毎月のスマホ代を少しでも安くしたいなら「通話料金」の見直しを検討してはどうでしょうか。通話料金の業界水準は30秒あたり22円、つまり1分間で44円です。それが、音声通話の安いプランに乗り換えれば通話料金を半額程度に抑えられます。
本記事では、通話料金が安いスマホ回線と通話かけ放題オプションがお得なプランを紹介。なかでも注目なのが楽天モバイルです。契約者専用アプリ「楽天リンク」を利用することで、他社携帯番号や固定電話への発信が無料でかけ放題になります(ナビダイヤルなど一部番号を除く)。本文では「楽天リンク」のメリットと注意点についても解説しています。
通話料金の安い回線に乗り換えれば業界水準の半額程度に抑えられる
「0120」などのフリーダイヤルを除くと、電話は発信した側に通話料金が発生します。一般的な通話料金は、30秒ごとに22円(税込)かかる従量課金です。1分で44円、3分で132円、5分話すと210円かかります。公衆電話からかけた場合の約4倍(区域内)で、音声通話が多い月は高額な通話料金を請求されてしまいます。
そこで考えられる対策は以下の2つです。
通話料金が安い事業者のプランに乗り換えることで、一般的な通話料金の半額程度に抑えることができます。

本記事では通話料金が業界水準の半額程度となるスマホ回線をピックアップしています。上図で紹介しているスマホ回線に乗り換えると、30秒ごとに10円程度、つまり1分あたり20円程度まで通話料金を抑えられます。
通話料金の安さを求める人におすすめなのが「楽天モバイル」です。専用アプリを使用すれば、一部の番号を除いて国内通話がかけ放題。通話料金が「安い」を通り越して無料である点は大きな魅力です。
楽天モバイルを除く回線だと「HISモバイル」が1分あたり18円で最安。次点で「mineo」の1分あたり20円、次いで「y.uモバイル」「IIJmio」「イオンモバイル」の1分あたり22円となります。これらの回線に乗り換えれば、毎月の通話料金を大幅に削減できるかもしれません。
通話回数や通話時間が多い人は、音声通話のかけ放題定額オプションに加入する選択肢もあります。本記事ではかけ放題オプションの安いスマホ回線も紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
通話料金が安いおすすめスマホ回線

通話料金が安いスマホ回線のプランを5つピックアップしました。一般的な通話料金は30秒ごとに22円ですが、ここで紹介するプランを契約すれば30秒ごとに9円〜11円と通話料金を半額程度に抑えられます。
ただし、ナビダイヤルなど一部の番号は例外的に上記とは異なる通話料金が発生する場合があります。ナビダイヤルの場合、20秒ごとに11円の通話料金が発生します。
【HISモバイル】9円/30秒、月額280円から利用できる格安SIM

HISモバイルは旅行代理店のエイチ・アイ・エス(HIS)のグループ会社が提供している通信サービス。格安SIMの中でもコストパフォーマンスの高さが売りです。
音声通話料金は30秒ごとに9円と今回紹介しているプランの中では最安。しかも専用アプリを使わず、OS標準の電話アプリから発信した際に30秒ごとに9円の料金が適用されます。通話料金の安い回線をサブ回線として持ちたい人におすすめです。
月額料金 | |
---|---|
1GBプラン | 550円 (※)月間データ通信量100MB未満の場合は280円 |
3GBプラン | 770円 |
7GBプラン | 990円 |
10GBプラン | 1340円 |
20GBプラン |
2090円 (※)6分以内通話かけ放題オプションが無料 |
30GBプラン |
2970円 (※)6分以内通話かけ放題オプションが無料 |

