Amazonプライムビデオでは、2025年4月から動画の視聴前や視聴中に広告が表示されるようになりました。月額390円の追加オプション「広告フリー」に登録すると広告が非表示になり、再生を中断することなく快適に視聴できます。
本記事では、プライムビデオのサブスク「広告フリー」の料金や登録・解約方法、注意点などについて解説します。
Amazonプライムビデオの「広告フリー」とは?
Amazonプライムビデオの広告フリーとはどんなオプションなのか、知っておきたいポイントをまとめました。
Amazonプライムビデオで広告を非表示にする追加オプション

Amazonプライムビデオの広告表示
Amazonプライムビデオでは、2025年4月8日から動画の再生前や再生中に広告が表示されるようになりました。この広告を非表示にできる有料オプションが「広告フリー」です。
広告フリーはAmazonプライム会員のオプションで、プライム会員だけが利用できます。広告フリーに加入すれば一部の動画を除いて広告が非表示となり、動画再生を中断することなく楽しめます。
広告フリーの料金はプライム会費+月額390円

広告フリーの料金はプライム会費+月額390円。広告フリーに年額プランはありませんが、プライム会員料金を年額プランで支払っているユーザーも広告フリーに加入できます。
プライム会員料金は月額600円または年額5900円。月額プランの場合は月額600円+390円=990円、年額プランの場合は実質月額492円+390円=実質882円で、Amazonプライムビデオを広告なしで利用できるようになるというわけです。
広告表示オフ以外の特典はプライム会員と同じ

Amazonプライム会員の特典
広告フリーは、Amazonプライム会員の追加オプションです。広告フリーに加入しても、Amazonプライムビデオ以外のプライム会員特典(配送特典、プライム会員先行タイムセール、Amazon Music Prime、Amazonフォト、Primeリーディングなど)の内容に変わりはありません。
また、広告フリーが影響するのはプライムビデオの広告のみ。たとえば、Amazonのショッピングサイトなどで表示される広告に変化はありません。「プライムビデオの広告を消したいかどうか」が広告フリープランに加入するかどうかの判断ポイントになるでしょう。
広告フリーに登録する方法
Amazonプライムビデオの広告フリーには、Amazonの公式ウェブサイト、スマホアプリ、Fire TV Stickなどのテレビデバイスから登録できます。どの方法を選んでも料金は同じです。
なお、広告フリーはAmazonプライム会員だけが申し込めるオプションです(非プライム会員が広告フリーに最初から登録することはできません)。以下ではプライム会員であることを前提として、広告フリーの登録手順を解説します。
Amazonウェブサイトから登録する
広告フリープランには、Amazonウェブサイトから登録することが可能です。スマホ、PCともに同じ方法で登録できます。



Safari、ChromeなどのウェブブラウザからAmazonプライムビデオのアカウントサービスにアクセスして、 をタップします。
支払い方法、請求先住所を確認して
をタップすれば、広告フリープランの登録は完了です。Amazonから「広告フリーへようこそ」というタイトルのメールが届くので、あわせて確認しておきましょう。スマホアプリから登録する
広告フリープランはAmazonプライムビデオアプリからも登録できます。



Amazonプライムビデオアプリを開き、右上のアイコンからマイページを開きます。設定ボタン
をタップしてください。を選択します。

広告の再生中、
をタップすれば広告フリープランの登録画面に遷移します。

をタップします。支払い方法、請求先住所を確認して をタップすれば、広告フリープランの登録は完了です。Amazonから「広告フリーへようこそ」というタイトルのメールが届くので確認しておきましょう。
テレビから登録する
Fire TV Stickなどを利用してテレビからプライムビデオを見ている場合、テレビから広告フリープランに登録することも可能です。

プライムビデオアプリを起動し、画面左のメニューアイコンを選択します。

設定ボタン
を押します。
→ の順に選択します。

最後に
をタップすれば、広告フリープランの登録は完了です。広告フリーを解約する方法
広告フリープランは、Amazonプライムビデオアプリやウェブサイトから解約できます。
ここでは、Amazonウェブサイトから解約する方法を解説します。なお、Amazonショッピングアプリからは解約できません。
ブラウザでAmazonプライムビデオのアカウントサービスにアクセスする


