楽天カードに付帯できるETCカード「楽天ETCカード」は、条件を満たすことで無料で利用できます。通行料金に対して楽天ポイントも貯まるため、楽天経済圏ユーザーにおすすめのETCカードです。
本記事では、楽天ETCカードを無料で作成するための条件や方法、楽天ETCカードのメリットなどを解説します。
楽天ETCカードの年会費550円を「無料」にする方法

楽天カード
楽天ETCカードは、楽天カードを持っているユーザーであれば誰でも申し込み・利用が可能です。年会費は550円ですが、条件に当てはまっているユーザーは無料で楽天ETCカードを使えます。
条件 | |
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楽天ビジネスカード | 1枚目は無料、2枚目以降は年会費550円 |
楽天ゴールドカード | 条件なしで無料 |
楽天プレミアムカード | 条件なしで無料 |
※年会費無料の楽天カードを指す(楽天ANAマイレージカードは初年度のみ年会費無料で、翌年以降は年1回の利用で年会費が無料になる)
楽天ETCカードの年会費無料条件は、所持している楽天カードの種類によって異なります。以降では、カードの種類別に楽天ETCカードの年会費を無料にする方法や条件を解説していきます。
【無料の楽天カード】会員ランクをプラチナ/ダイヤモンドにアップさせる
無料の楽天カード(※)を所持しているユーザーは、楽天ETCカードの年会費が550円かかってしまいます。ただし、楽天PointClubのランクが「ダイヤモンド」または「プラチナ」であればETCカードの年会費利用が無料になります。
※年会費無料の楽天カードを指します(楽天ANAマイレージカードは初年度のみ年会費無料で、翌年以降は年1回の利用で年会費が無料になる)

【無料の楽天カード】会員ランクとETCカード年会費
プラチナランクとダイヤモンドランクの達成条件は以下の通りです。
- プラチナ:過去6カ月で2000ポイント以上、かつ15回以上ポイントを獲得する
- ダイヤモンド:過去6カ月で4000ポイント以上、かつ30回以上ポイントを獲得する
楽天PointClubのランクは、楽天のサービス(楽天市場や楽天ペイ、楽天トラベルなど)を利用して獲得したポイント数と、ポイントの獲得回数の合計で決まります。

必要な獲得ポイント数と回数のカウント期間は過去6カ月間で、その結果が毎月2日の0時までにランクとして反映されます。たとえば7月のランクは、1月から6月の6カ月間の結果で決まるというわけです。
また、ETCカードの申し込み時点でダイヤモンドまたはプラチナのランクにアップしていれば、初年度の年会費が無料になる仕組みなので、申し込みの翌月にランクダウンしてしまっても年会費が請求されることはありません。
プラチナ・ダイヤモンドランクの条件は少々ハードルが高く感じるかもしれませんが、楽天ペイや楽天カードをメインの決済方法にして日常的にポイントを獲得する、楽天お買い物マラソンや楽天スーパーセールを利用してまとまったポイントを獲得するといったように、楽天経済圏を意識して生活していればさほど無理なくクリアできるはずです。
自分の現在のランクは、楽天PointClubへアクセスして調べられるほか、楽天ペイや楽天カード、楽天市場アプリ上でもわかるようになっています。



いずれも、画面に左上にランクマークが表示されています。プラチナランクは「P」、ダイヤモンドランクは「D」のメダルマークです。
楽天会員 ランクアップポイントの対象サービス
- 楽天市場・ケータイ版楽天市場(通常購入、定期購入商品・頒布会商品・予約商品、楽天24、ケンコーコム)
- 楽天ブックス・楽天マガジン・楽天Kobo・楽天TV・Rakuten Music
- 楽天トラベル・楽天トラベル 観光体験
- 楽天銀行・楽天カード利用(キャッシングは除く)・楽天ペイ(オンライン決済)・楽天ペイアプリ・楽天Edy
- 楽天ポイントカード・楽天ポイント(オンライン)・RaCoupon・Rebates
- 楽天チケット・楽天toto・楽天写真館・Kドリームス
- 楽天西友ネットスーパー・ 楽天全国スーパー
- 楽天ビューティ・Rakuten Fashion・RAXY
- 楽天ブロードバンド・楽天エナジー・楽天でんわ
- 楽天生命・楽天損保・楽天ペット保険・楽天シニア
- 楽天カーシェア・楽天ビック・楽天トラベルキャンプ・Rakuten STAY
【ゴールド/プレミアムカード】条件なしで年会費無料

楽天ゴールドカード

楽天プレミアムカード
楽天ゴールドまたはプレミアムカードを利用しているユーザーであれば、付帯ETCカードの年会費が無料になります。
年会費 | ポイント付与率(通常時) | 利用可能額 | |
---|---|---|---|
楽天ゴールドカード | 2200円(税込) | 1%(100円につき1ポイント) | 最高200万円 |
楽天プレミアムカード | 1万1000円(税込) | 1%(100円につき1ポイント) | 最高300万円 |
楽天カード(無料) | - | 1%(100円につき1ポイント) | 最高100万円 |
ただし、楽天ゴールド/プレミアムカードの利用には年会費が発生します。仮に無料の楽天カードでETCカード年会費無料条件をクリアできなかったとしても、ETCカードの年会費は550円。ゴールドカードやプレミアムカードの年会費より安くなります。また、付帯する各種特典に違いはあるものの、ポイント付与率(通常時)はどのカードでも1%。ゴールドカードやプレミアムカードにしたからといって、ベースのポイント付与率がアップするわけではありません。
楽天経済圏で生活をしている人なら、ETCカード年会費無料条件はさほど難しくないため、ETCカードの年会費のためにわざわざゴールド・プレミアムカードを契約する必要性は低いといえそうです。
【楽天ビジネスカード】1枚目の年会費無料、2枚目以降は550円