「自由自在2.0」プランでは、毎月のデータ通信量を1GB・3GB・7GB・10GB・20GB・30GBから選んで契約します。7GB以下はいずれも月額1000円以下で利用できる格安プランです。20GBと30GBのプランには6分以内かけ放題オプションが付いており、電話をかける頻度が多い人に最適です。
1GBのプランのみ月のデータ通信量が100MB未満だと基本料金が月額280円になります。Wi-Fiを基本的に利用し、外では音声通話専用の端末として使うなどの工夫を凝らせば運用コストを大きく抑えることができます。
また、HISモバイルはかけ放題オプションも格安なので通話の頻度が多い人にもおすすめです。データ通信量が100MB未満なら、月額500円の6分以内かけ放題オプションを追加しても月額780円という破格のコスパです。
通話料金もプラン料金も破格のコスパ。メイン回線としてだけでなく、通話料金の安い回線をサブ回線として持ちたい人におすすめ
【mineo】10円/30秒、データ通信と音声通話を最大限利用できる

mineo(マイネオ)は、関西電力グループのオプテージが提供する格安SIMサービス。ドコモ・au・ソフトバンク回線から選べるほか、多種多様なサービスを提供しています。
音声通話に関しては、専用アプリ「mineoでんわ」を使うことで30秒ごとに10円で発信できます。利用するには申し込みが必要となりますが、追加料金は発生しません。
通話する際は、忘れずに専用アプリから発信する必要があります(OS標準の電話アプリから発信すると30秒ごとに22円の料金が発生)。また専用アプリには着信履歴が記録されず、履歴から電話をかけたいときは、標準の電話アプリから電話番号をコピーするなどの手間がかかります。
月額料金 | |
---|---|
スーパーライト(最大32kbps) | 250円 |
ライト(最大300kbps) | 660円 |
スタンダード(最大1.5Mbps) | 990円 |
プレミアム(最大5Mbps) | 2200円 |

通話料金の安さとともに注目したいのが、格安で無制限のデータ通信を楽しめる「マイそく」プランです。平日昼間(12〜13時)の通信速度を32kbpsに制限する代わりに、データ通信が使い放題になるプランです。最大通信速度ごとにプランが用意されており、32kbpsの「スーパーライト」なら月額利用料金が250円です。通話時に専用アプリを利用する手間はありますが、格安で音声通話のできる端末を用意したい人にうってつけでしょう。
ちなみにmineoでは音声通話のかけ放題オプションも用意しています。10分かけ放題が月額550円、時間無制限かけ放題が月額1210円とこちらも格安。440円分(最大10分相当)の通話を月額110円で利用できる「10分通話パック」も提供されています。
「マイそく」ならプラン料金は月額250円から。通話専用の回線をサブ回線として持ちたい人におすすめ
【y.uモバイル】11円/30秒、最大3カ月無料キャンペーン実施中

y.uモバイルはヤマダ電機とU-NEXTの合弁会社が提供するスマホ回線。通話料金は30秒ごとに11円です。NTTが提供する外部アプリ「0035」を用いて発信すると、30秒ごとに11円で通話できます。
ただし、0035アプリではナビダイヤルや一部の特番通話に発信できません。
プランの詳細をチェック
シングル | シングル U-NEXT | シェア U-NEXT | |
---|---|---|---|
月額料金 | 10GB:月額1070円 | 20GB:月額2970円 | 40GB:月額4170円 |
通話料金 | 30秒ごとに11円(外部アプリを使用) | ||
U-NEXTがセットで料金込み | × | ◯ | ◯ |
U-NEXTポイント1200円分を毎月付与(※) | × | ◯ | ◯ |
データシェア | × | × | ◯ |
データの永久繰り越し | ◯ | ◯ | ◯ |
データチャージ |
1GBチャージ:330円 10GBチャージ:1200円 |
||
スマホ修理費⽤保険 | ユーザー負担0円 |

