オープンチャットの公開範囲を設定する方法は後述)。
トークルームに参加できる定員数を変更する方法
LINEオープンチャットのトークルームに参加できる人数は、最小5人から最大5000人まで設定可能です。定員数に達すると、それ以上のメンバーが参加することはできません。
定員数を設定したいオープンチャットのトークルームを開き、画面右上のメニューボタン[]から[その他]→[定員数]と進みます。
左:iOS版LINEの画面右:Android版LINEの画面
一覧からトークルームの定員数を選択しましょう。任意の定員数を入力することはできないようです。
オープンチャットの定員数を変更できるのは、トークルームの管理者および定員数を変更する権限を管理者から与えられた共同管理者です。一般の参加者と権限を与えられていない共同管理者は定員数を変更できません。
トークルームの定員数を変更できる権限を設定
管理者が共同管理者に定員数を変更する権限を与えるには、[]→[その他]→[権限]→[トークの定員数を変更]と進み、[管理者・共同管理者]を選択すれば完了です。一般の参加者に権限を与えることはできません。共同管理者を設定する方法は以下の記事を参照してください。
トークルームの公開範囲を設定する方法
LINEオープンチャットでは、トークルームの公開範囲は以下の3パターンあります。
設定1:基本設定は「全体公開」
トークルーム作成時の公開範囲は「全体公開」となっている
LINEオープンチャットでトークルームを作成すると、デフォルトの公開範囲は「全体公開」の設定です。
作成する際に[検索を許可]をオンにしていると、検索から誰でも参加できるようになります。[検索を許可]をオフにしている場合、トークルームに招待(詳細は後述)されたユーザーは誰でも参加できます。
全体公開にしたくないという場合は、「参加コードの入力」または「参加の承認」のどちらかを設定しましょう。
設定2:参加するにはパスワードが必要となる「参加コードの入力」
「参加コードの入力」は、参加を希望するユーザーが管理者によって設定された参加コード(=パスワード)を入力することでトークルームに参加できる機能です。参加コードさえ知っていれば、誰でも参加できます。
【管理者】参加コードを設定する
参加コードを設定するには、メニューボタン[]→[その他]→[公開設定]と進みます。
左:[参加コードの入力]を選択中:任意の参加コードを入力右:設定した参加コードを確認できる
「公開設定」から[参加コードを入力]を選択。オープンチャットのトークルームに参加するための参加コードを4〜8文字の半角英数字で入力し、[完了]をタップします。これで参加コードの設定は完了です。
このトークルームに参加するユーザーは、設定された参加コードを入力しなければ参加することはできません。なお、参加コードを変更するには、もう一度[参加コードを入力]をタップすると参加コードを入力し直すことができます。
【一般の参加者】参加コードを入力する
トークルームに参加するユーザーの画面。参加コードを入力する
左:[参加コードを入力]をタップ中:設定された参加コードを入力右:プロフィールを設定
トークルームに参加するユーザーは、[参加コードを入力]をタップすると参加コードの入力を求められます。
参加コードを入力したら[次へ]をタップ。プロフィールを設定すればトークルームに参加できます。
設定3:管理者の承認が必要となる「参加の承認」
「参加の承認」は、管理者によって設定された質問を参加を希望するメンバーが答え、管理者または共同管理者がその答えを見たうえで参加を承認するかどうかを選べる機能です。管理者または共同管理者が承認を拒否した場合、トークルームに参加することはできません。
【管理者】質問を設定する
トークルーム右上のメニューボタン[]→[その他]→[公開設定]と進みます。
左:[参加の承認]を選択中:質問を入力右:設定した質問を確認できる
[参加の承認]を選択し、「質問の入力」画面で参加希望者への質問を5〜50文字で入力します。[完了]をタップすれば質問の設定は完了です。
【一般参加者】参加リクエストを申請する
トークルームに参加するユーザーの画面。質問に対する答えを入力する
参加を希望するユーザーがトークルームへの[参加]をタップすると、質問に対する答えを入力する画面が表示されます。答えを入力したら、右上の[次へ]をタップしてプロフィールを設定します。
