LINE(ライン)で新たに「アバター」機能が追加されました。LINEアプリ内のカメラで人物の顔を読み取り、イラスト風のアバターを無料で作れます。作成したアバターは、プロフィール画像などに設定することも可能です。
本記事では、LINEでアバターを作成・追加・編集・削除する方法に加えて、アイコンやプロフィール背景へのアバター設定や、友だちとアバターを共有・コラボして楽しむ方法などを解説します。
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LINEの「アバター」機能とは?
LINEのアバター機能とは、アプリ内のカメラで人物が写った写真からアバター(分身キャラクター)を生成してくれる機能です。作成したアバターは、LINEはもちろん各種SNSのプロフィールのアイコン画像にも設定できます。
人物の顔がイラスト風になるため、自身の顔が写った写真をプロフィールのアイコン画像に設定するのが恥ずかしい、という人にも利用しやすい機能でしょう。
アバター機能は、iOS版およびAndroid版LINEのバージョン10.16.0以降に対応しています。LINEのアバター機能が利用できないという人は、まずLINEアプリを最新版にアップデートしておきましょう。
アバター機能の基本的な使い方
アバターの基本操作である新規作成・編集・削除する方法に加えて、アバターで撮影する方法を解説します。
アバターを新規作成する
まずはじめに、アバターを新規作成する方法を紹介します。
1プロフィール画面を開く
まず、「ホーム」タブで自身のアカウント名部分をタップし、プロフィール画面を開きます。
2「アバター」をタップ
プロフィール画面で[アバター]をタップ。はじめてアバターを作成する場合は、[作成]をタップします。
なお、プロフィールのデコレーションのほか、トーク、タイムライン、ストーリーのカメラからもアバターを使うことができます(プロフィールからのアバター作成手順を紹介)。
3カメラが起動する
カメラが起動します。縦長の楕円形のフレーム内に顔の輪郭が映るように撮影し、フレームが緑色になったら撮影ボタンをタップしましょう。
①インカメラ/アウトカメラを切り替え、②撮影をスキップしてデフォルトのアバターを使用、③端末内の写真を使用
画面右上の[]ボタンをタップすると、インカメラ/アウトカメラを切り替えられます。
自身の顔を撮影したくない、あるいは自身の顔が写った顔を使用したくないということであれば、[スキップ]をタップすることであらかじめ用意されたデフォルトのアバターを使用できます。
また、画面右下のカメラロールボタンをタップすると、端末内に保存されている写真を選択できます。
4アバターを選択
使用するアバターを選択する(画面は[スキップ]を選択した場合)
LINEが自動で作成したアバターが3種類([スキップ]を選択した場合は8種類)表示されるので、いずれかを選択して[追加]をタップします。
[編集]をタップすることで、ヘアスタイルや顔の形、メイク、服装などをカスタマイズすることができます(作成後でも編集は可能。詳しくは後述)。
5アバター作成完了
「マイアバター」画面
これでアバターの作成は完了です。以後、アバターの編集や撮影、削除、アイコンへの設定などは「マイアバター」画面でおこないます。
アバターを編集する
左:[編集]を選択右:ヘアスタイルや顔を選択
「マイアバター」画面で[編集]をタップすると、ヘアスタイルや髪の色、目や鼻の形、メイクやメガネなどを変更できます。
服装についても、セットアップやトップス、ボトムス、靴、アクセサリーなどを着せ替えられます。
左:編集が完成したら[完了]右:編集後のアバター
変更が完了したら、右上の[完了]をタップしてください。これで編集は完了です。
アバターで撮影する
自分が作った「アバター」と現実空間でコラボ撮影をすることも可能です。
左:[アバターで撮影]を選択右:①ポーズを選択、②背景を変更
マイアバター画面で[アバターで撮影]をタップすると、そのアバターにポーズを取らせたり背景を変更したりできます。
画面左下のアイコンをタップするとポーズを選択でき、右下のアイコンをタップすると背景を変更します。
アバターが選択したポーズを取るので、静止画または動画で撮影
ポーズを選択すると、アバターがそれに合ったポーズを取ります。
気に入った瞬間にポーズのアイコンをタップすれば、その瞬間を撮影します。ポーズのアイコンを長押しすると、最大6秒間まで動画として撮影可能です。
背景を選択。端末に保存された写真も選択できる
背景はデフォルトで用意されたテーマを選択するか、端末に保存された写真を選択できます。
作成したアバターを削除する
画面左上の[×]ボタンをタップすると削除の操作を取り消せる
作成したアバターを削除するには、マイアバター画面で矢印ボタンをタップし、削除したいアバターの[×]ボタンをタップします。
[削除]をタップで完了
チェックボタンをタップし、[削除]をタップすれば削除は完了です。削除したアバターを復元することはできません。
アバターをさらに使いこなす方法
基本編の次は、応用編です。アバターを複数使い分けたり、アバターをアイコン画像に設定したりする方法、アバターを友だちと共有・コラボする方法などを紹介します。