最大3カ月無料キャンペーンを実施中
y.uモバイルでは現在、申し込んだすべてのユーザーを対象に1カ月無料、他社から乗り換えて契約したユーザーは3カ月無料となるキャンペーンを実施しています。格安スマホを本格的に使う前に使い勝手を試したい人に向いています。
ただし無料期間中でも3300円の事務手数料が発生する点は留意してください。無料になるのはプラン料金だけで、通話料金やオプション料金は通常どおり発生します。また、無料期間中は1200円分のU-NEXTポイントは付与されません。
y.uモバイルの特徴は、余ったデータ通信量を永久に繰り越せる点(ストック上限は100GB)。ワイモバイルやUQモバイルなどは翌月までならデータを繰り越せますが、永久繰り越しできるのはほかの回線にはない強みです。
最安プランはデータ通信量10GBで月額1070円の「シングルプラン」。10GBで月額1070円という料金体系はほかの回線と比べても割安です。
上位プランの「シングル U-NEXT」と「シェア U-NEXT」には、動画配信サービス「U-NEXT」がプラン料金に含まれています。U-NEXTの料金は月額2189円なので、たとえばシングル U-NEXTプランならU-NEXTの料金に加えて20GBを実質月額781円で使えるというわけです。
プランの詳細をチェック
シングルプランはデータ通信量10GBで月額1070円と割安。最大3カ月無料なので、まず使い勝手を試したい人におすすめ
【IIJmio】11円/30秒、家族通話がさらにお得

IIJmioは、インターネットイニシアティブ(IIJ)が提供する格安SIMサービス。音声通話の料金は30秒ごとに11円です。専用アプリは不要で、標準の電話アプリから発信できます。ただしナビダイヤルや時報、天気予報などの特番通話などは対象外です。
2025年3月には一部プランで月額料金の値下げおよびデータ通信量の増量がおこなわれ、よりお得になりました。
2ギガプラン | 月額850円 |
---|---|
5ギガプラン | 月額950円 |
10ギガプラン | 月額1400円 |
15ギガプラン | 月額1800円 |
25ギガプラン | 月額2000円 |
35ギガプラン | 月額2400円 |
45ギガプラン | 月額3300円 |
55ギガプラン | 月額3900円 |
IIJmioではデータ通信量を選んで契約するスタンダードなプランを提供しています。基本となるのは「IIJmioギガプラン」です。容量の違いで8種類のプランから選べます。1000円以下で利用できるのは、2ギガプラン(月額850円)と5ギガプラン(月額950円)です。
光回線インターネットサービスの「IIJmioひかり」と一緒に使った場合は、月々の基本料金660円の割引が適用されます。

珍しいのは、格安SIMでファミリー通話割引を用意している点です。同一のmioID内で契約している携帯電話なら、「ファミリー通話割引」を利用することで通話料が30秒ごとに8.8円となります。
IIJmioでは1つのID(アカウント)で複数の電話番号を契約できます。家族の携帯電話を同一のmioIDにまとめることで、家族間の通話を安く抑えられます。
「ファミリー通話割引」利用時は通話料金が30秒ごとに8.8円。家族でIIJmioを契約してたくさん通話したい人におすすめ
【イオンモバイル】11円/30秒、60歳以上のシニアはさらにお得

