LINEで相手をブロックできないときの原因 よくあるエラーや対処法も

ブロックしたいのにできない人向け

迷惑メッセージなどをシャットアウトできるLINEの「ブロック」機能。いざというときに便利ですが、状況によってはブロック操作をおこなえないことがあります。

この記事では、LINEで「ブロックできない」ときに考えられる原因について、エラー表示が出てしまうケースや通常のブロックではブロックできないケースなどシーンごとに解説します。

ブロック表示(ボタン)が出ないケース

当たり前ですが「ブロック」ボタンがないと、ブロックはできません。ブロックボタンが見当たらないときは、ボタンを探せばブロックできる場合と、そもそもボタンが存在せずブロックできない場合とがあります。

原因1:LINEグループ(複数人トーク)

友だちリスト
グループ設定画面

LINEグループは、ブロックができません。友だちリストの「グループ」から該当のグループを左スワイプしたり、トークルームのメニューを確認したりとブロックをする手順にならって操作を進めても、ブロックボタンが表示されません

グループから抜けたい、あるいはグループでのトークを受信したくない場合は、「退会」を選択しましょう。

原因2:相手のアカウントを非表示・削除した

友だちリスト検索
トーク検索

ブロックしたい相手を「友だち」リストと「トーク」の両方から非表示または削除すると、「非表示リスト」に追加されてしまいます。非表示リストに追加された相手は、友だちリストやトークリストはもちろん、検索でもヒットしなくなります。

つまり、ブロックしたいけれど相手のアカウントが見当たらない、という状況に陥ってしまうことがあるのです。

設定画面
友だち設定
非表示リスト

ブロックしたい相手を非表示・削除してしまった際は、ブロックするために非表示リストから再度友だちリストに追加する必要があります。

設定ボタン​から[友だち]→[非表示リスト]と進みます。非表示リストにブロックしたい相手のアカウントがあれば、編集を押します。再表示ボタンを選択すると、その相手を友だちリストに追加することができます。その後、通常のブロック操作をおこなえばOKです。

エラーが出てしまうケース

ブロック操作中に「ブロックできません」や「既に退会したユーザーです」といったエラー表示が出てしまう場合、LINEの仕様上ブロックができないよう設定されている可能性があります。

原因3:特定のLINE公式アカウント

LINE友だち設定画面

「ブロックができない公式アカウント」とは、LINEが運営する特別アカウントを指します。ブランドや企業のアカウントは、これとは異なります。

具体的には、PC版LINEやLINEストアにログインする際などに通知を送ってくる「LINE」アカウントなどが該当し、これらのアカウントは元々ブロックできないように設定されています。

原因4:一部の迷惑LINEアカウント

電話番号やLINE IDによる検索などでいきなり友だち追加され、スパムメッセージ(出会い目的や詐欺などが多い)を送ってくる迷惑アカウント。これらをブロックできないケースがまれにあります。

トークルーム

たとえば迷惑メッセージが届き、ブロックを試みても「ブロック」ボタンが押せない状態が該当するでしょう。

原因としては、すでに迷惑アカウントが削除されていたり、運営によって凍結されていたりするなどの理由が考えられますが、実情は明らかではありません。

トークルーム
トークルーム通報メニュー

ただし、アカウント名に「メンバーがいません」、メッセージ入力欄には「トーク相手がいません」、さらに「○○が退出しました」とトーク内に表示されているなら、相手からメッセージが送られてくることはありません。

LINEの運営に通報することは可能なので、迷惑メッセージの被害を報告するためにも通報をタップ後、通報する理由を選択して同意して送信を押してください。

トークルーム

「追加」「ブロック」「通報」すべてのボタンが生きている場合は、ただちにブロックをタップしてから通報を実行してください。

原因5:すでに退会済みのアカウント

原因4:迷惑LINEアカウント」と似ているケースですが、何らかの事情でLINEをすでに退会しているアカウントはブロックできません。

トークルーム
友だち設定画面

公式LINEアカウントが退会している場合、ブロックボタンをタップしても反応しないことがある

個人のユーザーに限らず、ブランドやショップ、企業の公式LINEでも、退会している場合はブロックができません。ブロックボタンをタップしても反応しない、または「すでに退会したか、存在しないユーザーです」とポップアップが表示されます。しかし、すでに退会しているユーザーから新たにメッセージが送られてくることはありません。