アバターを追加して変更(最大5つまで)
「マイアバター」画面で[+]ボタンをタップするとカメラが起動し、新規作成時と同じ手順でアバターを作成できます。アバターは最大5つまで作成可能です。
ここで複数のアバターを管理し、[⇄]ボタンで切り替えて変更します。
マイアバターに設定
なお、複数のアバターを作成した際は、1つのアバターをメインアバターに設定しなければなりません。メインアバターに設定したいアバターに、画面上部の[☆]ボタンをタップしてください。
作成したアバターをアイコン画像に設定する
作成したアバターは、プロフィールのアイコン画像に設定できます。
左:アバターアイコンを選択中:ポーズを選択右:プレビュー画面
マイアバターの画面で、右上のアバターアイコンをタップ。アイコンの設定画面が表示されるので、アバタのサイズや向きを調整したり、ポーズを選択してください。
アバターは動画としてアイコンに設定することもできる
ポーズのアイコンを長押しすると、動画として撮影され、ポーズを決めるアバターをアイコンに設定できます(最大6秒まで)。
プレビュー画面で確認したら、[完了]をタップします。なお、プレビュー画面右側にある各アイコンからアバターの画像を加工できます。加工方法は以下の記事を参照してください。
[ストーリーに投稿]にチェックが入った状態で[完了]をタップすると、作成したアバターがストーリーに投稿されます。ストーリーに投稿したくない場合は[ストーリーに投稿]のチェックを外しておきましょう。
プロフィール画面に設定されたアバターのアイコン
これでアバターをアイコンに設定できました。プロフィール画面に戻って確認してみてください。
プロフィールの背景画像にアバターを登場させる
作成したアバターは、「デコレーション」機能を使うことでプロフィールの背景画像に登場させることができます。
プロフィール画面で[デコ]を選択し、アバターアイコンをタップします。
ポーズを選択
[1人][グループ][ペット]からカテゴリを選び、ポーズを選択すると、プロフィールの背景画像にアバターが登場します。[グループ]を選択すると、友だちと共有したアバターとコラボさせることもできます(詳細は後述)。
アバターのサイズや向きなどを調整
アバターはスワイプすることでサイズを変更、ドラッグすることで移動や向きの変更などが可能です。アバターを設置したら、[保存]をタップして完了です。
アバターを友だちと共有する
作成したアバターは、友だちと共有することができます。共有した友だちのアバターは、自分のアバターとコラボさせることも可能です(次項で解説)。
左:iOS版の場合右:Android版の場合
マイアバター画面を開き、iOS版であればボタン、Android版であれば[]ボタンをタップ。
「送信先を選択」画面で共有する友だちを選択します。共有したい友だちが「送信先を選択」に表示されない場合は、[もっと見る]をタップするとすべての友だちを表示できます。
左:共有したアバターはトークに送られる中:アバターを追加右:友だちのアバターがマイアバターに追加された
アバターを共有すると、トークに通知されます。トークルームで[アバターを見る]をタップし、[追加]を選択すると友だちのアバターを「マイアバター」に追加できます。
追加した友だちのアバターは、自分で編集することができます。追加した友だちのアバターを編集しても、友だちのアバターに変化はありません。あくまでも自分が追加したアバターのみ編集されます。
友だちのアバターとコラボする
追加した友だちのアバターは、自分のアバターとコラボさせることもできます。
マイアバター画面で[アバターで撮影]を選択し、[アバターを変更]をタップ。コラボさせたいアバターを選択し、[完了]をタップします。
ポーズを選択
ボタンをタップし、[グループ]のタブを選択。好きなポーズを選択します。
左:アバターの静止画を撮影右:①:端末に保存、②:他の友だちに共有
アバターボタンをタップすると、ポーズの瞬間を静止画で撮影できます。
[]ボタンをタップすれば端末に保存、[完了]をタップすれば他の友だちと共有します。
アバターボタンを長押しすると動画で撮影できる
アバターボタンを長押しすると、アバターを動画で撮影できます(最大6秒)。
ビデオ通話でアバターを使用する
LINEアプリをバージョン10.21.0以上にアップデートすることで、ビデオ通話の利用中に作成したアバターを表示させることができるようになっています。
ビデオ通話でアバターを利用すれば、相手はアバターの顔を見ながらビデオ通話することになるため、自分の顔を見られることはありません。
ビデオ通話中の画面。作成したアバターを選択する
ビデオ通話中に[エフェクト]を選択し、アバターアイコンをタップ。作成したアバターの一覧から表示させたいアバターを選択しましょう。
自分の顔がアバターに変化する
カメラが顔を検知し、自分の顔部分にアバターの顔が表示されます。顔を傾けたり表情を変えたりすると、アバターの顔もそれにあわせて変化します。
検証したLINEのバージョン:iOS版10.16.0、Android版10.16.4