イオンモバイルは全国200店舗以上あるイオンまたはオンラインで申し込める格安SIMサービス。格安SIMながら、リアル店舗での対面サポートや60歳以上を対象にしたシニア向けのサービスを提供するなど、ユーザーのニーズを的確に捉えたサービスが魅力です。
音声通話の料金は30秒ごとに11円。ほかの通信会社同様、一部の特番通話については対象外となります。
音声プラン | やさしいプラン(60歳以上向け) | |||
---|---|---|---|---|
1人で使う |
2人でシェア |
1人で使う |
2人でシェア |
|
0.2GB | − | − | 月額528円 | − |
0.5GB | 月額803円 | − | − | − |
1GB | 月額858円 | 月額1408円 | 月額638円 | 月額1188円 |
2GB | 月額968円 | 月額1518円 | 月額748円 | 月額1298円 |
3GB | 月額1078円 | 月額1628円 | 月額858円 | 月額1408円 |
4GB | 月額1188円 | 月額1738円 | 月額968円 | 月額1518円 |
5GB | 月額1298円 | 月額1848円 | 月額1078円 | 月額1628円 |
6GB | 月額1408円 | 月額1958円 | 月額1188円 | 月額1738円 |
7GB | 月額1518円 | 月額2068円 | 月額1298円 | 月額1848円 |
8GB | 月額1628円 | 月額2178円 | 月額1408円 | 月額1958円 |
9GB | 月額1738円 | 月額2288円 | 月額1518円 | 月額2068円 |
10GB | 月額1848円 | 月額2398円 | 月額1628円 | 月額2178円 |
イオンモバイルのプランは、基本プランとなる「音声プラン」と60歳以上のシニア向け「やさしいプラン」の2種類に大別されます。特徴は1つのデータ通信量を複数人でシェアできる点です。
たとえば音声プランの6GBを夫婦2人で使う場合、料金は月額1958円です。夫婦で個別に3GBを契約すると月額1078円が2人分(合計2156円)かかりますが、2人で6GBをシェアすればトータルで月198円節約できます。

やさしいプランは60歳以上のユーザー限定のプランで、通信速度を500kbpsに制限する代わりに、月々の基本料金が割安になっています。やさしいプランでも2人でデータ通信量をシェアするプランがあります。どのプランを利用しても音声の通話料金は同じです。
またやさしいプランに契約すると、国内通話かけ放題オプション「イオンでんわフルかけ放題」が割引されます。通常だと月額1650円ですが、やさしいプラン契約者は月440円割引されて月額1210円です。
60歳以上を対象とした「やさしいプラン」なら料金が割安に。子供や孫とたくさん通話したいシニア世代におすすめ
通話かけ放題オプションがお得なおすすめプラン

ここでは通話かけ放題オプションがお得なプランがあるスマホ回線を紹介しています。
通話かけ放題オプションは、基本となるプラン料金にオプション料金を追加することで通話料金が無料になる仕組み。通話時間にかかわらず全ての国内通話が完全かけ放題となるオプションや、5分あるいは10分など制限時間付きでかけ放題となるオプションが提供されています。
たとえば5分以内のかけ放題オプションに加入している場合、通話を5分以内に終了すれば通話料金は発生しません。通話時間が5分超過すると、回線ごとの通話料金が発生します。
ただし、ナビダイヤルなど一部の番号は通話かけ放題の対象外となっている場合があります。たとえばナビダイヤルの場合、かけ放題オプションに加入していたとしても20秒ごとに税込11円の通話料金が発生します。
【HISモバイル】月額1760円〜、プランも豊富でメイン回線にも向く

HISモバイルの完全かけ放題のオプション料金は月額1480円です。1GBプランと合わせると、月額1760円(データ通信量が100MB未満の場合)からの運用が可能。100MBを超えても1GBまでなら月額2030円なので、比較的リーズナブルに運用できます。
毎月の全体の通話時間が83分を超えるなら、完全かけ放題のオプションがお得です。
オプション料金 | 最安値プランと組み合わせた料金 | |
---|---|---|
完全かけ放題 | 月額1480円 | 月額1760円(データ通信量が100MB未満の場合) |
6分以内通話かけ放題 | 月額500円 | 月額780円(データ通信量が100MB未満の場合) |
※最安値プラン=1GBプラン(月額550円、データ通信量が100MB未満の場合は月額280円)
※20GBおよび30GBのプランは6分以内通話かけ放題が無料

