Amazon、Fire TVシリーズとEchoシリーズで複数のアップデートを発表　新型Fire TV CubeやEcho Dot（第5世代）など

Amazonは2022年9月28日（米国時間）、Fire TVシリーズとEchoシリーズに関して、新デバイスを含む複数のアップデートを発表しました。

Fire TVシリーズでは、上位機種の位置付けとなっているFire TV Cubeに新モデルが登場します。新型となるFire TV Cube（第3世代）は、Wi-Fi 6に対応し、Fire TV Stick 4K Maxの2倍パワフルに。本体にはFire TVシリーズで初めてHDMI入力を搭載します。ブルーレイ/DVDレコーダーやゲーム機などと接続できるようになり、レコーダーやゲーム機の使用中もAlexaを利用できるようになります。

箱型のデザインは変わらないものの、本体の周囲がメッシュデザインに変更されています。新型Fire TV Cubeの本体価格は、1万9980円（税込）。予約受付は本日から開始しており、2022年10月27日に発売予定です。

また、Fire TVシリーズのリモコンにも新モデルの「Alexa対応音声認識リモコン Pro」が発売されます。各ボタンにバックライトが採用され、暗い場所でも操作しやすくなっています。また、新しい2つのカスタムボタンでは、よく使うアプリやAlexaコマンドを割り当てて、ボタンを押すだけで素早くアクセスできるようになります。さらにカスタムボタンに加えて、ヘッドホンボタンも搭載。ヘッドホンボタンを押すと、Fire TVとヘッドホンやBluetoothオーディオデバイスの簡単なペアリングが可能です。

ほかのAlexa搭載デバイスやAlexaアプリ、Fire TVアプリに「アレクサ、リモコンを探して」と話しかけると、リモコンから音を鳴らして探すこともできます。Alexa対応音声認識リモコン Proは、FUNAI Fire TV搭載スマートテレビとAmazon Fire TV（第2世代）、Fire TV Stick（第1世代）以外のすべてのFire TVシリーズに対応します。

本体価格は3980円（税込）で、2022年11月16日発売予定です。

米国とカナダのみの販売となりますが、Fire TVを内蔵したスマートテレビ「Fire TV Omni QLEDシリーズ」の新モデルも発表されました。65型と75型を用意し、本体価格は65型で799.99ドル、75型で1099.99ドルとなっています。

Echoシリーズでは、Echo Dotの最新モデルとなる第5世代が発表。Echo Dotの中で最も高出力のスピーカーを搭載し、前世代の最大2倍の低音を実現しているといいます。

Echo Dot（第5世代）には、新しいセンサーを搭載。たとえば、室内が暖かくなりすぎると自動的に扇風機をつけるようAlexaに依頼できるといった機能を利用できます。また、加速度センサーも導入し、デバイスの上部をタップするだけで音楽の一時停止や再開、タイマーの解除などができるタップジェスチャーコントロールが可能になります。

Echo Dot（第5世代）の本体価格は49.99ドル。現時点で日本国内での販売に関する情報はありません。

Echo Studioには、空間オーディオ処理技術と周波数帯域の拡張をおこなうアップデートが配信されます。すでにEcho StudioはEcho史上最高音質とされているものの、今回のアップデートでさらに音質が向上するようです。また、空間オーディオ処理技術は、Echo StudioのほかにEcho Show 15でも利用できます。さらに今後はその他にも対応するEchoデバイスに適用する予定です。

アップデート配信のほか、Echo Studioには新色となる「グレーシャーホワイト」も追加されます。グレーシャーホワイトのEcho Studioは2022年10月20日に発売予定です。

壁掛けも可能なAlexa搭載のスマートディスプレイ「Echo Show 15」にもアップデートが発表されています。今回発表されたアップデートでは、Echo Show 15がFire TV機能に対応し、Fire TVのコンテンツを再生できるようになります。Echo Show 15のAlexaに話しかけるだけで簡単にコンテンツを探せるようになるほか、新しいFire TVウィジェットも追加。Fire TVウィジェットでは、最近ストリーミングしたアプリや最近視聴したコンテンツ、ウォッチリストへのショートカットを表示可能です。