Amazon、睡眠専用デバイス「Halo Rise」を発表 ユーザーの呼吸から睡眠段階を検知

139.99ドルで年内に発売予定

Amazonは2022年9月28日(米国時間)、Amazon初の睡眠専用デバイスとなる「Halo Rise(ヘイローライズ)」を発表しました。139.99ドルの本体価格で、年内に米国で発売される予定です。

Halo Rise

Halo Rise

Halo Riseは、睡眠トラッカーと目覚ましライト、スマートアラームが一体化された睡眠専用のAmazonデバイス。機械学習アルゴリズムと内蔵センサーで、ユーザーの睡眠段階を正確に判断し、睡眠環境や睡眠を最適化するための情報を提供します。

Halo Rise

内蔵センサーでユーザーの睡眠段階を測定する

Halo Riseは、デバイスに最も近いプライマリーユーザーの睡眠のみをトラッキングし、同じベッドに寝ているプライマリーユーザー以外の人やペットの睡眠と区別して検知することができます。また、ユーザーがベッド上でおこなう読書やテレビ視聴など、睡眠とは異なる活動とは分け、ユーザーが眠ろうとしてから入眠までの時間を正確に測定します。

ユーザーの睡眠中は、内蔵センサーがユーザーの呼吸をもとに、深い眠りや軽い眠り、REM、目覚めといった睡眠段階を判断します。Halo Riseのスマートアラームは、ユーザーの指定した起床時刻の30分前から睡眠段階を継続的に監視し、ユーザーが軽い睡眠段階に入ったタイミングを特定。理想的な起床時刻に起こしてくれます。起床時に点灯するウェイクアップライトは、朝焼けの色と明るさを再現しているといいます。

Halo Rise

睡眠に関するデータは専用のHaloアプリから確認可能

Halo Riseは睡眠というプライベートな情報を収集するデバイスであるため、ユーザーのプライバシーに配慮された設計がなされています。Halo Riseの本体には、内蔵センサー以外のカメラやマイクなどは搭載されておらず、身体画像などユーザー個人に関する視覚的な識別情報は検出できません。また、睡眠に関するデータ収集時以外はデータを収集しません。ヘルスデータは転送中およびクラウド上ですべて暗号化されており、Haloアプリからいつでもダウンロードと削除が可能。手動でスタンバイモードに切り替えて、データ収集を一時的に停止することもできます。

Halo Riseの本体価格は139.99ドル。年内に米国のみで発売が予定されており、現時点で日本国内での発売予定はありません。

EDITED BY
TOKIWA