20GBと30GBのプランは6分かけ放題が無料で付いている
通話のほとんどが6分以内で済むなら、6分かけ放題がおすすめ。料金は月額500円なので、100MB未満の月は月額780円で収まります。6分程度の通話を毎月5回以上するなら十分に元が取れます。
なお、20GBプラン(月額2090円)と30GBプラン(月額2970円)には6分かけ放題のオプションが無料で付いています。日常的に外出先でスマホを操作し、かつ通話もそこそこ利用したい人ならメイン回線として契約するのもいいでしょう。
HISモバイルはプランの選択肢が豊富なので、1GBプランを契約して100MB未満に抑えてかけ放題専用のサブ回線として使う、あるいは20GBまたは30GBプランを契約してメイン回線として使うこともできます。自身の用途に応じたプランを選べるのがHISモバイルの魅力です。
プランの選択肢が豊富。かけ放題オプションの付いた回線をサブ回線として持ちたい人だけでなく、メイン回線として持ちたい人にもおすすめ
【mineo】月額1460円〜、通話専用のサブ回線にぴったり

mineo(マイネオ)が提供するかけ放題オプションは、月額1210円で完全かけ放題の「時間無制限かけ放題」と月額550円で10分以内の通話がかけ放題の「10分かけ放題」の2種類です。
もともとmineoは専用アプリを使えば30秒ごとに10円と業界水準の半額程度の料金で通話できます(詳細は前述)。かけ放題オプションに加入していれば、専用アプリは使わずOS標準の通話アプリでかけ放題の対象となります。
オプション料金 | 最安値プランと組み合わせた料金 | |
---|---|---|
時間無制限かけ放題 | 月額1210円 | 月額1460円 |
10分かけ放題 | 月額550円 | 月額800円 |
※最安値プラン=「マイそく」スーパーライト(月額250円)

mineoが提供するプランは、月間のデータ通信量が決められているオーソドックスなタイプの「マイピタ」と、最大通信速度で選べる「マイそく」の2種類があります。
料金を抑えたい人におすすめなのが「マイそく」です。「マイそく」はデータ通信量無制限で、最大通信速度によって料金が決まります。最安プランは最大32kbpsの「スーパーライト」(月額250円)です。データ通信量は無制限ですが、通信速度が最大32kbpsだと外出先で使うには耐えられません。スーパーライトを契約するなら通話専用回線として運用することになります。
かけ放題専用のサブ回線を安く持ちたい人は、時間無制限かけ放題または10分かけ放題とマイそくのスーパーライトを組み合わせるのがおすすめです。日常でデータ通信も適度に使いたいなら、最大1.5Mbpsの「スタンダード」(月額990円)とかけ放題プランを組みわせるのがいいでしょう。
「マイそく スーパーライト」と組みわせれば、かけ放題の回線を月額1460円で持てる。通話専用のサブ回線を安く持ちたい人におすすめ
【LINEMO】月額2640円〜、最大1万6000円相当のPayPayポイントもらえる

LINEMO(ラインモ)は、ソフトバンクが提供しているオンライン専用ブランド。さまざまなキャンペーンをおこなっており、初回登録や乗り換え時にもらえる特典が充実しているのが特徴です。
プランの詳細をチェック
オプション概要 | オプション料金 | 最安値プランと組み合わせた料金 | |
---|---|---|---|
通話定額 | 無制限で国内通話が無料 | 月額1650円(加入月〜7カ月目まで月額1100円) |
月額2640円(加入月〜7カ月目まで月額2090円、データ通信量3GBまでの場合) |
通話準定額 | 1回5分以内の国内通話が無料 | 月額550円(加入月〜7カ月目まで無料) |
月額1540円(加入月〜7カ月目まで月額990円、データ通信量3GBまでの場合) |
※最安値プラン=ベストプラン(3GBまでで月額990円、3GB〜10GBで月額2090円の2段階で変動)
※加入から7カ月目までは通話かけ放題オプションが月550円割引キャンペーン実施中(通話準定額は半年無料)
通話料金は30秒ごとに22円と安くありませんが、かけ放題オプションが6カ月間にわたって月550円割引になるキャンペーンが実施されています。加入月を1カ月目とし、7カ月目まで割引が適用されます。5分以内の国内通話がかけ放題となる「通話準定額」なら6カ月間無料です。

