Kindle本をブラウザで読む方法、ウェブ版(Kindle for Web)の使い方を解説

いくつかの機能制限に注意

Amazonの電子書籍「Kindle(キンドル)」は、購入した本をKindleアプリにダウンロードして読むだけでなく、一部の本はChromeやSafariなどのWebブラウザから読めます。

本記事では、Kindleをブラウザで読む方法(Kindle for Web)を紹介。Kindle for Webを利用する際の注意点についても解説します。

目次

Kindle本はブラウザからも読める

Kindle for web

Kindle for Web

Kindle本を読むにはKindleアプリを使うのが一般的ですが、SafariやChromeといったブラウザでもKindleの電子書籍を読めます。

PCで本を読みたい場合や端末の容量を圧迫したくない場合などに重宝します。ブラウザ版のKindleは「Kindle for Web」として提供されており、Amzonサイトからアクセスできます。簡単な本棚の整理も可能です。

ただし、アプリと比較して機能が制限されていたり、ブラウザ版には非対応の書籍も多かったりとデメリットもあります。ブラウザ版では書籍のダウンロードができず、閲覧のたびにデータ通信が必要な点にも注意が必要です。

Kindle for Webは以下のブラウザに対応しています。

Kindle for Webの対応ブラウザ、対応OS
デスクトップ用対応ブラウザの最低バージョン モバイル端末用対応ブラウザの最低バージョン モバイル端末の最低OSバージョン
  • Chrome 87
  • Firefox 78
  • Safari 11
  • Edge 87
  • iPad 4.2
  • Chrome 87
  • Firefox 78
  • Safari 11
  • Opera 61
  • UC_Browser 10.0
  • Samsung browser 12.0
  • iOS 13
  • Android 10

2024年10月時点

Kindle for Webの使い方

Kindle for WebではKindleで購入した本やKindle Unlimitedで借りた本の一部をブラウザで読むことができます。以下でKindle for Webの使い方を解説します。

Kindle本を購入する

Kindle for web 買い方
Kindle for web 買い方

まずはAmazonのKindleストアでKindle本を購入します。「Kindle版(電子書籍)」が選択されていることを確認して注文を確定するをタップしてください。Kindle本の購入時には確認画面はなく、ワンタップで購入が完了するので注意しましょう。

Kindle Unlimitedに加入している場合は、対象書籍を選択してライブラリに追加するをタップすればOKです。

Kindle for Web 使い方

無料で提供されている一部のマンガ作品は、緑色の無料で読むボタンをタップすればすぐに電子書籍リーダーが起動し、ブラウザ上で作品を読むことができます。

本棚からKindle本を選んで読む

Kindle for Web 使い方

Kindle for Webのライブラリにアクセスすると、AmazonにログインしているアカウントのKindleライブラリが開きます。読みたいKindle本をタップして本を開きます。

Kindle for Web 使い方

マンガ作品の場合

Kindle for Web 使い方

雑誌の場合

マンガ作品は縦スクロール(縦読み)とページ送り(横読み)の選択ができ、雑誌はページを指定して読みたいページに移動できます。

Kindle for Web 使い方
Kindle for Web 使い方

洋書はフォントの変更やフォントサイズの変更、画面の色の変更、しおり、目次で指定してのページ移動など、Kindleアプリと同様の機能が使えます。

本棚を整理する

Kindle for Web 本棚

フィルターを使えば、「本」「コミック」「サンプル」のカテゴリーや「Kindle Unlimited」などの定期購読作品に分けて表示できます。

Kindle for Web 本棚
Kindle for Web 本棚

ほかにも、タイトルや著者名、購入日などで並べ替えたり、表示方法を変更したりといった操作もできます。使いやすいように本棚をカスタマイズしましょう。

Kindle for Webの注意点

Kindle for Webを利用する際に注意したい点をまとめました。

Kindleアプリの設定は引き継がれない

Kindle アプリ 設定

ページ送りのアニメーション設定はKindleアプリのみの機能

KindleアプリとKindle for Webの設定は別で保存されているため、Kindleアプリ内で設定したフォントサイズやテーマ、ページめくり設定などの設定内容はKindle for Webに引き継がれません。また、マンガを読む際のページ送りのアニメーションなど、Kindleアプリだけの機能も存在します。

ただし、本棚の中に入っている本の内容や読書履歴は同期されるので、Kindleアプリで読んだ本の続きをKindle for Webで読むことは可能です。

Kindle for Webでは読めない本もある

Kindle for Web 読めない本

Kindle for Webで最も注意したいのが、読める本が限定されている点です。Kindle for Webでは、雑誌とマンガ、洋書を読むことができます。日本語の小説や文庫などの書籍はKindle for Webでは読めないので注意しましょう。

Kindleアプリで利用できるしおり、ハイライト、メモ、フォントサイズの変更、ページカラーの変更などの便利機能はKindle for Webにも対応していますが、実際には洋書限定の機能になっています。

本を探すにはAmazonへのアクセスが必要

Kindle アプリ 本棚

Kindleアプリはおすすめ作品が表示される

Kindle for Web 本棚

Kindle for Webはライブラリ内の作品しか表示されない

Kindle for Webには、購入した本やライブラリに追加した本しか表示されません。

Kindleアプリのライブラリでは「読書履歴に基づくおすすめ」や「おすすめの本」などのレコメンド機能が充実しているのに対して、Kindle for Webにはおすすめ本は表示されず、純粋な電子書籍リーダーとしての機能のみになっています。読みたい本を探す際にはAmazonサイトへ移動しましょう。本棚右上のメニューボタン​→KindleストアをタップすればKindleストアに移動できます。

Kindle for Web 続巻 買える

ただし、マンガを読み終わった後に続巻がある場合には、続巻やおすすめ本が表示されることがあります。この画面から直接購入もできます。