マクドナルドの「モバイルオーダー」を実際に使ってみた 利用上の注意点なども解説
マクドナルドの商品をレジに並ぶことなく事前注文・支払いできる「モバイルオーダー」。2019年4月より試験導入され、2020年1月に全国のマクドナルドで順次利用できるようになっています。
果たして、マクドナルドのモバイルオーダーはどれだけ便利なのでしょうか? 今回、実際にモバイルオーダーを利用してマクドナルドの商品を事前注文し、店舗で受け取りに行ってきました。
本記事では、モバイルオーダーの注文・決済手順はもちろん、使ってみた印象、利用するうえで注意したい点などについてまとめています。
マクドナルドの「モバイルオーダー」とは?
マクドナルドの「モバイルオーダー」とは、どのようなサービスなのでしょうか? そのメリットを紹介します。
事前注文でレジに並ばずに商品を受け取れる
マクドナルドの「モバイルオーダー」は、スマホでマクドナルドの商品を事前注文できる専用アプリ。モバイルオーダーからあらかじめ注文・決済が完了していれば、レジに並ぶ必要はなく、商品を受け取れます。
また、店内で飲食しているときでもわざわざレジに並び直すことなく、指定の座席まで運んできてもらうことも可能です。
全国の大部分の店舗で利用できる
モバイルオーダーは基本的に全国のマクドナルドで利用できます。一部対応していない店舗もあるので、マクドナルド公式サイトで確認してみてください。
モバイルオーダーを利用可能な店舗をさがす(マクドナルド公式サイト)
クーポンも使える
左:メニュー選択画面右:配信されているクーポンも利用できる
モバイルオーダーで注文する際、クーポンも使えるのは嬉しいポイントです。
商品の選択画面に[クーポン]という項目があり、マクドナルド公式アプリで配信されているクーポンを利用することができます。
マクドナルドのモバイルオーダーを実際に使ってみた
マクドナルドのモバイルオーダーを利用して実際にメニューを注文し、店舗で受け取ってみました。注文から決済、受け取りまでの手順をざっくり説明します。今回、受け取り方法は「お店で食べる」、決済方法は「LINE Pay」を選択しています。
事前にマクドナルドのアカウントでログインが必要
モバイルオーダーを利用するには、事前にマクドナルドのアカウントでログインする必要があります。マクドナルド公式アプリでログインしているメールアドレスおよびパスワードでログインしましょう。アカウントを持っていない場合も、モバイルオーダーアプリから無料で新規作成が可能です。
1受取店舗を選択
ログインできたら、[モバイルオーダーをはじめる]をタップして、受け取り店舗を選択。[注文をはじめる]をタップします。
2メニューを選択
左:商品選択画面右:[クーポン]を選択
注文したいメニューを選びます。クーポンが配信されている商品を選びたい場合は[クーポン]をタップしましょう。今回はクーポンが配信されていた「スパチキLセット」を注文しました。
注文したいメニューがセットであれば、サイドメニューとドリンクを選択。[カートに追加]をタップします。
注文内容が決まったら[注文を確定する]をタップし、店舗に向かいましょう。この時点では注文内容が確定しただけであり、まだすべての手続きが完了したわけではありません。
その後の決済が確定するまではいつでもキャンセルも可能です。決済が確定すると、注文の変更やキャンセルはできません。
3店舗に到着
マクドナルド店舗に到着しました。
到着したら、[店舗に到着]をタップしましょう。
4受け取り方法を選択
受け取り方法の選択画面
受け取り方法を選択します。今回は[お店で食べる]→[カウンターで受け取る]を選択しました。
5決済方法を選択
LINE Payを選択した場合の決済画面
支払い方法を[クレジットカード]または[LINE Pay]から選択します。今回はLINE Payでの決済を選択しています。
決済が完了すると注文のキャンセルはできません。
6受け取りカウンターで商品を受け取る
決済が完了すると、スマホの画面に注文番号が表示されます。
それと同時に、店内のモニターにもスマホの画面と同じ注文番号が表示されます。
受け取りカウンターから商品が出てくるのを待ちましょう。自分の呼び出し番号が呼ばれたら、スマホの画面を店員に見せて商品を受け取ってください。
7商品到着
スマホで注文していた「スパチキLサイズ」を受け取れました。
モバイルオーダーを利用するうえでの注意点
モバイルオーダーを利用するうえでの注意点をまとめました。
支払い方法はクレジットカードとLINE Payの2種類
モバイルオーダーでは、現金は利用できません。利用できる決済手段は、クレジットカード(VISA、Mastercard、JCB、Diners)およびLINE Payの2種類です。
LINE Payは開始当初、iOS版アプリのみ対応でAndroid版アプリでは利用できませんでしたが、2020年3月時点でAndroid版アプリでのLINE Pay決済もサポートされています。
ドライブスルーには未対応
モバイルオーダーは、ドライブスルーには対応していません。受け取り方法はあくまでも「お店で食べる」と「テイクアウト」のどちらかです。
受取時間は5時〜24時まで
モバイルオーダーで商品を受け取れる時間帯は、5時から24時までです。営業時間がそれよりも短い場合、店舗の営業時間に準じます。
そもそも時間外はモバイルオーダーアプリを利用できません。そのため、24時以降に営業している店舗でも、24時を過ぎるとモバイルオーダーによる注文ができないというわけです。
「席で受け取る」を選べない店舗もある
座席に割り振られたモバイルオーダー専用の番号
ほとんどのマクドナルド店舗の座席には、モバイルオーダー専用の番号が割り振られており、[席で受け取る]を選択した際にこの番号を入力することで商品を持ってきてくれるという仕組みです。
ただし、「席で受け取る」はすべての店舗で利用できるわけではありません。たとえば大型店舗やショッピングモール内で営業していてフードコードでの飲食となる店舗などでは、「カウンターで受け取る」しか選択できない場合もあります。
メニューのカスタマイズはできない
モバイルオーダーを利用する場合、現時点で「ハンバーガーのピクルス抜き」「ドリンクの氷抜き」などのカスタマイズは利用できません。
【まとめ】マック利用者ならモバイルオーダーを試す価値あり
店舗に到着してから商品が提供されるまで数分の待ち時間はありましたが、レジには一切並ばずに注文から受け取りまで完結しました。慣れてくれば、店舗に到着する直前に決済を完了させることで、待ち時間を短縮できるかもしれません。
アプリから注文する手順も非常にシンプルで、操作に迷うことはないでしょう。クーポンも適用できるため、マクドナルド公式アプリと同様にお得に利用できるはずです。
店舗内でも、受け取りカウンターに「モバイルオーダー 受け取りはこちら」というステッカーが貼ってあったため(神田小川町店の場合)、受け取りに迷うことはありませんでした。
ドライブスルーには対応していない、Android版アプリではLINE Pay決済に対応していない、「ハンバーガーのピクルス抜き」といったカスタマイズができない、などの点で改善の余地はありますが、マクドナルドをよく利用する人であれば「モバイルオーダー」アプリを試してみる価値はあるでしょう。
検証端末:iPhone XR(iOS 13.3)、検証した「マクドナルド モバイルオーダー」アプリのバージョン:iOS版1.5.3