LINEMOの最安値プランは、データ通信量3GBまでで月額990円、3GB〜10GBで月額2090円の2段階に変動する「ベストプラン」です。
ベストプランでデータ通信量を毎月3GBまでに抑えれば、「通話準定額」を追加しても7カ月目までは月額990円、8カ月目以降は月額1540円です。また、ベストプランの上位プランにあたる「ベストプランV」(データ通信量30GBで月額2970円)には「通話準定額」が無料でついています * 。
LINEMOの特徴は、LINEのトーク・音声通話・ビデオ通話など対象の機能はデータ通信量にカウントされない「LINEギガフリー」。外出先で頻繁にLINEを使う人にもおすすめです。
現在、ベストプランを他社からの乗り換えで申し込むと1万円相当(新規契約だと3000円相当)、ベストプランVを他社からの乗り換えで申し込むと1万6000円相当(新規契約だと6000円相当)のPayPayポイントをもらえる「PayPayポイントプレゼントキャンペーン」が実施中です。
また、週替わり・月替わりで実施している「LINEMO週穫祭」キャンペーンと組み合わせれば、さらにお得に乗り換えられる可能性もあります。LINEMO週穫祭の詳細は以下のリンクより公式サイトにアクセスしてチェックしてください。
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※「通話準定額」およびベストプランVは、5分超過の国内通話料が従量制となります(一部対象外の通話あり)
※時間帯により速度制御の場合あり
※表記は基本料金
※ベストプランおよびベストプランVはオンライン専用です
プランの詳細をチェック
LINEMOを契約すれば最大1万6000円相当のPayPayポイントをもらえる。PayPayポイントを貯めたい人におすすめ
【イオンモバイル】月額2453円〜、60歳以上でさらにお得

イオンモバイルでは、「イオンでんわフルかけ放題」「イオンでんわ10分かけ放題」「イオンでんわ5分かけ放題」の3種類の定額かけ放題オプションが提供されています。
オプション概要 | オプション料金 | 最安値プランと組み合わせた料金 | |
---|---|---|---|
イオンでんわフルかけ放題 | 無制限で国内通話が無料 | 月額1650円 (60歳以上は月額1210円) |
月額2453円 |
イオンでんわ10分かけ放題 | 1回10分以内の国内通話が無料 | 月額935円 |
月額1783円 (60歳以上は月額1463円) |
イオンでんわ5分かけ放題 | 1回5分以内の国内通話が無料 | 月額550円 |
月額1353円 (60歳以上は月額1078円) |
※最安値プラン=音声プラン(0.5GB/月額803円)、60歳以上はやさしいプラン mini.(0.2GB/月額528円)

オプションの料金はフルかけ放題が月額1650円、10分かけ放題が月額935円、5分かけ放題は月額550円です。目安としては毎月10分を超える通話を8回以上、または月全体の通話時間が75分を超えるならフルかけ放題、それ以外は10分かけ放題や5分かけ放題を検討するとよいでしょう。
イオンモバイルの場合、データ通信量を0.5GBから選べます。0.5GBのプランを選んだ場合、基本料金が月額803円なのでフルかけ放題と組み合わせて月額2453円からになります。
60歳以上のユーザーは、かけ放題オプションも割安です。フルかけ放題は通常だと月額1650円ですが、60歳以上のユーザーは毎月440円の割引が適用され、月額1210円で利用可能。月額528円の「やさしいプラン mini.(0.2GB)」とフルかけ放題と合わせれば月額1738円で利用できます。
このほか60歳以上のユーザーは、電話サポートがセットになった「やさしい10分かけ放題」を月額935円で利用可能です。
60歳以上はかけ放題オプションが割引。シニア世代におすすめ
【楽天モバイル】月額2178円〜、15分の国内通話が無料でSMSも送り放題