楽天プレミアムカードの所有者が申し込める楽天ビジネスカード(年会費2200円)なら、複数枚の楽天ETCカードを発行可能です。ETCカードの発行枚数に制限はありません。
このとき1枚目のETCカードは年会費が無料ですが、2枚目以降は1枚につき550円の年会費が発生します。残念ながら、ビジネスカードには楽天PointClub会員ランク(ダイヤモンドまたはプラチナ)のETCカード年会費免除サービスは適用されません。
楽天ETCカード最大のメリット:100円ごとに1ポイント貯まる
楽天ETCカードの最大のメリットは、通行料金100円につき1ポイントが貯まるという点。500円の有料道路を利用した場合は、5ポイントが付与される計算です。
年会費 | もらえるポイント | ポイントの種類 | |
---|---|---|---|
楽天カード付帯のETCカード |
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100円ごとに1ポイント (1ポイント1円相当) |
楽天ポイント |
三井住友カード付帯のETCカード |
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200円ごとに1ポイント (1ポイント1円相当) |
Vポイント |
JCBカード付帯のETCカード | 無料 |
1000円ごとに1ポイント (1ポイントあたり3~5円相当 ※1) |
Oki Dokiポイント |
PayPayカード付帯のETCカード |
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200円ごとに1% (1ポイント1円相当) |
PayPayポイント |
dカード付帯のETCカード |
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100円ごとに1ポイント (1ポイント1円相当) |
dポイント |
au PAYカード付帯のETCカード | 無料 |
100円ごとに1ポイント (1ポイント1円相当) |
Pontaポイント |
セゾンカード付帯のETCカード | 無料 |
1000円ごとに1ポイント (1ポイントあたり最大5円相当 ※2) |
永久不滅ポイント |
イオンカード付帯のETCカード | 無料 |
200円ごとに1ポイント (1ポイント1円相当) |
WAON POINT |
(※1)Oki Dokiポイントの1ポイントあたりのレート(3〜5円相当)は、ポイントの交換先や交換する商品によって異なる
(※2)永久不滅ポイントの1ポイントあたりのレート(最大5円相当)は、ポイントの交換先や交換する商品によって異なる
他社クレジットカード付帯のETCカードの年会費とポイント付与を見てもわかるように、100円ごとに1ポイントが付与されるのは楽天ETCカードの強み。有料道路での支払いが少額でもポイントが貯まりやすいので、車移動が多いユーザーには魅力です。
また楽天カード付帯のETCカードは、条件をクリアすれば年会費無料のまま使い続けられます。年会費とポイント付与率を総合的にみても、お得なETCカードといえます。
楽天カード付帯のETCカードに申し込む方法
楽天カード付帯のETCカードを作成する方法を解説します。
楽天カードをまだ持っていない人(ETCカード同時申し込み)
楽天カードをまだ所持していないユーザーは、楽天カードとETCカードの申し込みが同時に可能です。以下のボタンより、楽天カード作成画面へ進んでください。

国際ブランドの選択や、名前、住所、収入などの個人情報を入力していくと、ETCカードへの申し込みの選択項目が表示されます。ここで申し込みを選択すれば、楽天カードの発行と同時にETCカードの作成ができるようになります。
すでに楽天カードを持っている人
すでに楽天カードを所持している場合は、楽天e-NAVIからETCカードの発行手続きをします。



楽天e-NAVIにログイン後、ETCカード申し込み画面が表示されるので、画面を下へスクロールしていきます。付帯する対象カードや氏名などの情報を確認し、[確認画面へ]をタップしてください。
送付先住所などの確認画面で[同意して申し込む]を選択すれば、ETCカードの申し込み手続きが完了します。これ以降、ETCカードの申し込みキャンセルはできません。
約2週間後に、送付先住所宛てにETCカードが届きます。
楽天ETCカードに関するよくある質問と答え
楽天ETCカードを申し込むにあたり、よくある質問とその答えをまとめました。
楽天ETCカードは複数枚発行できる?
楽天カード、楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカードのいずれも1枚に付帯できるETCカードは1枚です。2枚目の楽天カードを作成することで、ETCカードを1人2枚まで作成可能です。
法人向けの楽天ビジネスカードであれば、枚数の制限なくETCカードの作成が可能です。ただし、楽天ビジネスカードに付帯するETCカードは、1枚目は年会費無料ですが、2枚目以降は1枚ごとに550円の年会費が発生します。
楽天カードの家族カードにETCカードを付帯させることはできる?
いいえ、家族カードにはETCカードを付帯できません。メインカード1枚ごとに1枚の付帯ETCカードを発行できます。
楽天ETCカードに申し込み後、カードはいつ届く?
楽天ETCカードに申し込みをした日から約2週間後に送付先住所へ届きます。
楽天カードと楽天ETCカードを同時に申し込んだパターンでも同様に、楽天ETCカードは申し込み日の約2週間後に届きます。このとき、楽天カードが先に届く(1週間から10日前後)ようになっています。
楽天ETCカードの解約方法は?
自動音声専用ダイヤル(0120-30-6910)で、楽天ETCカードの解約手続きが可能です。
- 0120-30-6910(無料、24時間対応)に電話をかける
- スキップ番号「#4600」を入力する
- 楽天ETCカード番号(券面記載の「7」から始まる番号)と、生年月日を入力する
上記の手順で、楽天ETCカードを解約できます。間違えてクレジットカードの番号を押してしまうと、解約続きができないので注意してください。