まずはSafari、ChromeなどのウェブブラウザからAmazonプライムビデオのアカウントサービスにアクセスします。
スマホでの操作の場合、メニューアイコンから
をタップしても同じ画面に遷移します。「広告フリーをキャンセルする」を選択して、自動更新をオフにする


をタップします。
続いて
をタップします。
広告フリーの解約手続きは完了しますが、記載されている日付までは引き続き広告フリープランを利用できます。次の更新日に契約は自動更新されず解約されます。契約終了日まではいつでも解約のキャンセルが可能です。
広告フリーのメリット・デメリット
広告フリープランに加入するかどうか迷っている人のために、メリット・デメリットについて解説します。
【メリット】広告で中断されることなく動画を楽しめる

Amazonプライムビデオに追加された広告は、動画の開始前と動画の途中に流れます。実際に確認してみると、30分のアニメでは開始前におよそ15秒~30秒の広告、17分後に約30秒の広告が流れ、2時間の映画では開始前に約1分前後の広告、約1時間後に約2分の広告が流れました。
映画の視聴中に2分の広告は長い、スキップできないのがわずらわしいと感じる人も多いはず。視聴体験が損なわれずに動画を楽しめるのは広告フリープランの大きなメリットです。
【デメリット】広告をオフにするためだけのプランなので、コスパは悪い
Amazonプライムビデオが他の動画配信サービスと比べて選ばれている理由のひとつが、そのコストパフォーマンスの良さです。月額600円でプライムビデオに加え、Amazonプライム会員としてのさまざまな特典も利用できる点に魅力を感じている人は多いでしょう。
一方で、広告フリープランにすると月額料金は合計990円に。動画を快適に視聴できるようになるものの、年間では4680円の追加負担となり、「広告を非表示にするためだけにこの金額は高い」と感じる人もいるかもしれません。特にプライムビデオの利用頻度がそれほど高くない場合、これまでの“安さ”の魅力が薄れてしまう可能性があります。
広告フリーの注意点
広告フリープランは、Amazonプライムビデオをより快適に楽しみたい人にとって便利なオプションですが、いくつか注意すべき点もあります。加入前に知っておきたい制限や条件をまとめました。
一部タイトルでは広告フリープランに加入していても広告が表示される
注意したいのが、広告フリープランに登録すれば、すべての広告表示がなくなるというわけではないという点です。ライブTV番組、スポーツイベントなどの一部の広告つき無料コンテンツでは、引き続き広告が表示されます。
広告フリープランに加入した状態で動画の詳細を表示した際に「広告付きで観る」「広告付き」ラベルのある動画は、広告フリープランでも広告が流れます。
プライム会員以外は利用できない

プライム会員以外は広告フリーの登録ボタンが表示されない
広告フリープランはプライム会員の追加プランです。プライム会員でないと、広告フリープランに加入することはできません。「プライムビデオだけを利用したいので広告フリープランに単体で加入する」ということはできないため注意しましょう。
広告フリーの年額プランはない
プライム会員には月額プランと年額プランの2種類があり、年額プランを選べば実質2カ月分が無料になるため、よりお得に利用できます。
しかし、広告フリープランには年額プランが用意されておらず、たとえプライム会員料金を年額で支払っている場合でも、広告フリープランは月額390円の追加料金が毎月発生します。2025年7月現在、広告フリープランに関しては、割引やお得なまとめ払いプランなどは提供されていません。
Amazonプライムビデオの広告フリーに関するよくある質問と答え
Amazonプライムビデオの広告フリーに関するよくある質問とその答えをまとめています。
無料体験中でも広告フリーに申し込める?
Amazonプライムの無料体験期間中でも申し込めます。
Amazonプライムの無料体験期間中でも同じ方法で広告フリーに申し込めます。ただし、広告フリープランの料金(月額390円)が別途必要になります。
広告フリーならすべての作品で広告非表示になる?
すべての広告が非表示になるわけではありません。
一部のライブイベント、スポーツ配信などは広告フリープランに登録していても広告が表示されます。
広告フリーに加入していれば共有アカウントでも広告非表示になる?
共有アカウントでも広告非表示になります。
広告フリーに登録しているアカウントでログインしていれば、追加したプロフィールで動画を視聴する場合でも広告は非表示になります。
広告フリーの支払い方法は?
クレジットカードまたはデビットカードです。
2025年7月現在、広告フリープランで利用できる支払い方法はクレジットカードまたはデビットカードのみとなっています。