契約数が850万回線を突破したことで話題の楽天モバイル。提供されている通話オプションは「15分(標準)通話かけ放題」(月額1100円/1カ月無料)のみで、通話時間無制限のかけ放題オプションは提供されていません。
OS標準の電話アプリによる15分以内の国内通話がかけ放題となり、15分超過後は30秒ごとに22円の通話料金が発生します。
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は月額1078円(データ通信量3GBまで)から使えるプラン。「15分(標準)通話かけ放題」も追加すると、料金は合計で月額2178円からとなります。

そもそも楽天モバイルを契約すると、契約者専用アプリ「Rakuten Link(楽天リンク)」を使うことで国内通話が無料でかけ放題です(詳細は後述、一部番号はかけ放題対象外)。
しかし楽天リンクの通話は電話回線ではなくインターネット回線を用いるため、通話の品質が周辺環境の影響を受けやすい性質があります。無料である点を考慮すれば満足できる品質であるものの、周辺環境次第では相手の声が聞こえにくかったり音声が途切れてしまったりする場合があります。
「15分(標準)通話かけ放題」ではOS標準の電話アプリから電話回線を用いて発信するため、楽天リンクよりも高い品質での通話が可能です。オプションの初回加入時は1カ月無料なので、無料期間中に楽天リンクとの通話品質と比べてみてもいいでしょう。
なお、「15分(標準)通話かけ放題」および楽天リンクによる発信はいずれも「0570」から始まるナビダイヤルなど無料対象外の番号があります。

また、「15分(標準)通話かけ放題」加入者は国内SMSが送り放題です。通常、SMSを送ると文字数に応じて3.3円〜の送信料金がかかります。「15分(標準)通話かけ放題」に加入していれば、1日200通まで文字数にかかわらず送信料金が無料となります。
たとえば135〜201字のSMSの送信料金は9.9円です。単純に計算して135〜201字のSMSを月に111通以上、1日あたり4通以上送るなら「15分(標準)通話かけ放題」に加入したほうがお得です。音声通話だけでなく、仕事などでSMSを送る頻度が多い人にも「15分(標準)通話かけ放題」は向いています。
楽天リンクなら国内通話無料だが、通話品質がやや劣る。通話品質にこだわる人は「15分(標準)通話かけ放題」がおすすめ。SMSを頻繁に送信する人にも向いている
【povo2.0】月額1650円、カスタマイズ自由でお得に使いこなす

povo2.0はKDDIが提供しているオンライン専用ブランド。「トッピング」と呼ばれる追加オプションを自分で選び、使いたいプランを作るという新しいスタイルが特徴です。基本使用料は0円で、必要な機能だけを選んで運用します。
トッピング料金 | |
---|---|
通話かけ放題 | 月額1650円 |
5分以内通話かけ放題 | 月額550円 |

通話専用にするなら「通話かけ放題」トッピングを購入するだけで済みます。povo2.0は基本料金が0円のため、トッピング料金の月額1650円だけで利用できます。
かけ放題を使わない場合の通話料金は30秒あたり22円と標準的です。5分を超える通話を月に8回以上、または全体で37.5分以上の通話をするのであれば、通話かけ放題がお得です。1回の通話時間が5分を超えないことが多いなら、月額550円の「5分以内通話かけ放題」トッピングも検討しましょう。
ただし、通話かけ放題トッピングのみだとデータ通信をまったく使えません。外出先でデータ通信を使うなら、必要な容量のデータ追加トッピングも購入します。たとえば180日間有効の「データ追加1GB」(1260円/回)を購入すると、1カ月あたり420円のコストで1GBの容量を180日間かけて使えます。サブ回線を持ちたい人にもおすすめです。そのほか、期間限定のお得なトッピングも定期的に販売されています。
通話かけ放題など自分だけのプランを構築したい人におすすめ
楽天モバイルなら「楽天リンク」を使えば国内通話が無料でかけ放題