「承認待ち」のステータスになる
すると、「承認待ち」というステータスになります。トークルームの管理者または共同管理者が質問の答えを確認し、承認するとトークルームに参加できます。
参加を拒否されると、ステータスが再び「参加」に戻ります。このことから、管理者および共同管理者は参加リクエストを拒否したことが申請した側に知られてしまう可能性があります。
【管理者・共同管理者】参加リクエストを承認/削除する
管理者および共同管理者は、トークルームへの参加を希望するユーザーが入力した質問の回答に対して、承認してトークルームへの参加を承認するか拒否するかを選択できます。
左:参加リクエストがあると、[メンバー管理]に「N」と表示される中:[参加リクエスト]を選択右:質問への答えを確認し、リクエストを承認または拒否する
トークルーム右上のメニューボタン[]→[その他]→[メンバー管理]→[参加リクエスト]と進みます。
参加リクエストを申請しているユーザーとそのユーザーの質問に対する答えが表示されています。承認する場合はユーザーを選択して[承認]を、参加を許可しない場合はユーザーを選択して[削除]をタップしてください。
[承認]を選択されたユーザーがオープンチャットのトークルームに参加できます。
なお、オープンチャットのトークルームへの参加リクエストが届くと、管理者および共同管理者の「ホーム」タブに[オープンチャットの参加リクエスト]が表示されます。[参加リクエスト管理]をタップすれば「参加リクエスト」の画面を開くことができます。
左:通知が「オン」の状態右:通知が「オフ」の状態
参加リクエストを申請されても、管理者または共同管理者が参加リクエストに気づかないと、承認が放置されてしまいます。その際は、参加リクエストが申請された際に通知が届くように設定しましょう。
「参加リクエスト」画面の右上にあるスピーカーボタンをタップすると、通知のオン/オフを切り替えられます。なお、「参加リクエスト」画面で通知をオンにしていても、LINE全体の通知設定がオフになっていれば通知は届きません。
LINEオープンチャットのトークルームに招待する方法
LINEオープンチャットでトークルームに招待するには、大きく分けて次の4つの方法があります。
オープンチャットのトークルームへの招待は、管理者・共同管理者・一般参加者の誰でも可能です。いずれの方法も、トークルーム上部の招待ボタンをタップしておこないます。
方法1:QRコードを読み取る
招待ボタンをタップするとQRコードが表示されるので、これを読み取ってもらいましょう。招待する相手と対面しているのであれば、最も手早い手段です。
読み取る側は、LINEアプリのQRコードリーダーで読み取ります。「ホーム」「トーク」「ニュース」タブのいずれかでQRコードボタンをタップし、QRコードリーダーを起動しましょう。
QRコードを読み取った側の画面
QRコードを読み取ると、トークルームの確認ページが表示されるので、[参加する]をタップすれば完了です。
方法2:LINEトークで友だちを招待
LINEのトークで招待用のリンクを送って、オープンチャットのトークルームに招待することも可能です。
招待する友だちを選択
QRコードが表示されている画面で[友だちを招待]をタップ。友だちリストが表示されるので、招待する友だちを選択します(複数選択可)。
招待された側のトーク画面
招待されたユーザーは、トーク画面から招待用リンクをタップしてください。次の画面で[参加]をタップすれば参加完了です。
方法3:リンク・QRコードをLINE以外でシェア
オープンチャットのトークルーム招待用リンクやQRコードは、LINE以外のツールでもシェアすることができます。
QRコードが表示されている画面で、[リンクをシェア]または[QRコードをシェア]をタップします。
左:iOS版LINEの場合右:Android版LINEの場合
メール、Twitter、インスタグラムなどLINE以外のツールを通じて、招待用のリンクやQRコードをシェアできます。
方法4:リンクをコピーする
[リンクをコピー]をタップすれば、トークルームのリンクをコピーできます。メモ帳などに貼り付けたい場合に活用しましょう。
検証したLINEのバージョン:iOS版10.21.2、Android版10.21.5