ドトールでPayPay(ペイペイ)を使い、支払いによってPayPayポイントはどれくらい貯まるのか解説します。
【検証】実際にドトールでPayPayを使って支払ってみた

アイスコーヒーのSサイズ(224円)とミラノサンドA(456円)を注文
ドトールでは交通系ICカードやクレジットカード、スマホ決済(QRコード決済)など様々な支払い方法に対応しており、これらを利用すればスムーズに会計を済ませることができます。
中でも今回は、実際にスマホ決済サービスのPayPayを使ってアイスコーヒーのSサイズ(224円)とミラノサンドA(456円)を注文してみました。店内飲食で680円からセットは50円引きになるので630円の支払いです。

決済画面のQRコードを提示し、読み取ってもらう

PayPayの決済画面
筆者が実際に利用した店舗では決済用のQRコードを画面に表示し、スタッフにバーコードで読み取ってもらうことで決済が完了しました。PayPay残高で支払う際は、あらかじめ残高にチャージしておきましょう。
店舗によっては、店頭に設置されたQRコードをユーザー自身が読み取って支払い金額を入力する形式の場合もあります。その際はホーム画面の[スキャン]をタップし、QRコードリーダーを起動してQRコードを読み取ってください。

PayPayの利用履歴を確認

付与予定のPayPayポイントは「3ポイント」であることがわかる

PayPayポイントの付与予定日
支払いが完了すると、確認画面で利用金額や「付与予定のPayPayポイント」が表示されます。
支払い履歴は「残高」タブからも確認可能です。[詳細]をタップすると、PayPayポイントの付与予定日が表示されます。支払い時に発生するPayPayポイントの付与日は、支払い日の30日後とされています。今回の検証は8月3日におこなったため、PayPayポイントが付与されるのは9月2日となります。
なお今回のケースで言えば、合計金額630円に対して付与予定のPayPayポイントが3ポイントであることがわかります。
では、どのような仕組みによって付与予定のPayPayポイントが「3ポイント」と算出されたのでしょうか。また、ドトールでより多くのPayPayポイントを獲得する方法はあるのでしょうか。次項以降にてそれぞれ詳しく解説します。
PayPayポイントの付与率は0.5〜1.5%

PayPayを使って決済した場合、PayPayポイントの付与率は0.5〜1.5%です。「PayPayステップ」という仕組みにより、達成した条件に応じて翌月に付与されるPayPayポイントの付与率が変動します。
基本付与分は0.5%で、PayPayステップで条件をクリアすると付与率は1.5%になります。PayPayステップの条件は、月内での支払い金額や支払い回数、対象サービスの利用等があり、条件は月毎に変更することがあります。毎月同じ条件をクリアしていれば付与率が上がるわけではないので、注意が必要です。
付与率1.5%にするのは容易ではない

現在の付与率は「ホーム」タブの[PayPay Step]をタップすると確認できる

達成条件までの支払い回数と支払い総額

条件達成に必要な対象サービス
PayPayステップで付与率をアップするには高いハードルが設けられています。2022年8月であれば、「PayPay支払い」での達成条件は次の2つをすべて達成することです(クリアで0.5%アップ)。
- PayPayで30回支払う(300円以上の支払いが対象)
- PayPayで5万円支払う
なかなか難しい条件です。「PayPayで30回支払う(300円以上の支払いが対象)」をクリアするには、1回の支払いで300円未満ではカウントされないので、コンビニで500mlのミネラルウォーター1本を購入するだけでは足りません。何か他の商品を組み合わせようとすると支払いが増えるので、判断が難しい金額です。300円以上の支払いが多い人には達成が容易な条件かもしれませんが、それでも支払いの多くをPayPayにする必要があるのではないでしょうか。筆者は達成していますが、ランチから買い物まで、PayPayをなるべく多く使うようにしています。
そして、「PayPayで5万円支払う」も大変です。500円の支払いを30回しても1万5000円で、届きません。金額の大きな支払いをPayPayでおこなう必要があります。より多くのPayPayポイントが返ってくる「Yahoo!ショッピング」を利用する、ふるさと納税の「さとふる」を利用する等、関連サービスを使って少しでも得をしながら5万円を目指すこともできますが、それでも楽な条件とはいえないでしょう。
この2つの条件をクリアすると付与率は1%となり、基本付与分に0.5%加算されます。付与率1.5%まで上げるにはさらに別の条件をクリアする必要があります。これもなかなか大変です。
そこで、手っ取り早くPayPayポイントを貯めたい人におすすめなのが「PayPayカード」です。年会費無料・即日発行(申し込み時に審査が必要)が可能なクレジットカードで、PayPayカードで決済すると支払金額に対して1%のPayPayポイントが付与されます。
つまり、PayPayステップで還元率を0.5%から1%にアップさせるには高いハードルをクリアする必要がある一方で、PayPayカードから決済するだけで1%のPayPayポイントをゲットできるというわけです。
ドトールでPayPayポイントがもらえないケース
ドトールで注文した商品の代金に対してPayPayを使って支払う際に、「支払い方法の選択」でクレジットカードを選択するとPayPayポイントをもらえません。クレジットカードのなかでも唯一の例外は、PayPayカードで支払った場合。PayPayカードでの支払いであればPayPayポイントを獲得できます。
PayPayにおいて、クレジットカードの支払いでPayPayポイントがもらえるのはPayPayカードだけです。この点では、PayPayカードに利点があります。
もちろん、PayPay残高の支払いであればPayPayポイントはもらえます。ただ、PayPay残高にはPayPayカード以外のクレジットカードでのチャージはできません。PayPayカードであれば「PayPayあと払い」でチャージ可能です。この点でもPayPayカードに利点があります。
タッチ決済やQUICPayで素早く会計できる「PayPayカード」