通話料金を安くしたい人におすすめのスマホ回線が「楽天モバイル」です。その理由は、楽天モバイル契約者が使える専用アプリ「楽天リンク(Rakuten Link)」の存在です。楽天リンクを利用すれば、他社携帯番号や固定電話にも無料で国内通話をかけられます。

Rakuten Linkを利用するには「Rakuten最強プラン」を契約する必要があります。Rakuten最強プランはその月に使用したデータ通信量に応じて料金が3段階に変動する仕組み。3GBまでなら月額1078円、3GB〜20GBなら月額2178円、20GB超過後は高速データ通信無制限で月額3278円です。
月額3278円でデータ使い放題という料金は、他社を圧倒するコスパの良さです。楽天モバイルを契約すれば、楽天リンクを使って通話料金を抑えられるだけでなく、プラン料金も安くできる可能性があります。家族割などの割引プログラムを使えばさらに料金を安くできます。
プランの詳細をチェック
楽天リンクのメリット:他社携帯番号や固定電話も無料で通話できる


Rakuten Linkアプリ
楽天モバイル契約者は、楽天リンクを使うことで国内通話が無料でかけ放題です(一部番号除く)。一般的なスマホ回線だと月額1500円〜2000円ほどのかけ放題オプションに加入する必要がありますが、楽天リンクなら他社携帯番号や固定電話への発信も通話料金がかかりません。友達や両親とたくさん通話したい人や、仕事の通話頻度が高い人におすすめです。
使い勝手も非常にシンプルで、「通話」タブを開くと通話履歴や連絡先(電話帳)などの機能が搭載されていることがわかります。通話画面もOS標準の通話アプリとほぼ同じです。
楽天リンクの国内通話が無料である理由は、電話回線ではなくデータ通信を利用して音声をやり取りしているから。インターネット電話に似ていますが、「RCS」と呼ばれる規格を利用し、携帯電話番号だけで音声やデータをやり取りできるようになっています。海外の対象国や地域から日本に電話をかけるときも無料になるので、海外旅行や海外で生活するときでもお得です。
楽天リンクなら国内通話が無料(一部の番号を除く)
楽天リンクの注意点:ナビダイヤルなどは無料対象外、通話音質もやや落ちる
楽天リンクを使ううえで注意すべき点は、楽天モバイルを契約していてもOS標準の通話アプリで発信すると30秒ごとに22円の通話料金が発生してしまうこと。また、「0570」から始まるナビダイヤルや特番通話(104、117、177など)には通話料金が発生します。
携帯電話からナビダイヤルに発信した場合、一律で20秒ごとに11円の通話料金が発生します。他社の回線で通話かけ放題オプションに加入していたとしても、ナビダイヤルに発信すると通話料金が発生します。そのためナビダイヤルで通話料金が発生するのは楽天リンクに限ったデメリットではありません。
とはいえ、楽天モバイルを契約して楽天リンクを使いたいと考えている人は、すべての電話番号に対して無料で通話できるわけではない点は覚えておきましょう。

無料通話対象外の番号へ発信する場合、注意画面が表示される
楽天リンクから無料対象外の番号に発信しようとすると、有料での通話となる注意画面が表示されます。この状態で[標準の電話アプリで発信]をタップすると、OS標準の通話アプリによる発信に切り替わり通話料金が発生します。
また、通話品質もOS標準の通話アプリと比べると劣ります。楽天リンクはインターネット回線を使用しているため、電波状況の影響を受けやすい性質があります。
筆者も楽天リンクの通話を頻繁に使いますが、音声がクリアでなかったり、音声が途切れてしまったりすることが稀にあります。体感的には、LINEの無料通話と同じくらいの通話音質という印象です。
一般的な音声通話と比べると通話品質がやや劣る程度であり、今のところ何の支障もなく通話を利用できています。無料である点を考慮すれば、十分満足できる品質であるといえます。
楽天リンクなら国内通話が無料(一部の番号を除く)