トークリストで該当するトークを、iOS版であれば左スワイプ(Androidは長押し)して非表示または削除を選択しておけば、再び目にすることはなくなります。

通常のブロック操作ではブロックできないケース

通常のブロックだけでは、制限しきれない機能もあります。たとえばLINE VOOMやオープンチャットは、メッセージのやりとりができる通常のトークとは別軸で存在しています。そのためLINEの友だちリストからブロックしても、LINE VOOMやオープンチャットではこれまで通りやりとりができてしまうようなケースが生じます。

原因6:LINE VOOM

LINEのブロックは、トーク・友だち機能におけるブロックを意味します。そのためLINE VOOMで相手をブロックをしたいなら、LINE VOOM上でブロック操作をおこなわなければなりません

どちらか一方のブロックのみでは、「メッセージのやりとりはできないけどLINE VOOMでブロックした相手の投稿が見られる」「LINE VOOMの投稿は見られないけどLINEのトークにメッセージが届く」といったことが起こります。

友だちブロック確認画面
LINE VOOMフォロー一覧

通常のブロックをおこなっても、LINE VOOMでのフォロー関係は解除されない

LINE VOOMのブロックは、LINE VOOMでの相手のプロフィールから実行できます。詳しいやり方は以下の記事で解説しています。

原因7:オープンチャット

オープンチャットトークルーム

「オープンチャット」とは、匿名で会話に参加できるチャット機能。LINE VOOMと同様、通常のLINEとは切り離された世界にあります。

また、オープンチャットにはそもそも友だちというカテゴリがないため、ブロック機能もありません。もし通常のLINEのブロックをおこなったとしても、オープンチャット上には反映されない仕様です。

オープンチャットメンバープロフィール
オープンチャット退会確認

オープンチャット上で特定の誰かを「ブロック」したい場合は、強制退会を使いましょう。強制退会させられた相手は「再参加禁止リスト」に追加され、許可されるまで同じオープンチャットのトークに参加することはできなくなります。

ただし、強制退会はトークルームに参加した人にしか執行されません。トークルームを設立した「管理者」を退会させることはできないため、その場合は自身がトークルームを退会するほかないでしょう。

オープンチャットの退会・強制退会のやり方については以下の記事を参照してください。

そのほかのケース

相手が退会していない、ブロックボタンも表示されていてブロックできるはずの相手をブロックできない時は、LINEアプリ側の不具合や障害、使っている端末の通信環境に影響があると考えられます。

原因8:LINEアプリの不具合

正常に相手をブロックできない時は、LINEアプリに不具合や障害が発生していることも考えられます。LINEの公式X(旧Twitter)アカウント(@LINEjp_official)、もしくはLINEヘルプセンターの「お知らせ」を確認してください。

不具合や障害が解消されたら、LINEアプリを起動して再度ブロックできるか試してみましょう。

原因9:通信環境の影響

iOS版LINEブロック中

【iOS版LINE】圏外だと「読み込み中…」と表示されたまま他のLINE操作ができなくなる。通信が安定するとブロックが完了する

Android版LINEブロックエラー

【Android版LINE】圏外だとブロックする際にエラーが表示

LINEで相手をブロックするには、ネットワークへの接続が必須です。モバイルデータが圏外であったり、機内モードといったネットワークに接続していない状況ではブロックができません。

ブロックに時間がかかったり、ブロックする際にエラーが出てしまう時は、Wi-Fiに接続するなどの通信が安定している環境でブロックを試してください。

検証バージョン
LINE
iOS
14.15.2
LINE
Android
14.15.1
LINE
PC
9.3.0.3440
EDITED BY
ASAGI