X(旧ツイッター)やLINE、インスタグラムなどのSNSで、印象を左右するプロフィール写真やアイコン画像。自分の顔写真を登録するのは抵抗を感じる人もいるでしょう。
そんなときに便利なのが、自分に似せた似顔絵やアバターの画像を使うこと。自分そっくりな似顔絵は、SNS上でも本人と認識してもらいやすく、親しみや安心感を抱きやすいといったメリットがあります。
そこで本記事では、写真から自分そっくりの似顔絵イラストを作れるアプリや、おしゃれな3Dアバターを作成できるアプリをジャンル別に14個紹介します。
写真から似顔絵イラストを作成するアプリ
「写真は嫌だけど、リアルな似顔絵に仕上げたい」という人に向いているのが、写真を似顔絵イラストに変換できるアプリです。パーツを組み合わせるタイプよりも本人に似ているイラストが作成できます。
ToonMe


「ToonMe」で作成した画像例
「ToonMe」は実際の写真を使って、似顔絵っぽい画像を作成したり、ディズニー風・ジブリ風のキャラクターなどに顔を変換したりできるアプリです。有料版と無料版がありますが、無料版でも十分楽しめます。


好きなエフェクトを選択し画像を取り込むだけで、自動でイラスト風のエフェクトが追加されます。
色鉛筆や筆で描いたような似顔絵なども作れるので、個性的でおしゃれなイラスト風画像を作りたい人にもぴったりです。
Meitu

「Meitu」で作成した画像例
女性向けのカメラ・加工アプリとして人気の「Meitu」には、「画像のイラスト化」という似顔絵作成機能があります。自撮り写真をワンタップで、まるでイラストレーターが描いたような繊細なタッチの似顔絵イラストに変換できます。


写真をアップロードするとイラスト化された画像が完成します。無料のエフェクトも豊富なので、お気に入りの一枚を作ってみましょう。
MomentCam

「MomentCam」で作成した画像例
「MomentCam」は、顔写真をベースにデッサン・スケッチ風の似顔絵イラストを作成できるアプリです。細かい描写でかなりリアルな似顔絵になるので、可愛く仕上げるには表情などを意識して撮影してください。


他のアプリと比べて、瞳の色などを変更できたり、淡いタッチの似顔絵になったりするのが特徴です。また、自動で面白い背景と組み合わせれば、ちょっと笑える画像も出来上がります。
ちなみに、ベースとなる顔写真の撮影時には前髪を上げてメガネなどの小物も外しておくと、イラストにしっかりパーツが反映されます。
Comica(Androidのみ)

「Comica」で作成した画像例
「Comica」はAndroidスマホにのみ提供されているアプリで、顔写真からマンガ風の似顔絵イラストを作成します。


アメコミ風のステッカーも豊富に用意されていて、他の人とは被らない個性的な画像を作りたい人にも◎。まるでマンガの世界に入ったかのような仕上がりになります。
パーツを組み合わせて似顔絵アイコンが作れるアプリ
パーツを組み合わせてイチから作るタイプの似顔絵は、手間はかかるものの、細部までこだわれるのが特徴。センスとアイデア次第で多様なオリジナルキャラクターを生み出せます。
アイコンファクトリー

「アイコンファクトリー」で作成した画像の例
「アイコンファクトリー」は、無料でおしゃれなアイコンを作れるアプリです。パズルゲームをクリアすると特別な洋服をゲットできます。
自分のアイコン作成はもちろん、友達や家族、推しのアイコンを作るのも楽しいでしょう。作成したアイコンはスマホに保存可能なので、LINEやInstagram、Xなどのプロフィール画像にも使えます。


服や髪型などのパーツを、それぞれ豊富な種類の中から組み合わせていく過程も楽しめます。コスプレのようなファッションもあるので、好きなアイドル、アニメ・漫画キャラクターといった架空の人物を作ってみるのもアリです。
Unnie doll/Oppa doll

「Unnie doll」で作成した画像の例

「Oppa doll」で作成した画像の例
二頭身のかわいらしいキャラクターが作れるアプリです。「Unnie doll」では女性キャラ、「Oppa doll」では男性のキャラクターを作れます。
「Unnie」は韓国語で「女の子・お姉さん」、「Oppa」は「男の子・お兄さん」という意味です。


無料アプリですが洋服や顔パーツなど、選べるアイテム数は豊富。洋服は制服などもあるので、学生や制服姿のキャラクターを作りたい人にもおすすめです。表情によってはちょっと魔性な雰囲気のキャラクターも作れます。
パステルガール

「パステルガール」で作成した画像例
「パステルガール」は、その名の通りパステルカラーで柔らかく優しい印象のキャラクターが作れるアプリです。特に髪色のパステルカラーが特徴で、メルヘンチックなキャラクターが作成できます。
ふんわりとした可愛らしい雰囲気の女の子を作りたい人や、パステルカラー好きな人にうってつけです。


洋服の着せ替えでは、靴下や小物など細かいパーツも充実しています。
髪色はパステルカラー以外の色も可能です。さらに背景も変えられるので、キャラクターの雰囲気を細かくカスタマイズできます。
カスタムキャスト