PayPayカードはタッチ決済(コンタクトレス決済)に対応しているため、会計時に専用端末にかざすだけで素早くPayPayカードによる決済が可能です。もちろん、ドトールではタッチ決済(コンタクトレス決済)での支払いに対応しています。
また、iPhoneまたはApple Watchユーザーであれば、Apple PayにPayPayカードを設定することでQUICPay決済も利用できます。QUICPayなら会計時にPayPayカードを取り出す必要もありません。
なお、PayPayカードはGoogle Payへの登録には対応していないため、AndroidスマホユーザーはQUICPay決済を利用できない点に注意してください(2022年8月時点)。
PayPayカードをApple Payに登録する方法の詳細は、公式サイトを参照してください。
ドトールでどれくらいPayPayポイントが貯まる?
ドトールでPayPayカードを利用した際、どのくらいのPayPayポイントが貯まるのでしょうか。
ここでは冒頭の検証と同様、アイスコーヒーのSサイズ(224円)とミラノサンドA(456円)の注文(店内飲食・税込680円からセットは50円引きで630円)を支払うケースを想定し、付与率0.5%のPayPayアプリで決済する場合とPayPayカードで決済する場合で還元されるPayPayポイントにどれくらいの差があるかシミュレーションしてみましょう。
PayPayカード(還元率1%) | PayPayアプリ (付与率0.5%) |
PayPayアプリ |
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---|---|---|---|
1回支払う場合(合計630円) | 6ポイント | 3ポイント | 9ポイント |
月に12回支払う場合(合計7560円) | 72ポイント | 36ポイント | 108ポイント |
※いずれも税込み、店内飲食した場合の金額を記載
上記のように、PayPayステップの達成条件をクリアできず付与率が0.5%のままPayPayアプリで決済した場合は630円の支払いに対して3ポイントしか貯まりません(小数点以下の端数は切り捨て)。
対するPayPayカードなら決済するだけで6ポイントのPayPayポイントを貯められます。貯まったPayPayポイントは、ドトールはもちろん、その他の店舗での支払いにも利用できます。
ここではこのポイント差ですが、他店でのランチや買い物でも同様の差が積み重なると、PayPayカードを持つという選択肢も浮上してくるのではないでしょうか。年会費は無料です。



年会費 |
0
永年無料
|
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還元率 |
1.00% ~ 1.50%
200円ごとに最大1.5%のポイント
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ポイント |
PayPayポイント
|
ウォレット |
Apple Pay
Google Pay
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QUICPay
| |
申込条件 |
18歳以上(高校生不可)
|
審査/発行 |
最短2分審査
/
最短7分発行(申込5分・審査2分)
|
支払い |
毎月末日締め 翌月27日引落 |
年会費無料で利用金額200円(税込)ごとに1%または1.5%のPayPayポイント獲得(1ポイント=1円相当)。PayPayポイント攻略に必携のクレカ
国際ブランドごとに1枚ずつ、合計3枚まで発行可能
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