ChromeアプリがAndroid 12のスクロールスクリーンショット機能に対応

縦長すぎるページは厳しいが

GoogleのChromeアプリが2021年12月8日(米国時間)、Android 12の新機能「スクロールスクリーンショット」に対応しました。

スクロールスクリーンショットは、Android 12で導入された新機能で、画面外のコンテンツも選択してスクリーンショットを撮影できる機能です。スクロールスクリーンショットの登場で、サードパーティ製のアプリを使わずとも画面外も含むスクリーンショットを撮影できるようになったものの、対応アプリが少なく、Google製のブラウザアプリ「Chrome」でも使用できない状況が続いていました。

スクロールスクリーンショットは、標準のViewベースでのUIを使っているアプリでは特に変更を加えなくても動作します。しかし、ViewベースのUIを使わないアプリやUIツールキット、高度にカスタマイズされたUIの場合は、スクロールスクリーンショットをサポートするためにScrollCapture APIへの対応が必要となります。Chromeは、このScrollCapture APIへの対応が遅れたために、スクロールスクリーンショットが長く使用できなかったものと見られます。

Chrome スクロールスクリーンショット

スクショ撮影後、「キャプチャ範囲を拡大」をタップ

Chrome スクロールスクリーンショット

撮影したい範囲を選択して「保存」

すでにスクロールスクリーンショットはChromeに対応しており、ユーザーがなんらかの操作をおこなう必要はありません。スクロールスクリーンショットを撮影したいときは、スクリーンショットの撮影後、左下に表示される[キャプチャ範囲を拡大]をタップするだけです。スクリーンショットとして撮影したい範囲を選択したら、[保存]でスクリーンショットが保存されます。

ただし、スクロールスクリーンショットは必ずしもスクロールできる画面全体を撮影できる機能ではありません。「キャプチャ範囲を拡大」で表示されない部分のスクリーンショットは、再度撮り直す必要があります。

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EDITED BY
TOKIWA