「カスタムキャスト」で作れる画像例
「カスタムキャスト」は豊富なパーツを組み合わせて自分だけの3Dキャラクターが作れるアプリです。作成したキャラクターを別の配信アプリと連携すれば、「VTuber」として配信するのにも使えます。
なお、初回アプリ起動時にデータをダウンロードする必要があるので、最初はWi-Fi環境下で操作するのがいいでしょう。


カスタムは腕や足など細かく設定できるほか、洋服や小物なども豊富。ポーズや表情なども変えられます。2Dではなく3Dのキャラクターが作りたい、ポーズにも凝りたい、という人におすすめです。
写真を手描きの絵のように加工できるアプリ
手描き風の加工ができるアプリを使えば、写真をプロが描いた絵のように見せてくれます。アイコンに設定すれば、洗練されたおしゃれな雰囲気を醸し出せます。
PicsArt

「PicsArt」で作成した画像の例
「PicsArt」は全世界で累計ダウンロード数6億超えの人気アプリです。フィルター、トリミング、ビューティー機能、ペイントなど、画像加工に必要なツールはだいたいそろっています。
なかでも似顔絵機能はエフェクトツールの「マジック」が優秀です。無料で使えるものだけでも30種類以上あり、油絵風や水彩画風、鉛筆で描いたようなスケッチ風など、ワンタップでさまざまなテイストの似顔絵を作成できます。


仕上がりは大胆なタッチでポップな色合いのものが多い印象。エフェクトとフィルターを組み合わせるなど、さまざまな効果を試しながら加工するのも楽しいです。
Artomaton(iOSのみ)

「Artomaton」で作成した画像の例
「Artomaton」は、読み込んだ写真や動画をさまざまな画材で絵画にしてくれるアプリです。有料プランになると使える画材がさらに増えますが、無料でも鉛筆画や油絵のような画像になるツールを利用できます。


操作はいたって簡単。ツールから筆とペンのアイコンを選択して好きな画材を選ぶだけでいろいろな絵画に切り替わります。
[REC]ボタンを押すと、塗っている様子のアニメーションを見ることもできます。また、動画を読み込んで動画のワンシーンを絵画風にすることも可能です。
Prisma

「Prisma」で作成した画像の例
「Prisma」は撮影した写真を絵画やアートに変えられるロシアで生まれたアプリ。
油絵特有のザラザラとした粗い質感や重厚感、色鉛筆や鉛筆などの独特の風合いなどを再現するクオリティの高さには驚かされます。有料アプリですが、最初の3日間はフリートライアル期間となっています。


似顔絵作成のコツとしては、正面から写した顔よりも、背景が映り込んだ状態で角度をつけて撮る方が雰囲気のあるアート作品に仕上がります。
フィルターによって印象もガラッと変わるので、いろいろと試してみると面白いです。ただし、無料のままだと使えるフィルターが12種類程度と少ないのが難点。アプリが気に入ったら、より多くのフィルターが使える有料会員になることを検討してみてください。
ペンシルスケッチ

「ペンシルスケッチ」で作成した画像の例
「ペンシルスケッチ」は手書き風の画像を作成できるアプリで、白黒とカラースケッチの両方を楽しむことができます。操作性は非常にシンプルなアプリで、写真を選択したら好みのエフェクトをタップするだけの簡単仕様となっています。


鉛筆、描画、スケッチ、油絵、落書き、コミック、と5つのエフェクトが用意されています。同じエフェクトでも白黒とカラーで大きく雰囲気が変わるので、いろいろ試してみるといいかもしれません。
動く3Dアバター作成アプリ
ひときわ目を引く3Dアバターも、アプリを使えば無料で簡単に作れます。アプリ上で自分に似せながら顔のパーツなどを選んで作るので、自分の顔がうまく撮影できなくても作成できます。
ZEPETO(ゼペット)

「ZEPETO」で作成した画像の例
「ZEPETO(ゼペット)」は、写真・加工アプリのSNOWが提供する3Dアバター作成アプリです。撮影した写真を元に自分そっくりの動く3Dアバター「ゼペット」を作り、「コイン」を使って洋服やファッション小物、メイクで自分らしくおしゃれに着飾ることができます。


挑戦したい髪型や髪色を選んだり、新しいジャンルのファッションに挑戦したり、現実では難しいスタイルやコーディネートを楽めるのもポイント。

好きなポーズで撮影できる

背景も変えて楽しめる
作成したアバターはアプリ上で写真映えするポージングや表情・動きをするので、写真や動画で撮影してハイセンスなプロフィール画像を作ることができます。背景も自由に変えて撮影を楽しめます。
アニ文字、ミー文字(iOSのみ)

アニ文字・ミー文字はiPhone X以降のモデルに搭載された機能で、自分の表情と連動させた動く3Dキャラクターを作れるというもの。自分の表情がリアルに投影されるので、他のアプリでは再現が難しい、複雑な表情や面白い顔をしたキャラクターを生み出せます。
アニ文字は動物やロボットなど、すでに用意されたキャラクターなのに対し、ミー文字では顔のパーツを組み合わせてオリジナルの3Dキャラクターが作れます。

ヘアスタイルや顔のパーツもカスタマイズできる

動物などのアニ文字も選べる
肌の色から輪郭、眉毛、唇、その色や形までたくさんのパターンが存在するので、こだわれば自分そっくりのミー文字が作れそうです。
また、アニ文字やミー文字の可愛らしい動きをそのまま、LINEのプロフィール画像に設定することもできます。